2015年1月アーカイブ

こんにちは。京都管理栄養士の山村です。

最近は雪がちらほら・・・寒いですね~

食事療養が必要で同様に運動療養も指示がでてらっしゃる方も多いですが、普段ウオーキングを実施しているけど

あまりに寒くて実施できていない(悲)という声を良く聞きます。

先日、糖尿病があり早く食事を開始したいとの依頼がありお伺いしてきました。

90歳代、女性、糖尿病、脂質異常症、高血圧、独居だが日中本人自宅で息子様が自営の仕事されている。

性格、温厚。

息子様からの依頼でした。本人さんのかかりつけ医から呼び出されてしまったとの事です。

今までも、糖尿病はあったけど数値はなんとか維持できていた様子。今回、ヘモグロビンA1Cがなんと

12%台。医師よりこのままだと、入院してインスリンかな、とあっさり言われたらしいです。

でも、高齢だし自宅に帰って自己注射を毎日しっかりできるかが・・・・・と医師も息子さんも不安げだったそうです。

そこで、介護施設に連絡をしてみて、糖尿食とか届けてもらえるところはないか問い合わせて頂き、

はーと&はあとの名前を知ってくださりご連絡いただけたということです。

本人さんは、こんなに血糖値が高くても(正常値の倍以上ある)けろっと、元気で、痛くもかゆくもないし(笑)と。

さすがに、医師に呼び出された息子さんは危機感を持ってられ、なんとか栄養士さんから、母を脅かしてくださいと。

お任せください!このままだと、どうなるかと、今後の生活について、がんがん話しました。

が、いつも話す前に本人さんの事を聞きます。今、どんな生活をされているのか?どんな食事なのか?

楽しみな事は?それと、いままでの職業を聞いたりします☆これを聞くと、けっこう、火がつき止らず

昔話しに花が咲く感じの方は多いですが・・・この女性は30年間、ゴルフ場のキャディーさんを

されていました。今みたいにカートはなく、すべてしっかり荷物も持ち、歩いていたとの事。

その頃はかなりの消費カロリーが想定されます。

で、今はなんと自宅の前に、コンビ二があります。食事のほとんどすべてをそのお店にお任せ(苦笑)

いつも揚げ物のお弁当を購入、野菜は全然摂取できていない様子。それに加え、まんじゅうやケーキを常に購入。

私:あきまへん(笑)

本人さん:そうすですか、あきまへんのやね、美味しいねん、見たらこうてしまう(笑、しょんぼり)

私:ほんまに、あきまへん(笑)

息子さん:そうですやんね~もっと、もっと、もっと、言うたってくださ~い(声・大)

色んな商品について、かけ合いが続きました。

いっぱい改善点はありますが、まず、出来そうといわれたのが、毎日夕食、栄養コントロール食を

食べて頂く事です。合わせてコンビ二での毎日の買い物の内容を変更して頂くことになりました。

次回の血液検査の結果を教えてもらうことになっています。

とにかく一緒に血糖値を下げるようがんばりましょう!と目標も色々定まりました。

現在のADL・QOLを落とさずなんとか在宅で生活できるよう支えたいです。

90歳代で高齢ですが、よく話され、頭もよく元気です☆2/2のこの女性のカロリー調整食です。

息子様に連絡すると、なんとか食事は摂取できているという事です!

サポート頑張ります☆

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はーと&はあと管理栄養士 山村 豊美

こんにちは。管理栄養士の島田です。

春がそこまで・・・というにはまだ早いですが、寒さを我慢するのもあと数か月

インフルエンザや風邪に負けず、暖かな春を迎えられるよう

食事をしっかり食べることを毎日のTodoに追加しました。

さて、冬の厳しさに負けないための予防食として昔から食べられてきた 『かぼちゃ』をおいしく炊くコツを今回はお伝えします。

皮は硬いですが身はやわらかいかぼちゃは、早く炊き上げてしまうと噛んだ時に硬さが残り

炊きすぎてしまうと皮と身がはがれてぼろぼろになってしまいます。

ご自宅で炊くなら少し煮崩れたぐらいがおいしいのですが、大量調理では煮崩れがひどいと盛付がむずかしくなってしまいます。

特にはーと&はあとの食事では「かぼちゃを10g程度の乱切りにカットして一人3個づけ」というオーダーをもとに調理にかかりますので煮崩れしすぎてしまうと個数が足りず、同じ数を人数分盛り付けられない・・・という事態に。

煮崩れしすぎてしまい、盛り場の方から「かぼちゃが二人分足りません」といわれて慌ててまたかぼちゃをカットするところから仕込み直し追加調理していたのではいつまでたっても食事が仕上がらず出荷時間に間に合いません。

まだ大丈夫かな。。。とちょっと目を離した隙に煮崩れをおこしてしまうかぼちゃを上手に炊けて素人調理人卒業です。(と、調理師がいってました)

まずは、仕込の工夫から、かぼちゃの皮は斑にそぎ落とします(皮は硬いので誤って手を切らないよう注意しながら)

斑にカットしておくことで、火のとおりが均一になり、皮と身がはがれにくくなります。さらに、食べたときに皮だけが口に残ってしまうことがなく、おいしく食べることができます(皮だけ口に残ると身は美味しく軟らかくても、食べた後には皮の硬さだけが印象に残り、かぼちゃが硬い!などということにはなりません)

そして、炊くときはクッキングシートなどで蓋をして、強火で7分炊きに仕上げます。

まだ、身がしっかりしているけど串は通る程度が目安です。後は火からはずして粗熱がとれるまで待って、冷却して完成です。

7分炊きだとすぐに食べるには硬さが残りますが、冷却、盛り付け、配食、レンジアップして喫食する頃には硬さもとれ味も均一に浸み込み、おいしいかぼちゃになってお客様に提供することが出来ます。

