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腎臓病・透析の方へのサポート アーカイブ

2011年05月29日

ホントのこというとね・・・

こんにちは。
めでぃ京都の寺田です。

雨が続いていますね。
台風の接近、各地で発生する大雨、洪水警報。
明日も雨かなぁと常に天気予報が気になってしまいます。
今週も半ばまでくもりや雨の日が多いそうです。

天気は良くないですが、こんな時こそ気分は上げて行きたいと思います☆

4月に一度ご訪問させていただいたご利用者様。
腎不全をお持ちの方です。
今までの血液検査データはどこにいったかわからないなあ~とおっしゃっていたので
現状の把握ができなかったのですが、5月末に血液検査をされたそうで
私まで届けてくださいました。
『血液検査データの見方が分からないので教えてほしい』との連絡を受けたので
お電話させていただきました。

腎臓の機能が影響してくるものは、
クレアチニンや尿素窒素、カリウムやリン、貧血を示しているヘモグロビンなど・・・

簡単に説明させていただきましたが、

『こんなにたくさんあってわからへんわ~』と・・・。

直接読み方がわからなくても大丈夫です☆
担当管理栄養士である私に見せていただければ、
確認させていただきますよ♪
とお伝えすると嬉しそうな反応を示してくださいました。

それなら、一年前のものも探してみますわ~!と張り切っておられました。

一年前のがあれば、経過がわかるので、よかったです。

また私の手元に血液検査データが届くのを待って、またご連絡させていきますね
とお伝えして、電話を終わろうとしたその瞬間

・・・

『ホントのこというとな~…』

え?!

何を隠しているのかと思ったら、普段の食生活のことをいろいろと話してくださいました。

『実は結構菓子パンとか食べているんですよ。これはどうなんでしょうか?』と。

どんな菓子パンを食べているのかお伺いしてみると、
『わしゃクリーム系がすきでなあ~』と。

腎臓を守るためにはですが、たんぱく質をとりすぎないようにすること
カロリーをしっかりととることも大切だとお伝えし

『菓子パンの中でもクリームやあんこには、蛋白質が多いんですよ。クロワッサンやバターロールのほうがカロリーもしっかりとれるのでおすすめですよ』とお話しすると
『クロワッサンも結構好きだから食べていいのはうれしいですわい。やっぱり菓子パンっぽいものはたべてはいけないのかなと思っておったのでね』と喜んで話をきいてくださいました。


本当はいけないかもしれないけど、
好きだから食べたい、つい食べてしまう、ということはよくあると思います。
でも、そういう事柄というのは、後ろめたい想いが生まれるので
自然と黙っていたくなってしまいますよね。
でも、後ろめたく思っていることの中に、大丈夫なこともあるかもしれません。
適量をお伝えすることで、食べたいものが食べられるかもしれません。
それのことを伝えることが出来れば、
気持ちを楽にさせることができるのではないかなと思っています。

この『ホントいうと…』 という、
なかなか聞き出すことが難しい、ちょっと後ろめたい話を話してくださったことは
とてもうれしいことでした。


私と話すことで、気持ちが楽になったり、
食べてもいいんだ!と安心していただける…

そんな相談員を目指していきたいと思います!!


はーと&はあと 管理栄養士 寺田 満里子

2011年06月02日

栄養相談にアプリを使ってみた

こんにちは。めでぃ北摂の島田です。

そろそろクールビズの準備が必要な季節になってきました。
汗っかきの自分としては蒸し蒸しするのも
ダラダラ流れる汗も回避したいところですが、
バイクで日中の大半を外に出ている身としては
避けて通れないのが悲しいところです。

さて、以前アイフォーンを楽しんでいます的ブログを
書き、あれから少しは慣れたこともあり
ちょこちょこアプリを増やしながら
スマートフォンの威力を感じています。

この威力は是非利用者にも体験してほしいと思い
栄養相談にアプリを使ってみました。

アプリその1
健康計算機 性別・年齢・身長・体重を入力するとその方のBMIが
計算されて一日の必要エネルギーが算出されるもの

※糖尿で肥満気味のかたに標準体重をお伝えするのに使ってみました。

アプリその2
eGFR計算機 腎臓の機能がどのくらい残っているかを推測するeGFRを
性別、年齢、クレアチニンから算出されるもの


※腎臓病の方で訪問時に拝見した血液検査のクレアチニン値からeGFRを算出して
腎臓への負担を軽減するために食事療養が必要なことをお伝えするのに使ってみました。

アプリその3
カロリー検索 五訂食品成分表の食品を簡単に検索でき、その食品ごとに
可食量を入力することで、単品ごとのカロリーやたんぱく質などの栄養価がわかるもの


※腎臓病の方にクロワッサン1個と食パン1枚のたんぱく質や塩分の違いを伝え
さらに
「コーヒーを牛乳20ccぐらいで割って飲んでもたんぱく質の取りすぎにならないか」と
心配されていたので、20ccぐらいではたんぱく質は0.7gしかないので
大丈夫です、と安心してもらうのに使ってみました。

