2011年12月アーカイブ

こんにちは。
京都管理栄養士の寺田です。
雪が降り、寒さも厳しくなってきましたね!
風邪をひかないようにお気をつけくださいませ☆

さて、2011年も残す所あと少しになりました。
今は、お世話になった事業所様に年末のご挨拶をさせていただいています。

先日ある事業所のケアマネージャー様にご挨拶させていただいた時に、
最近入院されたご利用者様のU様がご逝去されたとの悲しい報告がありました。

U様は慢性腎不全、要介護Ⅲの女性です。

病院から「このままだと透析は避けられないだろう」と言われましたが、
透析回避のために今年の6月ごろからはーとを利用してくださっておりました。
U様は食事、排せつ以外はほぼ寝ておられるのですが、
同居している娘様は、
これ以上悪化してほしくない、透析には絶対にさせたくないという想いがとても強い方。
「寝たりきになったらアカン!」「ちゃんと食べなアカン!」
「水分もちゃんととらなアカン!」・・・
U様に対してとても厳しく、そして温かい対応をされる娘様でした。

慢性腎不全なので、必要なエネルギーはしっかりとっていただきたいのですが、
U様は食欲がなく、食べること自体が精一杯でした。
「本当はもっと食べさせないといけないのはわかってるけど、どうしてもたくさんたべられないんです。だから1日1回、このお弁当だけはちゃんと食べてもらうようにしてるんです。」
娘様なりに出来ることをいつも一生懸命されておられました。
U様はエネルギーと水分が不足しがちだったので
間食にフルーツゼリーを食べてこまめにカロリー摂取するようにとお伝えしておりました。

配食がスタートして約四ヶ月が経過したころ、娘様から検査結果の報告がありました。
クレアチニン、カリウム、尿素窒素が すべて減少傾向。
医師からも、状態はよくなっているので、この調子で過ごしてくださいと
お話しがあったとのことでした!

娘様もとても喜んでおられて、
「やっぱり少しでも元気でいてもらいたい。その一心でやってますから。
 1日1食分の食事をたべてもらうのが精一杯ですけど、また頑張ります」
と話してくださいました。

しかし、U様が入院されたのはそれから1ヶ月後、

そして入院後すぐに息をひきとられたのことでした。


突然のことだったので、私も驚きを隠せませんでした。


しかし、ケアマネージャー様は、娘様の介護のご様子を本当に感心しておられ、
私にこう言ってくださいました。

「ご逝去されてしまったけれど、
透析っていわれていたのに、最期まで透析にならずに自宅で過ごせたことは
とてもよかったと思います。
U様を見ていると、やっぱり食事って大切なんだと改めて思いました。
また何かあったらよろしくお願いしますね。」


この言葉を聞いて、私は胸が熱くなりました。


食事療養は、毎日の小さな努力、積み重ねがあってこそ、
体重が減ったり、血液検査データの改善が見られたりと結果が現れてくるものです。

薬のように、すぐ効果が出るわけではありません。
模範解答があるわけでもありません。
だから、食事療養の大切さを、実は実感されていない方もたくさんいらっしゃると
思います。

ですから、もっとたくさんの方に食事療養の大切さを伝えていきたい!
そう改めて感じました。

2012年は、管理栄養士としてもっともっとスキルアップして
たくさんの方のお役に立てるよう
全力で頑張って行きたいと思っています!


来年もよろしくお願いいたします☆

はーと&はあと 管理栄養士 寺田 満里子

こんにちは、カスタマーセンターの大都です。

12月も20日を過ぎ、あっと言う間に年末です。
毎年、早めに年賀状を書こうと思いながら実行できずにいる私です。
今年はちょっと早めに、用意だけはできました(^^;

先日、ある利用者様のことで配送員さんから相談がありました。
どうしても主食の量が多くて食べきれない、減らして欲しいと仰っています・・と。

たまたま土曜日。
担当者はお休み。私の出番です。

塩分調整食の1400kcalの夕食をお届けしている女性です。

さっそくお電話をしてみると、やはり主食が多くて食べられないとのこと。
履歴をたどると、少し前まではふつうのかたさの米飯をお届けしていたのですが
少しその方には硬めだたため、軟飯に変えたところでした。
軟飯と米飯はお米の量は変わらないのですが、水分を多く含む軟飯の方が
重量的には重く、見た目も膨らんでいる分多く見えます。

