嚥下障害の方へのサポートの最近のブログ記事

はーと&はあとではソフト食スタート元年を記念して今年は

【やわらかおせち】を用意させていただくことになりました。

 やわらかお節.pdf

詳細はPDFにアクセスしてご参照ください。

ソフト食と同じ凍結含浸法や日本食ならではの細やかな技法を駆使し、やわらかさはもちろんのこと

見た目・味も食材本来のおいしさを追求したおせちです。

咀嚼嚥下にお困りの方にも、新年を祝う気持ちを食を通して感じていただきたい。

数量限定ではありますが、ご希望の方は是非お申込みくださいませ。

こんにちは、京都管理栄養士の島田です。

寒さが厳しくなってきた師走。毎年バタバタと時間に追われてもう一年すぎたか・・・と感じる例年とは異なり、個人的には今年一年が比較的長く感じた一年でした。忙しさと変動がありすぎたせいかもしれません。

さて、そんな一年の締めくくりに12月2日・3日と東京にいってきました。在宅訪問管理栄養士の研修です。

認定研修会ですので、研修をうけて資格をとったからどうだというものではないですが、在宅訪問栄養指導でのポイント・観察項目・アセスメント手法を症例を交えてグループワークしながら学んできました。

まだまだ、在宅訪問栄養指導が医療保険でも介護保険サービスとしても認知がなく、地域の在宅サービスとして利用されていない現状は打破しないといけませんが、依頼があった時に成果を提供できるためのスキルアップができた気がします。ケアマネジャーの講習を受けた時と同様に症例を1例提出しないといけないので、またよい症例を出せるよう訪問していきたいと思います。

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まじめに参加した証拠写真

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研修とは関係ないですが会場近くの「タイ料理研究所」というお店でたべたグリーンカレー

研修後に実施されたテストの為、苦手な生理学を改めて勉強しなおしました。

体の6割は水分でできていること。血液量は体重の約13%にあたること。腎臓には一日1500Lもの血液が送られていること。そのうち150Lが尿の原料として作られていること、さらにそこから99%が尿管で再吸収され、残りの1%にあたる1.5Lだけが尿として排泄されること。水分バランスが崩れれば、脱水になること。タンパク質が不足するとアルブミンが低下すること、でもエネルギー摂取量が保たれた状態でタンパク質だけ不足しているとアルブミンは正常だが足にむくみがでやすくなること・・・などなど。体の生理状態は栄養摂取や代謝に深くかかわっていることを再認識。体の状態を見て、体の中でどのようなことが起こっているのかを想像できないと栄養管理はできないなぁと日々の勉強不足を反省しました。

そして、最近知った新事実。最新の科学では人間の体は37.5兆個の細胞の集まりでできているのだそうです

(むかしは体は60兆個の細胞でできている、それらの細胞はタンパク質でできていて毎日生まれかわっている)

と、いわれていましたが、最近は37.5兆個ぐらいが正しい数ではないかといわれているようです。

(毎日生まれかわっているのは事実。70kgの体重の人だと約400gのタンパク質が作り変えられていて、うち3/4は再利用あれ残りは老廃物として排泄されます。そのため新たに細胞の原料となるタンパク質を食事として補う必要があるようです。必要量はその方の活動指数やストレス係数により異なります)

その体を構成するタンパク質の種類も10万種類ぐらいあるといわれているようです。どんなタンパク質が存在するのかは勉強中の為次回以降にさせていただきますが、まだまだ、インプット量もアウトプット量も足りないですね。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

 

こんにちは。カスタマーセンターの小山です。

紅葉シーズンも終わり、一段と冷え込むようになりました。

さて、そろそろクリスマス&お正月と、イベントが続くようになります。

季節の行事事は、日常生活にハリをもらたせる、大切な習慣です。

当社でも、お正月に向けて、「おせち」をご用意しています。

今年は、三種類ご用意しています。

例年より提供してます「おせち」と、

京料理屋さん特製「京おせち」、

さらに咀嚼機能が低下した方むけの「やわらかおせち」です。

自宅でお一人分のやわらかおせちを用意するのは大変です。でも、大切な方に、おせち料理を食べさせてあげたい。

そのようなお気持ちに添える商品かと思います。

やわらかさはもちろん、見た目・味も美しい仕上がりです。

早速、「こんな商品欲しかった」とご注文頂いております。

ご興味ありましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。

 

