2012年4月アーカイブ

こんにちは、京都管理栄養士の松政です。
GWですね。みなさんどこかにおでかけ予定は?
新緑のいい季節で、せっかくの休みなのに、何の予定も立っていない私。
これではいかんとただ今思案中。

さて、先日の栄養指導でのお話。
40歳代、女性、高血圧症、糖尿病、肥満。
健康診断で血圧が高いとのいうことで受診。
健康診断の表では血糖値も高い状態だったため、Drから再度血液検査を指示さされ、
検査すると、HbA1cが8.0%。

結婚後、出産後に体重が20㎏増加。
自分の体型にうすうす気づいていたが、妊娠の時に少し血圧は高いが他の異常はなかったため、「大丈夫」と自分に言い聞かせ、見て見ぬふりをしてきたと。
パートはされていましたが、今まで健診を受けたことはなく、最近、パート先が変わったことで健診を受けないといけなくなり発覚。
食事内容を聞いてみると
朝は菓子パン、食パンの時はバターやジャムをたっぷり。飲み物は果物ジュース。
昼はパート後、家に帰ってで、カップ麺や夕食の残り。それだけでは足りないので菓子パンを2個ほど。そして、食後におやつを食べてすぐ昼寝。
菓子パンをよく食べるのは、パン屋さんでパートしていると。
夕食は、小学生の息子さんがいることもあり、魚より肉で揚げものが多く、ご飯もたっぷり。めん類やこってり系のパスタも大好物。
そして、夕食後にも必ず、プリンやケーキなどのデザートを毎日。
週末には家族で外食や友人とバイキング。食べなきゃ損ということでお腹いっぱいまで食べるとのこと。
最近は、健康ブームでテレビなどのマスコミでダイエット企画なども多く、こういった典型的な生活習慣病まっしぐらの食生活をしている人は減ってきているかなと思っていたのですが、まだまだなんだと実感。
でも、この方にとってはよかった。不幸中の幸いです。
旦那様にも、今わかって本当に良かったと言われたと。
1週間後に再受診があったため、再度栄養指導もしたのですが、家では家族会議をされたそうで、ご主人様、息子様も協力してくださっているようです。
病気の怖さについてお話はしましたが、お菓子が大好きで、食べることが大好き。大変なことからは目を背けてしまわれる方です。
食生活、生活改善はこれからなのですが、「あの時は、怖い食生活をしていましたね~」と笑い話になるぐらい、ご自分でコントロールできるまでになってほしいと思います。
はーと&はあと管理栄養士 松政千佳子

こんにちは、カスタマーセンター小山です。
少し前になりますが、滋賀県の湖西へドライブに行ってきました。
「海津大崎」という桜の名所があり、満開でとても綺麗でした☆
また、国道161号線沿いを走っていると突如現れる鳥居、
「近江の厳島(いつくしま)」とも言われている白髭神社、神秘的でした(^^)
近隣の散策も、いいものですね。
ドライブの2・3日後にテレビでも同じネタで散策しているのをみて、思わず見入ってしまいました(笑)。

さてさて、3月のブログで、「もしもし検定を受講中!」と公表しておりましたが、
無事合格することができました!!
今回は3級合格で、入門といったところですが、
「試験」を久しぶりに受けたこともあり、とても緊張しました(汗)。
試験は、筆記に加え、実技もあるため、
ボイスレコーダーに声を録音し、聴き直し、悪いクセを修正し、試験に挑みました。
普段、自分の声を客観的に聴くことがないので、いい経験になりました。

受講中に、私の心にささった言葉があります。
経営者の永守重信氏の名言
『能力の差』は最大5倍だが、『意識の差』は100倍程度ある 
スタートラインがまったく同じの人間同士が、片や何となく毎日を過ごすのと、
意識を24時間研ぎ澄まして、それを365日続けるのとでは、自ずと差が開いてしまう。
、といった意味だそうです。

何となく過ごすのは、とてももったいないですね。
「意識する」ということは、「目標をもつ」ことでもあります。
はーと&はあとは、食事療養のお手伝いをする会社ですので、
お食事をお届けする前に、お客様と一緒に「目標」を立てています。

目標がうまく立てれない…そんな方は是非ご相談くださいませ。
担当の管理栄養士が、お客様にあった目標をご提案させていただきます。

管理栄養士 小山祐子

こんにちは。FFS事業部管理栄養士の柴田です。
急に暖かくなりましたね!

