食事療養のサポートを現場から発信

こんにちは、サロン管理栄養士 兼 生活相談員の末藤です。


茹だるような暑さが続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

サロンの利用者様の中でも熱中症になりかけたという話も聞かれるようになってきています。

全国的にも熱中症で救急搬送された方が1万人を超えており10人以上の方がお亡くなりになっているようです。

油断せずに水分補給や室温の調整などこまめに行いましょう!!



今月はイベント目白押しの月となりました☆

まずは6月に実施予定であった「買い物レク」


本来は6/18から5日間の予定でしたが、大阪府北部地震の影響で7月に延期させていただいておりました。

7月は9日~13日の5日間で実施!!

9日と12日は午前中に化粧療法の先生に来てもらい、利用者様によっては化粧療法の先生によってお出かけ前のメイクまでして行ってきました☆


場所はイオンスタイル新茨木店!!

今回は1Fの食品売り場か2Fの衣料品などのどちらで買い物をしたいか事前に決めていただき、一人3000円を予算として買い物計画を立てて行っていただきました!!

もちろん中には「買い物したいものがない。」、「行ってみないと買いたいものがわからない。」などの意見もあったので、そういう方は気分転換と機能訓練、直接物をみて計算して買い物する脳トレ要素を含めての参加となりました。


1Fの食料品売り場を希望された方などは、普段から買い物し慣れている方が多く、どのへんにどういった商品があるということを把握されており、手際よく買い物カゴに次々と商品を入れていかれていました。
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2Fの衣料品などを希望されていた方は「普段あまり洋服など買いに行く機会もない。」という方や、「いつもデイに同じような服ばかり着て行ってるので、デイに来ていくようの新しいものが欲しい。」など様々で、買い物を楽しまれていました。
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女性の利用者様は化粧品を見て、色々な商品をお試しして買われている方もいました!!
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やはり男性よりも女性の方が買い物をしているときの表情は活き活きとしていました♫

あと特に目ぼしいものもなくお茶をするグループも(笑)
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特に大きな問題もなく、無事5日間終えることができました!!



そして元々7月のイベントであった「調理レク」を18~20日の3日間で実施しました!!


今回のメニューはこんな感じでした!!

18日 サンドイッチ

19日 お好み焼き

20日 焼きそば


サンドイッチはトマトとアボカドを挟んだものとタマゴサンドの2種類☆
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お好み焼きは桜エビなども混ぜた豚玉★
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焼きそばはソースと塩の2種類¨☆
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調理レクは何度も実施していますが、やはりこちらも女性陣はとても頼りになります!!
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認知症が進んで、今では自宅で調理は一切されていないような方でも「野菜を切る」というひとつの目標に対しては迷うことなく包丁が進み、手際よく作業されていました!!
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もちろん今でもご自身で調理されている方もいらっしゃいますので、こちらが細かい指示をしなくても難なくこなしておられました。


男性陣も計量や仕分け作業、ホットプレートでの焼く作業など積極的にご協力いただきました。
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「買い物レク」も「調理レク」も普段みることができない姿や、利用者様のADLやIADLの面での再評価もできるので定期的に実施することの必要性を再確認できました!!


今後も「食べることは生きること。だから、口から食べることをあきらめない!!」のコンセプトのもと、利用者様の「生きる意欲」や「食べる意欲」へのアプローチのレベルアップも進めていきたいと思います!!



ちなみに、、、



当デイサービスのブログなどを見ていただいたことがきっかけとなり、日総研さんから刊行されております「通所サービス&マネジメント」の7-8月号にて、デイサービスで進める栄養ケア・口腔機能向上の特集ページに掲載していただきました!!


「口から食べることを諦めない」をコンセプトとしたデイサービスの利用者への「食」支援 という内容で、特徴や支援内容、事例紹介などが書いています。
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初めてだったので上手くまとめることができているのか少し不安なところもありましたが、編集担当の方のお力添えもあり出来上がったものをみてホッとしました(笑)


もっと文章力を上げることも勉強しないといけないですね、、、







管理栄養士 兼 生活相談員 末藤

こんにちは。カスタマーセンター小山です。

この度の大阪北部地震及び、西日本豪雨災害により被災された皆様ならびにそのご家族の皆様に
心よりお見舞い申し上げます。
皆様の安全と被災地の一日も早い復興を心より お祈り申し上げます。

暑い日が続きます。

災害復興ボランティアでは、熱中症による二次被害も懸念されており、対策が必要です。

【対策】

・こまめに水分補給

・シャワーやタオルで身体を冷やす

・暑いときは無理しない

・部屋の風通しをよくする

・エアコン・扇風機を活用する

・外出時は、日傘や帽子を着用する

・部屋の温度を計る

・涼しい場所・施設を利用する

熱中症予防の水分補給として、日本体育協会では、0.1~0.2%の食塩(ナトリウム40~80mg/100ml )と糖質を含んだ飲料を推奨しています。

自分で調製するには1リットルの水、ティースプーン半分の食塩(2g)と角砂糖を好みに応じて数個溶かしてつくることもできます。

(大塚製薬ホーページより引用)

