2011年7月アーカイブ

こんにちは。カスタマーセンターの山村です。
暑い日が続いていて、食欲不振な方も多いようです。何とか、この暑い長い夏を乗り越えたいですね・・・

先日、1年ぶり位にお電話くださった利用者様。
48歳、女性、糖尿病、アルコール依存症、ヘビースモーカー、お母様と同居、性格温厚。

初めてお電話を頂いたのは2006年。糖尿病で血糖値が高くなってきて、ヘモグロビンA1Cが6.8%になったのでどうしたらいいか?とご相談のお電話がきっかけです。
それから、ヘモグロビンA1Cは6.4%⇒6.0%⇒5.8%まで下がり、1年後、5.2%になり維持できていました。アルコールは飲まなくなり、煙草もなしに!すごい!

私も必死でフォローしたというよりは、一緒に、何をすべきかを考えました。
間食が止められそうにない時は、ゴミ袋持参で、お菓子類を回収する勢いで会いに行ってました。
『何とかしたい』という思いは通じます。
いつも一番大事しているのはその方の背景や生活そのものです。あまり、本に書いてあるような、制限すべき事はいいません。
むしろ、聴き役です。せっかく出会えた方、その方の人生そのものにすごく興味があります。人生の先輩ですので。そう思い接するとすごく学ぶ事が多く、その方を知ることができ、お互い距離がぐっと縮まります。
食事療養を実行するのは本人なので、いかに『やろう』と思ってもらえるかです。
そう思ってもらえる事ができれば、あとは、一見遠回し(笑)かつ超具体的な事をお伝えするかです。
はーとの管理栄養士の一番重要な仕事で、私達の喜びでもあります。

この女性は、本当にがんばってられました。なので4年間利用後、1年前に一旦、はーとの食事をお届けするのは、ストップしてました。
が、この女性の食事療養が終了したわけではありません。私との信頼関係が終ったわけでもありません。
数値がよくなって、食事を届けなくなった方にはいつも言います。数値が悪化してきたり、食事療養に不安がでたら、また、何か悩みができたら絶対お電話くださいね。
また、一緒に考えましょう、何かお役に立てる事があるかもしれません!とお伝えしてます。
この女性が、先日私あてにお電話をくださったのは、ヘモグロビンA1Cが5.2%で維持できていたのが、7.2%まで上がってしまって、また相談したいということでした。

食事もまたお届けしています。
糖尿病なのでもちろん病院に通ってられ、栄養指導も受けてられるのですが、本当に困ったら私を頼ってくださったことがとても嬉しいです☆この仕事をやっている醍醐味です☆
長い人生、数値が改善したり、悪化したり、当然です。が病状が重症化して入院になるような事は避けたいです。
弁当屋ではないので、食事をたくさん注文して頂くこと
が目的では全くありません。
末長~~く1人でも多くの方の食事療養と共に歩いていく事が壮大なテーマであり、私のやりがいです。
やはり、もう一度会いたい人、もう一度、話したい人になれるよう腕を磨き続けることが仕事だと確信してます。

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 7/16祇園祭り宵山にいってきました。
祭り好き家族なので毎年いってます♪すごい人の多さでした。娘があてもので当てた、今人気の花かっぱが、私には妙に邪魔(娘に怒られそう)です!

はーと&はあと 管理栄養士 山村 豊美

こんにちは、めでぃ北摂の島田です。

暑い夏になってきました。遠距離バイクは体力を消耗しますが
毎日僕の後ろをついて走っているデビューしたての新人
小山さんの体力低下も気になる炎天下です。
(こまめな給水と休憩が必要ですね)

さて、小山さんが北摂メンバーとなり
担当することになったお客様のところに
挨拶と相談を兼ね同行訪問している日々です。

以前担当していた茨木市のお客様で1年以上ぶりに
お会いする方や、初めてお会いしてお話する機会が得られた方
担当でないとわかりづらい在宅での御様子も
訪問すると新しい発見があるのが楽しみでもあります。

しかし、一番印象深い訪問は再会訪問した
茨木市のHさま
むか~し、むか~し中村さんという管理栄養士が
担当されていたころから配食を利用されていて
僕に担当が変わり、大都さんに引き継ぎ
また小山さんにバトンタッチされるにあたり
先月訪問してきました。

いろんな栄養士が関わりながらなんとか
在宅で食事療養を続けておられるHさま
難病をいくつも抱えながらも、食事に少しばかりの不満も
抱えながらも、訪問したときはゆっくりと楽しくお話をしてくださり
(まあ、ぼちぼちがんばって行きましょうか)的な雰囲気が
場に流れて、次回お逢いするまで療養に取り組まれています。

