腎臓病・透析の方へのサポートの最近のブログ記事

こんにちは。京都管理栄養士の島田です。

少しずつ、暖かい日が増えてきたでしょうか。寒さが和らぐと花粉に気を付けないといけないのでマスクは当面必須アイテムです。

さて、先月から腎臓病対応の食事をご利用中のY様。

足のむくみがひどく入院後の食事管理で体重が10kg程度落ちて食事の効果を実感!

退院後は配食を利用しながら家政婦さんに食事を用意してもらいたいと退院後も管理栄養士に個別相談できる、はーと&はあとと病院からご紹介いただきました。

当面は昼夕は配食を利用して朝と間食を家政婦さんで栄養計算された食事療養をされています。(家政婦さんに腎臓病食を体験してもらうために、最初の1週間は本人分と家政婦さんの分と2食配食して実食いただきました。)

朝食の食事記録を渡して頂き、食べ過ぎや偏りがないかをチェック。たんぱく質を10g以下に抑えないといけないところを20g以上食べられていたので、朝のチーズを控えていただくことに。少しでもおかずを食べさせたいとのことから現在は低たんぱくパンを利用中です。

また、配食のご飯は完食したりしなかったりでエネルギー不足にならないよう、昼か夕にアガロリーゼリーを本人の喫食量を見て家政婦さんに用意してもらっています。美味しく食べられているようです。

弊社ではご用意できない低たんぱく米を使用したお寿司などを通販で取り寄せして、おかず食と組み合わせて食事をされているときもあるようです。(減塩など制限の中にも楽しみを感じてほしいとの家政婦さんの心配りに感動)

3~4人の家政婦さんが交代でお世話をされていて(うらやましい~~~)手厚いサポートのおかげで退院後の検査は安定していてDrからお褒め頂いたようです。

まだまだ療養はスタートしたばかりですが、自宅での安心安定的な生活を家政婦さんと共に食事の面で支援させていただきます。

心と脳からステップアップして現在読んでいる本

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意識はいつ生まれるのか?脳の中の世界は不思議なことばかりですね。読破したら

感想をアップしたいと思います。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

こんにちは、京都管理栄養士の島田です。

朝晩の冷えはあるものの過ごしやすい季節です。先週は久しぶりにのんびりとした3連休を過ごさせていただきました。連休中も交代で出勤されていたカスタマーや配送の皆さんには申し訳ない限りです。

最近は、家の断捨離にハマってます。使っていない机、棚、古びたふとん、着なくなった服に読まない本など、家の中で眠っている不要な物を少しずつ捨てていってます。結構ストレス解消になり、断捨離するごとに部屋が広くなり快適です。結構いらないものに囲まれて生活をしていたことを実感しました。

さて、今日はY様(男性、80才)の療養経過のお話です。

Y様、去年、僕が介護支援専門員の資格を取る時にケアプラン作成のモニターにご協力いただいた方です。たしかブログにも何度か登場いただいておりますが、透析にならないために腎臓病対応の減塩食を利用いただいています。自宅でヘルパーさんに料理を作ってもらう時はいっさい塩分の含んだ調味料は使わせずに無塩に近い食事を作ってくれとオーダーするようなちょっと極端な性格もみられるY様。

利用開始から少しずつ数値と体調の安定が見られてきたのですが、継続していくうちにさすがに減塩食を続けていくことがつらくなり、毎日の利用から週三回に、週三回から週1~2回と回数が減った時期があり、その頃はヘルパーさんにも塩分を気にしない料理を作ってもらうことが増えてきていました。

ただ、そうしているとやはり徐々に腎臓の数値が悪くなり、足にはむくみが出てきて、身体の異変に気付いたY様。もう一度、しっかり療養しなければと利用回数を増やすとの相談がありました。これまでもおかずだけをご用意して、主食は自宅で炊かれていたY様。ご飯が元々好きで好きな銘柄で自分の好きな炊き加減にこだわられての、おかず食利用です。ただし、食べる量はバラバラで、1膳食べる時もあればお粥にしてさらっと済ましてしまう時もあり、食欲がないときはおかずも手つかずで、冷凍のうどんなどで済ますこともあったようです。

