仲野ひとみのブログの最近のブログ記事

こんにちは。北摂事務所の仲野です。

先日、ケアマネージャー様向けの勉強会の開催させて頂きました。

テーマは『食中毒と感染症について』

冬だからといって油断が出来ない食中毒。外は寒くても室内はあったかくされている方が多いので注意が必要です。

施設でケアマネージャーをされている方もいらっしゃるのでノロウィルスについても説明させて頂きました。

質疑応答も含めて1時間ほどの講義の後、「せっかくなので食事についても質問ありませんか~?」とお伝えしたところ、

「食事をほとんど食べない人がいるの」「腎臓なんだけど、どうしたらいい?」

「施設の食事はカロリーが多いのか入所者の体重が増えていくの・・」など質問が飛び交いました。

特に腎臓病の食事についての質問が多かったです。蛋白制限は確かに難しいですよね。どんな食品にどのぐらい入っているか・・・なんて毎日毎日気にしながら調理するのは大変だと思います。

気にあることがあれば気軽に相談できる管理栄養士になりたい。

改めてそう思った勉強会でした。

はーと&はあとライフサポート 管理栄養士 仲野ひとみ

こんにちは。北摂事務所の仲野です。

朝晩の気温が下がっていよいよバイク移動の多い私達栄養士にとってはつらい季節がやってきました。でも!めげずに日々バイクを走らせてますよ!

今回は8月よりご利用頂いている88歳、女性、Tさんのお話です。

Tさんは嚥下障害があり固形物の飲み込みが困難で病院ではムース食を利用。家族様も忙しいので在宅での食事は主に市販の嚥下サポート商品を利用いただく事になりました。

当初は食欲もなく1日1000Kcal、蛋白30g程度を摂取するのがやっとでした。意思疎通も困難でこちからからの声かけにも無反応。

しかし、利用後1か月を過ぎると徐々に摂取量も増え、毎日完食出来るようになりました。

そして、さらに1か月半、摂取状況からさらにカロリー、蛋白量も増え、ひどかった褥瘡も改善に向かうようになりました。

そうすると、当初は食事はおろか声掛けにも無反動だったTさんが「かぼちゃは美味しい。もっと食べたい。魚は嫌だ。シチューがいい」とご意見をはっきり言われるようになりました。関係者一同大喜び!食への関心、意欲が見られるようになりました。

お好きな物を食べて欲しいので当面はお魚を除き、ビーフシチューやクリームシチューを多く取り入れました。

今週伺うとまたまた「今度は小豆が食べたい。あんこがいい」と仰って下さり、私の顔を見ると笑顔も見せてくれるようになりました。

8月から開始して約3か月、200~300Kcalアップ、蛋白は10g前後増量することが出来ました!

次の目標は粒あんを食べる事。ゆっくり頑張りましょう!

㈱はーと&はあとライフサポート  管理栄養士 仲野ひとみ

こんにちは、北摂事務所の仲野です。

今回は配食を再開された方のお宅に訪問した時のお話です。

慢性腎不全の為に透析回避を目的として配食を利用されておられる68歳・女性。3年前から利用いただいていたのですが夏前から体調不良もあり配食はいったん停止されていました。しかし先日、ついに透析が開始されることになり配食を再開することになりました。透析後の食事について相談があるという事でご自宅に訪問させて頂きました。

久しぶりにお会いすると夏前は身長150cm、体重56kgあった体重が体重48kgに減少されておられ、お元気もない様子。

理想体重から見ると現状で問題は無いのですが、急激な体重減少だったので心配して摂取量状況などを伺いました。ご本人様は「ほとんど、食べられない・・・」としょんぼりされていまいた。

お話を始めようとすると主人がご帰宅されました。そうすると、ご本人様、一気にお元気(?)になり

「あんた、どこ行ってたの?毎日、毎日!お粥作ってよ!!」とまくし立てました。びっくり。

ご主人は苦笑いで「はい、はい。直ぐに作るよ。あんたの為にスーパーで無塩パンを買いに行ってただけやんか」と小さな声でぽつり。奥様はご主人が帰ってこられて嬉しそう。元気の源はご主人?かな。