食べて頂きたい量であることと併せてご説明。
よくよく確認すると塩分調整食でなくても良いかもしれない・・と判断。
血圧も確認しましたが、特に先生からは何も聞いていないとのこと。

もしやご本人様には伝えていないのかしら?
更に確認すると担当者会議にも参加させて頂いていることもあり、
ここで即、食種変更することは止め、
担当者へ最終確認をすることにしました。

主治医の先生に確認をしてから、もう少し主食の少ない
カロリー調整食へ変更することもできますと説明。

週明けに担当者から連絡することを快く了承して頂きました。

相談にお応えできませんでしたが、
担当者でない栄養士からすぐに連絡をしたことを喜んで下さり良かったです。


すぐに対応できない内容もいあるかもしれませんが
いつでも相談させて頂きます。
お気軽にお電話くださいませ。

管理栄養士 大都 宏子

こんにちは。カスタマーセンターの山村です。
毎日、寒い日が続いていますね。昨年は大晦日に京都では雪が降りましたが、今年は・・・?


カスタマーセンターでは、毎日色々なお電話が舞い込みます。
配送員から1本の電話がありました。
〇〇さんにお食事をお届けしたら、本人様が身体が動けなくなり、4時間ものあいだ
玄関入ったところでうずくまっていたと、おっしゃったと。
別居の息子様にも電話をしたが、繋がらなかったらしい・・・
私(配送員)が来るのをずっと待ってたとおっしゃったそうです。
え~~4時間も!!とびっくりしました。本人様の状態は、元気そうではあるけど
顔色少し悪く、しんどそうであるとのことでした。
すぐに、ご家族宅へ連絡しました。息子様に繋がりました。
ありがとう!ありがとう!と連呼され、すぐに見に行きます!とおっしゃいました。
ご家族に連絡が取れ、ほっとしました。
高齢者は自宅内で転倒されたり、体調が悪くなったりする事が少なくありません。
配送員が伺うことにより、日々の状態を把握させていただく事って本当に大切です。
利用者様で、初めてお会いすると、どこか具合いがお悪いのでは?と思うぐらい、動かず
じっとされている方もいらっしゃるのですが、その方の普段の姿なのです。
普段と同じ状態なのか、異変があるのかはいつもコミニュケーションをとっている
配送員ならではの気づきであり仕事です。
独居の高齢の利用者様は、ご家族や関係機関、私達、はーと&はあとのスタッフ、
配送員で守っていき、1人でも多くの方のお役に立ちたいと思いました。

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私事ですが、先日、18回目の結婚記念日を向かえました♪
適当な家事・育児ですが、家族の協力のもとなんとかやってこれてます。
小学6年生の娘から、お祝いのプレゼントを渡され、びっくりしました。
ペア・ビールジョッキでした(笑)
友人の母と買いにいってくれたそうです。嬉しかったです☆

はーと&はあと 管理栄養士 山村 豊美

こんにちは。北摂の栄養士の島田です。

今年のブログもあと数回、また1年が終わろうとしていますね。
かわらずバタバタした1年だったようにも感じますが
いい締めくくりを目指して最後のラストスパート中です。

さて、秋から新たに高槻の方の相談も担当をさせていただくことになり
先日ご挨拶兼ね訪問に伺いました。

前任のそのまた前任のことから、はーとをご利用のK様
インスリンを打ちながら血糖管理をされもう数年以上になります。
最近はなかなか血糖が落ちつかないようで
先生からも「180だったらO.K」とやや高めの
設定で療養されています。
夕食だけ配食をとられ、昼は自炊しているようですが何を食べているのでしょうか?