毎回適切なエネルギーをとって不足がないようにしてほしい。できれば同時に蛋白制限も実践してほしいとの思いから、パックの低蛋白米をご提案してみたところ、試してみるといっていただき、ご用意させていただくことになりました。

数種類、サンプルをご用意して一番お口に合うものを選択され、毎日の食事に利用いただいたところ、数か月後に数値の安定が見られました。Y様にはすごく合ったようで最近では毎食低蛋白米を利用いただくことになり、毎週1ケースお届けして朝昼夕で召し上がれています。もちろん、おかずは腎臓病対応の栄養コントロール食です。

ご利用者様の中には、独特な食感が苦手とされる低蛋白米ですが、Y様がもう一度療養に向き合う気持ちを継続できた有効なアイテムに感謝です。

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低たんぱく米です。

まったく関係ない新しく見つけたお店のランチ定食

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蛋白質も塩分もとりすぎ・・・ですね。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

こんにちは。京都管理栄養士の島田です。

秋の夜長の季節、今年も早くも半年が過ぎようとしています。そして9月は僕の誕生日月。毎年歳を重ねることを苦痛にも楽しみにも感じる月ですが、大台の40になると介護保険料を払わなければならないことに(もとい、払わさせて頂くことに)なりました。

これまでは第三者的に考えてしまうこともあった介護保険制度の財政も自分のお金が使われるとなると厳しい目で見ていかないとだめですね。自分や、皆さんから徴収したお金が地域ケアの充実に使われているのか、意味ある質の高いサービスに払われているのかどうか。振り返って自分はどうなのか。改めて心も身体も引き締めて仕事したいと思います。

さて、先日、腎臓病の方から検査結果の提出をいただき、相談訪問にお伺いしたS様(80台、女性)のお話しです。

クレアチニンが2になる前から腎臓をケアするために減塩に取り組むよう先生からの指導を受け、また独居の為食事内容に偏りが見られたことから地域包括支援センターの相談員の方からのご相談で今年から夕食に配食サービスをご利用頂いております。

毎月通院で採血をされ、結果を配送さんに渡して頂き定期相談を行っています。特に悪化は見られず半年が過ぎましたが8月の検査で初めてカリウムが5.6と高い値に。

(このままだと腎臓が悪くなってもうすぐ透析になってしまうのではないかと)不安になられていたと配送さんから報告を受け相談訪問することに

(もともと精神的に不安定な症状を示されることがあるS様。訪問看護などで精神面のケアも受けらえています)今年の夏が例年以上に食欲減退を感じて毎週のように点滴に行かれていたのも採血に影響してしまったのかもしれません。

食事は食べられていますか。体重はかわりないですか。おかずの品数が少なくなっていませんか。カリウムの多い食品を重複してとっていませんか。せんべいやおかきの食べ過ぎは大丈夫ですか。とヒアリングしていくと

「体重はかわりないです。ただ食欲は夏場は落ちてしまっていた。さつま芋や南瓜は茹でこぼして小分けに冷凍して食べる様にしている。夏はよく、メロンとすいかを食べていた。せんべいはお客様が来た時に出すだけで自分はほとんど食べていない。」と

「さつま芋や南瓜は茹でこぼして食べられているので大丈夫です。ただ、メロンやスイカはカリウムを摂りすぎになりやすいので控えて下さい。かわりにブドウや、リンゴなら小皿程度でしたら食べてもらって大丈夫です」

