2012年8月アーカイブ

こんにちは☆北摂管理栄養士の大都です(^^)ノ
__0007.jpg 突然ですが、この写真どこかわかりますか?
某軽自動車のCMに登場する「島の醤油屋さん」です☆
私の田舎の島が舞台で、祖母の家のご近所さん。うちの兄の幼馴染の醤油屋さんです。

さて、今日はその島の祖母の話をしようと思います。
昨年の夏前に施設に入所し、暮れに骨折したものの元気だったのですが
先週、尿路感染症から発熱し、食事が摂れなくなり、肺に水が溜まっていたことが原因で呼吸困難、
腎臓、心臓もかなり悪いからと緊急入院しました。

私たちが入院先に面会すると
祖母は認知も少々進んでおり、鼻にしている酸素チューブや、腕にしている点滴の針を抜こうとして困るからということで、両手にミトンをされていました。
もちろん、簡単に取れないよう手首にしっかり縛られ
そして、ベットから落ちないよう(出ないよう)高い柵に囲まれて・・

周囲の患者さんのご家族や看護助手の方に
「これ(ミトン)取って。」と言うようです。
もちろん誰も取ってくれないので
ミトンをされた手で、一生懸命ミトンを取ろうとして
点滴の針がずれ血が滲み、皮下出血の跡も・・

点滴も鼻の酸素チューブに必要性がなかなか本人には理解できないようです。
しかも、筆談でないと会話が成り立たないため、説明もいちいち書かないといけません。

そんな祖母ですが、母親(祖母にとっては娘)の顔はすぐに理解でき
筆談での会話もでき、大きな声で(自分の耳が聞こえないので大きな声になるんですよね)喋ってくれ、元気そうでした。
が、食事の時間になると一気に表情が曇り、
出てきたミキサー食をまったく食べません。
無理やり食べさせ、3口が限界・・・

その後、主治医から
「ミトンは本人にとってはかなりストレスです。ミトンを外すと鼻の酸素チューブを外す、酸素チューブを外すと息ができなくなり・・最期です。肺の水も簡単には抜けません。退院はできないですね。」
と説明があり、「どうするかは家族で決めてください。」と。

ミトンを外して楽にしてあげてください・・とミトンを外すことを薦めらた私たちは
答えを出すことができませんでした。

意識もはっきりしている祖母のミトンを外すということは
死を選択することになります。

95歳、まだまだ家族としては生きてて欲しい。
なんとも難しい選択です。

少しでも肺の水が引いて、点滴も酸素チューブを外せる日が来ることを
祈っています。
95歳、十分長生きですが、家族としてはもう少し生きてて欲しいものです。


はーと&はあと 管理栄養士 大都宏子

こんにちは。北摂管理栄養士の山村です。
残暑が本当に厳しいですね~9月も暑いらしいです・・・

月2回、クリニックの栄養指導にも行ってます。
昨日は指導日だったのですが、初回栄養指導の患者様が続々とこられました。
疾患は糖尿病や脂質異常症・高血圧症・高尿酸血症・・・いわゆる生活習慣病の
方々です。
適正な食事にする(近づける)だけで、ぐんと数値は改善されます。
そのお手伝いをしています。初回に栄養指導にこられる方はかなり誤った食生活を
されています。だから出会うことになってしまうのですが・・・
折角、出会えたのでかなり気合が入ります☆


高血圧症、女性。毎食必ず漬物と味噌汁(しかも赤みそ)をかかした事がないと
おっしゃってました。
血圧に関係があるなんてしらなかったと・・・
糖尿病、脂質異常、男性。昼食は毎日、麺類のみ。もしくは、麺類+ご飯。
炭水化物だけではダメということは初めてしった・・・
肥満、高尿酸血症、男性、奥様が食事内容を携帯電話で
写真にとってきていただき
ました。量が必要な量の単純に倍!
糖尿病、男性。朝はコーヒーしか飲まない。飲食業のため、夕食は夕方から夜中まで、隙あらば何か摂取している状態。
いわゆる、だらだら食いです。

ダメです!ダメです!を連呼してました。終了時、声、からっからでした(笑)

みんな、自分はそんなに間違った食生活を送ってない、もしくは気にも留めていなかったという方ばかりです。
血液検査に直結してるなんて夢にも思ってられない様子。
なんとか、それぞれの生活パターンにあった改善策を伝え、
がんばって実行してもらってます。
もちろん、まず、意識改革からですが~

今回、3回目の指導に来ていただいた、50歳代男性、糖尿病、肥満、独居の方は
1週間くらい野菜を食べない日も多々あったのですが、最近、毎日食べてられます。
ビールがお好きなので、ビールを飲んだ本数も真面目に
自ら申告(笑)してくださいます。

食生活って本当~に大事です。
中年女パワー全開で伝えていきます。

はーと&はあと管理栄養士 山村 豊美

こんにちは。北摂管理栄養士の島田です。

今年の夏は厳しいですね。まだまだバイク走は夕方には疲労困憊になります
今日愛車が動かなくなりました(涙)バイク屋まで押して行って
調べてもらうと駆動系がダメになってしまっていて
基礎の部品ごと交換しないといけないといわれました。
暑さの中、月何百キロと奔走していたのが災いしたのでしょうか。
元気になって戻ってきてくれることを祈ります。