伺った日は、あまり体調がよくなかったようで
外出の予定をキャンセルされ部屋でゆっくり横になっていました。

雑談しながら最近の血糖の具合を聞いてみると
200を超えることもままあり、大変と・・・
夕食とっているのに、なぜか夕食前が高くなってしまって
せっかくとっているのにねぇ、とこぼされ
(Kさん、それは昼食に問題があるからです。夕食関係ないよ。昼何食べてんの?)
するとK様
「それに最近、血糖値がうすくなってきて読みづらくて測るのも億劫なのよ」といわれ
「ちょっと、機械みてくれへん」と
血糖測定器を直して欲しいといきなりのむちゃぶり。

(え!測定器のことはちょっとわかりませんよ、、、
 病院でみてもらったほうがいいのでは)と思いつつ
 わかる範囲でちょっと見ましょか。と見せてもらうと
画面がうすくなっていて、非常に読みづらい状態でした
「Kさん、これ電池がなくなってきてるんじゃないですか?
 結構長く使われてますこの測定器、電池交換されたことあります?」と聞くと
「去年か今年の始めから使ってると思うけど電池なんか交換したことない、
 電池が原因なん」といわれ奥から単3を8個、単4を2個持ってこられました。
これ、単4なんで、この2個でちょっと交換してみましょうか。
と、交換してみたところ、はっきり・くっきり写るようになりました。

「わ~はっきり見えるわ。ありがとう。よかった~
 もう、ずっと見えづらくて計りにくかったから、
 測定器の交換だけにまた病院いかなあかんかと思ってたわ。助かったわ」と、
とても喜んでいただき恐縮です。(電池交換しただけですが)

もちろん、そのあと昼にうどんや菓子パンなどを食べている時を聞き出し
乱れた食生活を直してもらうようお願いして訪問終了となりました。

食事だけじゃなくて機械の不具合で療養への不都合が生じる場合も
あるんですね!(レアなケースでしょうが)
きれいに見れるようになった測定器でいい結果がでるよう
フォローしていきたいと思います。


はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

今年一年の北摂の様子は
『食事療養をお届けするのだ』でもご紹介しています。ご覧ください。

こんにちは、京都管理栄養士の東川です。
早いもので、もう12月半ばですね。

年末になると、なんとかお正月は家で過ごしたい、過ごしてもらいたいと、退院される方多いです。ただ食事までは支度が大変だし、制限用の食事もできないという方で利用開始になる方おられます。
はーと&はあとでは年末年始も休まずお持ちします。
関係機関などを回ると、その事を知って下さっている方がほとんどです。

普段はヘルパー様が食事支度をされている方で、年末年始だけお持ちする方もいます。
「例年通りでお願いします」とケアマネージャー様から連絡があります。

年末年始の予定変更のために連絡を下さる方も多いです。
先日、たまたまある利用者様からキャンセルの連絡があり、お話ししました。
生活改善のために週に二回だけ、ご利用されている、40歳代、男性です。
利用開始になりもう10ヶ月です。今年の人間ドックでコレステロール、中性脂肪が高く、なんとかしたいとのことでした。
1月には人間ドックがあるので油断禁物です。
食事については意識もされ、運動もジムに行ったりと努力はされています。
ただ、最近のご様子を伺うと
「せっかく立てた目標が・・・ダメだと思いながらできていない」と。
「でも東川さんの声を聞いたので、頑張らないとダメですね」
と一応気持ち新たにやる気になっていただいたかな!?と思うのすが、年末年始の忙しさにどこまで自己管理をすることができるのか心配です。
仕事が不規則でとてもお忙しい方なので、その中で自己管理していく方法を見つけないといけません。
この方の場合は、前回立てた目標がこの方にとっても達成しにくかったのかもしれません。次はどんな提案をしてがあげるとベストなのか、再度生活を確認しながら目標を立てたいと思います。

自分でいくら頑張ろうと思っていも、やはり気の緩みは出てしまいます。
そんな時にタイミング良く、声掛けできると良いなと思います。
年末年始に食事が乱れてしまうのでないかと思われる人が、チラホラ頭に浮かびます。
年末のご挨拶も兼ねて連絡しようと思います。

はーと&はあと 管理栄養士東川千佳子

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