2011年12月アーカイブ

こんにちは、北摂の管理栄養士、小山です。
先日、実家に帰った際にみかんの収穫を手伝ってきました。
今年のみかんは、とってもあまくておいしい!!(去年はすっぱかったのですが)
たくさんもらって帰ってきたので、食べすぎには注意したいものです。


さて、わたしの担当の方で8月末から11月末までご利用頂いておりました。
自己流でやっているけれども、なかなか血糖値が下がらないとのことでお申し込みがあり、
勉強したいとのことで配食をご希望されました。
身長は148cm、体重63.5kgとBMI29でした。
訪問栄養相談により、食生活のヒアリングをした結果、
・昼食を極端に少なくしている、
・昼食の食べる時間がバラバラ、
・ちょこちょこ食べが多い、
・漬物の摂取頻度が高い
と問題点が浮き彫りになりました。
原因と考えられる点をヒアリングすることで、自分では気づかない問題点がみつかります。

ご利用頻度は開始時は昼食を毎日にし、経過をみて昼3回、夕3回に変更し毎週日曜日は
楽しみとして、定食屋へ行き外食を楽しまれるという生活がパターン化しました。

開始時は、週1回はどんなものを食べたかの連絡をくださり、注意点をアドバイスしていましたが、
ご自身でも、1回にどの程度たべたらよいかがわかってこられ、
配食の献立や量も参考になっているとおっしゃっていただけました。

もともと、料理の好きな方でしたので、
3カ月ご利用頂き、一度自分で頑張ってみると仰られ、配食は停止となりました。
ご利用頂いたことで、体重が60kg、BMI27.4と理想的に減少し、今まで膝の痛みがあったのも
解消されたため、歩行もスムーズにできるようになったと喜びの声を頂きました。

はーと&はあとを無事、「卒業」できたなあ、と思いながらさみしくも感じましたが、
先日、お電話を頂き「配食はストップしたけど、血液検査結果がよかったから電話しました」
とうれしい一報を頂けました。
10月の検査では血糖値164であったのが、12月の検査では血糖値134、HbA1c5.3に下がったとのこと。
体重はスムーズに減少したのですが、血糖値はなかなか下がりきらなかったので
心残りだったのですが、今回の数値で結果がでたことでご本人様も「食事療養をつづけてよかった」と
心から仰っていたように感じました。
今まで勉強した成果を試すために、12月はご自分で用意してみて、検査結果がどうなったか教えて頂けるとまでおっしゃって頂け、報告が楽しみです。

配食を一旦ストップした方から、このような報告をいただけるとは思いもよらず、わたしもとても感動しました。
短期間ではありますがお力になれたんだなと思い、
これからもこのようなご利用者様との関係を作っていけるようがんばっていきたいと思います。

はーと&はあと 管理栄養士 小山祐子

こんにちは!京都管理栄養士の寺田です。
12月も中旬になり、寒さも厳しくなってきましたね!
風邪をひかないように手洗いうがいを徹底しましょうね☆

さて、はーと&はあとでは、
腎疾患の方にお勧めする特殊食品も各種取り扱っております。
これらの商品をご購入していただく場合、
「嚥下・咀嚼サポートサービス」と同様、
サポート会員になっていただき、商品の説明と選定などをさせていただきます。
(取扱い商品は、嚥下サポート商品リスト(PDFファイル)をご参照ください☆)

配食をご利用していただいているお客様の中で
最近会員になった方がいるのでご紹介いたします。

6月から透析を開始された66歳、女性のA様、旦那様とお二人暮らしです。
透析を開始すると同時にはーと&はあとのお食事をご利用していただいております。
A様は以前に、病院から腎疾患の方向けの特殊食品の紹介を受けたことがあり
その時手に入れたパンフレットを見てひじき煮とおでんを大量に購入されていました。
そのほかにも減塩味噌汁やマクトンオイル、ゼリーなど
家の中には腎疾患向けの特殊食品がたくさん用意されておりました。
A様も旦那様も調理ができる状況ではないので、
調理済みの食品を購入して食事支度をされるのが一番良い方法かなと判断し、
特殊食品を利用した食生活を提案させていただきました。

毎日のお食事は
朝食はパン食にコップ1杯の牛乳、果物の缶詰やゼリー
昼食は透析以外の日はご飯と特殊食品のレトルトおでんとひじき(透析の日は施設ででるお弁当)、
夕食は、はーとの配食

