2014年11月アーカイブ

こんにちは☆ 北摂管理栄養士の大都です。

日中と朝晩の温度差が大きくなって・・・紅葉が進んで参りました。

寒さが厳しくなる前に、冬支度をせねば・・・・

さて、先日昨年の9月に利用開始された糖尿病の80代男性、Ⅰさま宅へフォロー訪問してきました。

奥様と二人暮らし。奥様は認知症というか、うつ病というか・・・そんな奥様の介護を20年されています。

奥様が食事の用意ができないため、年齢的には若い頃に台所に立つことのなったⅠさまが食事の用意をしています。

食事の用意といっても、ご飯を炊き、お惣菜を買ってくる程度です。当時のHbA1cは11.7

最初の面談時に、野菜摂取を心掛け、野菜から食べる、果物の摂取量が多く、介護のストレスからか間食も多かったため、時間を決めて食べることを約束してもらいました。簡単に手に入る、冷凍野菜やカット野菜、海藻、きのこ類の簡単な調理も提案して・・・

そしてご本人様の努力の甲斐もあり、今年の5月頃には7.1まで改善。

そんなⅠさまが、配送員に「最近、ちょっと血糖値(HbA1cのことです。)が上がってきた。」と・・・

その言葉を聞き、早めに対策を・・と訪問した次第です。

8月に7.8になり、9月の結果では8.0まで上昇。

食事内容のヒアリングする、特に内容に問題はなさそう。ご飯はちゃんと計量して、朝食の果物の量も適量・・・

「野菜も毎食意識して食べてます。惣菜を買う時は野菜の多いおかずにしてるし・・・お宅に言われてから、今まで見向きもしてなかった野菜をしっかり食べるようになったしな。」 約束、ちゃんと身についてます。

「野菜、野菜・・・」と意識するうちに野菜ジュースを飲み始めたようで、実物を確認すると、果汁50%を含む野菜ジュースを水分摂取に飲む習慣がついてしまったようでした。

今の食事内容を継続し、野菜ジュースに頼らなくても良いこと、飲むなら野菜汁100%のものをするよう伝えました。

今月の検査結果には反映できないけど、落ち込まずに12月の検査結果をみましょうねとⅠさま宅を後にしました。

この訪問の間

奥様の「お父さん、お客さん?私、しんどいから寝ててもいい?」

Ⅰさま 「寝とったらいいよ。お父さんがちゃんとするから。」という会話が何度もありました。昨年の訪問時にも聞いた、ご夫婦の会話。

決して声を荒げず、優しく「寝てとったらいいよ。お父さんがちゃんとするから。」

ヘルパーさんや訪問看護のスタッフにもお手伝いしをてもらってはいますが、食事の用意や着替え、季節の衣替え、奥様の通院にご自身の通院・・・多忙な毎日。

「そろそろ家内に、冬物の下着も出してやらなぁ・・」

そんなⅠさまには少しでも長く奥様のお世話ができるよう、お元気に過ごして頂きたいものです。

はーと&はあとライフサポート 管理栄養士 大都宏子

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久々に作品でも・・・

先日の地元の文化祭に活けた作品です(^^;

こんにちは、管理栄養士の島田です。

朝の出勤が寒くなってきましたね。。。朝が明ける前から厨房に入っていると

時間間隔と日中の温度差の違いがわかりづらくなってくるのが残念です。

さて、今日はそんな寒い季節に体を温かくするホットメニュー麻婆豆腐を

おいしく・きれいに作る方法をご紹介します。

一般的な作り方はご存知のとおり、ひき肉、みじん切りにした玉ねぎ、人参などを炒めて

調味料で味付けした後にサイコロ状にカットして水切りした豆腐を入れて

片栗粉でとろみをつけて仕上げる手順で完成です。

ただ、大量調理になると最後の豆腐を入れてとろみをつけるところで仕上がりに差がでます。

まず、豆腐を入れて混ぜる段階で豆腐が崩れてしまい、豆腐の原型がなくなるほどぼろぼろになってしまうこと。

次に大量の片栗粉を上手に回し入れないと片栗粉がダマになってしまい、きれいなとろみがつかず一部はとろみがついているけど、片栗粉のダマの塊が残ってしまう汚い仕上がりになってしまいます。