食事も以前よりは食べられていないだけで量に大きな問題は無いようでした。ご主人いわく「夏場に入院していて、間食が一切出来なかったので体重が落ちたのかな。本人は結構食べてますよ。」とのこと。配食も完食出来ており、確かに摂取量での大きな問題は見られませんでした。

配食以外の食事の準備は毎回ご主人がされています。なんだか・・・ご主人が心配です。

家族の支えは何よりのお薬ですね。

はーと&はあとライフサポート 北摂事務所  仲野ひとみ

こんにちは。北摂管理栄養士の仲野です。

私たち栄養士は日々、ご利用者様へお電話やご自宅へ訪問して栄養相談をさせて頂いています。その中で数値の改善につながり一緒に喜んだり、嬉しいお声を頂戴しておりますが、いい事ばかりではないのも現実です。

先日、お食事の内容に『味が合わない。献立に飽きた。最近、質が悪い』などご不満を持たれている方を訪問した時の事です。

この方は10年ほど配食を利用して頂いている方です。

まずは、ご迷惑をおかけしていることを謝罪しました。すると、「もう、いいです。何を言っても変わらないし。お弁当の箱を開けるのも嫌になる」と正直にお話下さいました。

特に「何を言っても変わらない」と言われたことは私がお客様が発した今までの言葉を重く受け止めず、知らない間にお客様に不愉快な思いをさせてしまっていたのだと痛感しました。

長年続けて頂いていた方なので安心しきっていたのも事実です。

目に見える形で直ぐに改善することは難しいかも知れません。ただ、小さなサインも見逃さない。数値だけを見るのでなくお客様に寄り添って、本当に必要としていることをキャッチしなければ。と改めて気を引き締め直しました。反省です。

㈱はーと&はあとライフサポート 管理栄養士 仲野

こんにちは。北摂事務所の仲野です。

日増しに秋を感じる今日この頃。過ごしやすくなってきましたね。

今日は8月からお食事をお届けしている77歳・女性・慢性腎不全のため、蛋白制限の必要がある方のお話です。

この方、実は2年前にもお食事をお届けさせてもらっていましたが利用半年ほどたった頃、施設へ入所されることになり停止されていました。

そして、今年8月に息子様夫婦と同居されることになり、再びお食事をお届けさせてもらうことになりました。

お嫁様から「蛋白制限なんて怖い。食事が検査数値に反映するので責任が持てない」と強く配食を希望されました。

しかし、配食1か月が経過した現在、ほとんど召し上がっておられません。

理由は「家族と同じものが食べたい!スパゲティやお寿司が食べたい!」ということでした。すっかり、気持ちも沈んでおられました。

お嫁様も「せっかく自宅に戻ったのに好きな物を食べさせてあげられなくて申し訳ない。もう本人も食欲がないし、このままでいいです。」と仰っておられました。実際、食事の様子を拝見しても2~3口で箸が止まっていました。これではいかん!と思いケアマネージャーも交えて相談させてもらいました。

その後も食事内容を変えてみるなど提案しましたが大きな効果はありませんでした。

そこで、思い切って配食の利用回数を減らし、その分、冷凍の低蛋白弁当を利用する!という提案をしました。そうすれば配食ではなかなかお届け出来ない麺類やお寿司も利用できます。

「焼きそばもある!オムレツも食べたい!」とパンフレットを見ているとご本人様も嬉しそうでした。

正直言うと、うちの配食で何とか改善したい!という思いは強いのですが、せっかく、自宅に戻ることが出来たんですもの!何とか改善してほしい!食べて欲しい!そう願うばかりです。

㈱はーと&はあとライフサポート 管理栄養士 仲野ひとみ

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