日々の活動報告の最近のブログ記事

こんにちは。京都管理栄養士の山村です。

いきなり夏のように気温上昇ですね・・・水分摂取をしっかりしないといけませんね。

先日、ご入院中の男性の退院時カンファレスが開催され、参加してきました。

90歳代、男性、誤嚥性肺炎にて入院。奥様と同居。

入院中の様子は主治医、看護師、言語聴覚士、管理栄養士から発表がありました。

食欲もあるが不顕性誤嚥のため注意が必要との事です。

とろみ剤は必須との指示がありました。

不顕性誤嚥は、睡眠中に無意識のうちに唾液が気道に流れ込むもので、異物が気道内に入ったときに起こる「咳き込み」や「むせ」などの反射が見られないのが特徴です。

無事にカンファレスより1週間後にご退院されました。

ご自宅で、在宅を支える関係者が集まりました。メインテーマは「食事」です。

この90歳の男性は高齢なのですが、自分の好きなもの(納得いく食材を使用)を自分で買い物にいき

調理されていました。

なので、今のご自身の状況がまだ、理解がしにくい(頭では分かってられるが、やはり食へのこだわりが・・・)

ようでした。別居の娘様が非常に心配されており、食事のご相談のお電話がよくあります。

「これからも相談にのってくださいね~~。こんな父の状況は難しすぎてわからないわ・・・」

と。お任せください。安全にかつ、おいしく食べて頂けるよう考えていきますので♪

なんとか在宅での生活を継続してもらえるよう、サポートさせて頂きます。

IMG_0326.JPGはーと&はあとの配送車です☆

はーと&はあと管理栄養士 山村豊美

こんにちは。京都管理栄養士の島田です。

いっきに暑くなりましたね・・・日差しが厳しく、暑さに体が慣れてないので体が重く感じます。帰宅後はすぐに冷房スイッチONでほてりを冷まさないと!

(五月の段階から冷房を使うことになるとは思ってませんでしたが、電気料金自由化で電気代を安くできたのでちょっとぐらい電気つかっても大丈夫なはず)

さて、今日は先日地元の高槻でお世話になっている高槻ケアネットの会の研修会に参加させていただいた報告です。

内容は題目のとおり、高齢者に多い消費者トラブルと成年後見制度についてです。

ケアマネジャーの試験対策に勉強した成年後見制度ですが、いまいち制度がわからず回答に苦労した僕としては改めて制度をおさらいできるいいチャンスです。この機会に理解を深めようと参加して来ました。

(当日はケアケットの総会も開催され、そちらにも参加させていただきました)

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早速ですが、皆さん以下のチェックシートをやってみてください

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解けましたか?正解で「はい」は一つだけだそうです。残りはすべて「いいえ」が正しいです。

参加された皆さんは簡単に解かれていました。さすが全員介護福祉関連のお仕事されているだけありますね。

次に講師の消費生活専門相談員の大久保育子先生から高齢者に多いトラブルや成年後見制度の仕組みやかかる費用、制度のメリット・デメリットなどを教えて頂きました。

資料の一枚目だけご参考に・・

IMG_1663.JPGのサムネイル画像

最近は後見人に親族がなるよりも司法書士や弁護士さん、行政書士さんなどが選任されることが多いようで。一番多いのは司法書士さんだそうです。また、後見制度によるトラブルも最近はニュースになっていることから年々申請件数も少しずつ少なくなっているようで

ただ、後見制度を利用した方がよい高齢者の方がおられても、情報不足や家族に理解がなかなか得られず消費者トラブルに巻き込まれてしまうケースも増えてきているようです。

【年利率4%!元本保証!1口40万から】のキャッチコピーにのってしまい6000万あった資産のほとんどをとられてしまった方の話には悪徳業者の手口に不快を感じましたが、最近では街の電気屋さんや新聞屋さんも中にはあくどい方がおられるようで、ここの家は金をもっていて買ってくれると判断すれば、冷暖房機を複数台売りつけたり、長期の購買契約をかわして家族が契約を解消したくてもできず新聞代を何年も払わないといけないケースもあるようです。(ひどすぎる・・・)

ヘルパーさんやデイサービスの利用料金が高すぎると回数を減らした高齢者が通販で5万も10万もする家電を購入しているケースなどにも遭遇するようで、何にお金を使うかは本人の自由ですがその判断力に問題があるときは、その方を見守るまたは監督する人や制度が必要だなと痛感しました。

そういえば、以前にお伺いした糖尿病の利用者で

「栄養コントロール食は高い!一番安い健康食のおかずだけ持ってきて。最近炊飯器をいいの買ったからご飯は自分で用意するから大丈夫よ。」と言われながら、「この炊飯器8万もしたから!」と自慢げに炊飯器を見せてくれた方を思い出してしまいました。

研修後は会の方と一緒に美味しいご飯を堪能しました。

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海鮮納豆サラダに、お店自慢のメンチカツです。

個人的にはおいしい料理とお酒が飲めればそれで十分ですが・・・

仕事上、高齢者の生活に関わらさせて頂いているものとして、トラブルに巻き込まれてないかチェックできる基礎的な情報は身についておこうと思いました。

※チェックシートの正解は7番だけ、はいです。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

こんにちは。京都の管理栄養士の山村です。

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朽木にて家族でキャンプしてきました。バーベキューなどをし楽しい1泊でした☆

