食事療養のサポートを現場から発信

食事の満足度と食事療法の両立を目指して

こんにちは。京都管理栄養士の島田です。

寒波が厳しく外出するのも命がけ(特に大雪警報が続いている地域の方は大変ですね)です。

防寒と感染対策しながら毎日お届けしている配送さんにはいつものことながら頭が下がります。ありがとうございます。

さて、先日腎臓病の食事療法に栄養コントロール食をご利用いただいてるK様に相談訪問に伺いました。

コロナ禍や担当変更等もあり、ここ1年ぐらいは電話での継続相談ばかりで、なかなか訪問ができていませんでした。が、最近食事への不満を口にする頻度が増えてきたと配送さんから報告を受け、一度訪問してお話を聞くことにしました。

配食スタートから4年間、検査結果自体は大きく変動がない生活を過ごされています。

BUN(尿素窒素)は36~40前半、Cr(クレアチニン)は1.44~1.22

ただ、高齢(90歳)もあり揚げ物などは食べづらくなってきて、週4回の利用の日に揚げ物がつくのがストレスだと相談があり、また個人的にはあんかけやごちゃっとした料理などが苦手でシンプルな焼き物や和え物が好みだそうです。

減塩の味付けはお口に合っているようで、薄味ですが問題なく、また配食がない時はヘルパーさんや出前をとるなどして食事の用意をされています。

数値も体重・体調なども安定されていたため、一旦蛋白制限は緩めて、減塩の食事に変更してみることをご提案。

変更することで

①腎臓病の食事より揚げ物の頻度が少なくなり、②ご本人が好きな焼き物や和え物の頻度も若干増えます。

③塩分は同じ1食2gのままで調整できるので、④食事への満足度が上がる効果を期待できます。

K様も納得の上、現在は塩分調整食をお届けしています(極寒の中)

配送さん、また気になる点あれば教えてください。

好きなもの・美味しいものだけを食べることはできませんが、少しでも食事の満足度と食事療法を両立を目指していきます。

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寒さ対策のエネルギー確保に完食しました

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はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

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