2015年8月アーカイブ

こんにちは。 京都 管理栄養士 相山です。

   

今日から、9月が始まります。だんだん日が落ちるのが早くなってきたなあと感じる今日この頃。

暑い暑いと言っていた夏があっという間に終わりそうです。

     

今回は、TaBeLu+を利用してくださっていたO様のお話し。

    

7月下旬ケアマネさんに、「暑さで食欲が落ちてしまっている方いませんか??食欲と一緒に体重も落ちてしまうと、夏バテからも

なかなか抜けだせませんよね~」と話をよくしていました。

ある事業所で、丁度その件で相談しようと思っていたんだよね!!と利用者様のお話をしてくださりました。 

     

その方は、先日骨折で入院されてたが在宅にもどりベット上で生活。

90代女性。独居。要介護1。肝臓がん末期。訪問介護、訪問看護多種サービス利用。

     

ご自宅に戻ってこられましたが、食欲がなく主食はおかゆやパン、プリンなどの食べやすいものを食べれるときに。

食事の偏りがあるとのこと。

義歯はなく、やわらかく少量でも栄養が取れる食事希望。

   

後日、TaBeLu+の試食を持ってケアマネさんと訪問することになりました。

訪問日、ケアマネさんと待ち合わせをしていた時に、要支援のころの地域包括のケアマネさんがちょうど通りかかり3人での

訪問となりました。 

O様も以前のケアマネさんとお話ができ、笑顔ニコニコ嬉しそうでした。

4人で和やかに話ながら、いざ、本題のお食事のお話!

実際召し上がっていただかないと柔らかさもわからないこともあり、レンジで温めて試食していただきました。

     

その時、メニューの1つにつくねの中華スープ煮を「やわらかさも丁度いいし、おいしい、おいしい」と召し上がってくださりました。

副菜のブロッコリーの和え物は、「もう少し硬くても私は食べられる!」と仰られましたが・・・・笑

昔、畑でいろんな野菜を作っておられたそうで、野菜にはこだわりがあるそうです。

   

O様の久しぶりの食欲とおいしいの一言、パクパク召し上がる様子にケアマネさんも私もすごく喜びました。

    

TaBeLu+を何日かお届けしましたが、配送員さんから、食欲がないとのことで冷蔵庫に手つかずのまま食事が残っているとの連絡がはいりました。

ケアマネさんと食事形態を変えたり、少しでも食欲に繋がるようにと試行錯誤しましたが食欲不振の為、配食は中止。

何日か後には、しばらく入院することになりましたとの連絡が入りました。

    

後日、他の話でケアマネさんのところに訪問すると、昨日O様が亡くなられたとの知らせをうけました。

突然の悲報で言葉が出なかったですが、訪問時においしいと言いながら食べてくださった様子が鮮明に思い出されました。

私に、もっとなにかできたかな?と考えさせられました。

ケアマネさんから、最後においしいものを食べてもらえてよかったと言葉をいただき、悲しい気持ちも半分、よかったと思う気持ちも半分、複雑な気持ちになりました。

    

O様との出会いを、しっかり忘れず胸に秘め、これからも利用者様の心に寄り添ったサポート・提案をしていきたいです。

       

はーと&はあと  管理栄養士   相山  華菜

こんにちは。北摂事務所の仲野です。

まだまだ残暑が厳しいですね。

今回は毎月行っているクリニックでの栄養指導のお話。

1年近くまじめに通ってきて下さいますが体重が全く落ちない方です。

あれこれ試してみましたがなかなか効果が出ないのです。

食事記録、食事写真、低カロリーお菓子・・・色々試してみましたが言い訳ばかり。先月も「法事があっていっぱいお菓子をもらったの。もったいないから食べちゃった」と。(××)正直に話して下さるのはありがたいのですが、あっけらかんとされています。

主治医に相談したところ「褒めてみては?女性は褒められると頑張るみたいだよ。痩せてなくても『綺麗になりましたね。』とか言ってみては?」と助言を頂きました。

そして今月、さっそく実行してみました。お会いしてすぐに「髪型変わりましたか?何だか若返って綺麗になりましたね」とお伝えしました(実際、髪型が変わっていたので)

そうすると、嬉しそうに「そうなの。誰も気づいてくれなかったの。ついでにウェストも痩せたかな?」とのこと。

「痩せました。痩せました!」とお伝えすると「そうかな・・・。もっと痩せたいわ」と何だかやる気になったかな??

「では、食事記録と体重記録ももう一回記録する!」と宣言し、来月体重を落ちていなかったら配食で徹底して痩せる!と約束して下さいました。

どうなることやら。まぁ、やる気になってくれたのはいいですが。来月が楽しみです。

㈱はーと&はあとライフサポート  管理栄養士 仲野ひとみ

こんにちは、サロン管理栄養士 兼 生活相談員の末藤です。


さっそくですが、先月の28日はサロンオープン以来、初めての実地指導がありました。


今までの自分の仕事を見直す良い機会でもありましたが、いざ日にちが近づいてくるとドキドキ(汗)


指導に関しては全くと言ってよい程、指摘事項もなく無事に終えることができました☆


ちなみに、、、

実地指導の中でも加算の算定に関わるところはより鋭くチェックをされますが、私どものサロンでは色々な加算を算定しています!!