腎不全の数値も決して良好ではありませんが
なんとか在宅での生活を維持できる範囲に収まっている
正確には収まってくれているといった感じです。

Hさまには当面小山さんと二人で相談を担当しながら
ゆくゆくは小山さんにバトンを渡すことになると思いますが
先月訪問したさいに、Hさまに
「いろんな方を見てきましたがHさまが一番・最高級にむずかしい方だと
 思っています。Hさまの食事療養がしっかり1人で見れるように
 なれば一人前だね、と小山さんには言っていますんで
 これまでの歴代の栄養士同様いろいろ相談お受けさせて
 いただきますね」と伝え
「は、は、は、まあよろしく頼みますわ」とお返事をいただき退室しました。

同じケースなどないのが医療・介護・在宅の特徴ではありますが
難解なケースをしっかりフォローできると自信がつきますよね。

少しでも早くHさまをパスできるよう指導・教育していきたいと思います。


はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

今年一年の北摂の様子は
『もっと☆めでぃ北摂ブログ』でもご紹介しています。ご覧ください。

こんにちは、めでぃ京都東川です。

先日、私も認知症あんしんサポーター養成講座を受講してきました。
認知症について改めて勉強することで、考え、そして、反省する部分がありました。
認知症の方でも感情は同じです。
その方のことをしっかりと理解して接していかないといけません。
私達、相談員、カスタマーセンター、配送員が担う役割の大切さについて改めて再認識しました。

そんな矢先、ある利用者様からお電話がありました。
80歳代女性、糖尿病、独居でお隣に息子様家族がお住みのT様。
介護認定は未申請です。
食事支度が大変ということで、近くの地域包括で聞いてくださり、利用になった方です。
訪問した時に気になったのは、薬の飲み忘れが多いこと。また、部屋が片付けられていないこと。
本人様は「ついつい」とおっしゃっていました。
お嫁様もそのことはご存知で、日々、薬を飲み忘れないように声掛けされています。
でも、あまり干渉されるのを好まれないT様のため、その対応にも注意を払っておられました。
ただ、ここ最近の飲み忘れがひどかったようで、その結果、血糖コントロールも悪くなっておられました。
お嫁様とも相談し、お届時に薬を飲んでいただくよう声掛けをすることになり、スタートして数ヶ月経ちます。

そんなT様から先日、「昨日の夕食が届いていないのだけど」とお電話がありました。
配送員に確認すると、確かにお届けし、本人様にも声掛けさせてもらったと。
そのことをお電話すると
「昨日の日付を書いた紙が張った、空箱があったわ。でも、中は空なのよ。これは、私が食べたということよね・・・わかりました。ありがとう」と言ってお電話を切られました。
ご本人様の困惑が伝わってきました。
「本日もお持ちしますね。」とお伝えしお電話を切りました。
毎日お食事をお届していますが、こういったことは初めてでした。

そのすぐ後にお嫁様にご連絡し、お電話の内容を説明しました。
すると「実は、朝から少し様子がおかしかったんです。でも、食べたことを忘れるなんて初めてです。こまめに様子を確認するようにしておきます」とお嫁様も困惑されていました。
今後も何か変わったことがあれば、ご連絡するようお伝えしました。

その後、配送員がお嫁様と話をすると
「あまりたくさんの声掛けをすると混乱して、頭が真っ白になる」と本人様がおっしゃっていたようです。
配達時の声掛けは、最小限にとどめ、家族様と連携をとっていくことになりました。
T様は、認知症の検査を受けられたわけではありません。
ただ、今までにない変わった様子がありました。
認知症サポーターとは、何か変わったことをするのでなく、その方の応援団になるということだそうです。
そう、私達にできることは、日頃からお客様を見守り、何かできにくく、思い出しにくくなっていることに対し、応援してあげることだと思いました。


はーと&はあと管理栄養士 東川千佳子

こんにちは。めでぃ京都の寺田です。

今日も暑いですね!
ようやく梅雨が明けたといううれしさとともに、
もうすでに厳しい真夏の訪れに少し戸惑いをかんじています。
夏の暑さに負けないよう、しっかり食べてパワーをつけようと思います☆


さて、先日に退院時カンファレンスに参加させていただいた腎疾患をお持ちの方のお話しです。
ご入院中に透析用のシャントを作られ、いつでも透析できる準備はされておりますが
とりあえず透析をしなくても大丈夫な状態までに回復されておられます。
独居で、歩行もやや困難な方なので、
ご自宅での生活に他のスタッフも心配のご様子ですが
できるだけ透析が回避できるよう
朝食はご自身でご用意していただき、
昼食は市の配食(減塩食)を利用、夕食をはーと&はあとの食事をたべていただくことで退院後の生活を過ごしていただくことになりました。

