宮川曜子のブログの最近のブログ記事

こんにちは。
京都の管理栄養士の宮川です。
先日うれしいことがありました。
仕事で街を走っている時に、偶然3年ぶりの友人と再会したんです。
ちょっと話をしたんですが、元気にしていました。
仕事もがんばっているみたいでなにより。
私もがんばろう思いました★

さて先週、担当者会議に参加させていただきました。
M様、80歳、糖尿病があります。

以前、食事を利用されてたのですが、受け取りを忘れて外出されたり、うまく続かず、現在停止中です。

気になっていた方です。

今回地域包括支援センターの相談員さんより、
「ADLが下がっているし、区分変更をしました。食事も乱れています。担当者会議でサービスの見直しをしたい」とのことでした。

会議で、食事の事を聞いてみました。
すると、ほとんどインスタント麺か、外食、とのこと。
ご自分では調理ができないし、惣菜で野菜を買おうと思っていてもスーパーに行ったら忘れて帰ってきてしまうとのこと。
全く野菜がとれていません。

血糖値は大丈夫?!でもデータがなく分からない状態です。
上がってるのではないかと思います。
お薬も忘れて飲めていません。

かなり心配・・。

会議の中で、ヘルパーさんの調理の日と、デイサービスで食事をとる日と、配食を食べる日を、決めて、これを守っていくことになりました。

食事のお届けは週に2回です。
お渡しの時に、服薬の声かけもさせていただきます。
受け取りを忘れないように、ヘルパーさんやデイのスタッフさんからも声かけをしてもらいます。ありがとうございます。

M様の希望は、「今より元気になってサービスを減らしていきたい」。
今回、介護度が上がった事が、とてもショックだったよう。

「それならきちんとバランスのよい食事をして、デイでリハビリもして、良くしていきましょうね」、と相談員さんの言葉に、「そやな、任せるわ」と言われました。

また受診の結果を見ながら相談にのらせていただきます。
うまくサービスが流れにのったら、きっと血糖値も改善されるはず。

包括の相談員さん、他サービスのスタッフさんとも連携をとって、応援させていただきますよ!
今より良くするために、あらためて、がんばりましょう★


はーと&はあと 
管理栄養士 宮川曜子

こんにちは。
京都の管理栄養士宮川です。
暑い日が続きますね。アスファルトからむんむん熱気を感じながら走る毎日です。

さて、すでに熱中症が全国で多発しているようですが、先日、高齢者の熱中症対策について、勉強会に行ってきました。FFSの柴田さんもいっしょです。
忘れている知識も多く、ちょっと反省です。

担当エリアの訪問看護ステーションで定期的に開催している勉強会で、うれしいことに、時々お声かけいただいています。

その内容を少し。
昨年の熱中症搬送者数は、39,489人で、うち高齢者(65歳以上)が44.1%も占めたようです。そして高齢者の熱中症の60%は、室内で発症していたようです。

当社の利用者様は、8割程の方が、65歳以上です。
そしてお食事のお届けは、ほぼ自宅です。特に注意が必要だと感じました。

熱中症は脱水から起こります。

高齢者が脱水に陥りやすい理由は、
①体内の総水分量が不足してくること
②のどの渇きを自覚しにくくなること
③トイレを気にして水分をとらなくなること
④腎機能が低下して、体の水分を節約しにくくなること、
の4つだそうです。

重度の脱水症状になると、食欲不振や、めまいや頭痛、倦怠感が出てきます。

食欲がない、と思ったら実は脱水症で、食べられずにさらに脱水症が進行して・・
という悪循環が起こらないようにしなければなりません。

分かってはいるけど、こういった勉強会に参加すると、意識が高まると感じました。

私たちにできることは、配達員から利用者様の様子がちょっといつもと違う、食事や水分がとれていない、等の情報があれば、ご本人に様子をお聞きしたり、ご家族や関係機関にご連絡させていただくことです。
必要であれば食種を変更したり、補助食品の提案もさせていただきます。

配達員と連携し、ちょっとしたサインを見逃さないようにしなければ、と思いました。

クーラーは嫌いで、暑い部屋でお食事の配達を待っている方も多いです。
この夏、まだまだ暑くなりそうなので、本当に気をつけないと!!