とくにカロリー検索は食品成分表を持ち歩かなくて済むので便利ですね(^^)
ペーパーレスがこんなにもスマートだとは思いませんでした。
『アイフォーンじゃなければ、それはもうアイフォーンじゃないのです』と
いってしまいそうな感動でした。

食事に興味を持ってもらって食事療養を継続してもらうためにも
理論的かつ直感的にも必要性をお伝えできればと思います。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

今年一年の北摂の様子は
『もっと☆めでぃ北摂ブログ』でもご紹介しています。ご覧ください。


2011年06月09日

何気ない言葉が嬉しい☆

こんにちは、めでぃはあと京都の辻本です。
雨の日にも紫外線はたっぷり降り注がれているそうですね。油断大敵の季節です。
主に外へ出るため、紫外線予防と水分補給をしっかりしていきたいと思います!


さて、先日ご自宅へ栄養相談のため訪問させていただいたA様。
2年ほど前からお食事をご利用していただいています。
A様は糖尿病性腎症の78歳・女性。介護認定では自立と判断される、お元気な方です。
ご自身では「もうダメだ…」とよく言われていますが、A様のペースでしっかりと療養されています。

A様は元々毎日の昼食+夕食をお届けしていました。
たまに、毎日の昼食のみにしてみたり、または週3回の夕食のみにしてみたり、または毎日の昼食+1日置きの夕食にしてみたり、一旦ご利用を停止されることもあります。
いつもA様は「勝手なことばっかりしてごめんねぇ。」と言われますが、良いんです!
A様のペースで食事療養が進められているのであれば、全く問題ありません!!
目安になる教材が定期的に手元に届く(定期的にお食事のお届けがある)ことでA様の安心に繋がっているのでしょうね◎
ご利用の頻度の変更はお気になさらずに、といつもお話しています★

A様は食事の利用を停止されることがあっても、食事療養は必ず継続して下さる方なので、安心です。
ただ、いつも「自分でやってみようと思うんだけど、やっぱりはーとさんの食事を食べていないと検査結果が悪くなるのよ」と食事の利用を再開して下さいます。

この間は、息子様に1人にさせておくのは不安だと言われ、東京で同居されることになるかもしれないと知らせが入りました。
A様の食事療養のお手伝いも最後になるんだなぁ…と何だか寂しく感じながらも、お電話してみました。
すると…「違うのよ、私は自宅へ帰って、ちゃんと食事療養したいの!やっぱりはーとさんじゃないとダメだわ!」と。
ありがとうございます☆


A様とお話していてふと感じさせられること…、何気ない『やっぱり』という言葉が嬉しいんです☆
栄養相談をさせていただいても「あぁ~、やっぱり!」ってよく言って下さるんです。
A様のように『やっぱり』とご納得いただけるようなサポートを今後も努めて行きたいと思います!!


はーと&はあと 管理栄養士  辻本 実希

2011年06月20日

元気に歩けるうちに・・・

こんにちは!めでぃ京都の寺田です。

今週は雨が続くようですね。
まさに、梅雨!!といった感じの天気ですね。
雨だと道路が滑りやすいし、視界も悪くなるので
バイクの運転には十分気を付けて行きたいと思います。


さて、今日は糖尿病性腎症のKさんのお話しです。

前回の血液検査で数値が悪化していたのですが、
今回は前の良い状態の数値に戻った!と
報告のご連絡をくださいました。

Kさんはもともと甘いものがお好きなのですが、
減塩と蛋白質制限はきちんと頑張っておられたようでした。

体調が落ち着いたKさん。
少し心に余裕がでてきたのでしょうか、
今回の電話で次のようなことを語ってくださいました。

『元気に自分の足で歩けるうちに、いろんなところに旅行に行きたいんです!』

と。

Kさんはもうすぐ90歳。

歩行は少し杖を使わず、ご自身の足で立っておられます。

ご高齢であるけれども、自分の人生を最後まで前向きに、楽しく生きたい!という
気持ちの現れでした。

是非ともこんな前向きなKさんの力になりたい!

そう思い、旅行時のお食事の仕方についてお話しさせていただきました。

といっても、どこでどんなお食事をされるかまでは分からないので、
自分なりに和風の旅館で出されるお食事をイメージをしながらお話しさせていただきました。

旅館で出てくるお料理といえば、小鉢に少量ずつ、種類豊富なおかずがでてきますよね。
お刺身、肉料理、卵料理にお野菜料理・・・
和食であれば、おそらくお漬物と汁物は必ずといっていいほどついてきます。

このような和食御膳は、塩分が多いですし、たんぱく質も多くなりがち!
つまり腎疾患を患っている方にとって
御膳の全部食べることはおすすめはできません!

