2011年9月アーカイブ

こんにちは!めでぃ京都の寺田です。
台風も過ぎ、秋の気配を感じ始めましたね!
今日はバイクを乗っていると少し肌寒く感じました。
季節の変わり目は体調を崩しやすいので風邪をひかないよう気をつけましょう!

さて、先日一人の看護師様から嚥下困難な方のご相談がありました。
『病院でペースト食を食べているのですが、
自宅での食事確保ができていないのに自宅に戻ることになったのです。
ペースト食を用意してもらえますか?』
本当は配食してもらえたらうれしいんだけど・・・とのことでしたが、
今年から開始した嚥下・咀嚼サポートサービスの説明をさせていただくと
会員になってくださるとのこと。
さっそくご入院先の病院に訪問させていただき、ご本人様のご様子を
確認させていただきました。

80歳代の女性。介護者は旦那様です。

入院前は旦那様の介護のもと、常食を食べておられたのですが、
1か月半ほど前、発熱、誤嚥により入院となりました。
それ以来病院では、1200kcal、五分粥、ペースト食、水分補給はポタージュ状のとろみをつけておられます。
食欲はあり、いつもほぼ完食。
200kcalの補助食品もしっかり摂っておられました。
病院からは、嚥下機能の低下もなく、
徐々に形態を刻み食に変更していくことを念頭にいれてよいのではとのこと。
在宅での主治医の先生とも相談させていただき、
退院後もまずは入院中と同じ形態ものを用意させていただくことになりました。

翌日すぐに退院されるので
すぐにご用意できるレトルト商品のセットと、
病院で出されていたものと同じ200kcalの補助食品、
水分につけるとろみ剤、
後は不足カロリーを補うためのペースト状のサンプルをご用意させていただきました。

退院初日。
きちんと食べていただけたか旦那様にお電話に確認すると、
問題なく食べておられたとのこと。

よかった・・・。

主治医の先生も看護師様もケアマネージャー様も
とりあえず一安心です。

後は、一日1200kcal摂取していただけるように、
ご購入いただいたもの以外にスーパーで買える卵豆腐やプリンやゼリーなどの商品をご紹介をさせていただいて、
食べる姿勢やスピード(とにかく焦らないように!!)に気を付けていただくようにとお伝えしました。

それから約一週間後、
『ぺースト食は今の所順調なので一度刻み食を試したい』と連絡がありました。
主治医の先生に確認し、ちょっと早いような気がするが大丈夫だろう
と判断していただいたので、さっそく刻み食でのお届け。

翌日様子を伺うと、無事食べられたとのこと。
主治医の先生にも報告し、刻み食へ移行か決まりました。
退院後、1週間という早さでの移行ですが、
現在も、刻み食で継続中です。

介護者である旦那様は、奥様の介護にすごく一生懸命で、
一刻も早くぺースト食から刻み食への移行を希望されておられました。
また誤嚥するかもしれないというリスクを心配し、
スタッフとしてはもう少し時間をかけてから刻み食に移行してもよいのでは?
という雰囲気ではありました。
しかしこの方と主治医の先生との信頼関係は強く、連携がとれている環境だったので
旦那様の意志を尊重し、早めに刻み食へ移行することができたのではないかと感じています。

とはいえ、まだ誤嚥のリスクがないわけではありません。
今後も連携を取りながら
今後は常食を召し上がっていただけるよう
サポートしていきたいと思っています!