さて、そのバイクが元気なころに訪問した豊中市のKさまのお話を。
春先に退院されたのをきっかけに配食サービスをご利用いただいているK様
ただ、自立歩行が難しいのと、配達時間帯はデイにいかれているため
お食事はご家族にお渡しするか、不在置きが多く
直接Kさまからお食事の様子をお聞きする機会がありませんでした。

そこで、担当のケアマネジャーのHさまにお願いして
ご自宅に一緒に同行訪問に行ってきました。

夏の一番の心配は食欲低下と脱水です。
食事の摂取量含め、その辺をお聞きすると
「れんこんや、ごぼうなど煮物で調理されているときは
 カットが大きくて食べづらい時があって少し残してしまうけど
 それ以外は、しっかり食べてますよ」と元気な声が返ってきました

土日は配食ではなく、息子様にお弁当やお惣菜を買ってもらって
「このまえはうな重をぺろっと食べた」
(おお~と、食欲があるのかいいけど、うな重は
 軽度糖尿があるのに大丈夫か?)
「朝もしっかり食べてるよ、4枚切り食パン1枚と牛乳と」
<え?4枚切りですか。それはボリュームありますね>
 めちゃくちゃ食欲あるし。
 これには、ケアマネジャーのHさんと一緒に笑ってしましました。

体重増えてないですか?と聞くと
入院で少し減った体重が退院から4kgほど増えたそうです。
食種は1400kcalで1食あたり450kcal程度なのに
それで4ヶ月で4kg増って、とりすぎです。

幸いにもKさま、もともと身長がおありの方なので4kg増えても
標準体重内で血液検査の数値も上昇なく安定されていました。

でも、このまま増え続けるのはストップしないと
とりあえず、土日の食事での高カロリー食を指導させていただきました。


夏バテで食欲がないという声を沢山聞く中
Kさまの食欲を別の人にも分けてあげたいと思った訪問でした。


はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

こんにちは、京都管理栄養士の松政です。

まだまだ日中は暑いです。
道路の温度計が36度を示していました・・・

さて、ある新規の利用者様のお話。
70歳代、男性、糖尿病性腎症。奥様と二人暮らし。
食事療養歴40年以上で食事療養のベテランさんです。
インリン注射とカロリーコントロールにて血糖コントロールを行い、腎臓についてはタンパク制限、塩分制限を継続されています。
現在HbA1c6.8%、Cre2.7です。Creは13年ほど同じ数値を維持されているとか。
病院の栄養指導では、「何も言うことはありません」と太鼓判を押されたそうです。
すごいですね!
奥様が食事の用意をされているのですが、制限検査数値を見ながらの日々の調整が大変ということもあり、負担軽減のためにもと週二回だけ利用開始になりました。
ご本人様も意識は高いです。
ただ意識が高いためか、味が少しでも濃かったりすると食べなかったり、量を減らされるためか低血糖も多いとのこと。そのことに奥様もお困り。
必要エネルギー量を摂取することの大切を説明しました。
また、日々のちょっとした質問等にお答えしました。
今のところ配食の食事は残さず召し上がられています。

食事療養が長くなるとご本人様も家族様も疲れが出てしまうことがあります。
「こんなにちゃんとしているのに、結果がでない!」
「本当にこれでいいのか?」
「数値が横ばいだな~」などなど。
そんな時には是非、はーと&はあとを頼っていただきたいなと思います。

食事療養のベテランさんにも役立ち、そしてちょっと肩の力が抜けるような、その方に合ったアドバイスができればと思います。

はーと&はあと管理栄養士松政千佳子

こんにちは、カスタマーセンター小山です。

8月も半ばが過ぎ、朝晩も涼しくなってきましたね。
夕暮れ時のセミの声、夏の終わりを感じます。
セミは短命だと聞きますが、実は地上に出てからも、
1ヶ月くらいは運が良ければ生きるそうです!!
何でも、天敵が多かったり、諸事情で平均すると7~8日の命なのだとか・・・。
まだまだ世の中、知らないことが多いですね。


本日、社内で「スキルアップ講習会」という内部講習会がありました。
今回は、自分がテーマ担当だったので、「人工甘味料」の使用方法について実際の栄養相談内容を交えながら意見交流しました。
最近、「カロリーゼロ」「カロリーオフ」商品が多く市場に出回っていますが、
どれくらい食べてもいいものなにか、心配ですよね。
実際の問い合わせにも、何件か話題にあがっています。

意見としては、
・糖尿病や、カロリー調整の必要な方へは上手く利用する
・食べる時間帯に注意する(夕食後はNG)
・人工甘味料によっては、体質に合わないものもあり、種類を試す
・下痢になりやすいので注意が必要
・カロリーゼロだからと、間食をクセつけないようにする
・多用すると肥満になるリスクあり、注意する必要がある

などの意見がでました。


日進月歩、日々便利なものが世の中にはでてきています。
便利なものは、上手く利用する。
私たちも、知識の幅を広げ、「上手く利用する」術を身につけていきたいと思います。


はーと&はあと管理栄養士 小山 祐子

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