2011年10月アーカイブ

こんにちは。京都管理栄養士の寺田です。
今日はさわやかな秋晴れ!
雲一つない空を見ると
気分も晴れやかになりますよね☆
こんな秋晴れが長く続いてくれるといいなあ~!

さてそんな秋晴れの中、今日は新規のお客様を訪問させていただきました。
腎疾患をお持ちの男性です。
病院で透析寸前と言われ、食事制限は
1400kcal 蛋白質40g 塩分6g以下 水分制限1000ml アルコール×、
ノンアルコールのビールもダメと医師からの指示があったようです。

面接は本人様と奥様、娘様とお嫁様、大勢での新規訪問です。
ご家族様も、なんとか透析にならないように今の状態を維持してもらいたい!!
という想いをお持ちです。

そもそもお酒が好きで、昼からビールが飲みたい!!お酒に合うおかずが食べたい!体があちこちしんどくなり、食事だけが楽しみ…という状況なのに、食事制限なんていやだ・・・!!
と、受け入れることができません。
2日前からお届けしている配食も残しがちのようです。

とはいえ、今の状況は透析目前。
透析になってしまうと、今よりももっと生活に制限がかかってしまいます。
好き勝手するわけにもいきません。

しかし、今が大切な時期であることをお伝えしても、ビールが飲めない危機感の方が大きいご様子です。

もし、次回の通院の時に検査結果が改善されていれば
ノンアルコールビールの許可がでるかもしれませんよ?!
そのためにも、今食事療養が必要なんです!!

私だけでなく、二人の娘様からも厳しく説得。
なんとかしてご本人様に食事療養の大切さをお伝えしようと
皆で必死になりました。

しつこく言い続けたせいか、最後には、
『続けられるかわからないけどとりあえずやってみるか…』と
小さな声ではありましたが、少し気持ちが動いた発言を聞くことができました。

次回の通院は11月の2週目です。
その時に、血液検査の結果と食事療養の指示をきちんと確認してきてくださいと
お伝えし、その時に再度フォローさせていただくお約束をさせていただきました。


それまでは、お届けする食事をしっかり食べること、
ノンアルコールのビールを控えることを目標です!!


いつか主治医の先生から、
『ノンアルコールのビールを少量ならOK』と指示がいただけるように
頑張って継続していただけるようサポートしていたただきたいと思います!


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今日の夕食は久しぶりの外食でした☆
近所のお店の月に一度のカレーの日!
秋の味覚たっぷりのキノコポークカレー、おいしかったです♪♪

管理栄養士 寺田 満里子

こんにんちは。カスタマーセンターの大都です。
稲刈りもすすみ、あちこちで秋の風景が見られます。

先日、ちょっと試してみたいと来客がありました。
最近HbA1cが少々上昇してきた(9月で6.9)とのこと。

薬もまだ飲んでいないため、食事でなんとかしたいとの希望でした。


早速、普段の食習慣をヒアリングすると・・

夜中にアイスクリームやアンパンなどを食べていたと。
おっと!
さすがに、既に止めておられましたが(^^;

朝食を朝4時に食べ、また就寝し、6時に豆乳とチーズを食べて・・と。
朝食を2回(というのか、間食というのか)食べておられました。

昼食、夕食の喫食時間もまちまち・・と。

この日も、来社前(11時ごろ)にパンを食べて来たと・・

この食習慣がHbA1cの上昇の原因かな。
HbA1cが上る原因を説明。


配食を利用し、食事量の目安にしてもらうように、とお伝えし、
ご本人様とは
『朝食は6時にまとめること』
『昼食・夕食はなるべく時間を決めて、欠食はしないこと』
『夜中に食べないこと。』
と約束。

次回の血液検査は12月。
それまで約2ヶ月。
約束を忘れないよう、食事量が増えないよう、週数回の利用をお奨めし、
これからのフォローは担当者がさせてもらいますのでとお伝えし、事務所をあとにしてもらいました。

帰り際、
『次回の血液検査の結果、楽しみにしてますね。』と声をかけた私に
親指を立てて、笑顔で『了解』と。

ちょっとでも長く、継続していただきたいものです。


久々の新規受付。
つい食事のアドバイスすることに力を費やしてしまい
介護度や通院先等を聞くことを忘れてしまった(^^;


管理栄養士 大都宏子

こんにちは。カスタマーセンターの山村です。

最近はさわやかな秋晴れが続きますね。私は四季の中で秋が一番好きです。
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写真はコスモスと秋に咲く朝顔(友人による)です。
漂ってくる匂いはきんもくせい♪いいにおい~


私は週1回クリニックの栄養指導にもいってます。
指導というよりは、『病状としっかり向き合い、悪化させず、改善に向かうよう
一緒にやるべき事を考える時間』としています。

嬉しい出来事がありました。

50歳代、女性。脂質異常症。性格、やや神経質。
1年前に初めてお会いし、LDLコレステロールが基準よりだいぶ超え、Drの指示で
栄養指導室へこられました。
この女性の、療養へのこだわりは『投薬なし』です。
薬に頼らず、なんとかしたいので、がんばります!と。
食事面や運動面、生活全般を変更してもらいました。
1ヵ月程、当社の栄養コントロール食もお届け。あの手、この手で私も必死です。
それから、アドバイスした事をしっかり行動に移し、LDLコレステロールは基準値内へ。
投薬なしで維持されています。
1年ぶりに、来られたのは、悪化したわけではないが、また見直したいとおっしゃってました。
びっくりしたのが、栄養指導にこられていた頃は体重が60kgだったのが
52kgになって登場☆☆☆

思わず、私。「めちゃめちゃきれいになられましたよね~~」
女性「ニヤッ。あれから、言ってもらったことをコツコツ地道にやって
たら、8kg痩せれたわ、ありがとう。特に無理はしてないよ・・・」