ですから、できるだけお体への負担を少なくするために、
お野菜はしっかり食べていただくこと、
そして肉、魚、お豆腐、卵、大豆製品系のお料理は、一口ずつにし、
一口味わったら残すこと
また、
漬物、汁物を食べない、飲まない事
をお伝えしました。
あくまで、はーとのお食事の量とバランスを思い出してくださいねとお伝えし、
Kさんと一緒に、以上のことを復唱しながら確認させていただきました。

私のアドバイスが最善かどうかはわかりませんが、
K様のお食事のコントロールがうまくいき、
万全な体調でご旅行を楽しんでくださること、
そしてご帰宅後にもご体調を崩されずに過ごしてくださることを願っています!


在宅で過ごされる場合は、
時に外食されたり、ご旅行に行かれたり、ご家族様やご友人とお食事されたり…
と、いろんなシーンがあるはずです。
『こんな時、どうしたらいいの?』にどんどんお答えさせていただき、
ご利用者様の時間がより楽しく、有意義に過ごしていただけるお手伝いができればと思っています!!


はーと&はあと 管理栄養士 寺田 満里子

2011年06月21日

宮川さんのアドバイス☆

こんにちは、めでぃ京都の藤本です。
今日はすっごく暑かったです・・・
去年の夏、こんなだったな~と一人思いながらバイクを走らせていました。
梅雨明けしたら、毎日こんな気温と湿度ですよね。
しっかり食べて、しっかり水分補給しないと!!

さて、先日、私の手元に届いた利用者様の血液検査の結果。
透析をされている女性なのですが、結果を見ていて少し気になる点が・・・
あれ、カリウムの値が低い!?

腎機能が低下している方は、カリウムの値が高くなる方が多いです。
通常、腎臓でカリウムやナトリウムといった電解質を調節しているのですが、
機能が低下してくると、カリウムを上手く排泄できず、体内に溜まってしまうのです。
カリウム値が高くなりすぎると、不整脈や心停止に繋がるので、要チェックな値です。

ただ、今回はこのカリウムが低いのです。
これまでにあまり出会ったことのないケースでした。
(ちなみに、低カリウム血症の場合は、軽症であれば脱力感や筋力低下など骨格筋の症状、悪心(おしん)、嘔吐、便秘など消化管の症状などが現れます。)
カリウム値が低いのも問題やんな~と不安になり、隣の席の宮川さんにちょっと相談してみることに。
すると、斜め向かいの寺田さんも、「私の利用者さんでも同じなんですよ~」とのこと。
2人で宮川さんに相談してみました。

宮川さんからのアドバイスは・・・
腎臓病の方には、生の野菜や果物は控えるようにお伝えするのですが、
野菜は茹でこぼす、果物は生はやめて食べるなら缶詰を、としっかり守りすぎているのでは?
それか、食事量自体が少なくなっていて栄養状態が悪くなっているとか?

なるほど!!
さっそく利用者様の娘様へお電話してみました。
すると、ちょうど病院の栄養士さんからも、少し果物を食べた方がいいと言われたところだったよう。
加えて、いつも茹でこぼしている野菜を生で食べてもらうことも提案しました。
ちなみに、食事量は減っていないですか?と娘様に聞いてみると、
いつもと同じでしっかり食べてます、とのこと。
ただ、ここ最近体調を崩され、あまり食べられないこともあるとか。
食べられない時は無理してはだめですが、食べないとエネルギー不足になるので、
ゼリーなど食べられるもので補っていただくようにお伝えしました。
次回の検査までしばらく果物や生野菜をとっていただいて、次の結果を見ながらまたアドバイスさせていただきますね!

宮川さんに相談してから電話してよかったです。
さすが先輩です☆頼りにしっぱなしで申し訳ないですが、これからもよろしくお願いします!!
今回は寺田さんも同じような悩みをもっておられたようですし、
自分じゃ解決できないようなことができたら、こうやって栄養士のみんなで共有していくことで、
まだ出会っていないケースに出会えたり、アドバイスの幅が広がったりするんだな~と実感しました。
まだまだ未熟者。
自分でも勉強して、時には先輩から教えていただきながら、これからも成長していかなくっちゃ☆です。


はーと&はあと 管理栄養士 藤本祥代

2011年07月04日

一年ですね~

こんにちは、めでぃ京都東川です。
7月になり、毎日暑いですね。
利用者様の中には、すでに熱中症になったという方がおられました。
皆様もお気をつけください。

さて、ある利用者様のお話です。
80歳代女性、慢性腎不全、要支援Ⅰ、家族様と同居のI様。
キーパーソンはお嫁様で、腎臓の病状などについて、いつもお話させてもらっています。
先日も、検査結果が届き、お電話しました。
この方の検査結果の封筒を開けるときは、いつも心臓がバクバクです。
「数値が維持できていますように!」と。
先日の結果も維持できていて安心しました。

I様は、退院時に病院からのご紹介で利用開始になった方です。
入院時は、クレアチニンが7まで上昇。透析を覚悟しての入院でした。
しかし、病院での治療も上手くいき、その後、食事療養を継続され、クレアチニンは5台を維持し、透析をなんとか回避できています。

