2012年6月アーカイブ

こんにちは。
FFS事業部の柴田です。

さて、今回は嚥下・咀嚼サポートサービス商品ランキングです!

今回の商品は、
キューピー優しい献立シリーズ UDF区分2(歯茎でつぶせる硬さ)のうち
おかずになるシリーズです。

エントリー商品は次の6品です。
●パンプキングラタン
●鮭と野菜の炊き合わせ
●すき焼き
●貝柱のかきたまあんかけ
●肉団子と厚揚げの和風あんかけ
●エビと貝柱のクリーム煮
●肉じゃが

一袋あたり100g。
カロリーは35~100kcal程度、
塩分0.3~0.9g程度
蛋白質は2.4~5.1g
です。

ランキング結果は次の通りです。
  
第1位 エビと貝柱のクリーム煮
 理由…エビの風味がよく、口たりなめらか。そして美味しい!
      
第2位 貝柱のかきたまあんかけ
 理由…貝柱の風味がよい。おかゆとも相性がよさそう。

第3位 パンプキングラタン
 理由…南瓜とミルクのバランスがよく、食べやすい。硬さもちょうどよい。

第3位 鮭と野菜の炊き合わせ
 理由…やさしい味で生姜風味がよい。味のバランスがよい


今回の商品は、比較的どれもたべやすい物でした。

ホタテ、エビなどの海鮮風味や生姜風味が
好評のようですね!


『風味』とありますが、
『五感』について少しお話ししたいと思います。

私たちは、食事する時、
五感をフル活用しています。

風味は、『嗅覚』にあたります。

五感とは、
味覚(塩辛い・甘い・苦い・酸っぱい・辛い)
視覚(色鮮やか、盛り付けが綺麗!美味しそう!)、
嗅覚(風味、香り)
触覚(歯ごたえ、舌触り、温かい・冷たい)
聴覚(食事の時の音…サクッ!パリパリ!)

年齢を重ねるにつれて、
その感覚が低下するので
美味しさを感じにくくなります。

高齢者向けの食事を考える時
つい味を濃くすることを考えてしまいがちですが、
実はそれだけではなく、
風味、口当たり・見た目・歯ごたえなど
他の五感を刺激して美味しさを増す工夫も
とても大切です。
そして、楽しい雰囲気の中で食事をすることも
食欲に関する大切な要素です!

嚥下・咀嚼困難な方のために食事が必要になった時、
刻んだりミキサーにかけたりするのは手間がかかる、見た目が悪い
という印象がありますが、
今は、様々な既製品も発売されて、その手間を省くこともできます。
盛り付け方や器を工夫して見た目を良くしたり、
風味のよい商品を選ぶなどして上手に利用することができれば
バリエーションを増やすこともでき、
食べる方も食事を用意する方にとってもうれしい食卓になると思います。

はーと&はあとの嚥下咀嚼サポートサービスの会員様には、
担当管理栄養士が嚥下・咀嚼困難な方向けの商品の選定や
栄養に関するアドバイスをさせていただきます。

詳しいサービス内容に関しては
嚥下・咀嚼サポートサービスをご覧くださいませ☆

ファシリティーフードサポート事業部
管理栄養士 柴田 満里子

こんにちは☆北摂管理栄養士の大都です(^^)ノ

今週は梅雨の中休みで始まりましたが、

先週は台風と、その後の梅雨前線の影響で大雨が降りました。
いやぁ~、ホント大雨でした。

今月半ばの金曜日
東淀川区の事業所からの依頼で勉強会をさせて頂きました。
地域のケアマネージャーさんや、ヘルパーさん、施設のスタッフが
集まる会です。

毎月、定例で色々な勉強会を開いていて、
繋がりを深めていきたいという目的もあります。

今回のお題は何にしましょうか?と相談したところ
最初は「高齢者の食事とは・・」みたいな感じだったのですが

「案外、私たちって、食生活良くないんですよね~。」ということから
今回のお題は
『まずは自分の食生活を見直してみましょう。』に決まりました。

当日集まったのは20名ほど。
顔なじみのケアマネジャーさんの顔も。

約1時間、食事のバランスや外食メニューの選ぶポイントや
コンビニ食の組み合わせなどを
ちょっとしたクイズ形式でしゃべってきました(^^;

昼食を外食や中食で済まされることが多いケアマネージャーさんや
バランスを考えて食事つくりをしているヘルパーさんたちにとっては
いいお題だったようです(^^)v

いつもの糖尿病や腎臓病の方の食事についての話とは違いますが、
食事バランスについて少しでも考える機会になったら良いのですが(^^)ノ

配食には直接関らないことですが
バランスの良い食事や食生活の大切さを伝えることも大切な仕事です。

食事や栄養、食生活のことなら「はーとさんに相談だっ」
と声をかけてもらえるよう
今日も行ってきます☆

はーと&はあと 管理栄養士 大都宏子

こんにちは。北摂管理栄養士の島田です。

最近よくコミュニケーション上手は聞き上手という
話題を聞きます。
話を聞いてあげて共感を示してあげることが
その人を理解してます、味方ですっていう感をPRできるようです。
その割合は聞き役7に対して話し役3

相談員としては話をしっかり聞いてあげることって大切と
日々気を付けているのですが、どうしてもこちらから話を振ることが多く
自分が話している時間の方が長いことが多々あります。

もちろん、ただ、いきなり「話聞きますよ、しゃべってください」っていって
話し出す人はいないので、最初はやはりこちらから声をかけ
話出すきっかけを与えてあげないとダメなようです。
そして、相手に話してもらうための質問をうまく出来る人が聞き上手になれるようです。