まだ。あとちょっとで炊き上がる。手前を見計らって火を止めるのがコツです。

サツマイモも同じ方法でおいしく炊けますよ。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

こんにちは。京都 管理栄養士 相山です。ブロク登場 2回目です☆

       

1月24日 北摂サロンにて、摂食・嚥下をテーマに「新時代の摂食・嚥下 生涯医療」と題され、講師にはみどりが丘病院 リハビリテーション科 森脇 美早先生をお迎えした勉強会に参加させて頂きました。

   

はじめにこれからの地域医療ということで・・・

今は、高齢化社会、2015年問題という言葉をよく聞きますが、団塊の世代と呼ばれる方々が約3400万人が高齢者になり、超高齢化になります。

介護や福祉の分野の需要はますます増え続け、在宅へという動きも強まり、地域連帯の重要性も高まってきます。住み慣れた家での生活を実現するためにも、生きることに大事な食事が大切となります。在宅での食事で、困ることもでてくると思います。

そこで、私たちはーと&はあとがサポート、ケアしていけることがあれば嬉しいです。

    

年齢を重ねると摂食・嚥下の問題があります。

「噛む・食べる・飲み込む」という力が低下すると、食べることに時間がかかる→食事をすることに疲れる→食事量が減る→低栄養になるといった負のスパイラルが起こり、食べることが嫌になることもあります。

 

 

食べることに困っている方、食べたくても食べれない方にどのようにサポートできるのか。「食べたい」という意欲や楽しみを引き出せるのか。まだまだ、利用者様とのコミュニケーションがとれていない私ですが、私なりに試行錯誤して、一人一人に合ったオリジナルの提案をできるよう勉強していきたいと思います。

  

今のおじいちゃん、おばあちゃん世代の方々が作り上げてくださったものに支えられてきた私たち。支えられてきた側から、支える側になり、これからの人生も幸せだと感じてもらえるよう、今できることを考え行動していきます。

              はーと&はあと       管理栄養士 相山 華菜

こんにちは。北摂管理栄養士の仲野です。

毎日寒いですね。春を待ちわびつつバイクを走らせている今日この頃です。

さて、今回は慢性腎不全のお客様のお話です。

50代女性。昨年10月に病院で腎機能が悪化していると言われ蛋白制限の必要があり配食を利用されることになりました。今まで糖尿病などもなくお元気だったのにいきなり腎機能が悪くなっていると言われたようでご本人様、ご家族様もびっくり!

昨年10月の時点で尿素窒素72、クレアチニン3.9。 何とか透析を回避したいとのご希望でした。

まずは食事内容を確認。すると、昼食は菓子パン1個、夕食も焼きそばのみでした。そこでカロリー補給を提案。しかし、ご本人様は極端な少食で菓子パンを1個食べる事も精一杯との訴えがありました。

なので、まずは温野菜+ドレッシング、粉飴の導入、糖尿病もないのである程度はおやつでのカロリー補給をすることも提案。その後の経過は現状維持といった感じですがご本人様は「何とかカロリーを摂ることは意識できるようになりました。」と仰っていました。

まずは、3月末時点でこの検査数値を維持する。これが当面の目標です。

一緒に頑張りましょう!

はーと&はあとライフサポート 管理栄養士 仲野ひとみ

こんにちは。東京・管理栄養士の六波羅です。

暖冬予報など忘却の彼方。東京は寒い日々が続きます。
いや。東京は、と言っても、ここ立川は東京駅から小一時間、
都心よりちょっぴり寒い(否、ずいぶん寒い)。
寒いけれどあちこち訪問するのが、我々管理栄養士のお仕事!

先日のこと、ご利用者様のお宅を訪ねました。
6月から当社の健康バランス食を続けてくださっている女性です。
私がはじめて訪問した当初、
食欲の減退で体重が8㎏も減り、生活にハリを失い気力も減退。
お話の内容も消極的で悲観的で、とても心配していました。
ところが、配食を始め、配送員と会話するうちに、
その配送日誌に少しずつ変化が現れます。
最初は身体の不調を訴える内容ばかりだったのに、
良い天気ね、と声をかけてくださるようになり、
配送員の呼びかけに、小走りで出てきてくれるようになり、
お渡しした誕生日カード(配送員渾身の手作り)を、大喜びで飾ってくださり、
身だしなみを整え、美容院に通うようになり・・・
私も久々の訪問で、ドキドキしながら玄関を開けました。

そこに現れたのは、まるで別人!
髪はキレイにセットされ、薄化粧で血色もよく、
頬もふっくらとして、とてもにこやか。
驚くやらうれしいやら!

促されるままに居間へ入ると、ちょうど鍼灸の先生もお見えで、
しばし、会話に花を咲かせました。
家計簿をずっとつけていたので、物価の変動にとても敏感なこと。
飛行機が好きで、かつて立川にあった米軍基地から
戦闘機が飛び立ち低空飛行するのをずっと見上げていたこと。
ご自身の話を嬉しそうにしてくださいます。
鍼灸の先生も、人とのかかわりでこうも改善するんですね、と嬉しそう。
私もなんだか胸がいっぱい!
我々の責務は、ただお弁当を届けることだけじゃない。
人々をむすぶことにもあるのだと思いました。

冷たい雨の降りつづく1日でしたが、心温まる素敵な時間でした。
よし。明日も頑張ろう。

東京 管理栄養士  六波羅 美幸

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