2012年9月アーカイブ

こんにちは、京都管理栄養士の松政です。
先日ある利用者様の食事内容を確認するためにお昼時に自宅訪問しました。

70歳代、女性、糖尿病のY様。ご主人様とお二人暮らし。
食事支度は主にご主人様。
ご主人様は、昔、料理屋さんをされていました。
ただカロリー計算をして作ることはできないと、はーとでは夕食をご利用中です。
でもなかなか血糖値が下がってきません。
入院中は下がったのに退院後に上がるということは、オーバーして食べているということです。
お電話では、「できるだけ食べさせないようにしてるんだけどね・・・ついついかわいそうでね。」とご主人様。
そう、M様はお菓子が大好き。食べることも大好きで病識が薄いです。
ご主人様も「ついついかわいそうで」が口癖。
このままではいけないと思い、自宅に訪問してきました。
その日の昼食メニューは松茸ご飯に小うどんとカボチャの煮付け。
炭水化物のオンパレード。
目の前の食事を見ながら、Y様とご主人様にバランスの取り方を説明。
その他冷蔵庫も覗きながら、果物や間食についても注意。
夕食後にあられなどのお菓子を食べてしまわれます。
いきなりは無理でも半分ずつでも減らしていきましょうとお話しました。
ご主人様もできるだけとは思い頑張ってはおられます。
でも、食べさせないことがかわいそうなことだと思っておられます。
その意識を何とかしないといけません。
再度、合併症の怖さなどを説明。
これから何度も何度もの繰り返しになると思います。
でも引き続き注意し、少しでも血糖値を下げれるようにサポートしていきます。

はーと&はあと管理栄養士 松政千佳子

こんにちは、カスタマーセンター小山です。
9月も半ば、夜になると肌寒く感じます。
体調を崩しやすい時期ですので、おきをつけくださいませ。

さて、先日うれしい御電話をいただきました。
お客様からの御食事ご注文の御電話でした。
いつも、ご利用者様の奥様より御電話でご注文を承っております。
いつものように、
ご注文内容の復唱をさせて頂き、
お間違いないか確認しましたところ、
「きれいな声ですね、いつもありがとう」
とおっしゃっていただきました(照っ)。
お世辞だったとは思いますが、やはり褒められるとうれしいものですね★

本当は、お顔をみて直接お話するのが、相手にも伝わりやすいのですが、
残念ながら、お顔を見ることができない、カスタマーセンターとしては、
声の表情をつけ、お客様に心地いい声色でお話できるよう、頑張らないと!と初心に戻ることができました。
これからも、1人でも多く、お客様に安心していただけるよう
精進していこうと思います★


はーと&はあと管理栄養士 小山祐子

こんにちは。
FFS事業部の柴田です。
17日は敬老の日でしたね!
各デイサービスでは、紅白まんじゅうを用意されたり、
お蕎麦やお寿司など、特別なレクリエーションを行ったりと
賑わっています。
そんな中、今年65歳以上の人口が今年3000万人を超えたとのニュース。
昨年よりも102万人もの増加だそうです。
いよいよ高齢化の加速です。
私も高齢者を支える企業の一員として
前を向いていきたいと思います!

先週山村さんと一緒に福井のセントラルキッチンの衛生巡回に行ってきました。
食事を提供する企業にとって、安心、安全な食事を提供することは必要不可欠。
ですから衛生巡回はとても大事な業務です。

衛生巡回では大量調理施設衛生管理マニュアルに順じてチェックします。

例えば、手洗いのタイミングは、下記5つになります。

・入室前
・作業開始前及び用便後
・汚染作業区域から非汚染作業区域に移動する場合
・食品に直接触れる作業にあたる直前
・微生物の汚染源になるおそれのある食品等に触れた後、他の食品や器具等に触れる場合

この5つが実行できているかを確認します。
手洗いのタイミングだけでなく、洗い方も大切です。
さっと洗うだけでは不十分。
30秒以上時間をかけて、汚れの落ちにくい箇所(指と指の間、手首、掌の溝、爪の間)を
しっかりと洗い流す必要があります。
その後、水気を拭いて、アルコール殺菌です。


指摘させていただく事項は、手洗いや食品の保管、また調理場の整理整頓など
基本的な事に対する事が主ですが、
調理現場での「ついうっかり」が大事故につながってしまいます。

明日からまた、安心・安全な食事提供を目指して、
調理スタッフの皆様にも気を引き締めて頑張っていただきたいと思います★

山村さんに同行していただくことで、
「なぜ、その行動が危険なのか?」をしっかり理解し、伝えることが
調理員の行動を変える一歩につながるなと改めて実感しました!


管理栄養士 柴田満里子

こんにちは☆北摂管理栄養士の大都です(^^)ノ
ホントに朝夕、過ごしやすくなりましたね。

前回のブログで祖母の話をさせて頂きましたが、なんと、なんと先週退院しました☆
一時は退院できないどころか、霊安室の説明まで受けていたので
もちろんホッとしたのですが、やや拍子抜けな感じも・・(^^;
お騒がせしました。

ホッしたのもつかの間、祖母の退院と入れ違いに今度は兄が入院することに。
なんだかバタバタしております。

さて、先日の栄養指導先で3年ぶりの再開がありました。
その患者様はTさま、独身の45歳男性です。

3年前にも高血圧と脂質異常症で栄養指導をさせて頂きました。
減塩のコツをしっかり頭に入れてご卒業頂いたのですが
ご本人様曰く「あれからしばらくはしっかり節制していたのですが、
最近またルーズになって・・・」と。