もともと欠食する傾向もあった方なので、
朝ご飯をきちんと食べれるかどうか心配でした。
毎日ヘルパーさんが入られるとのことですが、
少しだけ認知症もおありだったので、
配食時にも必ず『お薬飲んでくださいね』『ちゃんとお食事召し上がってくださいね』と声掛けをさせていだくことで
飲み忘れ、食べ忘れを防ごうということになっていました。


さて、自宅での生活が始まり、配食も始まり1日目。
『味がない、おいしくない、やめたい』
と連絡がありました。
急いで本人様に電話をかけさせていたきましたが、『こんなもの食べたくない』と一点張り。

この方は配食なしでは生活が難しいですし、腎臓に負担をかけないためにも
しっかりとお食事をとっていただかなければなりません。

翌日、本人様に会って説得するためにご自宅に訪問させていただきました。

ちょうどお昼の時間だったので、机の上には昼の他社様の配食があり、ぼんやりと眺めておられました。
『こんな味ないもの食べるくらいなら死んだ方がましだ。なんでこんなもの…。勝手に自分で調味料かけてたべてるわい。もう帰ってくれ』
ととてもご立腹。話を少しも聞いてくださいません。

とにかく、配食をやめてしまってはどうしようもないと思い、
マヨネーズやケチャップを小さいスプーン1杯までにしてくださいねと
塩分の少ない調味料の目安をお伝えをさせていただきました。

本当は塩分は極力控えていただきたいので、調味料を足すことは本当はやめていただきたいのですが、
調味料の目安をお伝えしたことで、少し気持ちが落ち着かれたようです。
お気持ちを話し始めてくださいました。

自分では何が良くて悪いのかわからんとおっしゃっていたので
おそらく気持ちが混乱されていたのかなと感じました。

ですから引き続き冷蔵庫の中を拝見させていただき、
食欲のない時に食べていただきたいもの(ゼリーがあったので、1日2個程度)や
食事に追加しても大丈夫なもの(香辛料系)
をお伝えさせていただきました。

とにかくたべてくださいねと強くお伝えし、ご自宅を後にしました。


その後きちんとたべてくださっているかなと心配だったのですが
昨日『食欲がないから食べれない』と、食事のキャンセルの連絡がありました。
配送員によると、顔も赤くされて、ベットで寝ておられ、さらに一日何も食べていない状態だとのこと。

担当のケアマネージャー様にそのご様子をご報告させていただきました。
すぐに様子を見に行くとのことだったので、
とりあえず、ゼリーだけでも口にしていただくようにとお願いいたしました。


本日、またケアマネージャー様から連絡が入る予定です。
その後、私もご本人様へご連絡させていただきたいと思っています。

腎疾患という食事制限が厳しいなか、
エネルギー不足にならないようなんとか食事をとっていただきたいです。

ご本人様を説得できるだろうか、少しでも食べていただける提案ができるだろうかと
不安な気持ちですが、
ご本人様のご体調が少しでもよくなっていただきたいという気持ちを
精一杯お伝えしようとと思っています。

はーと&はあと 管理栄養士 寺田 満里子

こんにちは、カスタマーセンターの大都です。

先日、仕事に慣れてきた・・と書いたところですが

まだまだ・・でした。

毎日、配送員さんがたくさんの情報を日誌に挙げてきてくれます。
体調のことやら、最近の様子が書かれているのですが
個人の情報を履歴として入力するという作業が毎日あります。

とめどなくかかってくる電話に出ながら
パソコン入力をするのですが、
そもそも、パソコン入力作業が得意ではないので
時間がかかる・・(涙)

お客様からの電話も切ると同時に次の電話・・・
対応と処理がついていかない・・(涙)

お客様だけではなく、配送員さんからの電話もあります。
『ID708426の〇〇さん・・』

『ええっ!?70・・何です?!』

いきなりの6桁の数字が聞き取れない・・

『ちょっと待って・・70・・』

『まだ、データーが(FAXの時もあります)届いていないのですが・・』
と製造元から催促の電話を頂くことも・・

こんな調子の毎日・・
まだまだです・・

もっと入力作業と頭の回転が速くなれば・・

そんな中、ある北摂の利用者さまからの電話に出たところ・・
『今日の検査でクレアチニンが1.5まで下がってたよ。大都さんに伝えようと思って・・』と。

その方は、最初にお会いして既に7年目。
ず~っと透析回避されています。

『他の数値も見てもらった方がいいかしら?』

もう私が拝見することはないですが、担当者に見せて下さいねと電話をおきました。

久々に元気な声と検査数値を聞くことができて嬉しかったですね。

もうちょっと作業に余裕がでて、こんな話をたくさん聞ける日が早く来ますように・・

管理栄養士 大都 宏子

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