2011年7月アーカイブ

こんにちは。
カスタマーセンターの山村です。

週一回、クリニックの栄養指導にもいってます。


70歳代、女性、職業農業、二世帯住宅で暮らす。ご主人は20年前に他界。
今回、市の健康診断であまりにも数値が悪く、クリニックへ。
今までも健康診断は受けていたが、数値が基準からはみ出ていたものの、そんなに
気にせず、仕事も忙しいし・・・

今回、血圧150/100、コレステロール260mg/dl、中性脂肪700mg/dl 、ヘモグロビンA1C5.6%。
降圧剤は出たものの、Drからとにかく、薬は出せるけどまだ出さない、
まず、「栄養士さんの話を聞きに行きなさい!」と言われきましたと。

出番です。
今まで、散々健康診断の結果を放置してきたことは責めません。
今日せっかく出会えたので、今後の話し(今後の見通し)をしっかり、目をむきながら(これが怖いと思われる)伝えます。

やっぱり、質問したり話すうちにこんな数値悪化した原因がどんどん出てきます。
本人もやっぱりそうですか・・・と。
なんとなく分かってはいたものの、痛くも痒くもない。
そこが怖い事も今日、お会いでき解かって頂けたと思います。
まず、その方がどんな状況にあり(重症なのか、否か)どうしていくべきなのか、すごく、大くくりで話をします。
細かい事は、ものすごい量の伝えるべき点があります。
が、初対面では、一緒に今後を考え、何をするか?(どう生きるか?)を話合う場だと思ってます。
病状、重症でも軽症でも、やる気スイッチを押してもらえるようにする事が一番の仕事です。重症の場合、かなり脅し文句も間に挟みながら、必死です!
とっても、やりがいのある瞬間です。
やる気スイッチを押していただきさえすれば、次回、血液検査、数値改善しています。
びっくりするぐらい頑張られ、数値改善もあります。
嬉しい限りです。
初対面で、意識を変えるのをとおり越し、今日から行動を変えて頂くよう、話しまくってます(笑)

今日来られた、他の60歳女性で、糖尿病、ヘモグロビンA!Cが9%台から過去、一向に
下がらなかったのですが、脅しが効き、初めてヘモグロビンA!Cが7%台にさがり、Drに
褒められたそうです。

私が強制的にこれを絶対しなさいということはあまりありません。
自らの実行力が数値改善に繋がります。
食事療養されるのは本人で私達は重要なサポート役です☆

この女性からも、今、生きがいは海外旅行に行くことで、本当に自分の身体のために
必死でやります。このまま、元気に動きたいです、力を貸してください。とおっしゃってました。

クリニックで初診の栄養指導に来られる方も、めでぃはあとに半信半疑でお電話くださり、訪問する時も同じです。
いかに、「このままだとダメ!一緒にやりましょ!」やる気になってもらえるかだけだと痛感してます。

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今朝、出勤前に友人と5km程、ランニングしました。
心身ともタフでいられるよう鍛えてます♪写真は、あまりきれいでありませんが、走っている川沿いです。


はーと&はあと 管理栄養士 山村 豊美

こんにちは。めでぃ北摂の島田です。

学生は夏休みに入りましたね。
通勤の電車・バスが空いていてうれしいですが
昼食時間にファミリーレストランが親子連れなどで
うるさいのは残念です・・・。

さて、今月初旬からサービスが始まった箕面市のS様
実はスタートするにあたりちょっとしたエピソードがありました。

最初に相談のお電話をいただいたのは担当のケアマネジャーのIさま。
「血糖が高くなり市立病院に入院されていたのですが
 退院にあわせて昼は配食で食事管理してほしい」
「本人だけではなく、息子さんにも食事の大切さを
 伝えてほしいので、遠方の息子様が同席できる今日面談
 お願いできませんか」「私も同席しますので」と
熱い想いではーと&はあとに相談をいただきました。

大変うれしい相談です。し・か・し、今日しかダメと電話いただいた
その日はスケジュールがいっぱいで訪問時間の空きがほとんどなく
息子様とケアマネジャーさんとの時間調整ができず
全員そろっての面談が難しい状況でした。どうしたものか・・・

(ご本人さまにはいつでも面談できるし、食事療養されるのはS様自身です。
 S様とケアマネジャーさんだけならいつでも訪問面談できます。
 でも、息子様には今日しか会えない。
 さらに息子様にも食事管理の必要性を伝えてほしいとの依頼。
 だけど、その依頼をいただいたケアマネジャーさんとS様と息子様が
 訪問希望された時間は別件のアポイントが入ってしまっていて
 どうしても伺うことができません)
思案に思案を重ねて、
全員がそろわないから仕方がない。と割り切り
『最優先の、ご本人と息子様とだけ面談』しようと時間の変更をお願いし
アポイントをとりました。