 

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保育園に飾られていた、手作りの置物です。

ほっこり、癒されます(o^o^o)

 

はーと&はあと管理栄養士 小山祐子

こんにちは、サロン管理栄養士 兼 生活相談員 末藤です。


急に寒くなり秋の雰囲気を漂わせている今日この頃。

次のブログのときにはあっという間に寒くなっていそうな気もしますが、体調管理はいかがでしょうか。


今回は6月下旬からご利用していただいている方のお話。


87歳の女性。要介護2

今年の4月より急激に物盗られ妄想が出始め、歩行も上手くできなくなりADLも低下。

家族が市に相談して介護認定を受けることとなりました。

Dr.からパーキンソン病、レビー小体型認知症と診断。

手の振戦や口の震え、嚥下障害もあり食事が全然食べられなくなり体重も激減しました。

活動性もなくなり、ほとんど一日中ベッドで過ごされる状態となりました。

入浴と食事面での支援のために、当サロンに相談があり、週2回ご利用いただくこととなりました。


初めにご訪問させていただいた時には、ほとんど質問の返しもままならず歩行は手引きで少しずつならなんとか進める程度でデイサービスの継続自体ままならないのでは?と感じるほどでした。

ご利用が始まり、まずは食べやすいTaBeLu+(やわらか食)を提供していきました。

食材により食べられるものと食べられないものとありましたが、全く食べれてなかった状況からは少しずつ摂取できるようになってきました。

利用当初は1日1食すら食べれていない状態でしたがデイサービスでの昼食は完食いただけるようになってきました。 ただしデイサービスで昼食をしっかり食べてくると夕食は食べられないといった状態でした。

自宅では普通に調理したご飯では召し上がれなかったので、サロンからTaBeLu+も不定期で持ち帰りしていただき自宅でも少しずつなら食べていってくださりました。

利用開始から1月半程でサロンでの昼食も全量召し上がられるようになりましたが、義歯による歯茎の傷の痛みがあり摂取しづらい状態に。

そこで、はーと&はあとの新商品TaBeLuソフトを提案。 まだサンプルとして届いていたものから順次提供し始め、「これなら食べやすい!!」と摂取量も維持することができました。

自宅での食事準備も難しいため、TaBeLuソフトをデイサービス利用時にお持ち帰りいただき家でもTaBeLuソフトを召し上がられるました。

デイサービスに通うことで夜10時に寝て朝の10時過ぎまで寝ているといった生活リズムから、夜の7〜8時には寝て朝7時に起きるという朝型の生活に戻り、1日1食だった食事回数から朝食を食べ始めるようになり、のちに夕食も食べられるようになりました。

食事を3食きっちり食べだしてからデイサービスでの様子も大きく変わってきました。

歩行状態も安定しフラつきが軽減。完全手引きでの介助がないといけなかったのが、歩行器を使用しスイスイとご自身でフロア内を歩けるようになりました。

椅子からの立ち上がりも1人でほとんどできるようになって、唇の震えもほとんどなくなり、口ごもって聞き取りづらかった言葉もはっきりと聞こえるようになりました。

それに加え、会話の量が大幅に増え、笑顔もたくさんみられ、周りの利用者様からも「ほんとに元気になったね〜。」と口々に言われています。

最近ではTaBeLuソフトでは消化が良すぎるのか3食では足りないことが増えているとか、、、

提供量や食種の変更についても随時検討し、さらなる栄養状態のアップに努めていきたいと思います。


食事が食べられるようになったことをきっかけに大きく生活状況に影響を与えるのだと実感する所と、逆も然り。

しっかりと食生活のサポートをしてあげないと生活レベルを維持することが困難となるため、早く気付きすぐに介入できるよう感度を高めていきたいと思います。

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写真はサロンで提供されている状態のTaBeLuソフトです。

