2012年10月アーカイブ

こんにちは、カスタマーセンター小山です。
あっという間に10月もあと数日で終わり・・・。
早いものです。
最近マイブームの「ねぎを育てよう!!」は、
なかなか思うように育ちません。
今回は、三度目のねぎ育成中です。
今回もダメだったら、栄養満点、春菊に乗り換える予定です(笑)。

春菊といえば、私の実家で出荷しているので、
当然、食卓にもよく登場していました。
子供のころは、苦くて味が濃くて苦手だったのですが、
最近はあの苦味も、おいしく感じるようになりました。
鍋には必需品です。

ここで、これから大活躍する春菊について紹介したいと思います。
春菊に含まれる主な栄養には、
βカロテン(ビタミンA)、ビタミンB1、B2、C、カリウム、鉄分などがあります。
春菊に含まれるβカロテン、ビタミンCなどの栄養は、
加熱調理すると早く失われますが、食塩を少し一緒に入れると、
栄養の損失が少なくなります。
また、免疫力を高めるビタミンAは、脂溶性ビタミンのため、食べるときに、
お肉と一緒に炒めたり、ごま油を垂らすなど、
油脂と一緒に摂取することで、吸収されやすくなります。
栄養が豊富で一番おいしいのは、11月~3月の寒い時期です。
栄養豊富な食材を食べて、寒い冬を乗り切りましょう★

はーと&はあと管理栄養士 小山 祐子

こんにちは!
FFS事業部の柴田です。
寒くなってきましたね~!
私は冷え性なので、これからの季節は冷えとの戦いです。
寝る前にゆっくりお風呂に入ったり温かい飲み物を飲むなどしています。

さて、月2回、クリニックで栄養指導をしています。
75歳、女性、糖尿病と高血圧です。
お嫁様も一緒に同席されました。
血液検査を拝見すると、昨年8月から空腹時血糖値が上昇、
今年9月にHbA1cを測定したところHbA1c8.4。
服薬とともに、食事も見直すようにと栄養指導を受けることになりました。

血糖が上昇し始めたのは約2年前。
ちょうどその頃引っ越しをされて環境が変わったため、
外出も減り、家の中で過ごす機会が増えたとのことでした。
運動量が減ったことも原因かもしれません。

食事では、野菜の摂取量がかなり少ない食生活をされていました。
朝食はパンと珈琲(砂糖、ミルク)、バナナ1本
昼は、時々麺類とごはんを食べることもしばしば。
夕食ではご飯は小盛り1杯と焼き魚や煮物などが中心です。

野菜摂取について伺うと、
ご主人が野菜嫌いなので野菜料理は少な目であるとのことでした。
そこで便通について伺うと
やはり便秘がちでかなり前からお薬も飲まれているとの事。
かなり昔に医師から毎日バナナを食べてくださいといわれたので
毎日バナナ1本食べているとの事でした。

しかし、この方のHbA1cは8.4。コントロール不良です!
血糖の上昇を緩やかにする野菜や海草、キノコ類の摂取量を増やすこと、
また芋類や煮豆など、ご飯、麺類など主食以外の血糖を上昇させる食材の食べ過ぎに注意する事、そして炭水化物の重ね食いもいけません!
もちろん、野菜から食べて最後にご飯を食べていただくこともお伝えしました。
バナナは毎朝ではなく、ほかのフルーツを食べた日はバナナは食べないようにと伝えました。

野菜はご主人が嫌いなので、あまり作っていない様子。
でも、お嫁様が一緒に野菜をたっぷり食べられる料理を考えてみます
とおっしゃってくれました。

野菜の摂取不足が解消されると
血糖コントロールが良好になるだけでなく、便秘解消にもつながりますからね!

ご家族の協力は、食事療養成功への近道です。
是非、一緒にがんばっていただきたいです!


管理栄養士
柴田満里子

こんにちは☆ 北摂管理栄養士の大都です(^^)ノ
すっかり朝、晩の気温が低くなってきました。
秋ですね~
キンモクセイの香りと共に、ぎんなんの香りも秋ならでは・・ですね(^^;
私が担当する吹田市はあちこちに銀杏並木があります。
銀杏の葉も黄色になりつつ、あちこちでぎんなんの香りが漂っています。

さて、以前このブログで紹介した
焼酎のヤクルト割りを飲んでいたEさまが今日の主人公です。

夏を過ぎて、食欲が無いと配食の利用頻度を減らしていたのです。
日中はリハビリや受診で忙しいこともあり、夕食だけの利用にしていました。

ちょっと涼しくもなったことだし、最近の様子を・・とEさま宅を訪れました。

焼酎のヤクルト割りは飲んでいませんでした(^^)ノ

ところが、
焼酎のヤクルト割りがカルピス割りになっていました(><)
そして・・

「トイレの度に、水分摂らなアカンと思ってこれ飲んでる。」
と出てきたのは、甘~いコーヒー牛乳。
トイレの度に飲んで欲しいのは水かお茶なんですよね・・

そして、『ピーナッツの砂糖がけ』
テレビ見ながらちょっとづつ食べていることが判明。

ピーナッツの砂糖がけつまみながらコーヒー牛乳をコクコク・・
そして、みたらし団子が最近のブームだとか(^^;

あ~あ・・これが食欲不振の原因だわ。
これだけ、こまめに糖分摂っていたら、おなか空かないですよね。

糖尿病はないのですが今から糖尿病になったら大変です。

糖分の摂りすぎを指摘し、
トイレの度に飲んで欲しいのは水かお茶であること、
みたらし団子では昼食の代わりにしないこと
焼酎は水かウーロン茶で割ること
をお伝えし、約束してもらいました。