そして、申し訳ない気持ちをもってそのことをケアマネジャーさんにお伝えしたところ
「そしたら、最初の30分だけ私も時間を調整してご自宅に伺います。
 ありがとうございます。息子様にも知っておいてほしかったので
 S様と一緒に面談していただければありがたいです。」と言っていただけました。
その後、すぐ事務所を出て、奇跡的に全員そろって面談・栄養相談させて
いただくことができました。

毎日必ずビールを飲みたいというS様のために、糖質オフの銘柄を
用意していただくことをお勧めし
血糖が上がりやすい食品を伝え、買わないようお願いし
食後の血糖が上がりすぎないような食べ方を実践してもらい
好物の干物は退院後の体調が安定するまでは一旦止めてもらうことを
お約束させていただきました。

全員そろったことで問題点の確認と解決策の方法もスムーズに決まり
きっと会うことはあまりないであろう息子様にも食事療養の必要性を
お伝えできたと思います。

補足情報
ケアマネジャーのI様
京都勤務のころに、一緒に仕事をしたこともある仲です。
お互い京都から大阪に移動しても、また一緒に仕事ができるって
うれしい限りです。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

今年一年の北摂の様子は
『もっと☆めでぃ北摂ブログ』でもご紹介しています。ご覧ください。

こんにちは、めでぃ京都東川です。
先日、祖父の三回忌があり、実家に帰ってました。
満二年です。時の経つのは早いですね。
今では、亡き祖父の代わりに私の大好物のスイカは、父親が作ってくれています。
今年のスイカは上出来のようで甘くて美味しいです。たらふく食べて帰ってきました。

さて、先日のクリニックでのお話です。
初めて来られた患者様。50歳代、男性、糖尿病、高血圧のT様。
今回初めて糖尿病ということが分かりました。HbA1c8.8%です。

暑くなるとジュース類をよく飲んでいた。
朝食には菓子パンもよく食べる。
昼はインスタント麺やコンビニ弁当が多く、揚げもの、肉類が好き。
おまけに就寝前には、ハイボールにインスタントものを食べることが多い・・・
尿酸値が高いと言われたことがあるので、ビールはやめているんですと。

「なるほど」と私。

そして、T様のお父様も糖尿病だと。
でも、T様は、「父親が糖尿病だからといって、まさか自分が糖尿病になるなんて思ってもいなかった」と。
確かに、糖尿病そのものが遺伝するわけではありません。
しかし、親や兄弟が糖尿病だと、糖尿病の家族歴がない人に比べて 糖尿病になりやすいことは事実です。
遺伝するのは糖尿病そのものではなく、「糖尿病になりやすい体質」です。
この体質を持った人に、食べ過ぎ、運動不足、肥満、加齢、ストレスなど様々な環境因子が加わり、糖尿病が発症すると考えられています。
だから、この体質を持っている人は、持っていない人よりも普段から注意をしておかないといけません。
でもT様は、そのことはご存知ではなかった。

T様には、糖尿病の怖さについてお話ししました。
このまま血糖値が高いままだと、神経障害、網膜症や腎不全など合併症になること。
その合併症が怖いことをお話ししました。

栄養指導の前は、「時間がないんです」と言っておられたので、
「では、15分で!」と時間を決めていたのですが、最後には、「時間はいいです」と色々と質問もしてくださいました。
そして、来月までの目標をご自分で決めて帰っていかれました。

健康番組などのメディアでも生活習慣病の怖さは取り上げられてはいますが、まだまだ、何かのきっかけがないと知る機会が少ないのが現状です。
だからこそ、知った、分かった時点で私達が、その怖さを伝え、意識を変えてもらわないといけません。
その初期の段階での意識の改革がとても大切です。
私達にとっては、いかにその方の意識を変えることができるかが、腕の見せ所です。
そのために、指導力をもっと磨きたいと思います。

はーと&はあと管理栄養士 東川千佳子

こんにちは。めでぃ京都の寺田です。
夏真っ盛りだというのに猛暑日は避けており
気持ち少しだけ過ごしやすい気候。
このまま続いて欲しいですね!