メニューは主菜がミートローフ、副菜が金平ごぼう、副々菜が菜の花の胡麻和えです。

検食用のため主食はご飯になっていますが、利用者様により全粥やペースト粥等変更しています。



サロン管理栄養士 兼 生活相談員 末藤

こんにちは。京都管理栄養士の島田です。

朝晩は涼しくなってきてきましたが、まだまだ秋の空気は感じませんね。季節の変わり目が年々かわってきているのでしょうか。

さて、先日新規のご相談にお伺いしたT様(80代、男性)

娘様から「現在、入院中で刻みとろみ食を食べていて、退院後も同じ食事を配食してくれるところを探してる。週末には退院なのでお願いしたい」とのご依頼を受け面談に伺いました。病院への訪問はかなわず、自宅への訪問でご家族様にご面会させていただくことに。

お聞きすると、嚥下は問題ないようなのですが、歯の治療をされていて現在はキザミでないと食べられず、とろみをつけて喫食されているようです。

やわらか食のTaBeLu+も形態としてはいけるのかなと思い、健康食のキザミ食、TaBeLu+、軟菜食のキザミ食など、さらにソフト食と、それぞれの形態と特長をご説明させていただきました。

相談の結果、病院の形態に合せていただき、健康食のキザミ食をご用意させていただくことに。自宅にはとろみ剤のご用意がないとのことから、事務所にあるとろみ剤のサンプルを一緒にご用意させていただくことに。

ただ、そこで問題が・・・明日退院なので明日の食事も必要とのこと。(金曜日に訪問に伺いましたが、土曜の午前中に退院予定でした)早くて食事用意ができるのが明後日の日曜になるため土曜の食事をどうするかを改めて相談。

奥様と二人暮らしのT様。普通食なら用意もできるがキザミ食はちょっと・・・ということになり、急遽用意ができるTaBeLu+を土曜日だけご用意させていただくことに。TaBeLu+をお持ちして刻んでからとろみをつけて召し上がっていただくようお願いしました。

さらに、次の問題が、土曜のTaBeLu+の献立が魚料理とカレーでした。カレーはT様苦手で、最初にもってきた食事が苦手なものだと以降配食はいらないと言い出しかねないとご家族様が心配され、できればカレーを変えてほしいと。

カレーをかえることはできず、最終提案でカレーの代わりにソフト食のおかずを1品代用としてお持ちして食事を召し上がっていただくことに。(ソフト食だけでは量が少ない為、補助ゼリーのサンプルもサービスで1個お付けしました)

そのため、ご家族様には、健康食の召し上がり方とお届け案内の説明、TaBeLu+の召し上がり方とお届け案内の説明、ソフト食の召し上がり方を説明し、さらにとろみ剤の使用方法をお伝えさせていただきました。

説明をきいていただいたご家族から「だんだんどれがどれかわからなくなってきた」(ほんと、説明している僕もわからくなってきました・・・机の上にも3種類もパンフレットと召し上がり方と申込書類等々が山積み)

「お食事は土曜からご用意しますので、それぞれ温めてとろみ剤使って召上ってください。当日配達の際に配送員からも説明させていただきますから。」とお願いし退席。当日は土曜ということもあり、事前に当日配送担当の方に入念に申し送りをしてお届けしてもらい。お届け後に再度もう一度説明にお電話で確認。

すると最初に食べたTaBeLu+がT様にとって食べやすかったと昼過ぎにご家族から連絡があり。以後健康食のキザミ食は利用無く、ずっとTaBeLu+を昼夕でご利用いただいております(誤嚥やムセもないようです)

バタバタした中で、いろいろな形態の食事を提案させていただきましたが、T様にマッチする形態が見つかってよかったです。歯の治療が終わったら健康食常食にアップしていきたいと思います。

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山形に出張にいったときにご馳走になった。山牛さん。

山形で一番の焼き肉屋さんらしいです。美味しかったです。

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三角バラは一切れで100kcalあるぐらい脂がのってました。

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はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

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