2011年11月アーカイブ

こんにちは、北摂 管理栄養士の小山です。

先日、吹田市にて認知症サポータ養成講座に参加してきました。
受講すると、「オレンジリング」という、ゴム製のリストバンドがいただけます。

活動としては、認知症について正しく理解し、認知症の人やその家族を見守り、支援する「認知症サポータ」を多数養成し、認知症になっても安心して暮らせるまちを市民の手によってつくっていくことを目指しています。
なにか特別な活動はせず、認知症の方や、そのご家族様を温かく見守る応援者として、自分のできる範囲内で各々が活動します。

講座の内容としては、認知症のメカニズムを学んだあとに、どんな症状が表れやすいかをケースごとに検証し、どのように対応したらよいかを学びました。

講習に参加し学んだ心得と、具体的な対応の7つのポイントをご紹介します。

心得「3つのない」
1.驚かせない
2.急がせない
3.自尊心を傷つけない

具体的な対応の7つのポイント
●まずは見守る
●余裕をもって対応する
●声をかけるときは一人で
●後ろから声をかけない
●相手に目線を合わせてやさしい口調で
●おだやかに、はっきりした滑舌で
●相手の言葉に耳を傾けてゆっくり対応する

認知症は、脳の細胞が死んだり、働きが悪くなったりして障害が起こり、生活に支障が出ている状態をいいますので、だれでもなる可能性がある病気です。
地域のみなさんの、ご理解とご協力が必要になってきます。

平成17年度より活動しており、全国で100万人を目指して取り組んでいましたが、すでに目標は達成でき、現在では200万人を目指して活動を継続しています。

実際に、私たちがお届けしている先にも認知症の方もいらっしゃいます。
今後、配達の時にどんなことに気をつけたらいいのかを、配送員ともども、日々勉強しております。
皆様ために微力ながら力になれたらと思います。

はーと&はあと 管理栄養士 小山祐子

こんにちは!
京都管理栄養士の寺田です。
寒くなってきましたね~!
辻本さんのブログにもあったように、
先日、はーと&はあとの10周年記念式典がありました。
10年前、何をしてたかな~と
振り返ってみると、その頃私は・・・
まだ大学生でした。
その頃、自分がこのような形で管理栄養士として働いているなんて
想像していませんでした!!

私がはーと&はあとの管理栄養士として働き始めて約1年8か月。
まだまだ歩み始めたばかりですが、
会社と共に、これからも成長していきたいと思っています☆

さて、栄養コントロール食のご利用者様には、3か月に1度の頻度で
栄養相談をさせていただいております。

今日は、お電話で相談させていただいた糖尿病のH様のお話しです。

H様は、今回のフォローで3回目になりますが、
いつも『忙しいから…』と断られてしまったり、
『毎日運動しているし、安定しているから大丈夫!』とすぐに電話を切られてしまったりなかなかコミュニケ―ションが取れていない方でした。
家族様からも『毎日運動しているので、頑張っていますよ』と伺っていたので
きっと、コントロールは良好なのかな?とイメージしていました。

今回は、なるべく詳しくH様のことを把握するために、
事前にご病状や食生活についての簡単なアンケートを配布し、
ご回答いただいてからご連絡を取らせていただだくことにしました。
アンケートの内容は、
ご体調を伺う項目、普段のお食事で気を付けていること、朝ご飯や間食はどのようなものを食べているのかを簡単にご記入いただくものになっています。

H様が普段のお食事で気を付けていることは、
野菜をたくさん食べること、お菓子を控えること、ゆっくりよく噛んで食べること、間食はしない・・・など8項目ほどにチェックがついていました。
いろいろな事を気を付けており、意識が高いのかなということが伺えました。
栄養指導は頻繁にうけているのかを確認すると、
昔8年ほど前、糖尿病の教育入院を受けたとのこと。
『その時にきちんと勉強したから知識はちゃんと覚えているし、
インスリンの量も血糖値をみながら調整したりして、
きちんと糖尿病のコントロールは自分でできていますよ~。』

自信をもって取り組んでおられるようです。

次に実際のお食事内容について確認すると、
朝食は、ご飯少々+メロンパン半分、
間食は、果物、お菓子、おまんじゅう、菓子パン、コーヒー

に〇がついていました。

少し血糖を上げやすいものが多いのでは?どう思いますか?
と伺うと、
『少食になってきたから、ご飯はあまり食べられないの。
すぐに低血糖のような症状になるから、
夕食の後は、必ず果物とおまんじゅうを食べるようにしているんです。
低血糖の時はチョコレートとおまんじゅうと決めています』

