2014年7月アーカイブ

こんにちは、京都管理栄養士の松政です。

毎日、汗がたらたらですが、皆さん、こまめに水分補給してくださいね!気づいたときには遅いですよ!

 

さて、今日は、長年利用されている利用者様のお話。

70歳代、女性、慢性腎不全で毎日の昼食と週に1回の夕食をご利用されています。

腎臓の機能が悪化しないように毎月の検査値を確認させてもらっています。

長年、少しの変化はあるものの、数値は維持されており、クレアチニンは1台後半でした。

しかし、4月、5月の検査値が上がっており、2台に。尿素窒素やカリウム値も上昇していました。

「これは、大変!」と思い、食事内容を確認しました。

すると、はーとからお持ちしている栄養コントロール食のご飯を食べすぎは良くないと思い、最近は、よく残していたとのこと。また、夕食のおかずの量が多くなっていた様子。

エネルギー不足とタンパク質が過剰、そして、おかずの量が増えたことで塩分過剰になった事が原因ではないかと分析。

腎臓の機能を悪化させないためには、エネルギー不足にならないこと、タンパク質(肉、魚類)を摂りすぎないこと、そして、塩分を摂りすぎないことが食事療養のポイントとなります。

よって、ご飯は残さず食べること、夕食のおかずの量は、昼食の量を参考に食べ過ぎないこと、そして、味付けについても注意するようお話をしました。

そして、1ヶ月が経ち、ドキドキの検査結果が出ました。

すると、クレアチニンは、1台に戻り、最近の数値では一番良い結果になりました。

「良かった~」とほっとしました。

そして、この利用者様も「先生にも褒められた」と喜んでおられたのですが、配送員にも感謝のお言葉がありました。

「毎日、食べ過ぎていないかと声掛けしてくれるおかげ」と。

そう、配送員がいつも利用者様の食べ過ぎを防ぐために、声掛けをしてくれていました。

私たち管理栄養士は、定期的にその方の病状等を把握したり、お話しはするものの、毎日の把握や声掛けはできません。

しかし、その方に意識をしてもらい注意してもらためには、こまめな声掛けは、とても大切です。

今回、配送員がこまめに声掛けをしてくれることで利用者様も注意ができたようです。

私からも配送員に感謝です!日々の声掛けって大切です!

配送員は、私たちの代弁者でもあり、目でもあります。

今後も、配送員としっかり連携して利用者様をサポートしていきます。

はーと&はあと 管理栄養士 松政千佳子

こんにちは。北摂管理栄養士の仲野です。

毎日暑いですね。皆様、熱中症にはご注意下さいませ。

今回は毎日の夕食に脂質調整食をご利用頂いている61歳、女性のご利用者様のお話です。

1年ほど前からご利用頂いています。利用のきっかけは糖尿病の改善。

もともと、HbA1cが7.5まで上昇し、自身でウォーキング、食事を制限し頑張っておられたようですが、一向に改善せず、配食の利用に至りました。

そして、ちょうど1年経過した今月、ついにHbA1cgが6.1まで改善しました。

ご本人様もとっても嬉しそうで、二人で「良かった~(^^)」と話していました。私は数値の改善に注目していたのですが、ご本人様は数値よりも「私が一番うれしかったのは体重が5kg減り、服のサイズがL→Mになったこと!何をしてもダイエットは上手くいかなかったのに嬉しい」と大喜び。ご本人様いわく、「体の中も大事だけど見た目も大事!」

・・・気持ちわかります。

「あともう少しで出産前の服が着れる!」と今はそれを目標に頑張っておられます。

目的は何であれ、目標があるというのは何より強い武器だと思います。

目に見える改善は長い食事療養の中では大きな張り合いにもなりますしね。

これからも、頑張って下さい(^^)

㈱はーと&はあとライフサポート 管理栄養士 仲野ひとみ

こんにちは。東京管理栄養士の六波羅です。

梅雨の明けた先週末、高尾山へ行ってきました。

ミシュランガイドに三つ星が燦然と輝く高尾山ですよ。

ケーブルカーで一瞬で山頂到着なんてもったいないじゃありませんか。

そう。ランナーは当然、走って登るのです!

