腎臓病・透析の方へのサポートの最近のブログ記事

こんにちは。京都の管理栄養士、山村です。

梅雨ですね~1年で一番過ごしにくいです。

2016年世界禁煙デーin 京都のイベントが6月4日に

高台寺で開催されました。私は昨年に引き続き、実行委員として

参加していました。引き続き、「受動喫煙防止の重要性」を伝えていきたいと思います。

写真はユニホームと、高台寺のライトアップです。

先日、夕方にはーとに連絡があり本日退院してきて

食事制限が出て困っているとの事ですぐ訪問してきました。

70歳代、男性、がん、慢性腎不全。奥様と同居。性格温厚。主調理者は奥様です。

先生からもう透析をしないといけない病状だと言われたとの事。最新の検査数値を見せて頂くと、

「もっと早く出会いたかった・・・」(心の叫び)

数値はすごく悪く、腎機能は良くなる事が難しいため、なんとか透析導入の先延ばしをしましょうと

お話しました。

奥様が、腎臓食を作るのが難しくて、大パニックでした。

終始、どうしよ、どうしよ、栄養士さん、栄養士さん・・・と。エネルギーを摂取しないといけないので、

油の摂取の説明をしても、もう気が動転されているので、理解が不能です。

普段しっかりされていて、きっちりされている奥様です。

今、いろんな説明をしても、しんどくなられるので、とにかく安心して頂けるお食事(腎臓食)をお届けするので

安心してくださいとお伝えしています。少しづつ一緒に勉強していきましょう!

食事療養は1日も早くスタートし、継続することが大切です。

お役に立てるようにがんばりたいです。

はーと&はあと管理栄養士 山村 豊美

こんにちは。京都管理栄養士の島田です。

GWは天候もよく連休中にさすがに冬ものを片付けました。前から処分しようと思いながら処分できなかった古いコタツとかけぶとんも大型ゴミで処分できたので家の中が広くなりました。整理ができれば結構広い部屋だったことを実感しました。

さて、先日京都の有名な透析施設に見学に行ってきました。

仲良くさせていただいているそちらの病院の相談員の方からのお誘いで透析風景を見学させていただくことに。そちらの施設ではただ透析をうけるだけでなく元気な透析生活を送っていただくために様々な取り組みをされていました。

まず、最初にびっくりしたのが、透析をしながらバイク漕ぎをしていること!これまでの透析だとベットに寝てじっとしながら透析が終わるまでTVなどをみて過ごす・・・イメージでしたが、そちらの施設ではベットでなくリクライニングチェアーに座って足元にはバイク漕ぎ用の器具が設置してあり、透析をしながら運動ができるようになっていました。

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こんなバイクが置かれていました。

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試しに漕がせてもらいました(^^)透析しながらでも運動してもいいんですね。知らなかった。

さらに、リクライニングなのでサイドテーブルがあり食事もできるようになっていて、透析しながら食事をとられている方もおられました。透析後に帰宅してから食事をとると食事時間が遅くなり食生活リズムが乱れやすいですが、透析しながらなら透析終わりには食事も終わっていて栄養も補給でき、効率的ですよね。透析しながら食べても大丈夫なんですね。それも知りませんでした。

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透析前の待合室には体重測定器や全員で運動できるスペースもあり、透析前にみんなでラジオ体操をされているそうです。残念ながら体操をしている時間帯には見学できず実際の風景は見学できませんでしたが透析までの時間を座って待っているより活動的ですよね。

見学に同席いただいた相談員と看護師さんからは、

「しっかり食べてしっかり出す」のが我々の透析治療の基本方針なので、元気な透析生活を送っていただくためにも、しっかり食べてもらって、しっかり出す体力をつけてもらうよう運動指導にも力を入れているようです。もちろん、透析前の慢性腎臓病の方への指導も行われていて、腎臓病の方にもしっかりと筋力を維持できるようにサポートされているとのこと。

(以前は腎臓病の方には運動制限が指導されていましたが、最近では特に運動を制限しても明らかに病態の維持に効果のあるエビデンスはなく、むしろフレイルやサルコペニア予防のためにも運動はした方がいいと指導内容がかわってきましたが、その流れですね)

