2012年4月アーカイブ

こんにちは。北摂管理栄養士の山村です。
とても暖かくなったのですが、花粉症の私はこの時期、つらいです。

先日、以前、8年前に1週間だけ利用のあった利用者様宅へ、食事が必要との
依頼で訪問してきました。随分前なので利用されたことがある事は覚えてられませんでした。

70歳代男性、糖尿病、独居、性格、温厚、几帳面。
つい最近まで、骨折で入院されていて退院となられました。
そこでの食事がはーと&はあとがお届けしている病院でした。
入院前は血糖値がいつも200mg/dlを超えていたそうですが、入院中は110mg/dlまで下がっていたとの事。
「運動もしてないのに不思議やわ~不思議やわ~。」と連呼。
「血糖値が下がったのは入院中の食事ですよ。
入院前はどんな食事をされていたのですかね?もしかして、お1人暮らしなので外食ですか?」と私。
「そうそう、よくわかるんやね。毎日外食。でもな、寿司とそばとか、天ぷらうどんとかやで。身体にはいいやろ。」
「その毎日の外食が血糖値を上げてますね。野菜もかなり不足ですね。」
「うそーそうやったんや、全然知らなかったわ。外食か・・・野菜も食べてないな。
今日、話ができてよかったわ。
退院してからは、血糖値が上がるのが怖わくて、いてもたってもいられんかった。
病院の先生に聞いても、上がらないように頑張れ!上がるとインスリンやぞ!
としか言われないしどうしたらよいかわからんかった。」
その後、血糖値を下げ合併症にならないように作戦会議をしました(笑)
面談の始めは、夕食を週4回利用するとおっしゃっていましたが、
昼食も毎日お届けする事になりました。
とっても、やれやれという表情をされ私も嬉しかったです。
管理栄養士にとっては、あたり前の事でも深刻に悩んでられる事も多々あります。
療養のお手伝いをさせていただきたいです。
『食事の威力』と『私の存在』を様々な方に伝えていきたいです。


はーと&はあと管理栄養士 山村 豊美

こんにちは、京都管理栄養士の松政です。
鴨川沿いの桜は、まだ散りきらずに、お花見客を楽しませています。
楽しそうなひと時を過ごされているのをバイクで通りながら見ると、なんだかほっこりします。


先日、ある利用者様から停止のご連絡がありました。
カスタマーが受けた時には、停止の理由は聞けず・・・
「なんで!?なんで!?」と「何かあったのかな!?」」「こちらに不手際でもあったかな!?それとも入院!?」と不安になり、すぐメールをしました。
40歳代男性、腎機能低下のため、会社での食事にと当社のお食事を会社にお届けしています。
長い間食事療養を実践し、腎機能を維持しておられます。
定期的に検査結果を見せていただいています。
早い段階で食事療養に取り組んでいただいていることもあり、血液検査は、正常値内です。
お仕事で忙しいこともあり、本人様とのやり取りはいつもメールです。
検査結果を確認し、注意点があれば、お伝えしております。
簡単なやり取りではありますが、このやり取りが当たり前のようになっていたので、突然の停止の連絡にビックリしました。

確認すると、ちょっとお怪我をされ、しばらく休職されることになり、実家に帰って自宅療養されるとのこと。
「何も伝えず心配かけてすみませんでした」と言ってくださり
「はーとさんの食事と食生活のアドバイスは、私の生活にとって欠かせないサービスです。これからもお願いします」と。
お怪我をされたことは良かったとは言えないのですが、良かったです。嬉しいです。
何より、食事療養を中断されるということではなかったので・・・
停止される方の中には、入院など仕方ない理由の他、自分でやってみると卒業される方もいますが、一番残念に思うのと、自分の力不足を思うのは、口に合わないなどで停止され、食事療養を中断されてしまうことです。

だからこそ、挫折しそうになった時は相談してほしいと思います。
どうすれば、継続できるのかを一緒に考えたいです。
もうだめかもと思えば一度ご相談ください。よろしくお願いします。


