仲野ひとみのブログの最近のブログ記事

こんにちは。北摂事務所の仲野です。

寒いですね。春が待ち遠しいです。

先日、70代のご夫婦に栄養指導をさせて頂きました。

ご主人は糖尿病。奥様は高血圧。ご主人は半年前に教育入院されてHbA1cが8.5→6.5まで下がったのですが、最近また上昇傾向にあるということで医師から栄養指導を言われてしまいました。奥様はもう20年あまりずっと脂質異常症を抱えており体重もいい具合に増えていました。

食事の聞き取りでは問題点がたくさん!ご主人は入院中の食事を守るべく頑張っていたのですが、ご飯、肉、魚などの蛋白源が少なく、菓子パン、果物、間食が多くなっていました。

奥様は甘い物大好き♡ご本人いわく、「お茶の時間に少し甘いものがあるといいの。」との事。あくまでもご本人は「あまり食べないのよ。」と言っていましたが、あまりに日常と違ったのかご主人が「違う!ご飯も2杯は食べるし、毎日芋ケンピを1袋あけている」と横から訂正が入りました。奥様も負けじと「あんたやって、チョコレート5個も食べてたやんか。知ってんで。こっそり食べてるの」と応戦。はたまた、ご主人は「結婚したころは細かったのに・・・・」と嘆く始末。奥様も「あんたやってこんなにハゲてなかった」と負けてません。このやり取りがずっと続いて、私は笑ってしまいました。聞けば、結婚されて50年になるとか。何はともあれ、仲のいいご夫婦です。

とりあえず、お二人で『まずは3か月間お菓子は買わない。そのお金を貯金箱に入れて、2人で美味しいものを食べに行く!』と約束して下さいました。素敵なご夫婦でした(^^)

1453694491107.jpg 遅い初詣に行ってきました。今年も良い年でありますように。

㈱はーと&はあとライフサポート 管理栄養士 仲野ひとみ 

こんにちは。北摂事務所の仲野です。

お正月、皆様はゆっくりできましたでしょうか?私は大掃除もそこそこに慌ただしく年を越してしまいました。

さて、今回は年末にお客様にお電話でご挨拶をさせて頂いていた時のエピソードです。

50代・女性・腎不全。1年半ほど前から夕食を毎日ご利用いただいております。

サービス利用開始当初から「何とか透析を回避したい」と強い希望があり食事療養にも前向きだったのですが食事が進まずカロリー不足、偏食があり気持ちとは裏腹になかなか行動に移せないとご本人様も悩んでおられました。

3か月に1度は訪問し調理方法や特殊食品の提案などもしておりましたが、ついに年末に医師から「透析」を言われたそうです。

私としては自分の力不足を痛感していたのですが、ご本人様は「ふっきれました。食事制限も緩和されるし、通院する度にドキドキしなくてすみます。結構、気分的にしんどかった。2016年は新たな気持ちで食事と向き合います」と仰っていました。そして「はーとの食事があったから透析開始を遅らすことも出来たと思っています。」と有難いお言葉も頂きました。

本心ではないと思いますが、そうやって何とか前向きに!と思われている事に少し安心しました。

透析が開始されても食事療養は続きます。これからもサポート出来ればと思います。私も気持ちを引き締めて2016年も頑張ります!

(株)はーと&はあとライフサポート 管理栄養士 仲野 ひとみ

こんにちは。北摂管理栄養士の仲野です。

もうすぐクリスマス。街は華やいでいて見ているだけで楽しいですね♪

さて、私達栄養士は日々在宅へ栄養指導に出向いていますが、それ以外にもクリニックでの栄養指導をさせてもらっています。今回はそんな栄養指導時のお話です。

中性脂肪、LDLが高値の56歳女性。糖尿もありBMIも30と肥満です。

初めて指導させて頂いたのですが、おおらかでお話好き、食べる事はもっと好き♡という方です。

お話をさせて頂いているなかで「この前、テレビで〇〇チョコレートが体にいいと言っているのを聞いたので毎日50g食べているの。さらに◎◎油が良いとも言っていたから味噌汁、サラダ、炒めものに各小さじ1杯ずつ入れている。」と仰っており、さらに骨粗しょう症が心配だからと普通牛乳400ml程度飲み、ナッツも50g摂取されていました。

