膵臓病・潰瘍の方へのサポートの最近のブログ記事

こんにちわ!北摂管理栄養士の徳山です。

梅雨入り間近ですね。バイクで訪問するのに、カッパが必須な季節になります(*_*)

作物にとっては、恵みの雨なんですけどね。。。

この間、「以前、はあとを利用していた方が、また困っておられるので徳山さん一緒に行ける?」と

ケアマネジャーから連絡があり、一緒に訪問させて頂きました。

イレウス(腸閉塞)で、軟菜食(繊維質の少ない食材を用いた消化の良い食事)を毎日利用されていた

方です。入院されていた為、配食は止まっていました。

8ケ月ぶりにお会いできた利用者様。ベッドでご挨拶しましたが、素敵な笑顔は変わっておられず。

ほんとに嬉しかったです。

腸に癒着があり、一部手術されたそうで、退院後は、さらさらのミキサー食を娘様が用意されています。

まだ癒着部分があり、今度閉塞すると、開腹手術になる可能性があるという事です。

購入されたパウチのペーストをミキサーで、さらに回して裏ごしし、完全になめらかな状態にして提供されています。

また、点滴もされ、エンシュア、栄養補助食品(高エネルギーゼリー)を組み合わせて、エネルギーの確保をされています。

娘様の商品知識や行動力が素晴らしくて、私あまり役に立たないかも・・・と思いましたが

持参したスムースグルメ、エプリッチのサンプルをお渡しし、特徴をお伝えしました。

娘様の困りごとは、1食分では、ミキサーが回しづらい事と、ミキサー食は、水分を一緒に回す為、エネルギーが

普通食に比べて低い事が心配という事でした。

ミキサーで回る量をまとめて作って冷凍しておく事と、エネルギーアップの為、MCTオイルかパウダーを混ぜる、

出汁の変わりに、粥ミキサーまたは、味によってエンシュア等を加えて回す事を提案しました。

お食事のレパートリーが増え、少しでも美味しく栄養を摂って頂きたいです。

これからも、応援していきます!!

↓週末、娘とのおやつ作り。スフレ、チョコケーキ、ドーナツです。後片付けもしてよ~と怒りながら・・

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北摂管理栄養士  徳山

こんにちは。京都管理栄養士の島田です。

今年最初のブログになります。本年もよろしくお願いします。

今年の連休は短くあまり休んだ感じなく新年に突入した気がします。

嬉しいことに仕事始めの4日から新規の方の相談訪問に伺いました。

Mさま90代男性(夫婦同居)

ご主人が腸閉塞を起こされステント手術をされた後の食事療養にと。ケアマネジャーさんからのご紹介でご訪問させていただきました。

これまでは閉塞を起こすことなかったのですがご高齢でもあり、遠方にお住いのご家族が食事を心配されています。ご家族も一緒にご面談に同席していただきました。

病院からも低残渣食の指導を受けておられて、食べるのを控えた方がいい食品一覧をお持ちでした。

でも、ダメな食材が多く料理を作るよりも献立を考えるのが大変でとのことで夕食に栄養コントロール食の軟菜食をご用意させていただくことに。

(まず軟菜食を食べてもらって難消化性の食品を控えてもらって、その献立を参考に朝昼の食事をとってもらいます)

ご面談は主にご家族と奥様を中心に話が進んだのですが

Mさまから「下剤を飲んでいるから1日に何回もトイレにいかないといけない。これは何とかならないのか。薬をやめたい」

と訴えがありました

「腸が詰まらないように下剤が出ていると思いますので、トイレに何回もいくのが嫌だからとお薬はやめられないですね。でも、しっかり食事を気を付けてもらって普通食に近い食事がとれるようになって排便がうまく習慣的にできるようになれば、また量の調整なども先生がしてくれると思いますし、それまではトイレにいくのも療養と思ってお食事と生活、両方とも気を付けていきましょう」とお答えさせていただきました。

先生からは「高齢だし、特に厳しい制限はいわれなかったよう」ですが、腸閉塞は起こしてしまう、命の危険もある病気です。しっかり療養が支援できたらと思います。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

地元のえびす神社に商売繁盛祈願にいってきました。毎年かごや熊手の飾りを買うのですが、今年は笹をかって自宅に飾ることにします!