さて、そんなことを頭の片隅に記憶しながら先日伺った訪問先の
ケアマネジャーMさまにお会いしたとき
 こんにちはと入っていくと
「ちょうどよかった、聞きたい事があって」
 なんでしょう
「腎臓病の方で他の宅配食を利用していたのだけど
 味は満足しているのに添加物や保存料が使われているのが嫌で
 そういうのが入っていないお弁当を探していたの」
「さらに、その方食品の安全性にもうるさくて
 野菜は国産か有機野菜など農薬の少ないものを使っている
 ところがいいといってるんだけど、お宅そんなお弁当ってある?」
 うちも、食品全品安全性は最大限注意していますけど
 すべて国産で有機野菜とか使用っていうのは、ちょっと・・・
 食材だけを宅配する業者さんなら
 ありそうですけどね、それで腎臓食を配食されているところは
 きいたことないですねぇ
「やっぱり、そうよね。なんだかその方すごくそこへの意識が高くて
 それだけはどうしても譲れないみたいなの」
 安全性へのこだわりはいいことだと思いますよ。ただ
 腎臓が弱ってきていて腎臓食が必要な状況でしたら、
 今は腎臓のケアを最優先に考えられ方がいいと思いますけどね。
「私もそう思うんだけど、本人の意思が強くて」
 その方、栄養指導とかは受けられていますか?
 よかったら一度訪問してご相談お受けしますよ
 別の人から言われるとまた捉えかたも変わるかもしれませんし。
「そうね~、ありがとう。またよかったらお願いするわ」
 
と、ご本人が望む食事の提供はできませんが
少しでも本来取り組んでほしいことに意識がシフトしていただければ
よいのですが。
最初は話を切り出しながら、聞き役になるって難しい

よい聞き役になれるよう、よい質問を沢山投げていきたいと思います。


はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

こんにちは。北摂管理栄養士の山村です。
雨降りも多いですが、暑い日が続きますね~小まめに水分補給して熱中症を予防したいです。

先日、病院にご入院中の病室に面談にいってきました。
70歳、男性、糖尿性腎症、性格温厚、仕事あり。
退院間近となられ、栄養指導を奥様と受けられました。糖尿病性腎症の食事療養は難しく、
奥様もあまり体調がよくないという事です。
(後でわかったのですが、ちゃんと食事作りしないといけないというプレッシャーでしんどかったらしい)
はーとさんなら在宅に戻ってから担当の栄養士さんがついてくれるよ!安心だし利用したら!病院の管理栄養士さんから紹介頂いたとのことです。

糖尿病歴は長いし、だいたい妻が気をつけてくれてやってきたけど、
もうこれ以上は無理や。難しいわ・・・
でも、どうしても透析だけはいややしなーとおっしゃっています。
いつも、今後の見通しを話し、透析回避するにはどうしていくかの作戦会議のような事をしてます。
すべて、妻に任せているので・・・とおっしゃるご主人。
栄養アドバイスは、もちろん、本人への意識変容を促すことがまず重要ですが、実際に主調理者と
しっかり話すことも大事です。
なので、ご退院後、ご自宅へ奥様とお話しに訪問するつもりです。

まず、奥様にお電話をしました。
ご主人の身体の心配や、食事療養の大変さ、不安な気持ち、他の患者さんはどうしているのか?
もう機関銃のごとく(笑)お話されました。
すごく、気が楽になったわーと。声が明るくなられました。
もう少し、細かいアドバイスをしたいので、訪問のお約束をしています。
なんとか頑張って、透析を回避しましょうと、お話ししてます。

食事療養は継続するには本当に難しく困難で気が滅入るものなのです。
なので、少しでもお手伝いがしたいと思ってます。
お役に立てることがとてもうれしいので☆

なので、困っている方のもとへ今日も元気に走りま~す♪

はーと&はあと 管理栄養士 山村 豊美

こんにちは、京都管理栄養士松政です。
梅雨なのにあまりムシムシしてないのは嬉しいです。
先日なんて、雨が降って寒いくらいでした。
こんな梅雨時期は、雨だからと運動習慣が減り、「あー体重が・・・」「あー血糖が・・・」とおっしゃる方が多いです。

さて、クリニックでのお話。
血糖コントロールがうまくいかないとのことで転院されてきたT様。
40歳代、女性、糖尿病、脂質異常症。専業主婦。
この方の目標は薬を減らすこと。
でもなかなかそれは難しいと言われていたと。
でも先生は「一回薬を減らすので、その代わり食事療養をしっかりしなさい」とのことで栄養指導がスタートしました。
T様は、その「薬が減るかもしれない」いうことが、とても嬉しかったようです。
だから頑張りたいと。
その分、栄養指導にも力が入ります。
料理好きでお菓子作りも大好き。
ロールケーキやホールケーキもよく作り、家族みんなで食べていたと。
本人様にも色々問題はあるのですが、その前にやる気スイッチが入っていなかった。
栄養指導も何回か受けたことがあるけど、頭に入ってこなかったと。
やっぱり、本人様の意識の変容が大切です。

今回、先生がこの方のやる気スイッチをオンにされました。
だからなんとしても結果を出したいんです。
私たち管理栄養士がやる気スイッチをオンにすることも多いです。
そしてなかなかオンにならない人もいます。
やる気スイッチはその方、一人一人によって違います。だからこそ、その方のやる気スイッチを見極め、できるだけ早くオンにしたいと思っています。

体のどこかにスイッチがついていると分かりやすいんですけどね・・・


はーと&はあと管理栄養士 松政千佳子

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