2011年11月アーカイブ

こんにちは、京都の管理栄養士の東川です。
先日、うれしいことがありました。
あるケアマネージャー様からお電話をいただいた時に「東川さん、ブログみましたよ。もしかして、あのブログの方って○○さんのことじゃないですか?何だかうれしくなりました」と。
ちゃんと読んでもらっているんだな~と私もうれしくなりました。

先日訪問した利用者様。
70歳代、女性、C型肝炎。50歳代ぐらいから肝炎があったとのこと。
今回お腹がやけに膨らんできたと思い病院に行くと、腹水が溜まっており、塩分制限がでました。
でも医師から塩分を控えなさいと言われて依頼、極端に塩分を減らしていることを心配された娘様がどこか相談する所はないかとのことで病院からの紹介で利用となり、訪問しました。
何が原因だったのかと思い、普段のお食事内容をヒアリング。原因がありました。
今年に入り、ご主人様がお亡くなりになり、一人で家にいるのが寂しくて、外食ばかりしていたと。ご主人様との思い出の家にいるのが辛かったようです。もともと料理が好きらしいのですが、全くしなくなったと。そのため塩分過剰になったと思われます。

今回塩分制限が出てからは、もう恐いからと外食はされてません。
しかし、家ではろくなものを召し上がっておられませんでした。
娘様が塩分控えめに作ったものも手をつけず、塩分のないと思われるもの、例えば果物だけを召し上がっておられました。
それではいけません。

調味料に含まれる塩分量や食品に含まれる塩分量について説明し、1回の食事に使用できる塩分量について説明しました。
また、塩分を少なくしても食べやすくなる工夫点なども説明しました。
もともと料理が好きな方なので、はーとの食事の利用頻度は少なくして、ご自分で塩分調整した食事が作れるようにサポートしていきたいと思っています。

今回、訪問した時に思ったこと。
それは、環境の変化で食事というものは変化するということ。
今までもそういった方はたくさん見てきましたが、今回、この方の心情が伝わり特にそう思いました。ご主人様の存在が大きかったんだな~と。
定期的にお持ちし、配送員との触れ合いの中で、少しでも寂しさが紛れるといいなと思いました。

はーと&はあと 管理栄養士東川千佳子

こんにちは、北摂の管理栄養士の小山です。
先日、バイクで走っていたら、左手に嫌な感触とともに「びちゃ!!」というこれまた嫌な音を聞き、
脇道に逸れ、恐る恐る左手をみましたら・・・
完熟の銀杏の実がつぶれていました。
もしや・・・と思っていたものでなくほっとしました(笑)。
走っていたのは、吹田市の「ぎんなん通り」。道には無数の銀杏の実が転がっていました。
手袋をしていたので、「セーフ」でした(^-^)。
匂いが強烈なので、ぎんなん通りを通るときは、傘をお忘れなく(笑)!!頭上注意です!!

最近身内から、検診で、「糖尿病です」と言われ、ショックで・・・と報告がありました。
早速、検査結果をみせてもらったら、
9月の血糖が190、HbA1c9.1
10月の血糖が162、HbA1c8.4
11月の血糖が180、HbA1c7.4でした。
体重は161cmで56Kgだったのが50Kgに。体重は3カ月で-6Kg,家族としては心配です。

そこで、今までの食生活を振り返ってみました。
朝はパンとコーヒーだけ、
昼は食べたり食べなかったり、食べても単品メニューのみで野菜はなし
夕はどっさりと一気食べ
間食はちょこちょこ・・・。
日々の活動は必要最低限のみ。
1食、1食にムラがあり、これでは血糖値に乱れが生じるのも無理のない生活でした。

しかし、糖尿病といわれてから、生活は一変したみたいです。
運動は昼と晩にウォーキングをし、1日1万歩は歩く。
食事はレシピ本を3冊ほど購入し参考にしながら料理、間食は一切なし。
朝食にも、プラスサラダ。コーヒーはノンシュガー。
体重計も新調していました!!
気合いはいっています。

徹底した食生活改善と運動により、検査数値と体重は劇的な変化がみられました。
わたしの出番はないかな??と思っていましたが、
体重も急激に落ち、元気もでない。カロリーの気にしすぎで煮詰まっていたので、
食べ方や、食品の組み合わせ等をアドバイスし気を楽にしてもらうように・・・。