はーと&はあと管理栄養士 松政 千佳子

こんにちは、カスタマーセンターの小山です。
4月も半ばになると、日中の気温もぐんぐんと上昇。
当社のオフィスもむんむんと熱気を帯びてきています!!
午後からは窓を全開にし、心地よい春の風を感じております。
(花粉症なら地獄)

そんな中、本日頬が緩んでしまったお電話がありました。
大阪のお客様から、「入院先の食事、はーと&はあとがもってきているって聞いて。入院先の食事食べるようになったら、血糖値さがったし、退院後も利用したい」とお問い合わせを頂きました。
なんと、すでに効果を実感していただいているお客様です!!
ありがとうございます!!
但し、お届けする食事を食べていれば血糖値が下るのではないので、
配食以外のお食事のアドバイスもしますねとお伝えしました。
また、退院後はどれだけのカロリーとったらいいんやろう?とちょっと不安そうでありましたので、
お食事をお届けする前に、担当させていただく管理栄養士が訪問して、
退院後の生活スタイルに合わせて調整させて頂く旨お伝えすると、
安心していただけました。

日々、お客様の声を聴いている中で、「量が少ない」「味がうすい」「ほとんど捨てている」などのご意見がまだまだ多くあり、食事療養の必要性を認識して頂くには、力不足を感じているなかで、効果を体験し、続けたいとおっしゃっていただける方に出会うと、とてもうれしく感じます。
他メンバーもお客様に「ひとまず1ヶ月続けてみてください」とお伝えしています。
1日2日では、効果は現れません。薬ではないのですから。


退院後の不安を少しでも解消するお手伝い、させていただきます。


はーと&はあと管理栄養士 小山 祐子

こんにちは。ファシリティーフィードサポート事業部(FFS)の柴田です。
先週、香川県の金毘羅さんに行ってきました!
登った階段は1368段!
現在足が筋肉痛です…
今年の冬は寒くて長かったので、かなり運動不足気味だったようです。
ようやく暖かくなり、春らしい気候になってきたので、
これから少しづつ体をうごかしていきたいと思っています☆

さて今回は、第2回嚥下・嚥下サポートサービスの商品ランキングです!

前回は、嚥下食ピラミッドのL3に相当するブレンダー食《(株)三和化学》を
紹介させていただきました。

今回の紹介させていただく商品は、
(株)キユーピーの『やさしい献立』シリーズの『容易に噛める』硬さの商品です!
嚥下食ピラミッドのL4に相当する商品です。
また、日本介護食品協議会が定めたユニバーサルデザインフード(UDF)の認定を受けており、UDFの区分1に相当します。

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今回のエントリー商品はこちら!
●肉団子のオニオンスープ煮
●たらつみれのみぞれ煮
●鶏だんごの野菜煮込み
●海老だんごのかきたま
●貝柱とマカロニのグラタン風
●厚揚げと根菜の含め煮
●煮込みハンバーグドミグラスソースがけ


1袋100g入り、40~80kcal程度、蛋白質2.0~4.0程度、塩分1g程度、
具材の形はしっかり残り、スプーンでつぶせる程度の方さになっています。

はーと&はあとの管理栄養士9名で試食し、
勝手にランキング付けさせていただきました☆

結果は次の通りです。

1位  海老だんごのかきたま
理由 彩が良く味もおいしい。かきたまの卵の形がキレイ。
   中華風の味が良い。

2位  厚揚げと根菜の含め煮
理由 だしの味がおいしく、厚揚げ・野菜が柔らかくてよい。
   やわらかい根菜類が食べられることがうれしい。

3位  貝柱とマカロニのグラタン風
理由 まろやかな味がおいしい。マカロニが柔らかくて食べやすい。

3位  煮込みハンバーグデミグラスソース
理由 食べごたえがあり濃い味だがおいしい。
   受け入れられやすい味・食感。
   高級感があり喜ばれそう。

正直、どの商品もそれぞれの特徴の味が出ており、
ランキング付け難かったです。

嚥下食ピラミッドのL4の硬さの目安は
お肉なら、つなぎを多めに入れてやわらかく仕上げた肉団子や豆腐ハンバーグ
お魚ならやわらかく身がほぐれやすいタラなどの白身魚
野菜ならしっかり煮込んでくたくたになった状態
をイメージするとよいでしょう。

