2014年7月アーカイブ

こんにちは。京都管理栄養士の山村です。

気づいたら京都の風物詩である祇園祭もさっさと終わり、夏本番ですね~

 

先日、ケアマネージャーさんのご紹介で食事の利用をしたいという事で

自宅へ訪問してきました。

80歳代、女性、独居。軽度高血圧、軽度脂質異常症。

性格神経質。

最近、季節がら体調が悪く、食事の支度がとてもしんどくなられていました。

歯の調子も悪いので、硬いものもかめず食べにくいので食欲もいまひとつ。

ダメです!こんな時こそ、栄養をしっかり摂らないととお伝えし、

ちょうど当社の「Tabelu+」という商品があるので、体調が戻るまでご利用してください。とお話ししました。

もちろん、自力で買い物に行き、食事を作り摂取するというのが望ましいですが

なかなか、お一人で暮らしていく中で体調の波もありますし、きっちり食事ができないのが

現状です。

加齢によるものも大きいです。

少しくらい食欲がなくてあまり食べれない事があっても、大抵の方はまあ、年だし

こんなものよ。動かないし食べなくても大丈夫。今日も暑いしそうめん、すすっといたわ。など高齢独居の方とお話しをすると低栄養なコメント続出します。高齢者は私にとって、人生の先輩であり、学ぶべき点はもちろん多々

ありますが、栄養や食事に関しては、プロとして仕事をしているのでそこは、きっちり伝えます。

「しっかり栄養(特にタンパク質)を摂る」という事がいかに大切かという事を

お伝えしています。今後の身体機能や生活の質に大きく影響をする事をお話すると、皆様、人事ではない

ので聞く耳を持っていただけます。

この女性もしばらく、毎日あなたの言う食事を届けてもらう事にするわ~~とおっしゃってました。

 201407212105000.jpg  タベル+は2食セットでお届けしています(写真・ご試食もできますよ♪)

最近、食事量が減ってきた、歯の調子が悪い、肉や硬いものが食べずらい等

何か不都合な事があれば、はーと&はあとの管理栄養士にご相談ください。

しっかり栄養を摂取していただけるよう、ご提案できると思います。

お待ちしています!

はーと&はあと管理栄養士 山村 豊美

こんにちは。京都管理栄養士の島田です。

ここ数日間の暑さと祇園祭の熱気はすごかったですね。

帰りの電車も人、人、人だらけで変わらずの祇園祭の人気の高さに

驚きです。

さて、今日はクリニックで栄養指導にこられている糖尿病(インスリン注射治療中)

の方のお話しです。

K様(70代、男性、夫婦同居)農家をされていて、朝は5時から

お昼まで畑にいかれて農業をされています。

かなりの重労働を毎日この季節はされています。体を動かすのでおなかが空き、間に間食などをされていました。

しかし糖尿をお持ちなので、あまりご飯は食べてはいけないと思い

1食150gだけを召し上がっていました。

「ご飯を食べないと力がでず、でもご飯を食べると血糖が上がるので前から控えるようにしているんです」とのこと

でも、それでおなかが空いて馬力もでず、結局お昼過ぎにおかきやパンなどを間食している習慣がなかなか抜けません。

(それはお腹すきますよね~朝5時から昼まで労働って。

 頭が下がります。)

「農作業は重労働ですし、朝昼はご飯しっかり200gぐらい食べてもらって良いですよ!そのかわり、夕食以降は体を動かすこともないでしょうからこれまでどおり150gでいきましょう」と指導をし、数ヵ月後、

「ご飯の量は増えたけど、間食が減ったのでインスリンを打つ単位が安定して低血糖になりづらくなりました。やっぱり体を動かすときはしっかり食べないとだめですね」と今の活動量と食事量のバランスがよくなってきたようです。

冬になり畑に行く機会が減ればまたご飯の量や全体の糖質量を調整して高血糖にならないよう食事量を再設定していきたいと思います。

1日の指示量が1600kcalでも季節によって活動量が異なれば必要量も異なります。その時期に合わせて食事量の目安を調整するのも血糖安定には必要なことですね。

 

 

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

 

こんにちは、京都管理栄養士松政です。

 

ますます暑くなってきましたね。

「やってきたぞ、夏!」って感じですね。暑さに負けず頑張りたいと思います。

 

さて、私も先日、ある利用者様宅に低栄養・摂食支援食TaBeLu+のご試食を持って訪問してきました。

この利用者様は、以前にはーとの健康バランス食をご利用頂いていました。

しかし、硬い物が食べにくくなってこられ、キザミや一口大は合わないとのことで、ご利用停止になっていた方です。

 

その後他社もご利用されていたのですが、硬い物が食べられないという悩みは解消できていないとケアマネージャー様から伺っていました。

 

そこでTaBeLu+のご案内をケアマネージャー様にし、ご試食となりました。

 

最近のご様子を伺うと、やっぱり硬い物は食べられず、最近は、見るだけで、「これは食べられないな」と諦めていたとのことです。 

 

そのため、お持ちした試食のおかずの一品を見られ、「これは、私には無理よ」と。

「食べやすいように調理しているので、一口試していただけませんか?」と私。

じゃあ、試しにと食べてくださいました。

すると「あっ、大丈夫!」と笑みがこぼれました。

そして、もう一品、「これは、無理かもね~」と言いながら口に運ばれると、「あっ、これも大丈夫!」と驚いたように笑みがこぼれ、感動してくださいました。

 