腎臓病の方へのリハビリ指導→腎リハの勧めについて教えていただきました。また、7月には京都でその分野の勉強会も開催されるとのことも併せて教えていただきました。

透析導入とともに食欲が出る方もいれば、食欲がでず体力低下をされてしまう方もおられます。透析にならないのが一番ですが、透析になっても元気に生活できるサポートとしての運動指導(腎リハ)をスキルとしてを身につけていかなければと思いました。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

こんにちは、京都管理栄養士島田です。

やっと暖かくなってきましたね。なぜか今年は花粉症の症状があまりでません。免疫力が高くなったのか、低くなって反応が悪くなったのか・・・体調管理が特に必要な季節ですね。

先日TVでも、気圧・気温の日内変動が激しいときは頭痛・めまい・体調不良に加えて熱中症などにもかかるリスクがあがると放映されていました。予防の基本はやはり3食しっかり食べる。睡眠をとる。規則正しい生活をする、だそうです。基本がなかなかできないのが現状ですが、皆様、気圧・気温の変動にはお気を付けください。

さて、前々回のブログに登場していただいたK様。3週間ほど実家に戻られてからまた京都での自宅療養が再開されました。

実家に戻られて色々忙しくされていたのでしょう。最近の検査では尿素窒素が90超えまで上がっていました。腎臓の働きは推算では3%しか残っていません(でも、毎日2Lぐらい尿が出て、検査でも電解質バランスに異常はなく、まだ透析導入は見送られています。K様の強い意思により)

尿素窒素が上がらないようにしたい。とのご相談を受け、蛋白質をこれまでは40~45g以下で管理していたのを、厳格に40g以下にコントロールすることになりました。

当初は昼夕、弊社の腎臓病対応食をご利用でしたが最近は実家に戻られたときに利用されていた冷凍の腎臓病対応の食事(他社)を昼に食べられ、夕食を弊社の食事を利用して療養されています。昼はおかず食のみで蛋白質9g摂取されていました。

朝、昼、夕と間食の食事を聞き取り、カロリーは約1600kcalを摂取できていました。後は蛋白質をどう抑えるか。

ご提案させてもらったのが、キッセイ薬品工業の低蛋白米です。ご飯の蛋白質をほとんど除去して作られているため、ご飯1膳約200gに含まれる蛋白質5g程度を制限することができます。

1膳ずつパックになっているものもありますが、K様から

「昼夕とも低蛋白米にするから炊飯米で買って、自宅で炊くわ」と即決され、その場ですぐ通販で購入。翌日には配達されるとのことから、弊社のお食事も翌日からはご飯付からおかず食に変更(3月から栄養コントロール食でもおかず食のみがスタートしています)総蛋白質摂取量を30~35g程度に控えるプランに変更して療養を継続していただくことになりました。

蛋白質が減る分、カロリー不足にならないよう間食や喫食量もこまめに確認しながら透析導入を延せるよう(K様の意思としては透析にならないよう)サポートしていきたいと思います。

※下の写真は某ホテルのカフェで食べた、カゼイン、バター、グルテンフリーの今が旬のレモンのタルトケーキです。最近のホテルのカフェでは最新の健康管理に配慮したケーキが提供されてるんですね。普段ケーキは食べませんが、美味しくいただきました。(カゼイン、グルテンフリーでケーキって作れるんですね・・・勉強になりました。あとレモンて今が旬なんですね、それも勉強になりました)

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はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

こんにちは。京都管理栄養士の山村です。

公私とも忙しく、あっというまに1日が終了してしまいます。高校生の娘も多忙で、1日24時間ではなく30時間やったらもう少しやりたいこともできるのに・・・と(笑)

1日30時間あれば、もう少し睡眠時間を延長したいです(笑)