本人様の「透析は、絶対嫌だ」という思いは強いです。
お嫁様もその分、かなり気を使われ、食事の支度をされています。
お嫁様のいろんな意味での負担軽減のためにも使っていただいてます。
そんなお嫁様とお話ししていると、お嫁様が
「あれから一年ですね~」と
そうなんです。はーとの配食サービスをご利用されるようになり、一年になりました。
透析をせずに退院されたものの油断をすると、すぐに透析をしないをいけないと先生からも言われているとおっしゃっていたのを思い出します。

お嫁様も、色々な事を思い出されたのかな~と。
でも、私にとっては、「まだ一年」です。
しかし、本人様、ご家族様にとっては、やっと1年なのかなとも思います。
そうですよね、数値が上がらないようにと一生懸命取り組んでおられるのですから。

はーとの利用者様の中には、10年近くも食事療養を継続され、透析を回避されている方がおられます。
私は、それを目指したい。
だから、次はもう一年!そして、また一年と一緒にI様と進んでいきたいです。

はーと&はあと 管理栄養士 東川千佳子

2011年07月05日

お食事が待ち遠しい

こんにちは。めでぃ北摂の島田です。

夏本番になってきました。
ヘルメットの中も、汗と太陽光線で蒸れ蒸れで
大事なヘアーをケアするのが大変です。

さて、以前iフォーンを使って栄養相談してみました的な
ブログを作成しましたが
今回はそのアプリで朝食のモデル献立を提案して
たんぱく質制限に取り組んでいるかたの予後のお話です。

すごく几帳面に計算されて朝・昼・夕で30gの蛋白制限を
実践されている箕面市のMさま。
配食当初は若干の食べにくさから続けていけるか心配だった
ようですが、
先日お電話でご様子を聞くと
「先日の検査でクレアチニンが0.9になっていたの!
 前は1.3もあって先生からは透析にならないよう注意されたけど
 自分でもびっくりするぐらい下がっていたのでうれしかった。
 お食事も最近はしっかり食べられていて
 腎臓とは関係ないのかもしれないけど、腸の調子もよくて
 すごく体調もいいのを実感しています。
 いまでは、食事を持ってきてもらうのが待ち遠しくて」
と、検査結果がよかったのと、体調がよいのが相乗効果で
非常に明るく喜びの声を聞かせていただきました。

先日検査されたのか簡易検査だったようで
今週精密検査を受けに受診されるとのこと。
さっそく、その検査を見せ今後の食事療養のご相談に
週明けお伺いさせていただくことをお約束しました。

腎臓が弱ってこられると食欲不振におちいりやすいですが
回復され、このような喜びの声をお聞きすると
改めて食事管理の必要性や食事のもつ浄化作用のすごさに驚きます。

Mさまを見習って、体調よくこれからの夏本番を乗り越えて
いきたいと思います。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

今年一年の北摂の様子は
『もっと☆めでぃ北摂ブログ』でもご紹介しています。ご覧ください。

2011年07月11日

食べてもらいたい一心です

こんにちは。めでぃ京都の寺田です。

今日も暑いですね!
ようやく梅雨が明けたといううれしさとともに、
もうすでに厳しい真夏の訪れに少し戸惑いをかんじています。
夏の暑さに負けないよう、しっかり食べてパワーをつけようと思います☆


さて、先日に退院時カンファレンスに参加させていただいた腎疾患をお持ちの方のお話しです。
ご入院中に透析用のシャントを作られ、いつでも透析できる準備はされておりますが
とりあえず透析をしなくても大丈夫な状態までに回復されておられます。
独居で、歩行もやや困難な方なので、
ご自宅での生活に他のスタッフも心配のご様子ですが
できるだけ透析が回避できるよう
朝食はご自身でご用意していただき、
昼食は市の配食(減塩食)を利用、夕食をはーと&はあとの食事をたべていただくことで退院後の生活を過ごしていただくことになりました。

もともと欠食する傾向もあった方なので、
朝ご飯をきちんと食べれるかどうか心配でした。
毎日ヘルパーさんが入られるとのことですが、
少しだけ認知症もおありだったので、
配食時にも必ず『お薬飲んでくださいね』『ちゃんとお食事召し上がってくださいね』と声掛けをさせていだくことで
飲み忘れ、食べ忘れを防ごうということになっていました。


さて、自宅での生活が始まり、配食も始まり1日目。
『味がない、おいしくない、やめたい』
と連絡がありました。
急いで本人様に電話をかけさせていたきましたが、『こんなもの食べたくない』と一点張り。

この方は配食なしでは生活が難しいですし、腎臓に負担をかけないためにも
しっかりとお食事をとっていただかなければなりません。

翌日、本人様に会って説得するためにご自宅に訪問させていただきました。

ちょうどお昼の時間だったので、机の上には昼の他社様の配食があり、ぼんやりと眺めておられました。
『こんな味ないもの食べるくらいなら死んだ方がましだ。なんでこんなもの…。勝手に自分で調味料かけてたべてるわい。もう帰ってくれ』
ととてもご立腹。話を少しも聞いてくださいません。