(均一なとろみなるよう素早く混ぜようとすればするほど、豆腐は崩れ、豆腐が崩れないようしなしなと混ぜていたのではダマになってしまい、どちらにしてもきれいに仕上がりません。)

そこで大量調理で作る麻婆豆腐では、まず、ひき肉、野菜をいためて調味料で味付けするところは同じですが、隣の鍋でサイコロカットした豆腐をお湯にかけ、湯豆腐状に仕上げておきます。

そして豆腐に火が通ったら鍋からはずしておきます(炊きすぎないよう注意して)

次に炒めた具材に味がなじんだら、一度ざるに具材を上げてしまい、汁だけを鍋に残しておきます。

そこに片栗粉を加えてあんを作ります。豆腐や具材が入っていないのできれいに混ざりますし、容量も汁だけなので大鍋の中の具材を大しゃもじでかき回しながらあんを作るストレスはありません。

きれいなあんが出来上がったら、そこに具材を戻して混ぜ、最後に水切り(というか正確にはお湯きり)した豆腐を入れて均一に具材とあんを混ぜ合わせて完成です。

最終仕上がりをイメージして調理の手順・方法を工夫することで

豆腐も過剰に崩れず、あんもきれいに仕上がって、見た目がおいしく・きれいなご家庭で作るのと変わりない麻婆豆腐をお届けすることができます。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

こんにちは。京都管理栄養士の山村です。

朝夕は寒いですが日中は気持ちいい秋晴れですね♪

宇治.jpg写真は担当エリアの宇治市の快晴の日です☆

先日、ケアマネージャーさん同行で糖尿病で食事や栄養のアドバイスを希望してられる方の

ご自宅へ訪問してきました。

80歳男性、糖尿病(10年前より)、要介護Ⅰ、性格几帳面、食事は毎日奥様が材料を計り

ご主人のために糖尿食を一生懸命作ってられます。だしからとり、塩分を控えめに毎日毎日・・・

かなり疲れてらっしゃいました。

しかも、時間をかけて作った食事は本人様はあまり摂取できていないとの事です。

間食もなしです。普段糖尿病の方へのアドバイスはカロリーオーバーの方が大多数なので

摂取量を減らしていくような目標をたてる事が多いです。

でも、この男性は違います。摂取量を増やさないといけないのです。

主治医の先生からも体重を増やしなさい!食事(栄養)をしっかり摂りなさいとの指示です。

そうです・・・糖尿病なのに・・・奥様は困惑されていました。ご主人のお身内は糖尿病に罹患されている方が多く

しかも重症だとの事です。だから、血糖値が上がる事が恐くて仕方ない様子でした。

でも、今は先生のおっしゃっているようにしっかり栄養を摂らないといけません。

色々食事のヒアリングをしているうちに奥様の作るお食事は、かなり塩分を控えすぎてられ本人の

食欲をさらに落としていました。

糖尿病なのに低栄養!

お届けするお食事は、まず食事を摂取してもらうことを目的とし、健康バランス食をお届けする事にしました。

もちろん、血糖値にも目を光らせておかないといけませんが・・・

奥様、ケアマネージャーさん、私、3人が「うーん、なんとか食事を食べて欲しい」と。

そして、奥様にはちょっと食事作りは休憩してくださいと伝えました☆

今後も低栄養を回避し血糖もコントロールして頂けるよう、サポートさせて頂きます。

はーと&はあと管理栄養士 山村 豊美

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管理栄養士プロフィール

  • 大都 宏子
  • 島田 天心
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  • 磯好 幸枝
  • 竹本 敏美