2014年3月アーカイブ

こんにちは。京都管理栄養士の山村です。

先日、大阪の北摂エリアから再び京都エリアの相談員に担当変更となりました。

直接担当させて頂くのは京都エリアになりますが、北摂エリアで出会えた利用者さんや関係機関の方とこれからも末長いお付き合いをさせて頂きたいです。

どこにいても、『在宅で暮らしていく上で頼られる管理栄養士』をいつも目指しています。

困った時に私の顔を思いだしていただけるよう、「食」についてどんどん語り歩きます☆

 

早速、京都エリアのケアマネージャーさんに、当社の食事療養の教材としている

『栄養コントロール食』をご試食して頂きました。

やはり、制限のある食事は量が極端に少なかったり、味がほとんどないというイメージ。

でも、ご試食して頂くと先行していたイメージが払拭される事が多いです。

働いてらっしゃるケアマネージャーさんもお腹いっぱいになったし、味も思っているより薄くないわ、と。

でも、外食や普段の食事よりだいぶ塩分が制限されていて身体によさそーと。

栄養コントロール食(カロリー調整食・塩分調整食)は食べて頂いてどんなものかを体験して頂けたと思います。

私達の仕事は教材を用い利用者さんに合った、食事アドバイスを実施し食生活をサポートすることです。

管理栄養士が関わることで病状の改善や悪化を防いだりしています。

なかなか、うまくいかない事も多いのですがなんとか在宅で暮らしていただけるよう

必死で働きかけるのが(時には本人に考えてもらったり・・・)活動なのです!と

暑苦しく語ってきました。

 生活習慣病だけではなく身近な高齢者の方は低栄養の予防や、もしかしてすでに低栄養になってらっしゃる

ケースも少なくありません。関わっている回りの人達が気づいてあげないといけないのです。

『年寄りだしあまり食べなくていいのよ!』は誤ってます。

食事制限はないが普通の食事は食べずらい・・・となってこられれてる方向けの『やわらか食』を

開発中です。ご期待ください。

 

ご相談お待ちしています。

 0318.jpg

写真は3/18昼食栄養コントロール食「脂質制限食」です。

メニュー:菜めし、ほきの煮付け、南瓜煮物、ひじきと切り干の炒り煮

春菊ともやしのしょうが和え、ごぼうのごまドレ和え

エネルギー443kcal  たんぱく質21.5g 脂質5.4g  炭水化物68.3g 

      食塩相当量2.6g

 

はーと&はあと管理栄養士 山村 豊美

こんにちは、京都の管理栄養士の島田です。

今週に入ってようやく春の足音を感じられるような気候になってきてバイク走行も楽になりました

あとは花粉をいかに回避するかが目下の課題です。

さて、3月から京都での勤務となり現在は宮川さんが長らく担当されていた

南区・伏見区・山科区・宇治市の利用者様へ引き継ぎの訪問栄養指導とご挨拶に伺っています。

予想通り!?京都ご利用者様は特徴的な方が多く訪問のたびに驚きの連続です。

(どんな特徴的な利用者様かはこれからのブログで少しずつご紹介するとして)

宮川さんのフォローによってよくなった利用者様からの感謝の声を耳にすると

4月以降も落ち度なく療養をサポートできるよう指導していかねばと身が引き締まります。

(ただ、担当させていただく方の総数が北摂にいた頃の3倍ぐらいありますので

 名前と特徴を覚えるだけで大変で、頭をフル回転して覚えています)

そんな中、こちらに来て初めての担当者会議に参加してきました。

その方F様は、なんと6年前に僕が初回の訪問栄養指導にお伺いした方です。

その時は糖尿病食を希望され、数値が少しずつ安定されてきたところで北摂へ転勤・・・

6年ぶりにお会いしたF様は糖尿から糖尿病性腎症を併発、先月からは透析治療導入となり

在宅に戻ってこられました。その間も配食を利用いただきながら療養されていたのですが

今回透析の食事管理をどのようにご自宅でしていくかの相談を含めて担当者会議の開催となりました。

F様、最初に僕が訪問させていただいたことを覚えておられていて、

「島田さん久しぶりやね。また、よろしくお願いしますね」とお言葉をいただきました。

(もちろん、僕もF様のことは覚えていましたよ!)

週3回の透析通院と週3回のデイサービス利用以外ははーとの透析対応食である塩分・蛋白質調整食をお届けして朝の食事もしっかり食べていただきながら水分は制限しつつ療養していくことになりました。

6年ぶり。と一言でいうと、とても長い月日が経った感じがしますが、その6年間お体の状態や病状が進行変化してもずっと療養を続けてこられてきたF様に京都に来てすぐに再会できたことにちょっと感動です。

これからまだまだ続く療養を少しでもよいサポートにできるようF様とお約束させていただきました。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

こんにちわ、サロン管理栄養士の末藤です。


子供が生まれて早1ヶ月が経ち、日々変化する表情に毎日楽しみで仕方ありません。


恥ずかしながら、携帯の写真フォルダには娘の写真ばかりになってきております(笑)

 

 

 