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こんにちは。北摂管理栄養士の山村です。

あまりにも寒いので背中や腰にカイロを3枚貼って外出してます(笑)私だけ?

毎年、クリスマスツリーの姿に気忙しさときらびやかさを感じます。

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先日、病院の管理栄養士さんのご紹介でご退院後の女性のご自宅へ訪問してきました。

ご友人2人も来られてました(笑)

 

60歳代女性、独居、性格温厚、心配症。

ご入院されたのは、ご自宅で体調がすごく悪くなられ病院へ。なんと急性膵炎だと診断され即ご入院。検査数値は基準値の桁違いの数値だったそうです。

その後、入院生活を2ヶ月され、いざ、ご退院しご自宅へ。

退院時、栄養指導を受けられたのですが、膵臓食???と今まで、食事に気を使った事がないのに(脂っこい食事を好まれていた)病院でいっぱい食べたらダメなものを言われ困っていて、相談したところ

はーと&はあとを紹介され、膵臓食もあるし、相談にものってもらえると伝えてもらった様子。

本人様「食欲はありスーパーへ行って今日作るメニューを考えるんだけど

膵臓食の事を考え出すと、しかめっ面になりとってもしんどくなっていた・・・

でも、週に何回かでも届けてもらえるなら安心だわ~と。

膵臓を患われ、病院の先生から脂質制限の指示が出ると、たくさんの食品の制限がでてきてしまい本当に大変です。

膵臓の食事療養について色々な質問をいっぱいしていただけお答えしてきました。

安心していただけたようです。

ご友人からも、これからもわからなかったらこの栄養士さんに何でもきけばいいのよ~

と、本人様の性格をわかって(心配症)おっしゃってました。

ご友人達も、お1人は糖尿病、もうお1人は心臓病と食事制限がでてるとの事。

届けて欲しいと言われましたが、残念ながらお食事はお届けできないエリアの方でした。

でも一緒にポイントをアドバイスしてきました。

なんとか仲のいい仲間が元気で集えるように、食事が重要だという事を暑苦しく語ってきました(笑)

それが仕事です☆楽しいなー☆

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 写真は11/20昼食の 塩分調整食です。

メニュー:ミートローフ、千切り野菜の和え物、ほうれん草の和え物、蓮根の煮物、米飯

栄養価:エネルギー 561KCAL たんぱく質 20.9g 脂質12.4g  塩分2.0g

写真(左)はお届け時の状態です。写真(右)は、お皿に盛り付けなおした食事です。

食器の後片付けができる方やお弁当形態は味気ないとおっしゃる方にはすかさずお皿に盛り付けなおす

事をお勧めしてます。

いろんな提案をしながら食事療養の継続を促してます。

「長続きする食事療養」が絶対目標です♪♪

 