やさしい献立シリーズは、ドラックストア、百貨店、介護用品店などで購入できるものもあり、比較的手に入りやすい商品です。

普段調理しているけど、時には楽したい!
また、ヘルパーや家族に調理してもらっているが品目が少なく、もう少し食べたい!
と感じておられる方もいるかと思います。
普段の食事の中に、プラス1品おかずを足したい時、
またはちょっと食事支度をお休みしたい時に
このような商品を上手に活用してはいかがでしょうか?


はーと&はあとの嚥下咀嚼サポートサービスの会員様には、
担当管理栄養士が嚥下・咀嚼困難な方向けの商品の選定や
栄養に関するアドバイスをさせていただきます。

詳しいサービス内容に関しては
嚥下・咀嚼サポートサービス
をご覧くださいませ☆

管理栄養士 柴田 満里子

こんにちは。北摂管理栄養士の山村です。
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やっと春です☆桜です☆やる気の4月です☆
私は娘が1人いるのですが、先日、中学生になりました。
入学式は感慨深いものがありました。仕事と子育てをしているせい?かあっという間でした。
やっと首が据わったな~と言っていたのが昨日のようです。
超適当な母親ぶりですが、私の仕事はとっても応援してくれてます。
すごくパワーをもらってます。新年度、頑張らなくっちゃーと気合は十分です♪


先日、ケアマネージャーさんと同行で新規の依頼で自宅へ訪問してきました。
70歳代、男性、独居、糖尿病、認知症、性格温厚。
気になる血糖コントロールは服薬で安定できてらっしゃる模様。
(ヘルパーさんが服薬管理)

が、訪問面談時も終始、お酒を飲んでらっしゃる状況。毎日、朝から夜まで飲酒。
肝機能は全く問題なし。
面談時も日本酒のパックを飲み干され、ケアマネージャーさんに『買ってきて~』
ケアマネージャーさん『だめ、だめ』と。
あかん!しかし、認知症なので、制御不能。
それでも、なんとか在宅で支えたい思い。今までにも、
なんどもケアマネージャーさんとこういう場面に遭遇しているなと、思い出していました。
ケアマネージャーさんが、
『こんな状況なので、もしよければ配達してもらう時に家の中まで持って入って様子を見てもらえるかしら。
はーとさんって入って(自宅内に)もらえますかね~?』
『もちろんです。お家の中まで入らせてもらいます。それが仕事
ですので。毎日、お顔を見て声かけし、様子を見させていただきます。』と
私。
本人様はお酒を飲み、いい気分で酔っ払っておられる中、
私とケアマネージャーさんは色々お話をしていました。
身寄りもなく、認知症で疾患もおありです。皆で支えていかなくてはなりません。
社会で支えなくてはならない高齢者がまだまだいらっしゃると思います。
この男性は糖尿病なのですが食事制限以前に食事の確保が重要です。
もう少し元気な時は自分で食事を調達。が、しかし、好きなものしか購入せず、
当然の事ながら偏食に。
本来、栄養コントロール食(制限食)が必要ですが、健康バランス食
(制限はしてないが栄養面はバランスが取れている)をお届けする事に
ケアマネージャーさんと合意しました。
生きるための1食をお届けする事にやりがいを感じるのと、使命感にかられます。
安心をお届けし続けたいです。
私より、年上の気の合いそうな看護士・ケアマネージャーさん。
『もうすぐ、辞めるのよ』とおっしゃいました。とっても残念!
あつかましいながら色々教えて頂きたかったなーと思いました。

嬉しい出会いと、残念ながら訪れる別れを大切に日々、一生懸命取り組みたいです。
まだまだ、私達を必要としていらっしゃる方は多数いらっしゃると実感しています。

はーと&はあと 管理栄養士 山村 豊美

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管理栄養士プロフィール

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