仲野ひとみのブログの最近のブログ記事

こんにちは。北摂管理栄養士の仲野です。

今回は配食を3年間続けて下さっている方のお話です。

69歳、女性。糖尿を患っておりエネルギーと塩分を制限したお食事を利用されています。

定期的に検査結果を見せて頂いており、配食を開始されてからずっとHbA1Cは6.0~6.5の間を推移し、とっても安定されている方です。ところが、6月に見せて頂いて検査結果で初めてHbA1cの数値が7を超えてしまったのです(××)どうしたものかと、お電話をすると、

「ストレスで食べ過ぎてしまいました。毎日炭酸飲料にチョコレート・・・。量は制限しましたが止まりません」と仰っていました。

よくよく伺うと、ご主人の体調が悪化し介護が必要となり、どうしていいかわからない事だらけでストレスが溜まって食べる事で解消していたらしいのです。

「間食は止めて下さい」とは決して言えず、低カロリーのお菓子をご紹介し、間食の時間など無理のない範囲で改善するようお伝えしました・・・が、

「今は何も考えられないです・・・」と力のない声でした。

食事療養の成功は生活環境、心理的なものが大きく作用するものです。

そんな中でも何か一つでもヒントになるアドバイスは出来ただろうか・・・?と自問自答し、私の無力さも痛感しつつ・・・。言葉だけで行動変容にもっていく栄養指導は本当に難しいと改めて思いました。

㈱はーと&はあとライフサポート 管理栄養士 仲野

こんにちは。北摂管理栄養士の仲野です。

今回は前向きに食事療養に取り組まれているO様のお話。

この方は4月よりご利用頂いていて、週3回透析を受けておられます。

先日、ご様子伺いに訪問させて頂きました。

その際、嬉しいことに「透析時間が減ったの!次回からは3時間でよくなったのよ!」とご報告頂きました。今までは週3回、4時間ずつ受けていたのですが数値、状態とも良好なので先生が了承して下さったそうです。

O様は糖尿病の悪化からから腎臓を患い、約10年ほど前から透析を受けておられます。診断を受けた時は「もう、歳なのに・・・旅行も好きに行けない。透析のために生きているようなものだ」と嘆いていたそうです。しかし、2~3年間、ふとしたきっかけで「どうせなら、頑張ろう!」と思わられ、少しずつ透析食を勉強するようになったそうです。当初は「配食だけは嫌!自分だけで頑張る!」という思いが強かったようですが、さすがに疲れてしまい、配食を目安として利用されることになりました。

本当に努力されるO様。きっちり食べたものを記録し、私にも熱心に意見を求めて下さいます。

「歳をとっても諦めたくない」とご自身に言い聞かせているそうです。私も同じ立場になったらO様のように前向きになれるかな・・・?と思いました。

"前向きに!"と口で言うのは簡単ですが、実行されるのは本当に大変だと思います。

これからも、お手伝いさせて下さい!

はーと&はあとライフサポート 管理栄養士 仲野

こんにちは。北摂管理栄養士の仲野です。

今回は配食をご利用頂いてから1か月経過したO様のお話。

O様は独居。脂質制限の必要があるということで入院中に配食希望のお話を頂きました。

配食をご利用頂いて数日たった頃、摂取状況を確認すると1口、2口程度しか食べられていないと判明。なので配食開始当初から随時、状況を確認し、声かけなどアプローチを重ねてきました。

配食開始1か月経過しても現状変わらず。そこで、担当ケアマネージャー、かかりつけ病院の管理栄養士さんとご自宅訪問させてもらいました。

まず体重を確認させてもらいました。すると1kg減っていました!退院からわずか1カ月でこれはまずい!となり、ご本人様に食事摂取状況を確認。

ご本人様は「配食は食欲がわかない」とおっしゃっていました。

それなら・・・

配食を止めて好きな物を好きなだけ食べもらうか?と皆で話し合っていると

ご本人様が「1人では食欲がわかない。ヘルパーさんにわざわざ作ってもらうほどでもない」とおっしゃいました。

でも「絶対に入院は嫌!」と強い意志をもっておられました。

これはチャンス!とばかりに皆が「これでは入院に向かっています!」

食べる事の重要性を促しとりあえず納得していただきました。

後日、かかりつけ病院の管理栄養士さんとお話しすると

「病院で8~9割食べられていたのよ。それが在宅では無理になるんですね。病院は周りの目もあるしね・・・在宅での管理って難しいね」とおっしゃっていました。

限界もあると思いますが、出来るお手伝いを精一杯していきたいと思いました。

はーと&はあと 管理栄養士 仲野

こんにちは。北摂管理栄養士の仲野です。

先日、お客様の担当者会議に出席させて頂きました。

お客様は糖尿病を患っており、約2年前から配食を利用されています。

2月に復職した際、1度面談させて頂いておりました。でも、この時はお互い初対面なので遠慮がち。ご自宅にお菓子の袋が散らばっていたのでやんわり注意、状況を確認しましたがお客様から「大丈夫よ。私が食べているわけじゃないし。」と笑顔で対応されました。しかし、私は内心、この検査結果じゃあ、絶対食べてる!と思いながら・・・いかんせん、初対面。きつくは言えませんでした。

そして、先日の担当者会議。ご本人様を前にケアマネージャーが「体重も増えて!食べ過ぎ!」と一喝。私もなぜか、反省。

ケアマネージャーも「これからは仲野さんの言う事をちゃんと聞いて下さい!」と言ってくれました。私もここまで言えなくても、もう少し入り込めるよう関係を築いていかないと・・・。とまたまた反省。さっそく、来週訪問してお菓子の撤去、冷蔵庫の中を確認させていただく事になりました。

担当栄養士との信頼関係次第で食事療養の成功は大きく左右されると思います。焦らず、でもしっかり信頼してもらえるよう頑張ります!!

はーと&はあと管理栄養士 仲野

こんにちは。北摂栄養士の仲野です。

GWが終わるとすっかり初夏ですね。新緑が美しく気持ちがいいです(^-^)

今回はご利用者様宅へ定期訪問させて頂いたお話です。

糖尿病腎症を患っており、9年間に配食を開始した当初は私が担当させて頂いていました。以降、3年間担当しました。

当時は配食に慣れておられず少しお食事に対して抵抗がありました。おひとり暮らしで蛋白制限、塩分制限もご自身で管理されていました。日々の食事管理は大変と思い、何とかお役に立ちたいと日々奮闘していたことをよく覚えています。

そして、今回再び担当させていただく事になり本当に嬉しく思いました。でも何よりも9年間体調の変化はあるものの維持されていることに安心しました!

久しぶりに再会して、まず「私の事覚えていますか?」とお尋ねすると「??」という表情をされましたが「一番初めに担当させてもらった栄養士です」とお伝えすると旧姓を覚えてくれていました!しかし・・・「もっと若くなかった・・・??」と言われ苦笑い(--)そうですね。当時はピチピチの20代ですもの・・・。老けましたわ。

でも、覚えてくれていたことに感謝!(^^)これかも一緒に頑張りしょう!

はーと&はあとライフサポート 管理栄養士 仲野

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