とにかく、配食をやめてしまってはどうしようもないと思い、
マヨネーズやケチャップを小さいスプーン1杯までにしてくださいねと
塩分の少ない調味料の目安をお伝えをさせていただきました。

本当は塩分は極力控えていただきたいので、調味料を足すことは本当はやめていただきたいのですが、
調味料の目安をお伝えしたことで、少し気持ちが落ち着かれたようです。
お気持ちを話し始めてくださいました。

自分では何が良くて悪いのかわからんとおっしゃっていたので
おそらく気持ちが混乱されていたのかなと感じました。

ですから引き続き冷蔵庫の中を拝見させていただき、
食欲のない時に食べていただきたいもの(ゼリーがあったので、1日2個程度)や
食事に追加しても大丈夫なもの(香辛料系)
をお伝えさせていただきました。

とにかくたべてくださいねと強くお伝えし、ご自宅を後にしました。


その後きちんとたべてくださっているかなと心配だったのですが
昨日『食欲がないから食べれない』と、食事のキャンセルの連絡がありました。
配送員によると、顔も赤くされて、ベットで寝ておられ、さらに一日何も食べていない状態だとのこと。

担当のケアマネージャー様にそのご様子をご報告させていただきました。
すぐに様子を見に行くとのことだったので、
とりあえず、ゼリーだけでも口にしていただくようにとお願いいたしました。


本日、またケアマネージャー様から連絡が入る予定です。
その後、私もご本人様へご連絡させていただきたいと思っています。

腎疾患という食事制限が厳しいなか、
エネルギー不足にならないようなんとか食事をとっていただきたいです。

ご本人様を説得できるだろうか、少しでも食べていただける提案ができるだろうかと
不安な気持ちですが、
ご本人様のご体調が少しでもよくなっていただきたいという気持ちを
精一杯お伝えしようとと思っています。

はーと&はあと 管理栄養士 寺田 満里子

2011年07月26日

みんなで一緒に☆

こんにちは。めでぃ京都の寺田です。
夏真っ盛りだというのに猛暑日は避けており
気持ち少しだけ過ごしやすい気候。
このまま続いて欲しいですね!

さて、4月に担当者会議に参加させていただいたM様のお話です。
平日はヘルパーさんが食事の用意をされ、
日曜日のみはーと&はあとの食事を利用しております。
M様は要介護4でほとんどベッド上で生活されておりますが
糖尿病性腎症のため透析回避を目指し
ケアマネージャー様、訪問看護様、ヘルパー様など介護スタッフの方々が
食事療養に力を入れておられます。

3か月がたち、フォロー訪問をさせていただきました。

今回は担当者会議ではなく単独での訪問予定でしたが、
家の中からガヤガヤと賑やかな声が…
家の中に入ると 訪問看護様、ヘルパー様が訪問中の所でした。
ご本人様はバイタルチェック中、ヘルパー様は調理中…
とても忙しい時に訪問してしまったようで
また出直そうかと思っていると、
ヘルパーさんから、
『食事のことで相談に乗ってください!』と声をかけてくださったので
そのまま様子を教えていただくことにしました。

肉の量はこのくらいでよいのですか?
カレーやハヤシライスを時々作っているのですが
ルーはどのくらい使ってよいのですか?
サラダはこんな形で毎日用意していますがどうでしょう?

M様は蛋白質制限、塩分制限が必要な方。

このヘルパー様は最近M様の担当になったばかりだったので
一食分の目安量が正しいのかどうか不安に思っておられたようです。

料理の実物を確認させていただき、
冷蔵庫、冷凍庫の中も見せていただくと
肉や魚の1食分を30g程度にわけてあったり
減塩の工夫をきちんとされている様子が伺えました。

確認させていただくことで安心されたようです。


訪問看護様にもM様のご様子をお伺いすると、
血糖値はとても安定されてきたが
体重が増えていることが今の問題点だと教えてくださいました。

食事記録を見てみると
昼ごはんが麺類など簡単なものになりがちで、バランスが崩れておりました。
ヘルパー様によると『昼は夜用に作っているおかず(煮物などが中心)の残りを少し食べる』と教えていただいたので
塩分や糖分の摂り過ぎにつながる可能性を考え、
生の野菜サラダを追加していただき、マヨネーズで食べていただくことをお伝えしました。

それぞれが思う問題点や解決策について話しあった結果
『M様は最近ようやく間食をやめることができるようになったところだから、次はバランスを改善することと塩分を引き続き控えていくことで様子を見ましょうか』
ということでまとめ、訪問を終えました。


M様宅を訪問させていただいたときは、忙しい時に訪問してしまったかなと思いましたが
結果的に、訪問看護様、ヘルパー様とお話しすることで
最近のご様子をより確実に把握でき、いろんな視点から解決策を考えることができ、とても充実した訪問になりました。


他のご利用者様のフォロー訪問をする時
ご利用者様の状況をうまく聞き出すことも多々あります。
今回の訪問は、
ケアマネージャー様はもちろん、訪問看護様やヘルパー様など
いろいろな方から情報収集をしながら
ご利用者様のフォローをしていきたいと改めて感じるきっかけとなるよい訪問になりました!
今日もまた、がんばります☆


はーと&はあと 管理栄養士 寺田満里子


2011年09月06日

再開の理由は?

