2016年6月アーカイブ

こんにちは、カスタマーセンター小山です。

庭先で梅の実やいちじくの実がなっているのをみかけます。新緑の美しい季節ですね。

2016061008440000.jpg2016061008430000.jpg

さて、最近じめじめと暑くなってきました。昼食は何にしよう?・・・簡単に麺類で済ませましょうか?

・・・と昼食を麺類にされている方、たくさんいらっしゃいます。

実際に栄養指導先でも、最近は、昼食はそうめんやうどんかな・・・とお話しくださります。

簡単で、さっと調理できる点ではとても重宝します。

しかし、麺類にした場合、麺だけになってしまう方も多く、野菜や主菜(たんぱく源)が不足。

朝夕と、しっかりと野菜を意識している方でも、麺類になった途端に、バランスが崩れてしまいます。

しかも、麺自体に加塩しているため、減塩が必要な方でも塩分摂取過多になりがちになります。

(麺の種類にもよりますが、およそ1人前でゆで麺には約1g、つけつゆは1~1.5gの塩分が含まれています。

 減塩指導の場合1食 塩分2g未満という方はすでにオーバーしています。)

また、「つけ」よりも、「かけ」や「煮込み」ほうが、塩分摂取量は多くなります。

(煮汁に麺がつかっている分、塩分を含むことになります)

麺の摂取量を少なくし、塩分摂取量もすくなくするには、やはり野菜や主菜を摂取し満足感を得る必要があります。

(野菜を先に食べきることで、糖質・脂質の吸収を抑制し、血糖値や中性脂肪などの上昇を防ぎ、また、太りにくくなります)

簡単に食卓にだせる「常備菜」を冷蔵庫に用意すると重宝しますよ♪

★初夏のおすすめレシピ:きゅうりのかつお和え★

きゅうり 2本

削りかつお 2g

ぽん酢 小さじ1

ゴマ油 小さじ1/2

①きゅうりは適当に皮をむき、大き目の乱切りにする(大き目にすることで、よく噛めます)

②かつお・ぽん酢・ごま油を加える。

いろんな野菜を使って試してみてください(*^_^*)簡単で、おいしいですよ♪

はーと&はあと管理栄養士 小山祐子

こんにちは。サロン管理栄養士 兼 介護職員の柴田です。

今年の梅雨入り宣言をニュースで聞き逃していたのか、

梅雨入りしたという事実を今日知った私です |д゚)

じめじめした気候は気分も↓↓↓になりがちですが、

みなさんに元気を与えられるように、テンションあげて頑張ります!!

ajisai.jpegteru.jpeg

さて、サロンでは、いつも午後14時半ごろからはおやつタイムになっています。

なんでも食べられる方、

糖尿病の方、腎疾患がある方、

食事からの栄養摂取が少なくおやつで栄養付加する必要がある方、

嚥下困難な方 

など、利用者様に合わせたおやつ提供をしています。

先日久しぶりにシュークリーム提供しました。

76kcal、たんぱく質0.5gのミニサイズのシュークリームです。

皮はしっとりやわらかめ、クリームはカスタードクリームでやわらかめのものでした。

サロンには、嚥下困難があり、普段はムース状のお食事やあいーとを召し上がっている方が何名がいらっしゃいますが

食べる楽しみを感じてもらいたく、できるだけ皆さんにシュークリームを提供することにしました。

看護師と相談し、ご本人様の状況をみて、

嚥下に問題がある方は、シュークリームを半分に切り皮ごと提供、

でも食べるときは、スプーンでシュークリーム中のクリームだけ食べてもらうことにしました。

嚥下困難がある女性。

「皮も食べたい」との訴えがありました。

甘いものが好きなこの女性、でも最近嚥下の状態もあまりよくない、喉も少しゴロゴロ...

看護師とも相談し、今の状態ではあまり食べてほしくないけど...

でも、やっぱり食べさせてあげたい!!