さて、4月に担当者会議に参加させていただいたM様のお話です。
平日はヘルパーさんが食事の用意をされ、
日曜日のみはーと&はあとの食事を利用しております。
M様は要介護4でほとんどベッド上で生活されておりますが
糖尿病性腎症のため透析回避を目指し
ケアマネージャー様、訪問看護様、ヘルパー様など介護スタッフの方々が
食事療養に力を入れておられます。

3か月がたち、フォロー訪問をさせていただきました。

今回は担当者会議ではなく単独での訪問予定でしたが、
家の中からガヤガヤと賑やかな声が…
家の中に入ると 訪問看護様、ヘルパー様が訪問中の所でした。
ご本人様はバイタルチェック中、ヘルパー様は調理中…
とても忙しい時に訪問してしまったようで
また出直そうかと思っていると、
ヘルパーさんから、
『食事のことで相談に乗ってください!』と声をかけてくださったので
そのまま様子を教えていただくことにしました。

肉の量はこのくらいでよいのですか?
カレーやハヤシライスを時々作っているのですが
ルーはどのくらい使ってよいのですか?
サラダはこんな形で毎日用意していますがどうでしょう?

M様は蛋白質制限、塩分制限が必要な方。

このヘルパー様は最近M様の担当になったばかりだったので
一食分の目安量が正しいのかどうか不安に思っておられたようです。

料理の実物を確認させていただき、
冷蔵庫、冷凍庫の中も見せていただくと
肉や魚の1食分を30g程度にわけてあったり
減塩の工夫をきちんとされている様子が伺えました。

確認させていただくことで安心されたようです。


訪問看護様にもM様のご様子をお伺いすると、
血糖値はとても安定されてきたが
体重が増えていることが今の問題点だと教えてくださいました。

食事記録を見てみると
昼ごはんが麺類など簡単なものになりがちで、バランスが崩れておりました。
ヘルパー様によると『昼は夜用に作っているおかず(煮物などが中心)の残りを少し食べる』と教えていただいたので
塩分や糖分の摂り過ぎにつながる可能性を考え、
生の野菜サラダを追加していただき、マヨネーズで食べていただくことをお伝えしました。

それぞれが思う問題点や解決策について話しあった結果
『M様は最近ようやく間食をやめることができるようになったところだから、次はバランスを改善することと塩分を引き続き控えていくことで様子を見ましょうか』
ということでまとめ、訪問を終えました。


M様宅を訪問させていただいたときは、忙しい時に訪問してしまったかなと思いましたが
結果的に、訪問看護様、ヘルパー様とお話しすることで
最近のご様子をより確実に把握でき、いろんな視点から解決策を考えることができ、とても充実した訪問になりました。


他のご利用者様のフォロー訪問をする時
ご利用者様の状況をうまく聞き出すことも多々あります。
今回の訪問は、
ケアマネージャー様はもちろん、訪問看護様やヘルパー様など
いろいろな方から情報収集をしながら
ご利用者様のフォローをしていきたいと改めて感じるきっかけとなるよい訪問になりました!
今日もまた、がんばります☆


はーと&はあと 管理栄養士 寺田満里子

こんにちは、カスタマーの大都です。

大阪に居ると、祇園祭の風はあまり吹いてこなかったのですが
さすがに、京都では
祇園祭なのでキャンセルだとか、祇園祭に行ってきたとかという声を耳にしました。
やはり、京都の皆様にとっては夏の一大イベントですね。

先日の連休、久しぶりに島の祖母のもとを母親と訪れました。
今年94歳。ずっと在宅で過ごしていたのですが、同居する息子の嫁が心筋梗塞で入院し、糖尿病の合併症でほとんど眼が見えなくなり、介護どころか、祖母が嫁の介護をしないといけないという状況で、このまま在宅で過ごせるのかと、昨年の猛暑の中
施設入所という道を選びました。

久々に会ったのですが、娘である母親の顔を忘れていました。

さすがに、しばらくして思い出したのですが、いろいろなことが混乱する始末。
認知でしょうね・・

母親が認知症になったという事実にショックを受けた母親は
「施設に入れたことが良かったのか・・・」と。
「家に居たほうが、しっかりしていたのに・・」と。

あの時の判断が最善だったのかどうかは、わかりませんが
「認知症は最後に神様がくれる幸せ。」という言葉を聞きました。

「死ぬ恐怖も、世間のゴタゴタしたことも、ややこしい人間関係も本人は分からなくなるのだから、ある意味幸せなんだと。」

娘の顔を忘れないようにと写真を撮り、送ることを約束して帰ってきました。

私も親が老いていく現実に立ち会う日が来るんよねぇ・・と
気のキツイ、わがままな母親の横顔を見ながら、そんなことを考えた一日でした。

管理栄養士 大都 宏子

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