といった感じです。

とはいえ、昼食に同じ商品ばかり召し上がっていては
栄養バランスも悪いですし、飽きもでてくるので
他の商品もご提案させていただきますとお伝えしましたが、
当時は、ご自身で購入された商品が山ほどあったので、
とりあえずは今の商品がなくなるまで、様子を見ることになりました.。


それから3か月後、旦那様からお電話がありました。

『家内がゼリーを勝手に注文して食べているのですが、これは食べてもよいのでしょうか?』と。

商品名を確認させていただき、調べてみると・・・

それは、低栄養の方向けの栄養強化食品
1カップで蛋白質5gも補給できてしまうゼリーだったのです。

A様の指示栄養量は1400kcal、蛋白質40g、塩分6g以下。
蛋白制限があるので、この商品はおすすめできません!!

この商品は旦那様が食べてくださいねとお伝えし、
蛋白質の少ないゼリーのご紹介やドラッグストアやスーパーでも購入できる
間食のご提案もさせていただきました。

なぜこのゼリーを買うに至ったのでしょうか?

A様のご自宅には、
購入商品が入っていた段ボールの中に
いろいろな商品のパンフレットも同封されていたのを思い出しました。
それを見てどんな商品かも知らず、購入されてしまったのでしょう。

このままだと、商品知識のないまま必要のないものを購入したり
お体の状態にふさわしくない商品を購入して
無駄にお金がかかったり、体に悪影響を及ぼすことも考えられます。

このまま特殊食品を利用するのであれば、
はーと&はあとを利用していただく方が
安心してご購入いただけますよ!
とお伝えし、
サポート会員になっていただきました。

さっそく、ひじきとおでん以外の商品も紹介させていただき、
サンプルを取り寄せて試していただきました。

気に入っていただければ、
これらも日々の食生活に取り入れて
食事療養していただきたいと思っています!

今後も定期的に様子を伺って、
A様の食生活の様子や介護される旦那様の相談役になっていきたいと思っています。

腎疾患・透析をされている方にとって、食事療養は必要不可欠です!!

特殊食品のご利用をお考えの方も、
特殊食品を利用せずに療養をお考えの方も
一度はーとの管理栄養士にご相談くださいね☆

きっとお力になれると思います(^_^)/

はーと&はあと 管理栄養士 寺田満里子

こんにちは、カスタマーセンターの大都です。

気づけば、もう12月。早いものです。

時々、相談の電話をして下さる利用者様が居ます。
山科区にお住まいの女性です。
まだ60才代のNさまは糖尿性腎症です。

最初に受けた相談は、
「揚げ物が食べられない。」でした。
糖尿病の合併症で腎症となったのですが、
さすがまだ60才代、しっかりタンパク質制限と必要エネルギーの確保が頭に入っているのですが
性格上、制限にやや神経質になられていました。

糖尿性腎症の多くの方が悩み、理解しがたいエネルギー確保のための油の摂取も心がけ
工夫をされていました。

揚げ物メニューが多いこともしっかり理解されていたのですが
どうも、食べられない様子。

私が出した提案は、献立表や栄養価をみながら塩分・蛋白質制限食と塩分制限食とを併用することでした。
誰にもでも提案することではないですが、Nさまは体調の不安定はあったのですが血液検査の結果は安定し、しっかりタンパク質制限と必要エネルギーの確保が理解されていたからです。

それからは
「塩分・蛋白質制限食と塩分制限食のどっちにしたらよいかしら?」
という相談になりました。

「塩分・蛋白質制限食はフライなんやけど。塩分制限食は照り焼きで。でも蛋白質の量が多いし。どうしたらよいかしら?」と。

「塩分制限食だと少しエネルギーが不足するから、ほうれん草の和え物にごま油でも落としてみてくださいね。」と提案したり。

その後、検査結果から摂取塩分が少なすぎると主治医の先生から言われたと相談がありました。
「先生はこころもち塩を増やせって言うけど、こころもちって・・どうしたら良いのやら・・」

