食事療養のサポートを現場から発信

嚥下機能低下に合わせた食事

こんにちは。京都、管理栄養士の原です。

だんだんと朝、夜が冷え込み、冬の訪れを感じています。

バイクでの訪問のため、手洗いうがいと、防寒をしっかりして、体調管理に努めたいと思います。

さて、先日ケアマネージャーさんから相談があり伺った女性の利用者様の報告です。

脳梗塞により身体の右半分に麻痺の後遺症が残り、飲み込む嚥下に障害が残っておられ、食事が食道ではなく気管に入り炎症を起こす誤嚥性肺炎で入退院を繰り返されておられました。今後は誤嚥を減らし自宅で安静に過ごせるように、食事を提案して欲しいとご依頼がありました。

ご自宅に伺い、MNAにてスクリーニングし、訪問看護ステーションの言語聴覚士の方と一緒に食事の形態の確認と、喫食状況等を確認しました。

加齢とともに嚥下機能が低下される方に比べ、脳疾患から嚥下機能に障害がある方は、急に嚥下機能に障害が出てしまう為、身体的な状況を受け入れられない事が多いのですが、この方もまさに食事の形態を受け入れられず、誤嚥を繰り返されていました。

年齢、身長、体重、活動強度、ストレス係数から一日の必要エネルギーは1200kcalでした。

タベルソフトの食事の形態でも飲み込みはできましたが、好き嫌いも多くあり、配食のお弁当での対応が難しい方でした。

そこで、お好みの商品を単品で好きな個数注文して頂ける、「あぃーと」を提案しました。

サンプルを食べて頂くと、一口食べられ、顔が輝き、もう一口と食事介助されるご家族に催促されるくらいお味を気に入って頂けました。

この食事をメインとして、その他1日の必要カロリーを充足できる商品として、エネルギーと蛋白質の補給の為

フードケアのエプリッチを提案しました。

epurich.jpg

その他のおかずとして、

ホリカフーズの栄養支援茶碗蒸しや、

ニュートリーのパンがゆミックスなどを提案し、一日の食事のコーディネイトをしました。

あぃーとは見た目はそのままで、舌でもつぶせる軟らかい食事の為、安心して食べて頂けます。しばらくこの形態をしっかり守って頂くことで誤嚥のリスクを減らすことが出来そうです。

先週、嵐山モンキーパーク岩田山に家族と出かけました。

秋で紅葉の観光シーズンだったことをすっかり忘れていた為、観光客がとっても多い中、散策してきました。

おさるさん達にリンゴやラッカセイをあげられるコーナーで子供たちがとても興奮して、楽しんでいました。

帰り道おおきなわたがしを販売されているザラメというお店で自分の顔より大きい綿菓子をほおばりました。

ザラメわたがし.jpg

はーと&はあと 管理栄養士 原

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