(・・・さすがにキツイので、結構歩いちゃったけれど)

暑くて参りましたが、そんなものは時折現れる絶景でチャラです。

今回は、私が大切に読み返している本をご紹介します。

↓ 漫画です ↓

IMG_1063[1].JPG

 「友人の漫画家が管理栄養士について描いてるので、是非読んでみて♪」

と、私の友人が貸してくれたのがこの本でした。

メーカーから病院の管理栄養士に転職した小西麦子と、

彼女が担当する患者さんとの15話のエピソード。

様々な疾病における食事療法のポイントとともに、

病院管理栄養士の業務についても描かれます。

文字ばかりの資料なんて読む気にならないという患者さんにも、

漫画ならストンと入ってもらえそう。

管理栄養士とは何ぞや?と思っている方にもオススメしたい。

何より病院での勤務経験がない私自身、

漫画から勉強させて頂いたことがたくさんありました。

しかし、私がバイブルとまで言い切るのは、他に理由があります。

私が管理栄養士として座右の銘としている言葉、

「食べることは生きること」

この言葉が、物語のカギとして記されているからです。

私事で恐縮ですが、私は、大学入試の直前に父を亡くしました。

殆ど食べ物を受け付けなくなっていた父でしたが、

最後の入院の前夜、母がほぐしたカニの身を食べました。

立つのもやっとの身体をダイニングテーブルで支える、

父の震える左腕と後ろ姿に、生きたいという執念を見たような気がしました。

食べることは、生きることそのもの。

私の進むべき道は、あの晩に決まったのだと思います。

私が目的を見失いかけた時に、必ず読み返す本になる筈です。

私と同じ信念で頑張る麦子に励まされ、よし、今日も東奔西走だ!

なお、『ホスピめし』をこの場で紹介するにあたり、

作者の野崎ふみこさんにご快諾をいただきました。

この場を借りてお礼申し上げます。

ちょっと重たい話題も挟んだので、お口直し。

高尾山の標高は599.03m(三角点は599.15m)だそうですが、

実に惜しい、大台に1m足りない。

誤差の範囲だよねえ、オマケしてあげればいいのにねえ、

なんて言い合ったけれど、

そういうわけにはいかないんでしょうね。。。。。。

東京いなげや  管理栄養士    六波羅  美幸

こんにちは、サロン管理栄養士の末藤です。


とても暑い日が続いていますが、皆さん体調管理はいかがでしょうか。


サロンの利用者様では体調を崩される方もおらず皆さん元気に来ていただいております!!




さて、今回は認知症の方への食事支援について、、、


認知症の方の進行具合等にもより食べない理由は様々ですが、いわゆる先行期(認知期)の障害により食べられなくなった(食べなくなった)という場合も多くあります。


実際に自分も食事介助等で多くの方に関わってきましたが、本当に「こうすれば食べてくれる。」というものはなく、認知症の方のそのときの体調、状態によりアプローチの仕方を変えていかなければなりません。


食べ方がわからないのか?
食べ物だということがわからないのか?
嗜好に合わないのか?
口元に運ばれてくる量が合わないのか?
食事を食べる環境に問題があるのか?


本当に気にしなければいけないところが沢山あります。


まずは自分でその方が食べているところを観察し、何をしてあげればいいのかを考えてから支援するようにしています。


具体的には、まず食事を摂っていただく為の食環境の整備。
食器などへの距離や、負担なく座位保持が出来ているかどうかや、周りに気になるものがあり食事に集中できない状態ではないかということを見ます。


それから声かけ。
目の前にある献立の説明することや、食べてみる順番の提案などをして反応があるかどうかを見ます。


それでもダメであれば食具と食器を手に持っていただき、促してみる。


実際にこれだけすれば食べてくれるということはありませんし、利用者様によって全く対応が違いますがまずはこの流れを試してみることが多いです。


様々な角度から認知症の方の「食べない。食べられない。」を支援できるよう、自分自身の知識と経験をもっともっと積み重ね支援していきたいと思います。



まだまだ勉強不足な点が多いですが、管理栄養士として出来ることを模索していきたいです!!



サロン管理栄養士 末藤

こんにちは。東京管理栄養士、金成です。

梅雨明けもし、夏本番ですね。

暑いー・・・。頑張ります。

 

 

さて、3週間ほど前からお食事をスタートしております、ご利用者様。

糖尿病性腎症の方です。

ずいぶん前から居宅療養管理指導で管理栄養士の先生と一緒に食事療養を行っています。

私が訪問した時も居宅療養管理指導の最中にお邪魔させていただきました。

今まで奥様がお食事を頑張って作っていましたが、準備負担を軽減するためにご利用になることに。

ちゃんと食べていただけているか先日お電話したところ・・・

こんなにたくさん食べていいのかわかんない。だから残してる!!

とのお話が・・・。

腎臓に負担のかからないようにカロリーをしっかりとっていただけるお食事で、残さず食べていただきたいことをお伝えしました。

しかし・・・

いやいや多く感じるんだよねー。

となかなか聞いていただけませんでした・・・。

うーん・・・どうやったら伝わるんだろう・・・。

難しいですね。

ご自身で今まで療養してきた分、考え方を変えることは難しいです。

しっかりと食べていただきたいー。

関係機関の方々に相談してみようと思います・・・。

 

 

ひよっこにはまだまだ壁はたくさんです。

乗り越えなくちゃいけませんね☆

 

 

 

いなげや 管理栄養士 金成なつみ

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