2012年7月アーカイブ

こんにちは、カスタマーセンター小山です。

ロンドンオリンピック、開催しました★
開会式、毎回感動してますが、今年は特にすばらしい!!

さて、
はーと&はあとでは安否確認システムがあります。
お申し込みしていただいている方は、高齢者世帯や独居の方が多いこともあり、
新規受付の際に、安否確認が必要か不要かを、ご本人様やご家族様、関係機関の方と相談しながらきめています。
しかし、長年利用していただいているご利用者様については、
申し込み時より、ADLや家族構成等の変化のある方もいらっしゃいます。
お申し込み当初に、取り決めした受け渡し方法も、
年月が経つにつれて、方法を変えなければいけなくなることもあります。
わたしたち、はーと&はあとは、お食事のお届けだけではなく、安心もお届けしています。
よって、お食事をお届けしている際、
いつもと違った「サイン」を見逃さないように安否不要の方へのお届けの際も日々見守りをしています。
配送スタッフと連携することで、安心サポートの精度UPに努めていきたいと思う今日この頃です。


先週くらいから、実家から分けてもらったネギを育てています。
夏なので、ねぎも生きるのに必死!!
なかなか育ってくれませんが、
「お、少し伸びたね!!」と毎朝楽しみにしています。
水やりは、日が暮れるくらいにやるほうがいいそうです。
朝方や日中は、蒸発してしまって意味がないそうです。
さらに、米のとぎ汁がいいそうです★


はーと&はあと管理栄養士 小山祐子

こんにちは。
FFS事業部の柴田です。

先日、『京滋摂食嚥下を考える会』の講演会に参加してきました。
『口腔ケアと地域連携』というテーマで、
歯科の視点から考えた摂食嚥下についての講演でした。

摂食・嚥下についてはまだまだ勉強中の私ですが、
一つ勉強になった事があります。

『運動障害性咀嚼障害』という障害についてです。

このテーマについて話す前に、
一つの事例が提示されました。

『85歳、要介護5、前頭側頭型認知症、
食事はペースト食で日常はベット上で過ごしておられます。
入院中にペースト食を食べていたから家でもペースト食を食べていますが、
本人はすごく食欲があるのに、ペースト食を食べさせています。
本当は形ある食事を取らせても大丈夫なのではないか?見直してほしい。
という家族からの訴えがありました。
さて、この方の食事はどうすべきでしょうか?』

本人様が食事をしている映像を見ると、
スプーンを口の前にすると大きく口を開き、
パクリとスプーンをくわえ、パクパクと口を動かしています。

やっぱり、食欲はあるのかな?
そう感じさせる様子ですが
なかなかゴクリと呑み込む事ができておらず
いつまでたっても口をパクパクと動かしているばかりでした。

これが『運動障害性咀嚼障害』の症状なのです。

これは、咀嚼に関与する神経や筋肉に障害などによって起こる咀嚼障害であり、
加齢、脳血管障害、神経変性疾患、認知症等が原因で生じるそうです。

私たちは、目で食事を見た時、
脳で『どうやって噛もうか』と考えているのですが(準備期)、
この障害があると、口の前に何かがあると、たとえそれが食べ物でなくても
口を大きく開くという反射を示すのです。
この様子を見ると、あたかも食欲があるように見えるのですが
これが盲点です。
呑み込みにくい物を食べてしまった場合、誤嚥する可能性が非常に高くなるのです。


ふと、以前デイサービスを見学に行った時にいらっしゃった一人の利用者様の事を思い出しました。
その方も、とてもよく口を動かしており、よく食べているようにみえていたのですが
1時間たっても食事は全然減っておらず、半分程度しか食べられていませんでした。

その時私は、この運動障害性咀嚼障害の事を知らなかったので
どうしてだろうと疑問に感じていましたが、もしかしたらこの障害があったのかもしれません。
その時私に知識があったら、デイサービスのスタッフに様子を伺う事ができたかもしれませんが、知らなかった事を今更ながら少し悔しく思いました。

摂食・嚥下に障害がある場合、原因・現状を正しく把握するためにも
管理栄養士からの視点だけでなく、医師、歯科、歯科衛生士、看護師、ケアマネージャーなど多職種が集まり広い視点でアセスメントをすることが大切だと
改めて感じた講演会でした。

はーと&はあと 管理栄養士 
柴田 満里子

こんにちは☆北摂管理栄養士の大都です(^^)ノ

いや~暑いですね・・

外に出る時は暑さ対策と紫外線(日焼け)対策が必須です。
足元の日焼け対策を怠ったため、すっかりパンプス焼けが(涙)
今から日焼け止め塗っても遅いかなぁ・・と思っている今日この頃です。


先日、吹田市のⅠさま宅へケアマネージャーさんに同行して訪問させて頂きました。
私が吹田市の担当に戻ってきた時に、ご挨拶には伺ったのですが
面会できなかったので、初めての面会になりました。

高齢の奥さまが昼食を用意し、夕食にご利用頂いています。

ご入院前は塩分調整食に慣れず、食事がなかなか進まなかったⅠさま。
先月、水がたまって入院になり、今月退院されてきたのです。

退院後の食欲を確認すると、体調が良くなったせいもあってか
食欲は以前より増したようですが、それでも全量摂取はできていません。

糖尿性腎症のⅠさまは高齢で今から透析はできません。
少しでも腎臓に負担がかからないようにすることが大切です。

『塩分を控えて血圧管理、蛋白質をセーブし、必要なエネルギーを確保すること。』

退院時に奥さまが栄養指導を受けて来られたのですが
必要なエネルギー確保のために揚げ物をするようにと言われたようですが
80歳を超えた奥さまには長時間台所に立つことは負担が大きいのです。
その点はケアマネージャーさんも心配なところ。