と、突然、H様の話方が急に早口に・・・。

『夕食後の果物、おまんじゅうがなかったら、自分は低血糖になるから、止めるつもりはない。』
『インスリンは自分できちんと調整できているから、今のままで大丈夫やし』
『主人も亡くなったので、私はもういつあの世にいってもかまいやしませんわ』

まるで、こちらの話は聞くつもりがありません、という態度で約20分が経過。
『もうご飯たべないといけないので、もう電話きりますね、ガチャン』
とお電話が終了…

こちらからは何の提案もすることができず、H様の話をひたすら聞くだけで終わってしまいました。。。

食事について、何も言われたくないといった気持ちの現れでしょうか・・・

今回お電話することによって、
H様は、実は血糖を上げやすい甘いものが過剰気味であるということや
どんな気持ちで食事療養に対する取り組んでおられるのか、など、
現状を把握することはできました。

しかし、このままではいけません!!!
これからは、まずはご本人様に、合併症の恐ろしさについて理解していかなければなりません(現在HbA1c8.0!!)。
家族様にも今の食生活の問題点についてお伝えしていかなければなりません。

いずれにせよ、H様に対する目標は、
きちんと耳を傾けていただくことです!
次の血液検査の日程は把握できたので、それに合わせて、またご連絡させていただこうと思います。


お客様をフォローさせていただく中で、
どのような聞き方をすれば答えていただけるのか?
日々試行錯誤する毎日です。

失敗することも多いですが、失敗から学びを得られるように
私も一歩一歩歩んでいきたいと思います!

はーと&はあと 管理栄養士 寺田満里子

こんにちは。カスタマーセンターの大都です。

11月とは思えない陽気日々が続いたのですが
来週にはようやくと言うか、急にと言うか、冷え込むようです。
体調管理にはくれぐれもお気をつけください。

さて、金曜日に舞い込んだ高槻市の新規訪問の問い合わせ。
高槻市担当の島田さんも、茨木の小山さんも伺えないスケジュールの中、
週末にかけて食事が必要で・・と相談されたため
急遽、私が訪問することになりました。

久々の新規訪問です。
懐かしい街並みをJR高槻駅からバスに揺られて到着。
マンションの下で待っていたケアマネージャーさんと一緒にT様宅へ。
80歳代の男性。糖尿病性腎症から透析を始め5年目。
独居の方です。
台所にある瓶ビールを横目で見ながら奥の部屋へ。

平日は高槻市委託の配食を減塩に対応してもらってご利用中。
週末の食事確保にとの相談です。

T様に限らずですが、糖尿病から腎症の合併症を引き起こした方は
特に、食事制限の違いに混乱されます。
今まではエネルギーを控えること、油は大敵!みたいなことを主治医から言われて
いたのですから当然かもしれません。
T様も、塩分・たんぱく質がいけないモノという認識はあるのですが
油を使うことになかなか納得いかず。

朝食・昼食を食パンやおにぎりだけで済ませているため
エネルギー不足を指摘し、なおかつ油を摂ることを伝えたのですが
これがなかなか・・
主治医の先生からは油を摂るなと言われている、
朝食にこれ以上食べると体重が増え、透析に行って怒られるのは嫌だと。
体重が増えるのは、塩分の摂りすぎ等が原因も聞く耳もたず・・