7月ごろから胸の痛みなどを訴え、心筋梗塞の疑いと検査をされたようでしたが、特に心臓に異常はなく一安心。
しかし、血圧も高く、再び脂質異常もあり栄養指導となったのです。

3年間、本人様的には塩分には気をつけて頂いていたようで
汁ものも、お漬物もほとんど食べず、栄養価表示などで塩分もチェックして購入するなどの心がけは継続されていたようです。しかし、7月ごろからは増える体重を気にし、お昼はおにぎり2こと野菜サラダだけ・・
夕飯も野菜と、ご飯は太るからとさつま芋をレンジで加熱して食べる・・
さつま芋も確かにご飯と同じ仲間ですが・・(^^;

野菜摂取の心がけと減塩の心がけを褒めつつ、
おにぎりの塩分に要注意、蛋白質も取るよう伝えました。

独身男性、なかなか料理までできないので
どうしても惣菜を購入することになります。

揚げ物の入っていないお弁当に野菜サラダを足す。
きのこ和風パスタに納豆を混ぜ、納豆パスタにリメイクし、ほうれん草の胡麻和えなどを足す。
コンビニだけではなく、スーパーも利用しましょう。
おにぎりより白ごはんを選ぶこと
魚や肉類だけではなく蛋白質源は豆腐や納豆、卵も含まれること
どうしてもなければヨーグルトでもOK

と、ここでヨーグルトの食べすぎが発覚。
500gのヨーグルトを2日で食べていた(^^;

心臓に不安があったので続けていた運動も止めていたのですが、
不安がなくなったので、運動も再開します♪と足取りも軽く?帰って頂きました。


一ヶ月後にこの一ヶ月の食生活を聞かせてもらうことになっています。
まだ40代、この先まだまだ長いのです。
しっかり食生活に気をつけて頂かないとね。

もっと多くの人に食生活の重要性を伝えていきたいものです。


はーと&はあと 管理栄養士 大都宏子

こんにちは。北摂管理栄養士の島田です。

前にも書いたかもしれませんが9月は私の誕生月です。
また、1歳、歳を加えてしまったと思うと鬱になりますが
残暑に負けず新しい年齢での一年間を楽しみたいと思います。

いま、北摂ではご利用者さまに誕生日カードを配布していて
カードには誕生石を載せています。
9月の誕生石は「サファイヤ」
サファイヤは慈愛・誠実・徳望の象徴だそうで
不運を寄せ付けず、持ち主を守護する働きがあるようです。

さて、本題ですが、先日透析開始をされたのを機に
はーと&はあとのサービスをご利用開始されたF様宅に
調理指導にお伺いしてきました。

もともとは在宅復帰を機に自炊だけでは不安な食事療養を
配食と併用で取り組んでいきたいとご本人・ご家族からご依頼を受け
相談訪問に伺いました。
F様透析導入前から非常に真摯に療養に取り組んでおられていて
きっちりした性格の方です。

話を進めていくと週1回ヘルパーさんにきてもらって調理も
お願いしようと思っているとのこと。(奥様の炊事負担軽減のためだそうですが
もちろん、きっちりとした透析食を作ってもらう予定だとか)

面談後、担当のケアマネジャーさんから
「ヘルパーさんも、減塩食は作ることができるけど
 透析の食事に関してはまったくわからないので、できれば訪問介護日に
 一緒にF様宅にきていただいて調理の実施指導をしてくれないか」との
ご依頼を受け、後日改めてご訪問させていただきました。

訪問一週間前に、担当のヘルパー責任者さまと面談し
透析食の基本「1.塩分管理 2.蛋白質の量について 3.リン・カリウム制限
について」調理でのポイントをお伝えし
訪問当日はヘルパーさんに調理をしてもらいながらアドバイスをさせてもらいました

その日の献立は「鯛の塩焼きとかぼちゃの煮物と茄子と鍋しぎ」
ご家族が用意された食材だけで透析食を作らないといけないヘルパーさんは
献立から自由に作れる我々より使える食材が限定されてしまい大変です・・・

カリウムを除くために野菜は1度下茹でしてもらうこと
できるだけ断面を多くして小さめにカットしてもらうことや
カロリー確保のため必ず1品は油料理を作ってもらうこと
塩焼きに使う塩はご家族が塩分50%オフのやさしおを購入されていたので
通常の分量の塩加減で料理してもらって大丈夫なことをお伝えしました。

ご家族には「魚は白身魚の方がよいのですが、鯛は料理が塩焼きか煮付けに
限定されやすく他の料理に使いづらいため、できればカラスガレイやホキ
メルルーサなどの他の白身魚を買ってきておいてくれると
パン粉焼きやムニエルなど油を使った料理も作れるのでいいと思います。
あと、青菜はカリウムが多いですが生で食べるものではないので
料理でカリウムはある程度取り除くことができるので買ってもらって
大丈夫です」と食材のオーダーも出させてもらいました。

ヘルパーさんからは、「生姜や胡椒は使っても大丈夫なのだろうか?
鍋しぎの味噌の味付けはこれぐらいは大丈夫?」など質問を受けつつ
横では
「ボールとお鍋が足りないので買ってもらわないとダメね
 包丁は1本しかないけど、買ってもらえるようお願いしてもいいかしら」など
在宅ならではの問題点や制約などを直に体験させてもらいました。

病院や施設のように調理環境が整っていない在宅でも
食事療養ができる方法を提案できるようこれからも訪問を継続していきたいと思います

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

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