今年度から新しく新設された中重度者ケア体制加算や、サービス提供体制加算Ⅰ1、入浴介助加算、個別機能訓練加算Ⅱ、口腔機能向上加算、栄養改善加算を取っています。


その中でもデイサービスではあまり取っているところが少ない口腔機能向上加算と栄養改善加算を取っているのでケアマネージャーさんからも珍しがられます。
というより、どういった内容か知らない方も中にはいらっしゃいます。
※口腔機能向上加算についてはこちら⇒(http://www.pt-ot-st.net/contents/1144
※栄養改善加算についてはこちら⇒(http://www.pt-ot-st.net/contents/kaigo/1089


栄養改善加算については生活相談員 兼 管理栄養士として登録している為、私が中心となり加算対象の方に栄養ケア計画を立てています。


栄養ケア計画を立てる上で自分の中でも悩んでいるポイントが「通所としてできる栄養ケア」についてです。


サロンを利用していただいているときだけ食事が食べられる。

サロンを利用しているときだけ本人に合った形状で食事が提供できる。

サロンを利用しているときだけ食事ができる口腔内の状態が整っている。

                                                    などなど


上記のような通所利用中のみの状態がいかに良くても、あくまでそれはデイサービスでの話。

在宅生活を送られているご利用者様にとっては生活の一部分でしかありません。



特に週1回のみのご利用の方にとっての食事で言えば、1ヶ月93食(31日×3食)のうちの4食(4日×昼1食)で、私たちが関われるのは月のうち約23食分の1食の割合!!


この1食をどれだけ極めたところで、残りの約22食分が満足のできる状態でなければ、その方の食生活はよくなったとは言えません。


そういったご利用者様にどのようなプランを立ててあげること(関わりを持つこと)が、在宅で生活されるご利用者様の食生活を改善するきっかけ作りや、支えになれるかどうかということが一番の課題です。


実際に取り組みをさせていただいているご利用者様がいるのでそんな弱気なことは言ってられませんが、「通所だから気付けること」や「通所から変えてあげられること」を突き詰めていき、より良い栄養ケアを行えるよう頑張っていこうと思います。


管理栄養士でありながら生活相談員である自分にしかできないプランニングのもと、サービスを受けていただけるデイサービスは全国探してもはーと&はあと位ではないでしょうか。


まだまだ未熟な部分も多いかもしれませんが、そんな貴重な体験ができる感動体験サロンをお探しの方はご相談ください。


最後に当サロンで毎月作成しております行事報告をひとつ

8月行事報告.pdf


ご利用者様やご家族様、地域のケアマネージャーの方々などにお配りしております。


少しでも私たちの取り組みを知っていただく為、これからも発信し続けていきたいと思います!!



サロン管理栄養士 兼 生活相談 末藤

こんにちは。東京管理栄養士の六波羅です。

近頃の東京は、晴れマークから見放されっぱなしです。
秋の高い空が早く見たくてウズウズしています。
先日、西武ドームの近くを移動中、
セミの大合唱に混じり、トンボの飛ぶ姿がみえました。
少しづつ、秋が近づいています。

毎月の定期診療後に栄養相談のご予約をくださる女性がいらっしゃいます。
自宅では家族の耳が気になるからと、決まって外で面会です。
今月も、何処のお店にしようかと話し合い(これが結構楽しみでもあるのです)。
焼きたての分厚いパンケーキがイチオシのコーヒー店で待ち合わせました。

とある遺伝性の疾患でお悩みで、
・・・この疾患、親から受け継ぐ人と受け継がない人がいるんですが、
この女性は受け継ぎました。
この疾患について、食事療養の明確な指針は確立されていません。
私も、どのようにお話したらよいか、試行錯誤しつつ面談していました。
(詳細を記せないことをご了承ください)

今回、女性はひときわ深刻な表情です。
現状が芳しくなく、
近いうちに、女性が拒み続けた療養に進むと断言されたそうです。
思うようにならない体調へのもどかしさ、
これまでの療養に対する複雑な感情、
将来への悲観と希望の交錯。
淡々と話す女性から、さまざまな感情がほとばしります。
とめどなく思いが流れ出るのを見守りました。

思えば、今日は食事の話をしていないな。
でも、一歩踏み込んだお話となることが時としてあります。
食べることは生きること。
食事と日常の思いとは、密接に絡み合って切り離すことなどできないのかもしれません。

深刻なお話で、私にできることなどないのかもしれませんが、
女性が少しでも心軽やかに帰路につけるよう、ただただ耳を傾けました。


東京 管理栄養士  六波羅 美幸

こんにちは。東京管理栄養士 金成です。

台風の影響からかここ2日ほど寒くなりました。風邪を引かないように気をつけなければです。

 

 

さて、先日お伺いしたご利用者様。

胃がんで入院され退院してから体力が戻るまでご自身で用意が難しいので食事が欲しいとのことでした。

88歳で二世帯住宅。基本的に食事はお一人で用意されており今までは介護申請もなくお元気に過ごされていました。

40年以上も糖尿病を患っていた利用者様。

合併症としては緑内障はあったものの腎症も神経障害もなく過ごされています。

コントロールが良いのですね。とお話していると本人様は薬のおかげだよー。なんて照れていましたがすばらしいです。

今までは糖尿病のために運動として毎日1万歩以上散歩をしていたとのこと。

きっとこの運動がよかったんだよなぁ。と本人様も仰っていました。40年間糖尿病の療養を頑張っていたからこそだと思います。

しかし退院し体力の低下が自分でもよくわかってもう歩けないから糖尿病の悪化をとても心配していました。

まずは体力をつけるためにもしっかり食べたい!!と強い希望の本人様。

少しでもしっかり食べて少しずつ自宅の中で動こうと思っているとのこと。

しっかり食べても胃に負担のかかり過ぎない軟菜食でお届けをすることに。

しっかりご自身で用意が出来るようになるまでサポートさせていただきます。

 

 

先日夏休みを頂き、仙台市に新しく出来た水族館までお出かけしてきました。

IMG_5070.jpg

とても新しい水族館だったのですべてがきれいでした。

夏休みをもらってリフレッシュできたので今日も頑張ります♪

 

 

 

いなげや 管理栄養士 金成なつみ

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