配食のお弁当の全量摂取ができれば、少しでもエネルギー確保に繋がります。

当初、塩分制限だけで良いと言われ、塩分調整食をお届けしていたのですが
よくよく聞いてみれば、今回の退院時にカリウム制限が必要と言われたことがわかりました。

そこで、私の提案☆
揚げ物も入り、1食のエネルギーも高い「塩分・蛋白質制限食」への変更です。

揚げ物などが入るこの食事は、塩分が低くても食べやすいという声をよく聞きます。
揚げてから煮る「揚げ煮」などは衣が煮汁を吸うこともあり、また油を使うことで香ばしさや
旨味が出るため薄味でも食べやすくなります。

これで、全量摂取して貰えればエネルギー確保にはなるはず♪

食種変更後の喫食状況を確認させてもらうと
『気に入って、全量摂取できていますよ。』と奥様。

ケアマネージャーさんに報告すると
『一緒に来てもらって良かったわ~』とこちらもお喜び。

私の方こそ、確認もいい提案もできたし♪

ケアマネージャーさんや訪問看護など、利用者様の在宅を
支えるチームの一員として
想いや目標を共有していきたいものです。

というわけで、今日もケアマネージャーさんの訪問に同行を
提案してきます☆

はーと&はあと 管理栄養士 大都宏子

こんにちは。北摂管理栄養士の山村です。
毎日とにかく暑いですね~水分補給はしっかりと行ってください。

月に2回、クリニックの栄養指導にもいってます。
糖尿病の専門外来の日でした。

50歳代、男性、夫婦同居、糖尿病、飲食店経営、性格、少しせっかち。
初めて栄養指導を受けるということでした。ヘモグロビンA1Cが10%、
血糖値233mg/dlと高値。病識低い。
今までの食生活をお聞きするも、全く食事を考えて摂ったことがないとの事です。
飲食店(中華料理店)を経営されているので、食事は店の料理と同様の味付けで
摂取。朝から、餃子という日もあります。
まず、いつものように合併症のお話しや病気の怖さに触れます。本人様自身に
食事療養をやろう!と思ってもらわないと何も始りませんし、意味がないので・・・
伝える方も必死です。

1ヶ月後に再度、栄養指導にきていただきました。
233mg/dlあった血糖値が116mg/dlに下がってました。
毎食キャベツを食べ、おかずも野菜を多く摂取したとの事です。
その結果、食事量も減ったのかもしれないと本人様。この調子です。

今まで、食事を意識された事がなかったこの男性でしたが、何より、血糖値が下がり
結果がでたので、食事療養のきっかけ作りとなったと思います。
にやッとされたのは私は見逃しません(笑)

今後、課題はいっぱいあるので、アドバイス⇒意識変容⇒行動変容のお手伝いを
してきます。

はーと&はあと 管理栄養士 山村 豊美

こんにちは、北摂管理栄養士の島田です。

暑い夏にバイク運転中は意識が朦朧とする時があります
紫外線は目に直接ダメージを与えるから危険!との情報を聞き
最近運転用にサングラスを活用するようになりました
日光の乱反射で見えづらいこともなくなり運転が楽です
(もっと早くに活用しておけばよかったと後悔)

さて、そのサングラスをかけて運転して
先日Yさま宅にケアマネジャーさんと一緒に相談訪問に
行ってきました。
最近は相談訪問をケアマネジャーさんとご一緒させていただくよう
お願いして、一人ではなく同行訪問で伺っています。
(利用者様の要望や希望を一緒に聞けるので
 よりよい提案ができたり、問題点を共有しやすいです)
Yさまは長らく配食サービスをご利用いただいている方ですが
歯がなく入れ歯も何回作っても合わないといわれ
これまでは軟菜食の刻み食をずっと食べられていました。

少しでも刻みが粗かったり、野菜の硬い部分があると食べられないと
不満をこぼされ、肉の刻みは硬いから肉はのせてほしくないといわれ
肉の献立日は魚や卵などの代用品をご用意してお食事をされています。

そんな状態でもなんとか、これまでは召し上がってこられたのですが
最近は刻みも食べづらさ度が増してきて
このままでは満足に食事をとることもできないのではと思い
嚥下・咀嚼商品のご利用を提案しに訪問してきました。

「デイサービスの食事は軟らかくしてくれているので
 食べられているので同じ軟らかさのものであれば大丈夫
 実は娘様が非常用に冷凍弁当(やわらか食)を週3~4品ぐらい
 頼んでくれているが冷凍庫がいっぱいになるので
 そればかりで食事を用意するのは難しい」など
ご要望をお聞きしながら
常温保管ができるレトルトやパック包装の嚥下・咀嚼商品を
使いながら食べられるお食事の時は配食を利用していくよう
調整することになりました。

すでに数種類サンプルを試食してもらっていたので
その中から食べやすかったものと同じレベルの軟らかさの商品を
追加で試食してもらい、どの商品を購入されるか
決めることになりました。

Yさまの希望に沿う商品がセレクトできるか。
嚥下・咀嚼食と配食を併用しながら欠食なく食生活が整えられるか?は
まだわかりませんが、少しでも食事への満足度があげられればと
思います。


はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

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管理栄養士プロフィール

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