こんにちは。めでぃ京都の宮川です。
週末の台風はすごかったですね。
強い風でマンションがガタガタふるえていました。
大きな被害のあった地域も多く、自然の災害は侮ったらいけないと、地震以来感じます。
いよいよ秋ですね!

さて、先日よりお食事の再開をされている方の話です。
T様80歳台、認知症があります。2年ほど前から利用してくださっていましたが、7月停止されました。

糖尿病ですが、ご家族がお仕事で不在のお昼間に、1人で出かけてはジュースや菓子パン等を買って来られ、血糖も高いままで推移していました。
配食は当初栄養コントロール食でお届けしていたのですが、
味が薄くて全然食べない、ということで、健康バランス食に変更してお届けしていました。

認知症がすすみ言ってもきかれない、勝手に食べてしまう、ということで、ご家族もしょうがない・・
という気落ちで見守っておられました。

糖尿病で高血糖が続いているので、合併症が心配されたのですが、やはり7月にご家族の娘様に電話した時に、「腎機能が低下して・・」ということをお聞きしました。

Drからは食事療養するように、と言われ、外来の栄養指導も受けておられました。
低たんぱく食品のカタログをもらってこられ、どうしよう・・といった状で混乱されていました。

配食を腎臓食に切り替えて、栄養相談に訪問したいと伝えたのですが、娘様は昼間は仕事で忙しいので遅くなってしまうし、栄養コントロール食は本人が食べないんじゃないか、と心配。

どっちにしても相談にはのりたい、と伝えたのですが、カタログから買ってみる!と言われ配食は停止となってしまいました。

食事療養のサポートができていなかったのか、
なぜ気付けなかったのか、合併症を防ぐよい提案がもっとあったのか、何とかできなかったのか
と落ち込みました。

でもこれからのT様とその後家族のゆくえが心配です。

その後、担当のケアマネージャー様にお願いして、月1回のサービス計画の見直しの為の訪問時に同席させていただくことにしました。
ケアマネさんは「実は忙しいご家族と時間を合わせるのは毎回大変なんやわ、食事のことも聞いていなかったし・・よかったらいっしょにどうぞ」と言って下さいました。

訪問時娘様とお話できました。
7月に糖尿内科から始めて腎臓内科に行かれ、検査され、クレアチニンは2台です。
低たんぱく、減塩の指導を受けられていましたが、具体的な制限は不明。

透析はご家族にも負担がかかるので、なんとしても避けたい!
そのためには食事療養は絶対必要!

とりあえずレトルトや冷凍の腎臓の補助食品で昼夕を確保されていました。

が、ご本人、1人の時はどの商品を温めていいのか分からなかったり、商品も何品も温めすぎたり、どうもうまくいっていないようです。また家の冷凍庫もいっぱい。

配食だったら、そういったことはなかったのに・・と娘様。

ケアマネさんとも相談し、とりあえず、栄養コントロール食の腎臓の食事で配食を再開してみて、本人が食べられたら、これでいきましょう、というように話がつきました。

ということで再開です。

配食は夕食のみなので、あとは家での朝食、DSの昼食、DSのない時の昼食をどうしていくか、です。再開して1週間になり、その間に1回通院もされるので、食事の指示をきいてもらうように伝えています。

そろそろお電話してみようと思います。
緊張します。ちゃんと食べているか、Drからの指示は、今回の検査結果は・・

今回の再開ではなんとしてもサポートさせていただきたいと思っています。


先日ある事業所に訪問した時に、いただきました♪
施設で作ったようです。
500mlペットボトルの底で作った小物入れです。
ペットボトルの上の部分は、風鈴にされていました。
アイデアですね~★


はーと&はあと 管理栄養士 宮川曜子

2011年09月07日

透析方法

こんにちは、めでぃはあと京都の辻本です。
朝夕は少しばかり涼しくなりましたが、昼の暑さはまだまだ続きそうですね。
服装が難しい時期です。ご体調にお気をつけ下さい★


さてさて、いつもは主に糖尿病患者様に栄養指導させていただくことが多いのですが、別の医院さんにて、透析患者様に栄養指導させていただく機会がありました。

腎臓の機能が低下すると、人工透析により腎臓の働きのお手伝いをしてもらうことが必要となります。しかし、人工透析で腎臓の働きを全て行うことはできません。
腎不全の時に比べてお食事制限は緩やかになるものの、薬物療法や食事療法が大変重要となってきます!