「りんごはすりおろして食べているけど、いいのかしら」

「そうですね、すりおろした方がカリウムが少なくなるので、すりおろして食べてもらっていいです。カリウムが落ち着けばすぐに透析になることはないのでこれからもしっかり食事療養してください」とお話し、カリウムの多い食品一覧と一緒に、ぶどうは大丈夫です。りんごはすりおろして食べましょうと。目標シートに書いてお渡しさせて頂きました。

療養してても透析になられてしまう方もおられるため、致し方ないケースもありますが、透析後のご負担や医療費を考えると長くこのまま安定していただきたいですね。(介護保険料も増えてほしくないですし)

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毎年恒例の稲刈りに参加してきました。あいにくの雨模様で足がぬかるみ全部刈り取ることができず。昔の人の手作業の大変さを痛感しました。体力の衰えも痛切に感じてしまいました。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

こんにちは。京都管理栄養士の山村です。

最近、大変暑くなり過ごしにくいですね~こまめな水分補給を心がけましょう!

先日、病院の栄養指導を受け食事の制限があるが、自分ではできないと訴えると、

はーと&はあとに相談してみたらどうでしょうと言われ電話してみたとの事です。

70歳代、男性、糖尿病性腎症、HT。娘様と同居。性格温厚。

腎機能は徐々に悪くなってこられていて、今、ふんばりどころです。これ以上悪化すると先生から、透析導入の

話しがでると思いますよと伝えると、そうそう、まさに、先生から、ふんばりどころの話しをされていたとの事。

ふんばるというても、どうやって?

先生からの食事の制限の実際の味や量を知り、毎日、できる限り守る事です。

特に塩分やたんぱく質、カリウムは注意が必要ですね。教材のなる食事をお届けできるので、

まず体験して継続してみてください!とお話ししました。本人さん、娘さん一生懸命うなずいてらっしゃいました。

生野菜や生果物がダメな事を説明するとすごく衝撃的だったようです。

たんぱく質も摂りすぎると何故ダメかをお伝え。重要な塩分についても同様にお伝え。

ほほう~~腎臓悪くなると本当に厄介だな、でも食事療養しないと、透析になりますよね・・・と。

がんばって、はーとさんの届けてくれる食事、毎日食べることにするわ。

透析導入にならないよう、私も食事療養のサポートさせて頂きます。

一緒にがんばりましょう。

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本日7/4昼食の栄養コントロール食(塩分調整食)です。

はーと&はあと 管理栄養士 山村豊美

こんにちは。京都の管理栄養士、山村です。

梅雨ですね~1年で一番過ごしにくいです。

2016年世界禁煙デーin 京都のイベントが6月4日に

高台寺で開催されました。私は昨年に引き続き、実行委員として

参加していました。引き続き、「受動喫煙防止の重要性」を伝えていきたいと思います。

写真はユニホームと、高台寺のライトアップです。

先日、夕方にはーとに連絡があり本日退院してきて

食事制限が出て困っているとの事ですぐ訪問してきました。

70歳代、男性、がん、慢性腎不全。奥様と同居。性格温厚。主調理者は奥様です。

先生からもう透析をしないといけない病状だと言われたとの事。最新の検査数値を見せて頂くと、

「もっと早く出会いたかった・・・」(心の叫び)

数値はすごく悪く、腎機能は良くなる事が難しいため、なんとか透析導入の先延ばしをしましょうと

お話しました。

奥様が、腎臓食を作るのが難しくて、大パニックでした。

終始、どうしよ、どうしよ、栄養士さん、栄養士さん・・・と。エネルギーを摂取しないといけないので、

油の摂取の説明をしても、もう気が動転されているので、理解が不能です。

普段しっかりされていて、きっちりされている奥様です。

今、いろんな説明をしても、しんどくなられるので、とにかく安心して頂けるお食事(腎臓食)をお届けするので

安心してくださいとお伝えしています。少しづつ一緒に勉強していきましょう!

食事療養は1日も早くスタートし、継続することが大切です。

お役に立てるようにがんばりたいです。

はーと&はあと管理栄養士 山村 豊美

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