さて、4月からクリニックの栄養指導を担当させていただくことになりました。
今まで宮川さんが担当していたクリニックです。
事業部が変わってから栄養指導する機会が減っているので
久しぶりの栄養相談はすこし緊張しました。

相談者は45歳女性、150㎝、74kg、脂質異常症です。
今回で2回目の栄養相談でした。

まずは挨拶をかわし、
普段の生活の様子を伺っていきました。
が、申し訳なさそうに一言、
「話をする前に言っておかなければならないことがあるんです」と。

「前回の目標に、レコーディングダイエットに取り組む」と決めていたのに
1か月もしないうちに挫折してしまったというのです。

レコーディングダイエットとは、
毎日食べたものをすべて記録し、自分で何をどれだけ食べたのかを自覚することで
食生活の改善を図る方法です。

日記やブログを書くことがすきだったり
記録が好きな人、マメな人であれば
レコーディングダイエットはやりやすい方法ですが
そうではない人にとっては少し大変なようです。

「この3か月は体調も悪かったし、
主人や息子のことで毎日バタバタしているから
、記録するとなるとちょっと大変で続けられなかったんです。」
さらに
「『食事が乱れたら栄養士に怒られるかな』と考えてしまって、正直に書けなかった」
とおっしゃっていました。

それであれば、レコーディングダイエットは向かないかもしれませんね。
正直に書いていかないと、自分で何を食べたのか把握できませんし、
なによりも継続するのがストレスになって食事療養が嫌になってしまいかねません。

割り切って違う方法を探す事にしました。
食事の問題点を伺っていくと
「夜ご飯を食べ過ぎているように思う」とのこと。

息子さんの帰りが遅く、さらに食べ盛りなので
食べごたえのあるものをたくさん作ってしまう。
そして余ったら「もったいない」と感じて
ついたくさん食べてしまうようでした。

この方は、BMI32.8。
まずは体重を減らしていく必要があります。

しかし夕食の食べ過ぎは皮下脂肪の蓄積を招きます。
ですから、まずは夕食の改善をすることを提案しました。

まずは、
●自分の分を取り分ける。
●息子さんが残しても、余り物を食べない。
●余り物は翌朝やお弁当、翌昼に食べること。
●野菜多めのおかずを作る。
そして
●体重を毎朝計る。

これらの事を目標にすることにしました。

「余ったらもったいない」の気持ち一つが
ご自身の体重に影響しすからね☆

今はコレステロールが高いだけですが
動脈硬化を招く要因が増えない様
今のうちに食生活の改善と体重コントロールを成功していただきたいです!

そのためにも、その方が継続できる目標設定が大切です。
継続できるかを見極められるように
提案した時の相手の反応にも敏感になっていきたいと思いました。

管理栄養士 柴田満里子

こんにちは☆北摂管理栄養士の大都です(^^)ノ

先日、国宝犬山城&犬山祭り&お花見のバスツアーに行ってきました。
なかなか渋いツアーでしょ(^^;
十数台の山車が城下町を練り歩きます。
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私たちが乗り込んだバス
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tha お・お・さ・か!って感じのバスでしょ(^^;
行く先々でかなり注目の的でした(^^)ノ


さて、先日訪問したKさま。
吹田市在住の70代の男性。
息子夫婦と孫とひ孫の4世代でお住まいです。
もともとは、島根県でお住まいだったようですが
去年同居されたようです。
面談は息子さまのお嫁さんとさせて頂きました。