「やっぱり時々来てもらわなアカンなぁ」とEさま。
まったくです(^^;

この訪問で食習慣の軌道修正ができて良かった☆

もちろん、この訪問のことは担当のケアマネジャーさんへ報告です。
カルピス割りにケアマネジャーさんも苦笑いです。

ちょっとした寄り道?を早めに修正する。
私たちの大切な仕事です。

はーと&はあと 管理栄養士 大都宏子

こんにちは。北摂管理栄養士の山村です。
カスタマーセンターから異動になり北摂エリア担当の管理栄養士として活動して、
8ヶ月が経ちました。
あっという間でした。食事の大切さを利用者さんやケアマネージャーさんに伝えたくて伝えたくて、
必死のパッチでやってます☆

仕事や適当な家事、育児(もう中1女子ですが、今ガ一番大変!)に毎日、追い巻くられているようです。
でも、友人や同年代のケアマネージャーさんも同じ思いでやってられる方も多く、
なんだかパワーをもらいがんばれています。
中年女は切り替えながら、爆走です(笑)

写真は地下で見つけたハロウィン、先週、私の誕生日に娘からもらったマフラー、
年中よく食べる我が家の鍋です。
今回は豚しゃぶでしたが、最初、野菜しか入れずなかなか肉は投入しません。
「そろそろ肉を・・・」の声があってやっと肉投入。そうです、野菜からたべましょう♪

201210191453000.jpg201210201603001.jpg201210201827000.jpg


先日、ケアマネージャーさんから食事が食べれない方がいらっしゃるので
同行して栄養相談お願いしたいとの依頼でした。
訪問してきました。
80歳代、男性、息子様が介護されている。性格温厚。
食生活を聞くと、デイサービスでは、食事は8割程度食べるが家では、かなりの偏食。
昼も夜も好きなお寿司だけの事も多いようです。
最近、嚥下の方も少し心配な感じという事です。
主治医の先生からの本人様の栄養状態の欄も不良と記載があります。
なんとかしなくっちゃー!とケアマネージャーさんと私。
全く、野菜も食べてられない様子。
当社の食事は摂取できないとの事なので、嚥下困難な方向けの商品を提案させて頂きました。
とにかく、食べていただきたい!
この男性の栄養状態が良くなるように、サポートしていきたいです。

はーと&はあと管理栄養士 山村 豊美

こんにちは。北摂管理栄養士の島田です。

秋の雨が寒いですね。来月の淀川マラソンを控えて練習中ですが
さすがに雨の日は走れないので自宅でストレッチの日々です。

さて、以前のご登場いただいたK様
腎臓病でたんぱく質制限が必要な食事療養をされていますが
数値が上がってしまい、前回ご訪問させていただいたときに
たんぱく質の摂りすぎ防止のため間食のソーセージを
食べないようにお願いしておりました。

先日、配送さんに血液検査の結果を渡していただいて拝見すると
BUN(尿素窒素)が70から53に低下
Cr(クレアチニン)も4.05から3.09に低下しておりました
クレアチニンについては薬が増えた影響も大きいと思いますが
ソーセージをやめて4ヶ月、徐々に効果が出てきたようです。

Kさまの体調も夏を終えても変わりなく元気にお過ごしです。
これからも安定な状態が続くようサポートしていきたいと思います


さて、話は変わりまして先日大阪歯科医師会の研修会に参加してきました。
演題は「胃ろうよさよなら―再び常食へ―」
全国では40万人といわれる胃ろうの方たちがおられます。
講演をされた先生は、胃ろうから元の『経口常食』を食べられるまで
回復されることに取り組まれている方です。

先生曰く、誤嚥性肺炎のリスク回避や認知症の進行に伴う栄養不良状態の
回避のために胃ろうが作られているが、胃ろうをしても、その後の合併症や
誤嚥は改善されず、むしろ常食をかんで食べさせることの方が
嚥下・咀嚼障害を起こさず人間的な尊厳を保つことができると力説されていました。

先生の指導のもと、いくつかの特養では胃ろう全廃を達成され
入所されているご高齢の方全員が常食を召し上がられているそうです
(胃ろうになっても導入が一年以内であれば1ヶ月から2ヶ月程度で
 常食が食べられるまで回復できるようで)

そのための最重要ポイントは噛むこと。
とにかく自力で常食をしっかり噛んで食べさせることが一番効果が
あり、噛む為にはゼリー食やペースト食ではダメで
いきなり常食を食べさせることが回復までの最短ルートだとご講演されていました。

内容については、自分自身が無知な点もあり、?がつく点もありましたが
噛むということがいかに大事かというのは非常に納得・腑に落ちました

日々の相談では「良く噛んでゆっくり食べてくださいね」と言いながら
「お宅のかぼちゃは硬い、葉物の繊維が残って食べづらい」との声を聞くと
「すいません、もう少し軟らかく作ります。気をつけます」と答えてしまいます。が
ちょっと待てよ!皆さん、そもそも噛めてんのか?いや、噛んでんのか?
咀嚼できる歯の状態で喫食できてるのか?
という確認をとばしてしまっていたような気がします。

もちろん、我々が食べて硬い仕上がりの料理は調理人に指導が必要ですが
まずは、良く噛んで噛んで噛んで食べるという原点を忘れないように
しようと勉強になった講演でした。


はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

このブログを購読する

管理栄養士プロフィール

  • 大都 宏子
  • 島田 天心
  • 小山 祐子
  • 磯好 幸枝
  • 竹本 敏美