はーと&はあと管理栄養士 山村 豊美

こんにちは。北摂管理栄養士の山村です。

季節の変わり目ですね。あんなに寒かったのに一気に温かくなってきました。

体調を崩しやすい時期なので気をつけたいですね。

先日、開業医の先生からのご紹介でご自宅へ訪問してきました。

60歳代、女性、家族同居、性格温厚、自宅内はピッカピカ!慢性膵炎療養中。

ご自宅にお伺いすると、待ってましたとのお出迎え。

慢性膵炎の食事療法がわからなく、かかりつけの先生に相談したら、

はーと&はあとの栄養士に相談したらアドバイスしてもらえると言われ、家にきてもらうのを楽しみに

していたとの事です。

嬉しい限りです。食事療養を余儀なくされているが、具体的にどうしたらわからない方にお話させて

頂くことにすごくやりがいを感じています。

この女性も様々な疑問や病状に対する不安、自己流でやってられる食事療養について、

質問が溢れてました。

ひとつひとつ具体的にお答えして、どうしていくのが一番いいかをお話ししてます。

随分、不安が解消されたといっていただけました。

膵炎の食事療養は制限する事も多く厄介です。

そういうストレスも踏まえ、一緒にがんばりたい事をお伝えしてます。サポートしかできませんが

私のできる限り関わらせていただきたいと思ってます。

まだまだ、困ってられたり不安なまま過ごしてられる方が多数おられると思うと、いてもたってもいられません。

早く出会えるよう開業医の先生やケアマネージャーさんにはーと&はあとの管理栄養士の役割を知って

頂きたいです。

ご自宅に訪問し、暮らしぶりを把握する事が食事療養の近道だと確信しております。

はーと&はあと管理栄養士 山村豊美

 

こんにちは。北摂栄養士の島田です。

今回は、短期のスポット利用の方のお話です。

初めてお会いしたのは1年前。
関係機関のケアマネジャーさまから「私の高校の恩師なんです」と
紹介いただいたF様、現役の教師としてスポーツ部の顧問をしていて
すごくアグレッシブな生活をされています。

しかしF様、実は慢性膵炎で脂質をとても少なくしないと
いけない食生活をずっとされてきていました。
膵臓からでる消化液でうまく膵臓の外(十二指腸)に流すことができないみたいで
定期的に膵管のステントを手術で交換されています。

そのような食生活を長くされているので
どのような食材がダメで、どんな調理は気をつけないといけないのかは
だいたいわかっておられました。
しかし、学校の食堂で食べられるメニューは限られ
自宅でゆっくり日々調理をする時間もなく軽食になりやすい状況でした。
慢性膵炎の方は
第一に膵炎を起こさせないように脂質を抑えること。
しかし、脂質を抑えるとカロリーが不足しやすく自然と体重が落ちてしまい
抵抗力もなくなってしまいます。
なので、体重が落ちやすい状態になるのを防ぐためカロリーとたんぱく質を
しっかり摂ることが膵炎の方には大切です。
(詳細は慢性膵炎の食事療養のポイントをご覧ください)
魚・卵・肉や豆類などのたんぱく質源は体にとって
もっとも大切な栄養素ですが、脂質も含んでいるため
たんぱく質をとると脂質もとってしまい、その加減が非常に大切であり
食事管理が大変な疾患です。

脂質を抑えてカロリーを確保できるよう軟菜食で食事療養してもらうことに
なり数回お持ちしたのですが、味が薄すぎて・・・とのことで
継続利用は途切れてしまいました。。。というのが1年前のお話です。

ところが、前日教え子のケアマネジャーさまからまた、Fさまの件で
ご相談いただきました。
「実はFさま、近日中に膵炎とは別で手術をされる予定で現在入院中」とのこと
「それまでに膵炎を発症させてしまうと手術もうまくできないので
 何がなんでも膵炎は起こさせないよう脂質を控えることを
 厳命され、一時帰宅予定」だと。
「短期間だけど、また脂質を抑えた食事を明日から届けて上げてほしい」と
ご依頼をいただきました。

翌日分の追加受付時間は過ぎていたのですが、運よくその日の検食が
脂質制限食でFさまにお持ちすることができ(F様、もっておられます!)
それ以降も手術までの短期間だけお食事をご用意させていただくことになりました。

またご相談いただけたこともうれしいですが
絶対必要な時に、必要な食事サポートを提供できたのはスポット利用でも
素晴らしい利用をしていただけたのではないかと思っています。

Fさまが安心して手術を受けられ、成功することをお祈りしております。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

今年一年の北摂の様子は
『食事療養をお届けするのだ』でもご紹介しています。ご覧ください。

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