島根県におられる時から腎臓が悪かったようです。
今回退院するにあたり、病院の主治医に食事について
気を付けることはないか?と聞いたところ
何を食べても良いと言われたとか・・

お嫁さん曰く、
『こんな薬たくさん出されて、何食べてもいいわけないですやん!おかしいでしょう?いくら先生に聞いても、何食べても良いしか言われないし。』
と不安をぶつけてきました。
退院時の栄養指導もなかったようです。

『水分制限もあるのに、こんなたくさんの薬・・少しでも薬を減らしてあげれたら・・と思うんです。』
とも。

主治医からの指示が不明ではありましたが
慢性腎不全の食事制限の基本をお伝えし、処方されている薬を確認すると・・
カリウムを下げる薬は2種類。

カリウムを下げる薬を出しておいて、「何食べてもいい」とは・・・

ここはきちんと説明をさせて頂きました。
カリウムを下げる薬が出ていること、カリウムの働き、カリウムが高くなりすぎると心臓停止をひきおこすこと、カリウムは野菜や果物に多く含むこと・・

『え~っ!? 朝からバナナ食べさせましたよ。病院で出てたから・・』

病院では制限した範囲で3度の食事を用意するため出ていたのかもしれません。

今後は往診の先生が定期的に血液検査をされるとのことだったので
腎機能の検査項目をお伝えし、併せて検査結果を確認させて頂くことをお伝え。

『ケアマネージャーさんからも、色々教えてもらえるよって言われたんですよ。相談できて良かったです。ずいぶん不安が解消しました。』

こう言って頂きました(^^)v

『不安が解消しました。』
この言葉は相談員として嬉しい一言です。

『不安と不都合を抱える人々のお役にたつ』
はーとの掲げる理念ですしね(^^)ノ

Kさま宅を後にし、そのまま入院されていた病院へ直行。
栄養課に行き、Kさまの入院時の食事を確認してきました。
やっぱり、カリウム制限も蛋白質制限もありましたね。
そのことをお嫁さんに電話で報告して本日の任務終了。

『不安が解消しました。』
たくさんの人から、この言葉が聞けるよう頑張りたいです☆

管理栄養士 大都宏子

こんにちは、北摂栄養士の島田です。

先日、というかちょっと前ですが
国立循環器病センター主催の市民講座に参加してきました。
これまで、講演や演題発表を共催で行ってきた国立循環器センターが
主催として初めて市民講座を開催されたようで
楽しみに参加してきました。

とうぜん、循環器専門病院ですので
話は心臓と脳の治療や最新情報についての講義でしたが
市民参加ということもあり、難しい内容ではなく
非常にゆる~い感じてリラックスして聞くことができました。

特に私が印象に残ったのは、やはり栄養の話
もちろん難しい話ではなく、講義された管理栄養士の先生の発表のなかで
おもしろい内容だったのでお伝えします。

毎日の食事をバランスよく摂るためには、どのような食品を
どの程度食べるのがよいか、国や地域によって差はあれど
概ね決まっていることがあります。それは【糖質のバランス】
日本では食事バランスガイドが発表され

1SVは1サーブとして食品群ごとに目安量が示されています

糖質バランスの目安は1日の必要なエネルギーの半分は糖質でとりましょう!というもの
これ、実は万国共通だそうです
アメリカ版

その他各国のフードガイドもご覧ください
ファイルをダウンロード

糖質は体を動かすのに必要な五大栄養素のひとつです。
食事をするとき、半分はご飯などの穀類からとるようにと指導するのは
グローバル基準なんですね。
最近は「ご飯は控えて~、おかずをしっかり食べてますの(私えらいでしょ)」的な
ことをよく聞きますが、それってやっぱりずれてるんですね。
グローバルスタンダードに照らし合わせても。


はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

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管理栄養士プロフィール

  • 大都 宏子
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