この女性と信頼関係を築き、やるべき事を明確にした事がよかったです。

が、食事療養をしなければならない方は、食事ももちろんですが、生活
そのものを変えなければならない事が多く、なかなか行動に移せない・・・
が普通です。

『やるきスイッチ』を押しにいくのが管理栄養士の仕事です。
押してもらえるよう、小引き出しを増やし続けるのが私の仕事です☆

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小学6年生の娘が、コロコロドーナツを作ってくれました。
食べ過ぎました。即効、体重増加(怒)          

はーと&はあと 管理栄養士 山村 豊美

こんにちは。北摂管理栄養士の島田です。

秋になり、夜が涼しくなってきました。
秋は読書の秋でしょうか。そう思いながらも
夏前から読みかけている「図書館戦争」がまだ読破できず
前に進めていません。それなのにまた新しい本を買って
未読の本の山ができている本達とそろそろ格闘しようと思う夜長です。

さて、先日、塩分調整食をご利用いただている方から
実践語録を頂戴しました。

血管疾患の療養のため塩分調整食をご利用いただている方は多いですが
塩分管理の療養を継続されるための目標設定には難儀します。

糖尿病なら血糖値やHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)
脂質異常症ならコレステロールや中性脂肪
腎臓病ならクレアチニンなどその療養の安定度を測る指標がありますが
血管疾患の方は主に血圧管理と水分管理ぐらいで
先生からも特別こうしなさいという指示がでないこともままあります。
さらに、最近はいい降圧剤が多いのか塩分管理を指導されたかたも
血圧は130ぐらいと特段高いこともなく、安定されていることが
多く、血圧は安定しているから大丈夫なのに
塩分は抑えて、こんな薄い味の食事を食べないといけないの?と
不満を持たれている方もおられます。


塩分管理が必要な方には、まず1日に摂取量を守れるよう
味の濃い料理や塩蔵品を控えてもらい
塩分を多く含む食品や調理もポイントなどを伝えますが
実際どの程度塩分をとられているかは正確には把握しきれません。
「配食の味に慣れてもらう」ことからスタートされる方も多いです。

そんななか、長年塩分調整食をご利用の方に定期相談に伺ったところ
はーと&はあとのお食事は週1回ご利用の方から
「週1回だけど、薄味の食事を持ってきてくれるので参考になり
 助かっている。やはり基準の味付けがないと不安にあるので
 ありがたい」とおっしゃっていただき、
また、週2回だけご利用の方からは
「血圧が安定しているので気が緩み、つい味の濃い食事にしてしまう。
 配食の味との違いに気づき、薄味にしないとと反省して
 自宅でも薄味になるよう注意している。」との声いただきました。

配食のお食事だけに頼るのではなく、自宅で療養してもらうための
ツールとして配食を利用されている、このような方々の実際の声は
担当管理栄養士としては勇気をもらいます。
(ああ、ちゃんと自分でブレを修正されていているなあ)と感じ
自己修正ができる食事療養をサポートできるよう
同じ塩分制限でお困りの方には、この語録を伝えていこうと思います。

はーとはあと 管理栄養士 島田天心

こんにちは、京都の管理栄養士の東川です。

余談ですが、先日、家の大掃除をしました。
家にある自分の荷物をいるもの、いらないものに分けると、出てくる、出てくる、いらないものが・・・
特に服は、何年も着ていないものがたくさん。
着るかもしれないな~と思いしまってあったのですが、ここは、思い切って整理することにし、リサイクルショップに持っていきました。
すると、大きな紙袋3個分で950円で買い取ってくれました。
お金にはならないかなと思っていたのでちょっとうれしかったです。
捨てるのはなんだか気がひけたので、良かったです。

さて、先月訪問した利用者のS様。
70歳代、男性、糖尿病、息子様と同居。糖尿病歴40年。
血糖コントロール不良で7月に教育入院をして帰って来られ1ヶ月です。
今までも栄養指導は受けたことがなかったとのことで、入院中は頑張っておられたようです。
ちゃんと食事も目で分かるようにと、毎日の食事をデジカメで撮っておられました。
とてもいいアイデアですね。

しか~し、既に昼食は欠食が多く、夕食時間もまちまちで、夕食すら欠食のことも。
コンサートがお好きで、良く外出されるためです。
「12時過ぎには、出かけたいので、準備もできなくてね~」と。

糖尿病の方にとって食事時間は大切です。
血糖値を安定させるためには、食事の時間と量をできるだけ毎日一定にすることが大切です。
理想は、食事の間隔を5~6時間あけることです。
一日2食にすると、一回当たりの食事量が増え、食後の急激な血糖の上昇につながったり、空腹の時間が長くなることによって栄養素の吸収が増し、体脂肪がつきやすくなり、体重増加につながります。

S様に上記のことも説明し、
「せっかく、教育入院をして帰ってこられたのに、もったいないですよ。
お食事の利用をお昼にして、食べてから外出されるのはいかがですか?」と提案。

また、病院でパイナップル(生)が出ていたのでと缶詰のパイナップルと朝食に食べておられました。
確かに写真にも残ってました。
しか~し、缶詰の果物は甘い蜜につかっていて、血糖値を上げてしまいます。
ということで缶詰を違う生の果物に変更することに。

もうすぐ利用を開始して1ヶ月です。
今は缶詰のパイナップルはやめておられます。
食事時間は、なかなかとのことですが、自分でもそれが最大の欠点だと分かったので、頑張っていきたいとお手紙をくださいました。

やる気になっておられるなと嬉しく思いました。
実行に移すまでは時間もかかると思いますが、自分の問題点を意識することが少しずつ実行してもらいたいです。

はーと&はあと 管理栄養士 東川千佳子

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