今回、栄養指導させていただいた25年間透析しているというA様。
他の方とは異なる方法で療養されており、私もA様を通じて、透析方法には様々あり、その方法によって食事内容に気をつける内容も多少異なることを学びました。

A様の治療方法とは、『オフラインHDF』というもの!
HDFとは、「血液濾過透析」のことを言います。普通の透析(HD)に加え、透析中に点滴を行い、その分の液も濾過します。
そのため、普通の透析に比べて濾過量も多くなるわけです。普通の透析では取りきれない小分子タンパク質などの除去効率が上がり、透析条件が良くなることが期待できるようです。

また、HDFには「オフラインHDF」と「オンラインHDF」とがあります。
透析を長期間続けると、合併症を起こす可能性があり、手の親指から中指にかけて痛みやしびれが出現し、ひどくなると手術される方もおられます。
合併症を予防することができることも、HDFの特徴のようです。

患者様によっては、透析時間も異なりますが、A様は6時間の透析を週3回されています。
そのため、タンパク質の漏出が気になる点であるとA様より意見がありました。
最近はご家族様と同じ食卓内容ではありますが、透析前でもアルブミン値や総タンパク質といった数値が低い状態が続いておられるようです。
塩分・リンが多い食材に注意し、タンパク質の制限に関しては厳しく注意されなくても良いだろうと、同席いただいた看護師様とお話しました。

患者様によって食生活が異なるのはもちろんですが、透析方法の異なりによっても栄養指導の内容にも変化をつける必要があると実感した栄養指導でした。

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先日、ぶどう狩りへ行ってきました♪
写真はまだ未熟なぶどうですが、熟したぶどうはおいしかったです。
水分でお腹がいっぱいになりましたっ。


はーと&はあと 管理栄養士  辻本 実希

2011年10月06日

健康バランス食から腎臓食へ・・・

こんにちは、北摂管理栄養士、小山です。
10月に入り、雨が降るたびに気温がどんどん下がってきてます。
かと思えば、日中は暑かったり・・・。
体調管理が難しい季節です。上着の選定に日々苦戦しています(+_+)。
空気が乾燥してきましたので、喉のケアも忘れずに・・・

さて、以前より健康バランス食(特に制限のないかた向けのお食事)をご利用頂いていたF様から連絡がありました。
「e-GFR35.1になった。食種変更をしたいので相談したい」との内容でした。

e-GFRとは、換算糸球体ろ過量のことで、数値が低くなればなるほど腎臓機能障害が重症になります。
さっそく、詳しくお話を聞きました。
ここ1~2年で腎臓機能低下を指摘され、今回の血液検査で担当医師より栄養指導を受けるように指示があり、受けてきたところだとのことです。
普段の食事は朝食はコンビニで買ったサンドイッチ、温泉卵。昼食・夕食は当社の健康バランス食に味噌汁を1杯ずつ召しあがり、間食に菓子パンをたべていたとのこと。
腎臓機能低下のためエネルギーは1600Kcal、たんぱく質45g、塩分6gとの指示。
当社のお食事は塩分・たんぱく質調整食に変更し、味噌汁は1日2杯から1杯へ減らして頂き減塩みそを使っていただくようアドバイスしました。
塩分・たんぱく質調整のため朝食のサンドイッチをトーストへ変更したため、野菜を摂ってほしかったのですが、
F様より、「作れない。コンビニのサラダでもいいけど毎日買いに行くのもなあ・・」とおっしゃられたので、
冷凍野菜なら保存もききますし、小分けに食べれますよとアドバイスしました。
「それならできるなあ」とおっしゃって頂け、一安心です。

F様は、透析にはなりたくないという目標ができました。
わたしも、透析回避を目標に食事療養のお手伝いをさせて頂きたいと思っております。


はーと&はあと 管理栄養士 小山祐子

奥様の努力が実りました

こんにちは、京都の管理栄養士の藤本です。
10月に入って急に涼しくなりましたね~。
みなさんは衣替えすみましたか?
買い物が大好きな私は秋冬物が買いたくて買いたくてウズウズしています☆


先日とても嬉しいお知らせが届きました。
糖尿病性腎臓病のM様。
出会ったのはおよそ2ヶ月前。
お医者様からこのままでは透析、と言われてなんとか検査結果を良くしたいと連絡をくださったのは奥様でした。
とにかく1ヶ月後の検査でクレアチニンを下げたい!!
奥様、必死です。
実は主治医の先生も腎臓専門の先生ではなく、栄養指導も受けたことがないとのこと。
腎臓病の食事は…
まずは減塩。たんぱく質は控えめ。カリウムも控えましょう。
そんな話を、もう必死になって聞いてくださっていました。

全部を配食にしてしまうのもちょっとかわいそうだから…と
配食と奥様調理、DSでの食事(もちろん減塩)を組み合わせての食事療養になりました。

自宅での調理もほんとに必死になって調理されています。
配食の容器を使って量の目安にしておられ、味付けも薄味を守っておられます。

1ヶ月後。
クレアチニン、下がっていました☆
この調子、この調子!!と奥様と喜び合いました。

そして、先日。
出会ってから2度目の血液検査。
結果は…またまたクレアチニンが下がっていました☆☆
これには奥様大喜び。私も電話越しに大喜びです。

翌日、担当のケアマネージャー様にもさっそく報告に行きました。
私の顔を見てすぐに、笑顔になるケアマネージャー様。
はーとさんのおかげやわ~とおっしゃってくださりました。
いえいえ。奥様の努力と、M様本人様がしっかり食べてくださっているからです。
食事って本当に大切ですよね、と改めて2人で話し合いました。

これからもアドバイスなどお願いします。
M様と奥様を支えてあげてくださいね、とケアマネージャー様。
はい!これからも一緒に頑張っていきましょう!!