そこで、使用する味噌の量を決めて朝食にお味噌汁を作って頂くことを提案。

体調も気分も落ちついていらっしゃるのか、最近は少しご無沙汰で経過観察中です。(^^)ノ

音沙汰がないのがお元気な証拠ですね(^^)v

担当者ではないですが、いつでも相談させて頂きます。
お気軽のお電話くださいませ。

管理栄養士 大都 宏子

こんにちは。カスタマーセンターの山村です。
毎年、あっという間にやってくる12月。一番嫌いな月かもしれません(苦笑)
クリスマスや忘年会、お正月が迫ってくるので楽しいはずですが・・・
主婦には、気忙しい季節です~
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私は週1回、クリニックの栄養指導にもいってます。
60歳代、男性、脂質異常症、性格温厚。
栄養指導に来て頂く頻度も、患者さんに合わせ、私が決めています。
この男性は、続けて毎月1回を3ヵ月間継続し、一緒に考えた目標も達成できており、
意識変容⇒行動変容ができていて、コレステロール値も下がってきていました。
ので、おもいきって『次回は6ヶ月後にお会いしましょう!』と言い、6ヵ月後に
来られました。
半年前に約束したことはほぼ守って生活できていた。
コレステロールも基準値内に入り、『薬が減ったよ、ありがとう!あなたと話したしやな・・・』
と、半年振りにお会いすると、嬉しいお言葉。
減薬できたのは、本人さんが、生活行動、食生活行動を変えられた、努力された
賜物です。
私は、きっかけ作りをお手伝いしたに過ぎません。
でも、一緒に考えることで、病状改善できるなら、すごくやりがいがあります。

が、なかなか、改善できないケースもあるのでまだまだ、きっかけを作る私達の
勉強が必要だなーと感じています。

       はーと&はあと管理栄養士 山村 豊美

こんにちは、北摂栄養士の島田です。

先日、冬の寒さ&節電対策に部屋着をひとつ買いました
スポーツDEPOでかった1900のフリース
めちゃくちゃ暖かいです!
最近の衣料の技術進歩は素晴らしいですね
こんなにあったかい服でもかさ張らず、ごわごわ感なし
アンダーシャツの上に着るだけでちょっとの外出でもO.K
暖房も必要ないほど、部屋ではぬくぬくしています。
(寒い冬は、このまま冬眠したいと願う毎日です)

さて、ちょっと前にはーと&はあとから自立して
(うちの社長は卒業という言葉を使っていますが)
療養をスタートされた方がおられます。

その方O様、高血糖を指摘されとある豊中の病院に教育入院され
そちらで食事指導を受け、退院後は配食を利用して血糖管理をされていました。

自宅でも食事を作られているO様。
最初にお伺いしたときも、自炊と併用しながら配食を
利用されることをご提案しましたが
「血糖が高かったし、自炊でどこまで病院と同じようにできるか心配だから
 当面はよくなるまで昼・夕とも配食でお願いします」
と毎日の食事を配食で療養されることに

最近ではめずらしいでしょうか、O様宅は三世帯の大家族です。
ご家族と一緒に食事されるのが日常ですが血糖を安定させるため
毎日の食事を配食で管理する決断をされ
僕からは朝食のアドバイスと、特に本人も気をつけなければと
意識されていたお菓子と果物の量をしっかり守ってもらうよう
お伝えさせていただきました。

食事制限に慣れない方は、病院で食べていたのと同じカロリー
味付けとは言え、昼夕はストレスがかかるものですが
O様は最初の意欲を継続され、配送員にも
「野菜から食べるようにして、おかずはしっかり食べているよ」
とお返事いただきながら、二ヶ月目には数値の低下が見られ
先生からも「このまま続けていけばいいよ」と励まされ
気がつけば、三ヶ月がすぎました。
「そろそろ、結果にはっきりとした変化出てきた頃じゃないですか?」
と、フォローをしてみると
「今度診察があるので、その時また先生に聞いてみます」といわれ
「6月末で8.7あったHbA1c(ヘモグロビンエーワンシーが)
 11月の検査で6.3まで下がりました。量も体が覚えたし
 これからは自分で用意しながら療養してみます」と
うれしく、はーと&はあとのサービスが自立していかれました。

しっかり食べ込んだので、結果が出やすいといえば出やすいのかも
しれませんが、良くなられて止められて行かれる方の声は
皆さん非常に元気でこちらも幸せな気持ちでお別れすることが
できました。

また、糖尿の状態が悪くなられたり、療養に困ったときは
サポートさせていただきますが、そのようなことがないことを
お祈りしております。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

今年一年の北摂の様子は
『食事療養をお届けするのだ』でもご紹介しています。ご覧ください。

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