先日、病院の病室から退院が決まったので自宅に戻れて嬉しいが、食事制限が出ていて

とてもじゃないけど、作れない!手助けいただけませんか?とご連絡がありました。

もちろんです。すぐ、お話を聞きに病室に伺いますと伝え訪問しました。

60歳代、男性、腸疾患、手術後。自営の仕事あり。奥様も仕事をされていて、病院での栄養指導を受けた

内容どおり食事なんて作れない。が、症状悪化してはいけないし・・・と。

とにかく、手術後のため腸に刺激を与えてはいけません。禁止食材が多くありとても大変です。

当社のお食事のお話をすると、すごく安心して頂けました。

それと、お仕事柄、すごく「早食い」との事です。ゆっくり噛んで食べるって簡単なようで、なかなかできないですよね~とお話ししていました。まさに生活習慣です。

がしっかり食物を消化するためにも、「噛む」事はすごく大切です。

色々サポートさせて頂きますので、一緒に食事療養がんばっていきましょうとお伝えしました。

お仕事も復帰され、在宅でいままでどおりの生活を取り戻していかれるようお手伝いします。

はーと&はあと管理栄養士 山村豊美

こんにちは。管理栄養士の島田です。

まだまだ寒い日が続く中、1月から始まった合計7回の介護支援専門員(ケアマネジャー)の研修がやっと終了し、このたび介護支援専門員の認定をいただきました。

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連日朝から夕方までびっしり講習を受けて、自分で面談に行ってその人の課題を分析して、居宅サービス計画書を作ってサービスを提案して、社会資源を調査して、提出したプランのダメ出しを受けて、修正して。体力的にも精神的にもヘロヘロになりましたが、なんとか終了できてよかったです。

研修は学ぶべきことも多くてとても大変でしたが、すごく勉強になりました。

その方の課題(ニーズ)を聞き出すためのカウンセリングの仕方、課題の分析の仕方、サービスの方針の決定とその方の目標達成のためのプランの提案方法など、これまで関係者として見ていた居宅サービス計画書の中身がよくわかるようになりました。訪問栄養指導にも使える技法もあり、さっそく実践していきたいと思います。

各自の症例検討を行ったグループワークでは、とても個性豊かで素晴らしい方々(保健師さん、ヘルパー責任者、特養のリーダーさんなどなど)とグループを組むことができ、新しい人脈を得られました。

(みなさんすぐにケアマネジャーをされる予定はあまりないようです。僕もそうですが制度の勉強の目的として資格を取られた方が多かったです)

特に大変だと感じたのが2025年問題対策として国が提案している地域包括ケアシステム

団塊の世代が75歳以上となる2025年を目途に、重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築を実現していきます。

地域で自分らしく暮らしていただくために今からそのシステム作りが必要といわれています。今まで以上に医療・介護のサービスだけでなく、配食やボランティアなどのインフォーマルなサポートとの連携が必要になってくるとのこと。

今回研修で勉強させていただいたことを忘れず、地域の相談員として管理栄養士として地域に貢献できるようスキルアップしていきたいと思います。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

こんにちは。季節以上に暖かい日も増え、少しずつ春を感じつつある日々ですが、寒暖の差が激しいのが難点です。

さて、今日は2月13日に開催された「長岡京市訪問介護事業所研修会」での勉強会のご報告です。

現場で訪問介護に従事されている皆様のスキルアップとして年1回長岡京市の地域包括支援センターが開催されている研修会です。毎回テーマが異なるようですが今年は栄養について

テーマは「高齢者の食事と病気の関係について」ということで、はーと&はあとに講師のご依頼をいただきました。

本来でしたら長岡京市担当の相山さんが講師担当するところなのですが、あいにくその日はクリニックの栄養指導の日と重なり、代理で私、島田が講師を務めさせていただきました。

内容をすべてはお伝えできませんが、昔から高齢者に多い症状としてみられる、脱水や便秘について、そして最近話題の廃用性症群や低栄養についての基本的なお話から、生活習慣病の方の調理に従事される方が多いことから糖尿食や減塩食の作り方など、項目が幅広く、いただいていた講師時間をかなり超過してしまいました。。。

以下は事前にいただいていた質問の一覧です。

1.病気で服薬している場合、食べてはいけない食品、望ましくない食品の再確認のためにも話をして欲しい。

2.よくグレープフルーツは服薬していると食べてはいけないとか良く言われるが他にもよくないものがあるのか。

3.服薬時は水がよいのか。

4.高齢者の低栄養状態を早期に見つける観察ポイントや注意すべき点について。

5.糖尿病の食事について。

6.糖尿病の方が増えているが調理するにあたって、どのようなことを気をつけていたら良いか聞かせて欲しい。

7.減塩食について。

8.塩分制限がある方への調理で気をつける点、例えば塩分の目安などをどうやって判断したら良いか。

9.食事に制限のある人の食事を飽きさせずに長く続けていくコツは。

10.食欲がない、食べたくないと言われた場合、どんなものを勧めたら食べることに興味を持ってもらえるか。

11.栄養指導をされる中でその指導内容を在宅で継続してもらうために、どのような声かけをされているのか。

12.特定用食品について。

13.血液をサラサラにする食品とは。

14.便通がよくなる食事について。

15.栄養を効率良く摂取でき食材の組み合わせとその調理例が知りたい。

16.訪問時間内に冷蔵庫であるもので手早く作れるメニューについて。

17.ひとつの食材で通常作っている(カレー、シチュー、肉じゃが等)以外のメニューを教えて欲しい。例として、キャベツ、じゃが芋、玉ねぎ、人参。

現場でのお困りごとのすべてのベストな回答を提示できたとは思えませんが、少しでも明日から実践できるアイデアを提供できていれば幸いです。

今回、講師のご依頼をいただいたことで、大変貴重な経験をさせていただました。

長岡京市東地域包括支援センターご担当の皆様にはこの場を借りて厚く御礼申し上げます。

ありがとうございました。

P.S

まったくブログネタとは関係ありませんが、自然食のカフェでのランチメニューです。健康を伝える役としてたまには健康な食事も摂らないと!

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はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

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