今回、身内からの報告をうけ、糖尿病は身近な病気だなあと改めて感じました。
ごはん大好き!お菓子大好き!果物大好き!な方、いっぱいいます。
私もその中の1人・・・。

自分自身の食生活も見直すいい機会になりました。
管理栄養士として、身内のフォローも継続していこうと思います。


はーと&はあと 管理栄養士 小山 祐子

こんにちは。京都管理栄養士の寺田です。
11月になりましたね~!
少し寒さを感じますがさわやかな秋晴れも多く、心地よいですね☆
今の心地よい天気がもう少し続いてほしいです!

さて、はーと&はあとは、今年から
嚥下困難・咀嚼困難の方のためのサポートサービスが始まりました。
このサービスでは、管理栄養士がご利用者様の嚥下状態に合わせて
各種メーカー様の商品の中からご利用者様に見合った商品を選定、
各種とろみ剤や栄養補助食品などの使い方など、
嚥下困難な方が在宅で過ごされる際のお食事に関するトータル的なアドバイス
をさせていただきます。

先日、この嚥下・咀嚼サポートサービスをご希望の方から連絡があり、
入院先の病院を訪問いたしました。

ご利用者様は、6月に脳梗塞を患った86歳の男性。
嚥下困難となり、病院ではずっとペースト状に近い食事を召し上がっていましたが
10月末に退院することが決まりました。
介護者である奥様が退院後の食事に不安を抱いているので
相談にのってほしいとのことでした。

まずは、嚥下・サポートサービスの説明をさせていただき、
ご病状の確認をさせていただいていたのですが
少し困ったことに…。
『はーとさんは、嚥下困難の食事をお弁当の形で提供してくださるんですよね??』
と。

大変申し訳ありません!!
今現在、配食の形でのご提供ができていないのです。
現在のサポートサービスの内容をご説明させていただくと、
レトルトの嚥下食等は、病院の管理栄養士様からのアドバイスの下、1週間分ほど購入済み、
しかも退院に向けて栄養指導も受けておられるとのこと。

さてどうしましょう。

と話を伺っていると、奥様は、レトルトの食事だけではなく、
今後はミキサーも購入して、
出来る限りご自身で食事を用意したいとのご希望をお持ちでした。

それならお力になれるかもしれません!
嚥下サポートサービスの会員になっていただく事を勧めさせていただきました。

実は、ご自分でペースト状のお食事をご用意するのは、結構大変なんです。
実際に作ってみると、
どの程度ミキサーにかければよいのか?
とろみ剤は何を使ったらいいのか?
どのくらいの硬さがいいのか?など
わからないことが出てくると思います。
また、たくさんの種類の料理を作るのも手間がかかって大変です。
スーパーで売っている市販の商品や栄養補助食品を利用することで
奥様の手間を減らすことができます。

嚥下・咀嚼サポートサービスでは
このようなご不安にも相談に応じさせていただきます☆

奥様は、退院後はとりあえず購入済みの嚥下のレトルト商品を使いながら
ご自身でやってみるとおっしゃっていました。
その商品がなくなる頃にまた相談させていただきくことをお約束させていただき、
嚥下・咀嚼サポートサービスの会員になっていただきました。

嚥下困難の方の場合、介護される方はとても不安が多いこと思います。
特に、介護者が配偶者様の場合、その方もご高齢なケースが多いです。

はーと&はあとでは、そのような方のために、管理栄養士が専門的な立場でサポートさせていただきます!
もちろん、各専門の他職種の方と連携が不可欠。
摂食・嚥下連絡票というものを用いて、連携をとって参ります。

お困りの方がおりましたら、まずはお気軽にご相談くださいませ☆


先日京都栄養士会の勉強会に参加してきました。
テーマは『嚥下困難食の調理実習』。

ゲル化剤とミキサーゲルという商品を使っての調理です。

食材を軟らかく煮て味付け
→ミキサーやフードプロセッサーで細かくする
→ゲル化剤などを入れて軽く撹拌
→形を整えて放置
→切って盛り付け

というプロセスです☆

ゲル化剤(ソフティア2)を使った料理
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ミキサーゲルを使った料理
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はーと&はあと 管理栄養士 寺田満里子

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