食事療養のサポートを現場から発信

第36回日本臨床栄養代謝学会学術集会に参加してきました!

みなさん、こんにちは!京都管理栄養士の竹輪です(^_^)/

 

今回のブログは、7月21日・22日と神戸で開催された、第36回日本臨床栄養代謝学会学術集会に参加してきたので、そのご報告です!

コロナウィルスの影響で現地とWEBでのハイブリット開催ではございましたが、参加されている医師や看護師・管理栄養士の方々の熱量は高く、とても刺激を受ける2日間でした。

 

特に、COPD(慢性閉塞性肺疾患)に対する在宅ケアチームの介入についての講演が印象的でした。

COPDになると、呼吸をする(非効率な換気による呼吸数増加)→思考・感情の落ち込み(感覚に絶えず注意がいき、苦しさから死を意識してしまう)→機能不全(活動低下・社会的孤立・介助に依存)の悪循環が起こってしまい、この悪循環により急性増悪になり受診をしても、ただ帰される患者様も多いとの事。

そのため、頻回に急性外来を受信する病院依存が増えていることも問題であると提起されていました。

この悪循環を抜け出すためには、COPDに対して正しい知識を持った在宅ケアチームの介入が必要(呼吸リハビリテーション)になり、在宅ケアチームが介入することで、内服管理・呼吸法の習得・栄養療法・運動療法・セルフマネジメント教育(天気から低気圧を察し、呼吸法を変える等)などを行うことが大事。

COPDの肺の炎症は全身性の炎症にもつながるので、早期的に在宅ケアチームの介入は必要であると結論付けていました。

 

COPDにおける食事の7工夫

①        6回に分食し1回量を減らす

②        少量で高カロリー・高たんぱくの食事

③        炭酸飲料は避ける

④        さっぱりした食品を利用する

⑤        食事環境を整える(姿勢・テーブルの高さ)

⑥        おいしく食べられる食品の選択(旬なもの・うまみの工夫)

⑦        食べられない時は栄養補助食品で必要量を満たす

 

健常な状態だと呼吸を無意識に行っているので、中々自分の呼吸で自分の状態が悪化するという所まで意識できていませんでした。

今後在宅でのCOPDの患者様にはその意識をもって対応したいと考えました。

 

9月に入り、朝晩は涼しくなってきましたね!

日中はまだまだ暑く寒暖の差が大きいので、体調を崩さないように皆さんお気を付けください(^^♪

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先月末に、感染対策をしっかりし久しぶりの外食へ!

温かい鮎のコンフィと冷たいメロンのシャーベットが斬新で、美味しかったです♡

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京都管理栄養士 竹輪美里

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