休日に、ウイスキーの工場見学に行ってきました♪
これは原材料を発酵させたものを、蒸留する機械です。
こうやってできるんですね。
試飲もできました。おいしかった~


はーと&はあと
管理栄養士 宮川曜子

こんにちは。管理栄養士の宮川です。
先日の週末に普茶料理を食べに行ってきました。
黄檗の萬福寺です。
担当エリアなので、いつも通るたび気になっていたのですが、ついに!
中国から伝わった精進料理です。
きれいでおいしかったです♪
おいしいものを食べると、また平日がんばれます。


さて、先日、半年ほど利用して、サービスを停止された方がおられます。
O様、80歳代の女性、糖尿病の方です。

利用のきっかけは、娘さん家族のいる京都への引っ越しでした。
今まで、京都から離れた生まれ故郷で高専賃に住んでおられました。
高専賃では、食事は全て準備されたものを食べておられました。

今回の引っ越しでは、娘さん宅が近くですが、お独り暮らしになります。
食事の準備は自分でしなければいけません。

そこで娘さんが、サービス利用を申し込まれ、訪問することになりました。

「もともと自己管理ができないからここまで悪くなったので、しっかり血糖管理をしていきたいんです」と娘さん。数値は手元になく不明でしたが、脳梗塞を以前おこされているので油断できません。

O様本人は口数の少ない温厚な方です。
「そうは言ってもおやつはあまり食べてないよ」と言われましたが、娘さんの前では、しゅん・・・となっておられました。

朝食のヒアリングをし、昼は市の配食またはデイの食事、夕ははーとの栄養コントロール食で、1日の食事を調整し、O様の京都での生活がスタートしました。

その後、定期的に栄養相談をつづけ、ヘモグロビンA1cを教えてもらいました。
自宅に訪問する時は前もって娘さんから、注意点(間食している、とか、運動できていない、とか)を聞いていましたので、とてもスムーズでした。

そんなこんなで、数値の変動は6%前後で安定。
インスリン注射も、当初1日30単位だったのが20単位に、そして12単位に減ってきています。
主治医の先生もこの分ならインスリンをなしにしてもいいかも、と言われているみたいです。

ということで、数値も安定し、娘さんも調理をして、時々O様もそちらでお孫さんもいっしょに皆で食事をされるようになり、キャンセルが増えてきました。

そして先日娘さんから、「いったん停止します、ありがとうございました。数値もよくなって安定しているので、私で作ってあげようかと思うんです」とお電話がありました。

そっか、ちょっとさびしい気もしますが、安定していますし、食事療養のコツも娘さん、本人とも分かってこられましたので、よかったなぁと思います。
食事療養はやっぱり家族等、周囲の人の協力があると心強いです。
いったん卒業ということですね。
また困った時はいつでも戻ってきてくださいね。

こんな関係が、もっと多くの人とできればいいな、と思っています。
そうすれば私も利用者も利用者の家族も、うれしいです。

まだ気付いていない人に、食事療養の大切さに気付いていただけるよう、この夏も語る為に走っていこうと思います!

はーと&はあと
管理栄養士 宮川曜子

こんにちは。
京都の管理栄養士の宮川です。

暑くなってきました。
梅雨ですが今週は、雨の日も少なく、走りやすいです。
でも紫外線が気になります・・
曇っている日でも、油断禁物です!

さて、今回も再開の方の話になります。
最近、なんとなく再開の方が多い気がします。

夫婦2人でお住まいだったのですが、昨年ご主人が亡くなられ、今はお1人暮らしです。

この奥様の配食の利用は、3年程前。
その後はご主人のみ利用されていたのですが、ご主人の入院とともに配食は停止し、
連絡をとることもなくなっていました。1年以上ぶりの再開のお電話でした。

実は、ご主人もそうだったのですが、奥様も腎臓が悪いです。

今回の再開の相談は、主治医の先生に「カリウムが高い」と言われた為です。

訪問して様子をお聞きしました。
「先生にそんなこと言われてなぁ、どうしようかと思って電話したんやぁ、来てもらって悪いねぇ、1人になったし娘にも迷惑かけれんしなぁ」と奥様。

ご主人が亡くなり、ご自分の時間をもてるようになりました。
娘様に迷惑をかけず、家で過ごしたい、という思いがあります。

ずっとご主人の食事療養にもお付き合いされているので、腎臓の食事療養にはかなり詳しいはずです。

が、お聞きすると、消化器系の病気もあり、胸やけして、食欲がなかった為、バナナばかり食べていたり、もらいもののピーナツを食べていたりしたそうです。

ピーナツは、成分表で、落花生(乾)で調べると、カリウムが740mg(/100g当たり)もありました。ちなみにバナナは1本だいたい360mgです。
思った以上にピーナツもカリウムが高い!