さて、今回は「食べられない原因」について


「食べられない」と一言で言っても内容は様々あると思います。


食欲がなく食べられない、歯が痛くて食べられない、ムセてしまって食べられない、疾患があり制限のために食べれない等、「食べられない」という言葉にも色々です。


デイサービスご利用いただいているI様 84歳 認知症のある女性


ご利用当初より、ご自身で手を出されることもなく食事意欲もなく、食べるときにムセがあり嚥下機能の問題も疑われていました。


それから声掛けの工夫や食事形態等の変更なども検討していましたが、
大きな改善がみられませんでした。

 


しかし、ある時期から急にご自身で食事に手をつけるようになり、食事中にムセることなく食べれるようになっていました。

 


サ高住に入居されており、スタッフの方から「ご家族様の都合が合わず、しばらく受診に行けていないので認知症の薬が切れてしまっていて今飲まれていない。」とのこと。

 

 

ただ、「薬を飲んでいないときの方が活気があり食事も食べれています。」とスタッフの方から教えていただきました。

 

薬の切れている間の状態の報告をケアマネージャーへも連絡し、ご家族様と主治医のほうで薬の見直しがされました。


抗精神薬や抗うつ薬には個人差はありますが、副作用として食欲低下がみられることがあります。


高齢者になると持病も多く、たくさんの薬を服用されている方がほとんどです。


機能面だけでなく、服薬による副作用の影響についても周りで気付ける環境づくりも摂食・嚥下に対するアプローチのひとつです。


在宅での生活状況の把握にも力を入れ、これからも支援して参ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あとは勉強会のご案内、、、

3月19日(水)18:30~

テーマ:摂食嚥下障害のメカニズムと在宅ケアについて

講 師:吉田誠先生(言語聴覚士)

      京都大原記念病院リハビリテーション部主任

場 所:デイサービスはーと&はあと

摂食・嚥下障害はなぜ起きるのか?

継続して口から食べることを支援していく上で

摂食・嚥下障害の基本的なメカニズムを知っておくことは非常に重要です。

どなたでも参加OKですので、是非お気軽にご参加下さい☆

 

お問い合わせはこちらまで↓

072-621-5050 デイサービスはーと&はあと 末藤まで!!

 

 

 

 

 

サロン管理栄養士 末藤 浩平(すえとう こうへい)

こんにちは。北摂の仲野です。

先月、6年ぶりに復職したばかりの私。久しぶりのバイクは怖いし寒いしで「この辛さ、懐かしい・・・」などと感傷に浸っている今日この頃です。

2月末からご利用になったお客様。もともと肝硬変を患っており年末に高アンモニア血症、腹水になり入院されていた方です。はーとの配食は昼食をご利用頂けることになりました。

食事開始から1週間、様子を伺いに訪問すると「はーとさんの食事はほとんど残している。怖くて食べられない」・・・なぜ??よくよく伺うと「食べ過ぎるとまた腹水になる。あの怖さはもう味わいたくない」との事。栄養計算しているから安心して食べて欲しいし、摂取量が減ると逆に肝臓に負担がかかってしまうことをお伝えしました。

朝食、夕食はヘルパーさんが作ったお料理を召し上がっておられますがそれでも少量です。体調自体は病院からご自宅に戻って気分も良くなったのか、元気になられて口数も多くなったそうです・・・良かった。とりあえず一安心です。

結局、その日は納得されたようでしたが、後日担当ケアマネージャーさんに確認すると「まだ怖くて全量は食べていないみたい。残してるわ・・・」と心配そうに話しておられました。

一度病気になった者にしか分からない怖さや辛さがあると思います。でも、食べて欲しい・・・私の説明が至らなかったことも反省しました。

ケアマネージャーさんと相談の上、今月末に血液検査をされるそうなので、結果が出たら再度訪問する予定です。今後も摂取量、内容の確認を行いながらフォローが出来ればと思います。

はーと&はあとライフサポート 管理栄養士 仲野 ひとみ

こんにちは。
見習いも最終月に突入で、若干緊張気味の管理栄養士・六波羅です。
3月だというのに、京都の寒さは冷蔵庫とほぼ同レベルを保ったままです。
確かに、私の年齢じゃこれくらい冷やさないと鮮度は保てませんが(笑)、
そろそろ春を感じたい今日この頃です。

3月と言えば卒業式。旅立ちの季節ですよね。
はーとではいくつかのキーワードが存在しますが、
そのうちのひとつが『卒業』であることをご存じですか?

お届けする食事を『教材』として学び、
理想的な食生活を身につけ、
やがて配食を『卒業』していただきたい。
はーとの管理栄養士の願いです。

『戦場カメラマンの一番の願いは、失業することだ』
と言ったのは、ロバート・キャパだったでしょうか。
管理栄養士の私も、同様の理想を抱いています。
特に、臨床の場における管理栄養士の役割は、
食生活を見直し、疾病の病状改善を目指すこと。
更には、疾病の発症そのものを予防すること。
個々が、管理栄養士の力を借りることなく、
自身の食生活を把握しコントロールできる日が来たら、
管理栄養士の役割も『卒業』となるのでしょう。

もし、私が管理栄養士を失業する日が来たら、
いい世の中だ~♪とつぶやきながら、
春の日差しの下、ひなたぼっこを満喫しようと思います。


はーと&はあと 管理栄養士  六波羅 美幸

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