2014年8月アーカイブ

こんにちは☆ 北摂管理栄養士の大都です(^^)ノ

朝、夕に限らず、日中も涼しくなった8月末。急激な温度変化に体調くずされていませんでしょうか?

先々月、退院後同居する娘様の介護負担と相談相手に・・・と入院中に病院に訪問し面談となったTさま。豊中市の70代の心不全・腎不全の女性です。

退院の準備も整い、娘様にも減塩やカリウム制限のコツなどもお伝えし、食事も用意万端、いざ退院!

の当日、病院で転倒し骨折(涙) またまた入院生活となり、今度はリハビリも必要となり入院期間が延びてしまったのです。

2か月のリハビリ入院を経て、今回はめでたく退院☆

そんなTさま宅へ訪問して参りました。

最初の入院中のTさまと比べると、顔色も良く、表情も良く安心しましたが

ご本人様に体調を伺うと「あまりよくなくて・・」と浮かぬ顔

聞けば、先週ものすごいめまいと吐き気に襲われ、救急車を呼んだとのこと。

「あちこち調べて、ようやく内耳に問題があるみたいで・・・」

なんと!つい先日テレビで観た「良性発作性頭位めまい症」ではなかろうか?

早速、番組の受け売りですが、人差し指を用いた三半規管のリハビリ?をお伝え(^^;

横になっている時間が長いのが原因なのか確かではありませんが、心配症のTさま。

「いつまた、しんどくなって入院しないといけなくなるかわからない」

という不安が大きく、ストレスもめまいの原因かもしれません。

自宅を歩くくらいであれば、しんどくならないこと、娘様の食事とはーとのお弁当をしっかり食べている間は大丈夫!もう少しゆったり過ごしましょうよ!

と、前回のブログに登場したKさま同様に、話をしているうちに

「独りじゃないし、もっと気楽に構えればいいのよね。」とニッコリ。

新規訪問やフォローの訪問でたくさんの人に出会います。ご本人様もご家族様も最初は、うかぬ顔や不安そうであったり、表情が硬かったり、暗かったり・・・でも、話を聞いて、様々な提案や「大丈夫ですよ。」という言葉をかけることで表情が穏やかになったり、「頑張ってみます。」と前向きな言葉が出てきたり。

「笑顔になってもらえたこと」がこの仕事を10年以上続けてこれた原動力なんですよね~

もっともっと、「言葉」を磨いてたくさんの人に「笑顔」になってもらいたいものです。

時にはテレビ番組の力も借りてね(^^;

はーと&はあとライフサポート 管理栄養士 大都宏子

 

こんにちは。京都管理栄養士の山村です。

今年の夏は梅雨のように雨の日が多いですね~

先日、担当者会議に参加してきました。

80歳代、女性、呼吸器疾患、在宅酸素。独居。性格、神経質。

ケアマネージャーさんを中心に、本人さんが在宅でいかに快適に過ごして頂くかを

関係者が集まり考えます。今回はご退院前の担当者会議で病院内で開催されました。

まず、主治医から病状の説明、経過や在宅復帰に向けての注意する点などお話があり

皆、質問等をしていきます。この女性のお嫁さんも参加されていました。

本人さんは、本当はすべて自分の事は自分でやりたいタイプです。

実際は家事や入浴も誰かの手伝いがないとできない状況なのですが、本人さんは手伝ってほしくない様子。

お嫁さんもお姑さんの身体を気遣い「皆さんに手伝ってもらいましょうよ」と。

本人さん、露骨に嫌がってられましたが・・・

そこを関係者、皆でなだめすかして必死の説得です。なんとか、ここは皆の顔を立て?プランどおりに。

私もいつのまにか力が入っていて、必死に伝えてました。

食事は毎日、配達するので安心して頂いています。

本人の気持ちも尊重しながら、なんとか関係者で在宅の生活を支えていきたいものです。

tabako.jpg

8/30(土)第29回タバコフリー京都フォーラム「食をとりまくタバコ対策」に

パネラーとして参加してきました。

とても楽しく大変勉強になりました☆

はーと&はあと管理栄養士 山村 豊美

こんにちは、京都管理栄養士の松政です。

先日訪問したご利用者様のお話。

80歳代、女性、慢性腎不全、要支援2、独居のK様。

お嫁様との面談の後、担当者会議にも出席しました。

一年ほど前の血液検査では、問題がなかったようてすが、久々に血液検査をしてみると、クレアチニン等の数値が高くなっており、このままでは透析導入になるとのことで、急いで教育入院されました。

