2019年10月アーカイブ

こんにちは☆ 北摂管理栄養士の大都です(^^)ノ

金木犀の香りが漂い始めました♪ 私には秋の到来を告げる香りです。

そう、秋が来たはずですが30℃越えの日があったり。

『暑さ、寒さも彼岸まで。』が通用しませんね。

突然ですが・・・

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これは昨年の11/23に仕込んだ『ゆず酢』です。もう残りわずか。

これを使って、柚香和えや酢の物、寿司飯、柚庵焼などにして約1年楽しみます。今年の柚子の季節までもたないので今が旬の「すだち」で仕込もうと思っています。後ろに映っているのは「すだち」です。

先日の栄養指導での出来事。

糖尿性腎症の80代男性、Kさま。奥様他界後は好きなモノを好きなだけ食べて腎症悪化。これでは透析になる、と今は慣れない自炊で減塩に励んでいます。やや極端な減塩をしていることもあって「食べたらアカンものばっかりでストレスいっぱいや」と言いながら・・・

(カップラーメンは食べたらアカンとは言いましたが、アカンものばかりではありません。量や頻度をひかえることが大切。)

そんなKさま。

今回の血液検査でカリウム値が5.6と上昇。

聞けば、最近「減塩によかれと酢をなんでもかんでもかけている。」と。

『「酢」は普通の酢ですよね?「べんり酢」みたいな塩や砂糖の入った、そのままで味付けができる「酢」じゃないですよね?』

『かぼすを2kg送ってもらって、なんでもかんでも絞ってかけている。』

????・・

『Kさま、「かぼす」の果汁を絞っていて「酢」をかけているのではないですよ・・・ね?』

そう、Kさまは「かぼす」を「酢」と一緒だと思っておられたようです。たしかに「す」で終わる単語ですが(^^;

「酢」は穀物酢や米酢、黒酢、りんご酢、ワインビネガーなどありますが、穀物や果実に酵母を加えて糖分解し酢酸菌を加えて酢酸発酵して作られます。今流行りの発酵食品のひとつです。

『~なので、酢は発酵食品の調味料で、Kさまがかけているのは、かぼすの果汁で、まったくの別ものです。オレンジジュースと一緒(極端な例えをしてしまいました)ですね。』

このかぼす汁がカリウム値上昇の原因、かどうかは不明ですが要因の一つだとは思われます。

まだ2kgもあるかぼす。残りを同じように使ってもらうとよくなくので「かぼす酢」の作り方を伝授。

2kg分のかぼすの果汁と同量の「酢」と混ぜてビンに入れて冷蔵庫保管する。これだけです・・・果汁と酢を1:1の量で混ぜるだけ。

同じ大さじ1杯でも、半分は酢が入っていることになり、かぼすの風味もしっかりあります。それでいて1年保管が可能。

ご興味のある方はぜひ!

すだちやかぼす、柚子で作ってみて下さい☆

『80年以上生きてきても、知らなんことたくさんあるわ~』と帰っていかれました(^^;

かんきつ類以外にも、生姜、わさび、葱、しそなどの香味野菜や七味、辛子、黒胡椒、カレー粉など香辛料・・・

みなさまも減塩のお供を上手に使って減塩生活を☆

はーと&はあとライフサポート 管理栄養士 大都宏子

IMG_2329.jpg 秋の味覚「栗」

今年も実家の栗が実り、『渋皮煮』にしました☆

IMG_2335.jpg そして『栗ご飯』 

暑いけど、自然はちゃんと「秋」です。

皆さんこんにちは、京都管理栄養士の竹輪です(^_^)/

10月に入りましたが、昼間はまだまだ暑いですね・・・。朝晩との寒暖の差に体調を崩さないように日々気を付けています。

今日は85歳女性の新規訪問へ行ってきました。

糖尿病の方で今まで血糖コントロール良好で、何も制限のないお食事を食べていた方でした。

155cm・43kgと痩せいる方ですが、現在の血糖をヒアリングすると10%ぐらいとのご返答。

7月ごろに暑さや食事の準備がしんどくなったという理由で、ジュースやアイス・甘いものなど喉の通りが良い物のみを食べるようになってしまい、HbA1cがなんと12%を超えて8月の後半に2週間の教育入院をしてきたと話されました。

病院の管理で退院時には8%後半にHbA1cも下がって、ほっとしていたが9月の受診でまた10%に戻ってしまったとの事・・・。

退院後ジュースや間食は一切摂らないようになったが、食事の準備だけはしんどく、朝:ご飯(100g程)・温野菜サラダ、昼・夕:ご飯のみや麺類のみ(時々魚やお肉のメインを作る)、と一日の食事のほとんどが炭水化物中心になっているよう。

教育入院中に栄養指導も受けられており、食事の大切さは入院で実感をしてわかってはいるが、病院の様にしっかりと管理のされた食事は自分で準備するのは中々難しく解ってはいるんだけど・・・と苦笑いされていました。

いきなりすべての食事を病院の様にバランスのとれたものに変えるのではなく、まずは朝のサラダを多めに作りお昼にも食べるようにするなど小さなことから少しずつ改善をしていきましょうとアドバイス。

それくらいのことからなら明日からやってみます、と前向きなお返事を頂けました!

配食は夕食にご利用頂き、まずはHbA1cを3ヵ月で退院後の8%台に戻すことを目標に設定しました。

最近はテレビでも糖尿病のことなど取り上げることも多く、『わかってはいるけど・・・』となかなか知識はあるけど実践できていないようなお声を耳にすることが多いです。

本人様の出来ることから食事療法に取り組んでいけるように、『提案』の引き出しを充実させていけるように頑張ります!(^^)!

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おいしい物を食べて日々の活力に☆

はーと&はあとライフサポート 管理栄養士  竹輪美里

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管理栄養士プロフィール

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