最近も食事療養が必要な方からご相談が多いです。

病院の看護師さんからのご紹介で、入院中の病院へ訪問してきました。

40歳代後半、男性、独居、糖尿病、脳梗塞、腎機能低下、今回、心不全でご入院。退院間近。

独居、退院後職場復帰。性格温厚。

病院のDrから食事制限が出ており、カロリー・たんぱく質、塩分の制限。

今までの、食生活や仕事ぶり、食べっぷり(笑)、暮らしぶりをあれやこれやと聞きます。

もちろんご病気についても聞くのですが、糖尿病と診断されたのは、40歳前半に脳梗塞で倒れた時との事。

それまで、なんと健康診断とか元気だし受けていなかった!と笑いながら・・・なので、じんわり糖尿病になって

たと思うと。こんなに病気の人生になるとは思いもしなかった。元気に働けてるしね~。

よく聞くと、サービス業なので、昼食は忙しく20年間ほど食べた事がなく、夕食は独身を謳歌していたので

職場の仲間と毎晩、外食。

思わず、「ほんまあきまへんわ~~(涙)」

これからは、腎臓を守るために塩分とたんぱく質はしっかり制限しないといけないです。

でも、エネルギーは確保しないといけないので、昼食抜くのは駄目ですよと伝えてます。

そうですよね。病院では摂取できるけど、仕事復帰したら、仕事に集中して自分の昼食どころではなくなるけど、

退院後はちゃんとがんばります!と決意新たでした。「自分の身体ですものね」と。透析は嫌なんで!と。

そうなんです。自分自身で守っていかないといけないので、その食事療養のサポートをさせていただきます。

血液検査の結果を見ながら、お届けの回数も相談したいとの事でした。

まず、退院後は毎日夕食お届けすることになってます。昼食もべったり食べなくていいようにがんばりますとの事でした。

悪化しないよう働き盛りの男性のサポートをしていきます。

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3月3日はひな祭りですね。娘から、今年はちゃんとした、お雛さん

出してくれるの~?ごめん、今年も超簡易版(笑)

はーと&はあと 管理栄養士 山村豊美

こんにちは、京都管理栄養士の島田です。

2月も終わり3月突入ですね、今年は年始からバタバタしている感があり、1日1日がとても長く感じます。

充実している証拠だといいのですが。

さて、今日は新年から腎臓病対応の食事をご利用いただいているK様(70代、女性)のお話です。

現在は京都にお住まいですが、昨年までは実家のある他県で生活をされていました。腎臓病の進行に伴い、またご自身の生活環境等の理由から療養のためご家族と京都で生活するようになったそうです。

透析にはなんとかなりたくないと年始より毎日の昼夕をご利用いただきしっかりとたんぱく質・塩分を調整した療養をされています。間にはカロリーの補給もしていただきながら。

先生からは「透析しないといけない状態(クレアチニンが9.0以上、BUNも70台です)だから、絶対安静にしていろように」といわれて自宅療養中です。

数値を見て、ほんとに透析をしなくても大丈夫なのか?と思ってしまう状態でしたが、

K様曰く「尿がしっかり出ているので、Drも不思議がっているけど、まだぎりぎり大丈夫なの」と教えていただきました。

配食がスタートした後も検査通院をされ、数値は変わらず横ばいで(横ばいといってもほんとに透析導入レベルで)推移しています。

最初に面談させていただいた時も、約一か月後に相談訪問にお伺いした時も、食事ととり方について、これからの治療方針などについて、しっかりK様のお考えをお話しいただき、想いを実現できるよう栄養ケア計画を立てさせていただきました。

(実はK様、現役の社長さんです。会社の経営判断も遠隔からしながら療養にも取り組まれている)二束のわらじを履いてではないですが、ご自身の健康と会社の今後のために、ベストな選択がなんなのかを日々考えておられるのがよく伝わってきます。

そんなKさまから「3週間ほど、実家に戻るので留守にします。向こうでも療養できるよう配食業者を探してもらいました。また戻ってきたら相談をお願いしますね」とご連絡をいただきました。

いつ透析導入になるか秒読みの状態ですが、3週間後に導入前の状態でK様とお会いできることを願っています。(もちろん、遠方でも電話相談はいつでも受け付けます!とお約束しました)

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

先日見つめたランチのお店

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野菜のフォー定食です。

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こちらは、洋風ランチにミニグラタンと赤カブのスープ添えです。

寒い日が続いていたいので温まりましたわ(^^)

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