それが原因でしょう。
カリウムが5.3になっていました。
(でもその前の検査では6近くになっていたよう・・)

食事でなんとかするように言われているので、カリウムの薬は出ていません。

バナナやピーナツ(は、食べてしまった為もうないとのことです)は、やめて、食事からカロリーをもっとしっかりとるようにしてもらいました。
「バナナはせやなぁ、先生も言うてたわぁ」。

胸やけで食べれない時は、ゼリーや缶詰めの果物を使ってもらいます。
カロリー不足は、腎機能を悪化させます。

「そおかぁ、食べたらあかんと思ってたわぁ」。
ご主人の相談の時にもカロリー不足に気をつけるように、ってお伝えしましたよ。

年齢も重ねてらっしゃるので、やっぱり、その都度お伝えしないとなぁ、と感じました。

配食は、油ものも控えるように言われているので、塩分・蛋白調整食(油の使用が多くなります)ではなく、塩分調整食で再開です。

朝食でたんぱく質の量は調整してもらい、様子をみていきます。

病状を維持できるよう、食事の面からまたサポートさせていただけることを嬉しく思います。
またよろしくお願いします!


晴れ間の紫陽花もきれいですね~♪


管理栄養士
宮川曜子

こんにちは。
京都の管理栄養士宮川です。

さて先日、現在お食事は停止中のご家族から電話がありました。
利用されていたのは、娘様。今は入院中でお食事は停止しています。
電話はお父様からです。お父様と2人暮らしです。

娘様は腎・心機能が低下していて、自宅で食事療養をされていました。
食事制限も厳しく、栄養相談の際は、すぐに調べられるように、いつも交換表を持っていっていたのを覚えています。

入院してから1年ほどたっています。
時々、どうされてるか気になっていました。

こんな電話でした。
「宮川さん、娘ね・・亡くなったんですよ、食事とても助かりました。ありがとうございます」

「そうだったんですか・・。
お若かったのに、頑張っておられましたよね。」

30代でした。病気をかかえておられましたが、温厚で思いやりのある方でした。
亡くなられ寂しいですが、お父様が私あてに、またお電話を下さった事はうれしく思いました。

お父様も高齢です。食事はどうされているのかなと思い、
「今食事はどうされているんですか?」とお聞きすると、
「実はねコンビニやスーパー、外食が多いんですよ・・」と。
確か娘様が食事を利用して下さっていた時も、自分の食事はそっちのけだった気がします。

奥様も亡くなって、お一人暮らしです。
コンビニや外食ばかりでは、バランスが悪く、塩分や脂質の摂りすぎが心配・・

娘様は蛋白・塩分調整の栄養コントロール食でしたが、普通食の健康バランス食もありますよ、とお伝えし、それならと、今度はお父様が食事を利用する事になりました。

その後訪問しお父様と直接話しました。
奥さん娘さんとも同じ病気で亡くされたそうです。

現在、趣味をもって、毎日とびまわっているそうです。
趣味の会で、先生もされていたり、練習にも忙しそう。

お父様は70歳です。今度は健康に、楽しんで生活することが、
亡くなったご家族も喜んでくれるんじゃないでしょうか。

しばらく後、電話してみました。
「届けてくれるし、バランスもよくてとても助かります」と言って下さいました。

健康バランス食を利用される方には、こんな方もいます。
コンビニ・スーパー・外食を続けていたら、そのうちなにか病気がでてくるでしょう。

早く気付いていただけてよかったです。
健康は食事からです★

左京区の蓮華寺に行ってきました。
新緑がきれいすぎます!中も緑がすごいんです。癒されました~


管理栄養士
宮川曜子

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