ということで、看護師見守りのうえ吸引機スタンバイ、

クリームの皮は利用者様の前でキッチンばさみで細かくチョキチョキ、

中のカスタードクリームと程よく混ぜ込んで

少量ずつ食べてもらいました。

皮が半分ほど食べたところで、もうやめましょうか?というと

「もっと食べたい!」と。

残りわずかに、カスタードクリームと一緒に食べられるぎりぎりのところまで

皮とクリームを一緒に食べておやつタイムを満喫してもらいました。

ご本人様は、皮だけでも最後まで食べたいとおっしゃいましたが

看護師と相談し張り付く危険も考慮し、途中で切り上げさせてもらいました。

帰宅前には吸引し、喉もクリアな状態で帰られました。

おいしそうにシュークリームを食べる姿をみて

私もとても幸せな気持ちになりました。

私一人では、嚥下困難の方にシュークリームを食べさせてもいいものか、と

判断する力はまだまだ足りないですが、

看護師を中心としたほかのスタッフがいるサロンだからこそできること!

もっと連携して、自分も力をつけ、利用者様の笑顔を引き出しだせるスタッフになりたいなと思います!

サロン 管理栄養士 兼 介護職員

柴田 満里子

こんにちは☆北摂管理栄養士の大都です(^^)ノ

自宅前の田んぼは水が張られ・・・

今朝からカエルの大合唱です(^^;

最近のワタシの悩み・・・・

最近増えてきた「食べられない。」という相談。

加齢による嚥下障害というより、癌のターミナル期における食欲不振の方と関わることが増えてきました。

抗癌剤の副作用による食欲不振、味覚異常、倦怠感、顔や足の浮腫み・・・・

各メーカーさんが出している様々な栄養補助食品を提案してみるのですが

なかなか思うような結果にはならず・・・

先日、新しい商品のサンプルを持って訪問したKさま。74歳男性。

胃の幽門部に狭窄があり、固形物は禁止されています。

まだ若いので嚥下には全く問題なく。でも液体やゼリー状のものしか食べられません。

先日から投薬も始まり、足や顔も浮腫み、食欲まったく無し。

「しんどい。」というご本人様の横で

「ひょっとしたら薬が効いて、狭窄が少しでも広がれば、食べらえるようになるかもしれない。そしたらもっと元気になれる。」という希望をもつ奥様。

「もうえ~わ・・・。」のご本人様の言葉に

「死ぬ、死ぬ言わんといて・・・。」と涙を流す奥様。

「最期にラーメン食べたいわ・・・・。」

なんと声をかけたら良いのか・・・・

「奥様は、ご主人が食べたいと言うものをさっと出せる状況にしてあげて下さいね。」

しか言えなかった。

何もできないワタシ・・・

もっとメンタル強くならないとなぁ・・・

そんな事を考える最近です。

はーと&はあとライフサポート 管理栄養士 大都宏子

先日、お墓参りに大分へ。

IMG_0921.JPG ちょっと長崎まで足を延ばして平戸城へ

IMG_0914.JPG海に囲まれたお城でした。

IMG_0920.JPGザビエル記念聖堂

日本の教会とは違って可愛い外観でした☆

こんにちは。京都の管理栄養士、山村です。

梅雨ですね~1年で一番過ごしにくいです。

2016年世界禁煙デーin 京都のイベントが6月4日に

高台寺で開催されました。私は昨年に引き続き、実行委員として

参加していました。引き続き、「受動喫煙防止の重要性」を伝えていきたいと思います。

写真はユニホームと、高台寺のライトアップです。

先日、夕方にはーとに連絡があり本日退院してきて

食事制限が出て困っているとの事ですぐ訪問してきました。

70歳代、男性、がん、慢性腎不全。奥様と同居。性格温厚。主調理者は奥様です。

先生からもう透析をしないといけない病状だと言われたとの事。最新の検査数値を見せて頂くと、

「もっと早く出会いたかった・・・」(心の叫び)

数値はすごく悪く、腎機能は良くなる事が難しいため、なんとか透析導入の先延ばしをしましょうと

お話しました。

奥様が、腎臓食を作るのが難しくて、大パニックでした。

終始、どうしよ、どうしよ、栄養士さん、栄養士さん・・・と。エネルギーを摂取しないといけないので、

油の摂取の説明をしても、もう気が動転されているので、理解が不能です。

普段しっかりされていて、きっちりされている奥様です。

今、いろんな説明をしても、しんどくなられるので、とにかく安心して頂けるお食事(腎臓食)をお届けするので

安心してくださいとお伝えしています。少しづつ一緒に勉強していきましょう!