その笑顔が私の心に突き刺さりました。

「こんなにも喜んでもらえるんだ!」と素直に嬉しく、私も感動しました。

 そして、硬くて食べることができないということが、この方にとっては、とてもストレスになっていたのだと改めて分り反省しました。

一言に硬いと言っても、その方によって理由はそれぞれです。

噛む力が弱い、噛み切ることができない、歯がない、歯を治療している、口の中を怪我しているなどなど。

でも、食事を食べることができないストレスは同じです。

そのストレスを少しでも解消する、そして、食べることをあきらめてほしくないという思いが詰まったお食事がTaBeLu+です。

噛むことにストレスを感じておられる方、ぜひ、ご相談ください。

食べることのできる喜びを一緒に私達と共感させてください。

はーと&はあと 管理栄養士 松政千佳子

 

こんにちは。北摂管理栄養士の仲野です。

先日、約1年前から毎日昼、夕とご利用頂いているY様宅へ定期訪問させて頂きました。

Y様は72歳女性。糖尿病でインシュリンも打っています。息子様と同居されているのですが日中独居。食事も食べたり、食べなかったりで低血糖を何度も繰り返し、配送員共々いつも気にかけているお客様です。

春先は体調も悪く、安定しない日々が続いていたのですが、最近はとても調子がよいらしく、配食も完食されており、血糖値も安定しています。

訪問時はいつも笑顔で出迎えて下さり、配送員さんとも仲良しです。

「何かあっても配送の●●さんに言ったらええやろ?いつも声かけてくれて嬉しいねん」と仰って下さいます。

お喋りが大好きで「息子はいつも帰りが遅いけど、毎日配送さんの話をするねん。配送さんのニックネームも息子と考えてるねんで」とニヤリと笑っておられました。

ちょっとした声掛けも食事療養のお役に立てているのかな?と感じています。

そんなYさん、今月半ばから検査入院されています。入院前には「すぐ帰ってくるから待っててや~。帰ってきたら配送さんのニックネーム教えてあげる」と素敵な笑顔を下さいました(^^)

待ってますよ!配送さんのニックネーム何だろう?と思いを巡らせながら・・・楽しみにしています!

はーと&はあとライフサポート 管理栄養士 仲野ひとみ

こんにちは、サロン管理栄養士の末藤(すえとう)です。


本当に時間が過ぎるのはあっという間で、娘が生まれてから5ヶ月が経ちました。


携帯に撮り溜めしている写真を見てみると、ほんの5ヶ月の間に全然違う表情の変化が見られ、それをゆっくりしている時間に見返していくのが最近のリフレッシュ方法です♪



娘に癒しをもらっているだけではなく、父親として誇りに思ってもらえるような仕事をせねばと気持ちだけが焦る今日この頃です、、、




ところで皆さんは「老嚥」という言葉をご存知ですか??


この言葉は横浜市立大学附属市民総合医療センターの若林秀隆先生が造った言葉で、

正式には老人性嚥下機能低下、英語ではpresbyphagiaと言います。

presbyは老人、老年、phagiaは嚥下という意味です。


定義としては健常高齢者における加齢による嚥下機能低下で、疾患による嚥下障害(dysphagia)とは異なります。


若林先生は歳をとることで起こる老眼等があるように、加齢による嚥下機能低下を老嚥と言ってもいいのではないかとのこと。

先生のセミナーで初めてこの言葉を聞いたとき、「とてもしっくりくる表現だな。」と思いました。


単純に加齢により衰えていく機能はたくさんあるので、嚥下機能も加齢により低下するのは必然だなと!!



サロンに来て下さっているご利用者様の中にも、「最近、食べるときに飲み込みにくくなってきたわ。」と言う方がいらっしゃいます。


お聞きすると、「完全に飲み込めないわけではないが喉の奥にひっかかったような感じがする。」というもの。


そういった症状がある方は、嚥下力の低下等により咽頭に食物が残留してしまっている可能性があります。


そういうご利用者様にはまず複数回嚥下をしていただくようにアドバイスしています。


一回の嚥下では食塊を一度に全て送り込めていない可能性があるので、もう一度空嚥下していただくことにより
咽頭に残留した食物を全て送り込むことができるからです。



それでも喉にひっかかる感じがある方にはお茶ゼリーを提供しています。

ゼリーを食べることにより咽頭に残留した食物も一緒に流し込んでくれる為に役立ちます。

ゼリーを使った交互嚥下(異なる形態の食塊を交互飲み込むことで、咽頭残留の除去に物理的に有利に働く方法)も非常に効果的な方法です。



食事時にお茶ゼリーを提供することで、食事中のムセの回数が減った方や食事摂取がスムーズに行えるように
なった方々も実際にいらっしゃいます。


もちろん全ての方に提供して上手くいくわけではありませんが、少しの機能低下による嚥下力の衰えでは
ちょっとした工夫だけでスムーズに食べることができるようになります。




また、サロンでは食事前に口腔体操を行うことにより、老嚥予防も行っています!!



「最近、少し食べづらくなったかな??」と感じた方は是非お試し下さい☆




サロン管理栄養士 末藤

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