そのチョコレートは50gで約250Kcalあり、脂質ももちろん多いですし、ナッツも同様です。さらにどんなにいい油も1g=9Kcalは変わりません。明らかにカロリーオーバー、脂質過剰です。この女性には今はカロリー、脂質を控える事がまずは第一だと思い指導させて頂きました。

しかし、次の患者様も同様の事を仰っていてビックリ。テレビの影響ってすごい。

テレビでどんなに良いと言われていても一人ひとり状態は違います。自分には何が今必要で、何を控えるべきか。そして、どんな食品も適正量以上だと弊害が出る可能性があります。心配な方は是非、管理栄養士にご相談下さい(^^)

1450311571864.jpg 友達がタルトを作ってくれました☆☆美味しかったです(^^)もちろん、摂取量には注意しました!

㈱はーと&はあとライフサポート 管理栄養士 仲野ひとみ

こんにちは。北摂事務所の仲野です。

寒さが日ごとに厳しくなる今日この頃。皆様風邪などには十分ご注意下さいませ。

今回はちょっと悲しいお話です。

昨年6月より腎臓病対応の食事をお召し上がりになっていた95歳・女性の方。

数値は尿素窒素32 クレアチニン1.7 K4.9

慢性腎不全を患っておられますが開始当初から高齢という事もあり厳しい蛋白制限の必要性はないのでは?と思うところもあったのですが(ご家族様も同意見で医師の意見書でも年相応の蛋白質摂取で良いとの意見がありました。)しかし、ご本人様は強く腎臓病対応食を希望されました。しかし、まずは減塩食での対応となり、配食以外での食事で過度の蛋白を摂らないように目安量を指導させてもらいました。

以降、1年半あまり毎日の夕食にご利用頂いておりました。

折にふれて訪問もさせて頂いており、その度に元気な姿を見せて頂き、またお手紙でも優しいお言葉をかけて頂きました。訪問の際は「こんなの食べていい?」と、とても熱心に聞き入って下さいました。「100まで生きる!」と笑顔でお話下さったことがとても印象的です。

その方が昨日亡くなられました。享年96歳。10日ほど前に風邪で入院され、そのままご自宅に戻ることはありませんでした。

ご家族様からご報告と配食へのお礼のお電話を頂きました。

アマネージャーさんからは「配食があることで安心されていました」とも言って頂きました。

この方からからは『いくつになっても前向きに。自分で出来る事は一生懸命すること』を学ばせて頂きました。

ご冥福をお祈り致します。

㈱はーと&はあとライフサポート 管理栄養士 仲野ひとみ

こんにちは。北摂事務所の仲野です。

今回は身内の話をさせて頂きます。

私の父は69歳になりますが今まで大きな病気にもかからず元気でした。

ところが最近、肺に病気が見つかり10月に入院することとなりました。

肺の病気は投薬で治る程度だったのですが、問題はその薬の副作用で血糖値が上がる。というもの。そこで投薬前にHbA1cを測るとなんと、7.8だったのです。今まで血糖値は若干高い程度だったのですが、退職後計測する機会もなく、知らない間に上がってしまっていたようです。

これ以上、上がるわけにはいかないと医師から薬の投与と並行して「一時的にインスリンを打つこともあり得る」と言われ、大慌て(××)。絶対に嫌だとごねて大した治療もせずに退院してしまったのです。

医師も「退院を許可する代わりに約束として1か月後のHbA1cは必ず7を切る事。」とお達しがあり、母に泣きつかれました。

そこで栄養指導をすることとなり、母も一緒に指導。アルコールもご飯も果物も好きなだけ食べていたので一喝!身内だと、どうしてもキツイ言い方になってしまいます。しかし、2人とも前向きに取り組んでくれています。母は毎日食事内容を写真に取ってメールしてくれます。父は運動も取り入れたようです。

今回の事でつくづく思ったことは知らない間に数値が悪化すること。日頃の注意とこまめな健診を心がけたいものです。

㈱はーと&はあとライフサポート 管理栄養士 仲野ひとみ

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