食事療養は1日も早くスタートし、継続することが大切です。

お役に立てるようにがんばりたいです。

はーと&はあと管理栄養士 山村 豊美

こんにちは、京都管理栄養士の島田です。

暑くなり、汗をかくことが増えてきました。普通の水分補給と脱水予防の水分補給の仕方は異なることを先日社内で行われた大塚製薬さんのOS-1の勉強会で学びました。

昔は、スポーツ飲料は薄めて飲むのがいいとか指導されていましたが最近は体の浸透圧を考慮して作られている清涼飲料水が多いため逆に薄めてしまうと吸収スピードが遅くなって水分補給に時間がかかってしまうことから薄めずそのまま摂取することが指導されています。

時代とともに製品も指導内容もかわっていきますね。

さて、先日訪問に伺いましたH様(60代後半、男性)

心疾患があり、減塩指導を受けての退院後の食事療養に塩分調整食をご用意しております。

病院での減塩になれていたこともあり塩分6g/日制限、1食2g以下のお食事もしっかり召し上がられていて自宅での減塩療養に取り組まれています。

実は4~5年前はH様のお父様が配食サービスの利用者様でした。利用当時お世話になっていたのを思い出して近くの利用者宅にお届けしている配送員を見かけて「今度はご自身の栄養管理に」とお声掛けいただきました。

(時代とともに父・息子様の食事療養に関わらせていただくことに)

減塩食は普通の方には味が薄く感じるため(中にはまったく味を感じないくらい薄く感じる方もおられますが)なかなか継続していくのが難しいです。もともと薄味嗜好で大丈夫な方はいいのですが、日頃の塩分摂取量が多い方ほど減塩はストレスになります。

少しずつ低塩になれていただき最終目標塩分6g/日未満の食事を目指して最初は1食塩分2.5g以下の食事からスタートする方もおられますが、H様は最初から2g以下で在宅での療養をスタートされました。

最近では高血圧食には減塩だけでなくDASH食(ダッシュ食)という療法が注目を集めています。

DASH食とは、野菜、果物、魚介類、海藻類、豆類をしっかり摂り、肉・卵・マヨネーズ・生クリーム・バターなどを動物性食品などからの脂肪の摂取量を控える食事療法です。昔の日本食に近いですよね

また、食べる順番も大切といわれていて、基本や野菜からなのですが、その前に酸味のある食べ物を食べてもらう事(果物や酢の物)がポイント。

酸味を口に含むと、次に食べた物の塩味を感じやすくなるため、減塩の食事でもそんなに薄く感じずに食べる事が出来て減塩が長続きしやすいのだとか。足し醤油などを減らす効果もあるかもしれません。(ある病院では食事前に一口だけ果物を食べてもらってから食事を提供するところもあるようです)

在宅でも実践できる簡単な食べ順の工夫ですよね。心疾患の再発予防には血圧管理が大切ですから高血圧食によいDASH食もお勧めです。

減塩を長く続けてもらい、減塩食が普通の味付けに感じられるようになるまで食べ順にも気を付けてもらいながら野菜、果物、魚介類、海藻類、豆類をしっかり摂っていただきたいと思います。

先日社長にご馳走になりました。勝牛の牛ロースカツ膳

IMG_3082.JPG

IMG_3081.JPG

食べ方は

1枚目はわさびをのせて牛カツソースで

2枚目は山椒塩につけて

3枚目はカレー汁について

4枚目は京玉にくぐらせてと色々な味での牛カツを堪能しました。

これもより美味しく食事を楽しむための食べ順ですね。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

このブログを購読する

管理栄養士プロフィール

  • 大都 宏子
  • 島田 天心
  • 小山 祐子
  • 磯好 幸枝
  • 竹本 敏美