はーと&はあと 管理栄養士 寺田 満里子

「80gで80kcalですから、400gなら400kcalです。5日で食べきるようにしましょうね。1日で食べきるのは多すぎです!」
電話口で一生懸命伝えているのに、なかなか理解してくれない・・。挙句の果てに理解できないとクレームになって。
久々に指導したから、つい力が入ってしまったんです・・と
説明しているところで目が覚めました(^^;
そう、夢です。
そんな夢を見たカスタマーの大都です。

すっかり指導する機会が減ってしったのですが、
先日、久々に相談の電話に出ることがありました。

その方は、当日から初めて食事を届けてもらうという糖尿病の女性です。
聞けば、自宅では主食のご飯を100g程度しか食べていないと。
なので、配食のご飯は要らないというのです。

いえいえ、しっかり主食も込みでカロリーもタンパク質も計算しているので
しっかりお届する食事は食べて下さいねと。

この方に限らず、糖尿だからと主食を極端に減らしている方がいらっしゃいます。
主食であるご飯は、食べ過ぎるとよくないのですが、適量であれば腹持ちがよく、
間食を防いでくれるのです。3食しっかり適量の主食を摂って間食の頻度を控えることが大切です。
この方もHbA1cがなかなか下がらないというので、配食利用に至ったようです。

朝食や昼食のヒアリングから、ラッキョウや梅干しは血をサラサラにしてくれるからという理由で毎日食べているようで、尚且つ、塩昆布やちりめん山椒を常食していることがわかり・・
これは塩分過剰傾向では・・。あと、豆腐や納豆が野菜と思っている傾向あり・・

これから先は担当の栄養士がフォローするのですが、
ホント、久々に朝食や昼食のヒアリングをしました(^^;

食べる量の目安にと、容器の中に入っている赤い容器に自宅でつくったおかずをいったん詰めてみて下さいね・・食べ過ぎ防止になりますからね。と締めくくりました。

皆さんも、もっともっと気軽に相談のお電話してくださいませ(^^)ノ
私の腕?が落ちる前に(^^;

管理栄養士  大都 宏子

こんにちは。カスタマーセンターの山村です。
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先週の日曜日、炎天下の中、友人と滋賀県のマラソン大会に参加してきました。
写真は閑散としていますが、2000人くらいの参加でした。
走った後は、食欲増大です。
最近はスポーツ店でランニングウエアを見たり、買うのが、とっても楽しみになってます。

週1回、クリニックの栄養指導にも行ってます。

50歳代、男性、糖尿病、在宅でパソコンを使っての仕事をされていて、夜中までパソコンに向かってられる日も多い。
仕事を持つ多忙な奥様と女子大生の娘様との3人暮らし。
性格、温厚。
働き盛りの中年男性。
病状はHbA1C11.7%⇒6.7%に。がしかし、ここ最近、仕事が在宅なので、すぐ手の届くところにスナック菓子があり、昼食は奥様が仕事で不在なので、自分で作るには大変面倒くさく、菓子パンをかじってみたり、ちゃんと食事をされていない様子。
なので、次の検査で数値が上がっているような気がします・・・と。
妻は忙しく、食事の管理は自分でするしかないし、家族が揃って食事ができるのは
週末だけ・・・と。少し寂しそうでした。

合併症の話しをとっても脅しながら話しました。
本人様はおっしゃいました。『自分でもわかってます。やるべき事もわかってます。』
こうやって、話すととっても『危機感をおぼえ家族のためにちゃんとしよう、悪化は絶対嫌と思います。定期的にあなたと話しがしたい、私のダメさ加減を申し訳ないがいちいち指摘して欲しい。家族に迷惑はかけたくない。デザインの仕事なので、もし眼に合併症でもきたらおしまいだ・・・』と。
身を乗り出して訴えてこられました。他の同年代の方の症例もとっても気にされてました。
症例はいっぱい話します。
危機感と安心感をその方の病状によってお話するのが管理栄養士の仕事です。
折角会えたので絶対、病状悪化せず在宅で仕事もして家族で平穏に暮らしていただく事が私の一番の目標であり、やりがいです。


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夕食の用意をしている隙間で、小学6年生の娘が1人でちゃっちゃーとすばやくケーキを作りました。手際のよさにびっくりです。負けた・・・(苦笑)おいしい☆
料理やケーキ作りにとっても興味があるようです。
 
               はーと&はあと 管理栄養士 山村 豊美

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管理栄養士プロフィール

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  • 磯好 幸枝
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