 

私も、熱中症対策として、お寺やショッピングモールに涼みに行ってます。

お寺では7月中旬ですがうぐいすが鳴いており、木々が生い茂り日陰は涼しく過ごせました。

ショッピングモールは、人が多くて、もわっとしていました・・・(笑)。

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管理栄養士 小山祐子

謹んで大阪北部地震及び、西日本豪雨災害のお見舞いを申し上げます。


お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りいたしますとともに、 被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
一日も早く平穏な日々が戻りますよう、復旧がなされますよう心よりお祈り申し上げます。

IMG_1850.jpg  新調したご飯炊き土鍋とお茶碗。

          普段の生活が送れることに感謝して・・・ 

 

先週、訪問したT様。3月からご利用頂いております。

当時、ご利用されていた宅配食の硬さが口に合わず、主食のみしか食べられない・・という状況が続き、痩せてこられた、と相談があってのご利用です。

パーキンソン病もあるご本人様ですが、体重を増やしたいというおキモチが強く、ご利用されている生協の宅配でもいろいろご自身なりに考えてお買い物をされていました。

水分もむせる・・とのことで、ご自身で水分にはトロミをつけて摂取されていました。

TaBeLu+をご利用頂くこと2か月後の5月。

33.9kgだった体重が34.7kg(どちらも着衣あり)と増加。

大変喜んでおられました。

利用当初不明だったアルブミンは3.5と判明。

それから、さらに2か月弱経過した7月。

体重の増減はほぼ無く、34.5kg(着衣あり。ただ、5月より薄着にはなっていたかな)

ただ、アルブミン値が3.5から3.8と改善されていました。

ご本人様的には、体重を35kgにしたかったようですが、栄養状態が良くなっているとお伝えすると大変喜んで頂けました。

ご自分でできる簡単な調理はされており、いつも届けるTaBeLu+の献立表をみながら、参考にしていると。

卵の摂取が無かったため、手軽にできるスクランブルエッグや、まとまりよくなることで食べやすくもなり、カロリーも上がるマヨネーズを使用したメニューを紹介し、リハビリの後に牛乳を飲むよう伝えてさせて頂きました。

真面目にご自宅でも口腔体操を継続されており、

「最近、むせることも少なくなってきたのよ。」と。

「自分の身体は自分で管理しないとね。」

しっかりご自身の体調管理に向き合っているTさまのお力になれれば幸いです。

次回の10月の検査結果を楽しみに。

はーと&はあとライフサポート 管理栄養士 大都宏子

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最近のお稽古花。祇園祭りの時期にだけ活ける檜扇(ひおうぎ)

IMG_1515.JPG こんな小さな可愛い花が咲きます。

咲き終わると、お行儀よく、クルクルと閉じるんですよ。

こんにちは、カスタマーセンター管理栄養士の島田です。

大阪北部を中心とする地震、ならびに豪雨により被災された方に心よりお見舞い申し上げます。

かくいう自分の家も地震の震源地に近く、家財が散らかりましたが特に1週間程度お風呂に入れなかった以外は怪我もなく大事なかったのが幸いでした。

さて、先日6月9日・10日に愛知で開催された第6回日本在宅栄養管理学会学術集会へ参加してきました。在宅訪問を行っている管理栄養士やドクター、看護師たちが一堂に会する集会です。昨年も参加して、その時もブログでお伝えして来年は発表を、と言っていたのに今回も参加のみとなってしまいました。(来年こそは必ず発表を!しないと単位更新がやばい)

毎回参加が恒例になってきましたが、そのたびに在宅では低栄養・フレイルが一番の話題になります。相談件数では生活習慣病や摂食嚥下が多いのですが、それらのベースには低栄養やフレイルが潜んでいることが在宅ケアに携わる者には周知の事実となってきています。

高齢の方が肺炎発症した際の平均入院期間は約55日

それにかかる入院費は約170万円

そして周知の通り、死亡原因第三位はその肺炎です。それも自分の唾液を誤嚥しての肺炎発症が一定数あり、その原因は低栄養状態が関係していることも多くのエビデンスにより示されています。低栄養からの浮腫・肺炎を予防することが、入院や死亡フラグを立たせないことであることを毎度のことながら再確認してきました。

体重変化、嚥下状態、筋量の低下からくる社会的参加の減少を定期的にモニタリングすることが必要ですね。(前にも同じようなブログを書きましたが、再認識)

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学会終わりにあまり時間がなかったので、新幹線を待つ間に名古屋名物を一口ずつ堪能してきました。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

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管理栄養士プロフィール

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