月に数回、お届けしている変わりご飯(赤飯や炊き込みご飯など)にも拒絶反応。
こんなモノ食べたらアカンと。1食2.0g以下の塩分も多いという始末・・

1食の塩分量内で炊き込みご飯を作っているので安心ですと、
「まぁ、一度、食べて味みて下さいね」で、ようやく(しぶしぶ)納得。

最終的に支払方法がT様の意向に反し、今回は利用を見送ることに。
横に居たケアマネージャーさんも目がシロクロ。

久々の新規訪問でしたが、不発に終わってしまいました。

久々すぎて力入り過ぎたかなぁ・・

人の意識・行動変容を促すのは難しいと再認識しました。

管理栄養士 大都宏子

こんにちは。カスタマーセンターの山村です。
あんなに暑かったのに、本格的に寒くなってきましたね~~


カスタマーセンターには毎日色々なお電話が舞い込みます。

今日も60歳代くらいの女性からお電話を受けました。
やはり、半信半疑、渋々電話をしたといった感じでした。
人生で初めて、病院で食事制限をしなさい!コレステロール値が高値である。
善玉?が高いと言われ、このまま放っておくと良くないといわれたそう・・・
悪玉ですか?と聞き返すと、そうそう、悪玉。
もう全くわからないし、と悩んでいたら、お宅の配食を紹介されたのよね・・・
色々質問を受け、食事が届くだけでなく、朝食や間食、生活全般を踏まえ
担当の相談員(管理栄養士)と一緒に
数値改善できるようサポートさせて頂いています。
食事をお届けする、頻度も迷ってられたので、相談できることを伝えました。
へ~そんなん、やってられるの?
何か、分からない事だらけだし是非、力になって欲しいわ~
あとは、主人の承諾が必要だし、説得してみますわね。
食事療養をスタートしたいと思います!と最後におっしゃってました。
是非、この女性のスタートとこれからの長い食事療養に付き合っていきたいです。
少し、生活を変えるだけで(そこが難しいのですが)数値が改善できることが
とても多いと実感しています。
お電話お待ちしています☆
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先週末、友人家族と15名で白浜に一泊旅行してきました☆
家事から開放され、中年女達は温泉につかり、いい骨休めとなりました。
私が朝、走るし、ランニングシューズを持っていこう!と声をかけたのに、
私はシューズ忘れ(悲)皆はちゃんと、持参して朝からいい汗かいてました。
前日の夜は、夜中の2時くらいまで、語り合っていたのに、まだまだ元気な
中年男、中年女でした☆
写真は千畳敷と、アドベンチャーワールドの動物の写真です。
ペンギンの赤ちゃんが、先月生まれて、大人気でしたよ♪

    はーと&はあと 管理栄養士 山村 豊美

こんにちは。北摂の管理栄養士島田です。

最近社長からの紹介で読書メーターなるものを始めました。
自分が読んだ本、読みたい本、読んでいる本、積読本をネット上で
管理して、自分が月でどれくらいの読書量をこなしているかを
計れるサイトです。
一般本はもちろん、雑誌やコミックなども登録でるので
すべての読書量を計れ、さらに同じ本を読んでいる人が他にどんなジャンルの本を
読んでいるのを知ることもできとてもおもしろいです。
残念ながら、僕としては最近新たに登録できる読んだ本がなく
読み込みが足りないなぁと感じています。

さて、先日医院で腎臓病の方の指導を受けた際
ためしてがってんの話題になりました。
いろいろな最新情報を発信してくれるためしてがってん
僕も録画して見ていますが為になります。

近年増えてきている腎臓病の話題を特集していたそうで
ご自身が腎臓病と指摘され興味津々でみられたようです。

腎臓病から透析になられる方の割合が多かったある市の栄養士の
取り組みを放送されていて、在宅へ訪問・栄養指導することで
年間の透析導入患者が減った事例が紹介されていました。

数回栄養指導を受けられたあと、
クレアチニンは2.5~2.8あたりで横ばいなのですが
なかなかたんぱく質の量を把握するのが難しいようで
腎臓病食品交換表をお勧めしました。

腎臓病食品交換表は食品あたりどれぐらい食べるとたんぱく質3gを
とることになるのかがグラム表示されていて
ご自身で蛋白質の制限を実践するのに重宝する専門書です。
ただ、1人で読みこんで内容を理解して実践するのはなかなか難しく
また、すべてグラム表示のため、細かい計算ばかりに注意してしまうと
あれもダメ、これもこんだけしか食べられないと
食事療養への意欲すらなくしてしまいかねません
(高齢の方や素人には、やや読みづらいのも欠点)
管理栄養士のサポート力が試されます。

さいわいにも、この方はお知り合いに透析をされている方がおられ
「透析なんかなるものじゃないよ。食事でがんばって」とエールを
もらっていることもあり、食事療養への意欲は非常に高いです。

意欲を持続できるよう期待にこたえてしっかり
腎臓病のケアができるよう
僕ももう一度交換表を読み返して指導していきたいと思います。

※もちろん、読書メーターにも登録して読書量を足しておこう


はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

今年一年の北摂の様子は
『食事療養をお届けするのだ』でもご紹介しています。ご覧ください。

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管理栄養士プロフィール

  • 大都 宏子
  • 島田 天心
  • 小山 祐子
  • 磯好 幸枝
  • 竹本 敏美