食事療養のサポートを現場から発信

がん治療中の方の食事の工夫について

こんにちは、北摂管理栄養士の杉浦です。

最近は暖かい日が増え、桜も見ごろをすぎ、春を感じる季節になりました。ただ、新型コロナの影響で世の中はなかなか例年のような、春うららな気分にはなれず・・・一刻も早い終息を迎えられるよう緊急事態宣言がでた大阪ですが、自分にできるところはしっかり自粛していきたいと思います。

さて、今回はコロナが騒がれる前に、豊中市の訪問看護ステーションにて訪問看護師の方や介護士の方と一緒に勉強会を行いましたのでご報告いたします。

今回の勉強会のテーマは『がん治療中の方の食事作りの工夫について』です。

栄養相談でも抗がん剤や放射線治療をされている方から、食欲がなかったり、味覚が変わったりして食事が食べられないとよくお伺いします。

体力を回復させ免疫力を上げるためにも必要な食事を摂ることはとても大切ですが、これらの理由から十分な栄養補給ができないこともあります。

訪問に入られている看護師の方もどのような料理であれば少しでも召し上がっていただけるかと皆さまお悩みでした。

食欲不振の原因はその方によりさまざまですが、よく見られる症状としては、口内炎・腹部膨満感・味覚異常(味が感じない・金属の味がするなど)があります。

これらの症状があっても少しでも負担なく召し上がっていただけるよう、口内炎の方の方の調味料の選び方、胃不快感のある方の食材の選び方、味覚異常のある方の味付けのポイントなどを調理実習を交えてお話をしました。

またどうしても食事だけでは補いきれない場合は、エネルギーやたんぱく質、ビタミンなどを少量で効率よく摂取できる栄養補助食品もありますので、こちらも試食していただきそれぞれの特徴についても話を行いました。

調理は皆さま手際よく作っておられ私はほとんど見ているだけでした☺

様々な立場・職種の方と交流をして悩みや仕事の話を聞きとても刺激になりました。

またご利用者様に情報を還元できるよう常にアンテナを張っていきたいと思う勉強会でした。

では、体調管理は難しい季節柄、皆さまご自愛くださいませ。

<カタログをご希望の方は下記から閲覧・ダウンロードできます>

https://www.810810.co.jp/download/

 

はーと&はあとライフサポート 管理栄養士 杉浦 和希

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