そのため、周りの家族様やケアマネージャー様などは、慌ててサポート体制を組み、はーと&はあともその一員として加わることになりました。

しかし、ご本人様は、そのスピードについて行けず、戸惑い気味です。

「自分は何処も痛くもないし、しんどくもないのに、色々制限されて・・・」と。

とてもきゃしゃな方なのてすが、その言葉を発せられた時は、さらに小さくシュンとなっておられました。

その姿を見た、お嫁様、ケアマネージャー、看護師、ヘルパー、デイサービスのスタッフの方、皆が、顔を見合わせました。

皆「なんとかこの方のお手伝いをしたい」と思ったと思います。

ゆっくりとK様の病状のことを説明し、それぞれの役割について説明しました。

そして、何より、K様のお気持ちを確認しました。

すると、今まで通りに生活をし外出も散歩もしたい、食べたいものも食べたいとおっしゃいました。

皆そのことをダメと言ってはいないのですが、K様は、あれもこれもダメと言われると思っておられたようです。

はーとでは昼と夕食をお持ちします。

そのため、朝食にK様が食べたいもの、チーズや卵を取り入れてもらうことになりました。

もちろん、制限もあるため、毎日というわけにはいかないのですが少しでもK様のご希望を叶えたいと思います。

今回、改めて、ご本人様のお気持ちや病気への意識等を確認し、その方の思いに耳を傾けることはとても大切だと思いました。

こんにちは。北摂管理栄養士の仲野ひとみです。

5年前から腎臓病対応、刻み食を昼、夕毎日ご利用されているO様・85歳男性のお話です。

義歯が合わずやむなく刻み食を召し上がっておられます。刻み食利用のお客様からは「見た目が悪い。」「食欲がわかない」などのご意見を頂戴することが多いのですが、O様は何も仰って来られませんでした。

しかし、Tabelu+が販売されることになり、何とか形あるものをお届けできないかと思いご提案させてもらいました。

※商品は普通の硬さでは食べられない方にも食べやすいように工夫し調理された商品です。

O様は大変喜んで下さり、「やっぱり形のある物が食べたかった!」と気に入って下さりました。ただ、この食事だとO様に必要なカロリーが約100キロカロリーほど不足してしまいます。

O様は認知症もなく病識も高いことからこの商品をご提案させてもらったのですが、やはり心配で利用後も補食の説明を何度もさせてもらいました。

O様は「大丈夫!パンなどを食べているから心配はいらない」と仰います。パンだと・・・たんぱく質の制限が守られない・・・と思い、ゼリーなどに変更をお願いしていましたが、なんといってもO様、刻み食から解放された事が今は一番嬉しいようで、「死ぬまで刻み食ばかりだと思っていた・・・」とカロリーや塩分の難しい話はそっちのけ。

喜んで頂けたことは私もとっても嬉しいのですが、「検査結果を確認しながら進めさせて下さい!数値が悪化したらもとの腎臓病対応食に変更しますね。」と何度も念押ししながら経過を見守ります。

本当に食事は楽しみではなかったようです。「薬だと思って仕方なく食べていた。死ぬまでに『食事』を楽しめるようになって嬉しい」と仰った言葉が本当に心に刺さりました。

食事は病気の改善、予防だけでなく喜び、楽しみの意味でも大きな役割をはたしていると改めて思いました。

㈱はーと&はあとライフサポート 管理栄養士 仲野

こんにちは、サロン管理栄養士の末藤です。

最近は異常気象でテレビの報道をみていると現実とは思えないような映像ばかり流れていますよね。


大阪はいつも大雨の被害が少ないように思うのであまり実感が湧きませんが、「もしかしたら自分の身にも。」という気持ちを持っておくことや、備えておくことが大事なんだろうなと思っています。


防災グッズや非常食、水等の確保はしっかりしておきましょう!!



さて、今回は口腔内環境について。


介護の現場でも意外にちゃんと見られていない口腔内の状態。


体調管理に欠かせない食事に直結している口腔内環境ですが、残存歯の本数や義歯の使用状況、義歯の適合・不適合等まで確認しているところは少ないのが現状です。


というのも、ケアマネさんに聞いても知らないことが多いんです。


アセスメント項目もたくさんあるので、なかなか細かいところまでは難しいとは思いますが、そこが改善されるだけで食事・栄養面での問題がクリアされる方もいらっしゃいます。


よくあるのが、「入れ歯使って食べてるので食事は問題なく食べれています。」と言っている方でも、義歯が合っておらず実際には上手く食塊形成が出来ずに丸飲みしている方もいます。


口腔内の状態も変化するので、何年も前に作った義歯が合っているかどうかもわかりませんし、作ったばかりの義歯でも使用していないと馴染みません。


また、「歯がまだ残っているので噛めています。」という方でも、実際にはまばらに抜けてしまっており咬合面(上下の歯が噛み合う面)がなく噛めていない方も多くいます。


それ以外にも口腔内の乾燥状態や傷や腫れの有無、薬の副作用等、食事が食べられなくなってしまう要因はたくさんあります。


サロンではそう言った問題を抱えているかどうか専門職でアセスメントして、より良く食べていただける状態をつくれるような環境を整えています。


残念ながらサロンでは医療行為は出来ませんので、治療を行うことはできませんが治療のタイミングを見逃さないよう観察を行うことと、口腔ケアや口腔リハを行うことによる口腔内環境の整備にも力を入れています。


皆さんの周りの方の中にも口腔内の問題がないか、もう一度見直してみましょ~!!



サロン管理栄養士 末藤

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管理栄養士プロフィール

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