私自身も、改めて食事のチカラを感じることができました。
この食事の大切さを、利用者様、ご家族様、ケアマネージャー様、みんなに伝えていける管理栄養士にならなくちゃ☆


はーと&はあと 管理栄養士 藤本祥代

2011年10月19日

いつかビールを飲むために・・・

こんにちは。京都管理栄養士の寺田です。
今日はさわやかな秋晴れ!
雲一つない空を見ると
気分も晴れやかになりますよね☆
こんな秋晴れが長く続いてくれるといいなあ~!

さてそんな秋晴れの中、今日は新規のお客様を訪問させていただきました。
腎疾患をお持ちの男性です。
病院で透析寸前と言われ、食事制限は
1400kcal 蛋白質40g 塩分6g以下 水分制限1000ml アルコール×、
ノンアルコールのビールもダメと医師からの指示があったようです。

面接は本人様と奥様、娘様とお嫁様、大勢での新規訪問です。
ご家族様も、なんとか透析にならないように今の状態を維持してもらいたい!!
という想いをお持ちです。

そもそもお酒が好きで、昼からビールが飲みたい!!お酒に合うおかずが食べたい!体があちこちしんどくなり、食事だけが楽しみ…という状況なのに、食事制限なんていやだ・・・!!
と、受け入れることができません。
2日前からお届けしている配食も残しがちのようです。

とはいえ、今の状況は透析目前。
透析になってしまうと、今よりももっと生活に制限がかかってしまいます。
好き勝手するわけにもいきません。

しかし、今が大切な時期であることをお伝えしても、ビールが飲めない危機感の方が大きいご様子です。

もし、次回の通院の時に検査結果が改善されていれば
ノンアルコールビールの許可がでるかもしれませんよ?!
そのためにも、今食事療養が必要なんです!!

私だけでなく、二人の娘様からも厳しく説得。
なんとかしてご本人様に食事療養の大切さをお伝えしようと
皆で必死になりました。

しつこく言い続けたせいか、最後には、
『続けられるかわからないけどとりあえずやってみるか…』と
小さな声ではありましたが、少し気持ちが動いた発言を聞くことができました。

次回の通院は11月の2週目です。
その時に、血液検査の結果と食事療養の指示をきちんと確認してきてくださいと
お伝えし、その時に再度フォローさせていただくお約束をさせていただきました。


それまでは、お届けする食事をしっかり食べること、
ノンアルコールのビールを控えることを目標です!!


いつか主治医の先生から、
『ノンアルコールのビールを少量ならOK』と指示がいただけるように
頑張って継続していただけるようサポートしていたただきたいと思います!


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今日の夕食は久しぶりの外食でした☆
近所のお店の月に一度のカレーの日!
秋の味覚たっぷりのキノコポークカレー、おいしかったです♪♪

管理栄養士 寺田 満里子

2011年11月11日

短期間でも数値改善!

こんにちは。管理栄養士の宮川です。
秋も深まってきましたね。
ようやく桜の葉も色づいて、紅葉の季節です。
先日実家から、秋の味覚の梨と柿と新米が送られてきました。
下は柿の写真です。
小さい時は柿を好きではなかったのに、食べられるようになりました。
食欲の秋ですね~。ご飯もおいしい!



さて、先日、利用者様の担当者会議に出席してきました。
男性で50代の方、慢性腎不全です。
10月からの関わりです。利用されて1ヶ月弱です。

利用前のケアマネさんからの情報は、
「とっっってもワガママな方なんだけどいい?
濃い味が好きなので、配食は続かないかもしれないけど、
透析は避けたいし入院もしたくないって言うし・・とりあえず来て」といったものでした。

どんな方だろう、と行った新規訪問の第一印象は、とっても丁寧な方。
でもなんとなく、昔はやんちゃだったのかな、といった印象。
食事は外食、お腹がすかなければ食べない、といった気ままな生活。

ケアマネさんには、ポンポンと軽口をたたき言いたい事を言っている間柄のようです。

腎臓の数値を確認すると、全て右肩上がり。
特にカリウムは6を越えています。危ない!
このまま全ての数字が上がり続けると、透析も遠くありません。

「透析は絶対嫌や!配食どやろな・・」という本人に、いろいろお聞きしながら、
本人の「あれはいいのか、これはダメなのか」の質問にもお答えしました。

実はこの方、自分でも、食事療養についてはかなり詳しく調べていました。
口では配食は続けるか分からへんしな、嫌や、と言いながら、やっぱりとても不安のようでした。
話を聞く事で、少し安心してくれた感じはありました。

そして「とにかく1週間は食事続けて!その後は、検査結果が出るまで続けて!ね!」
と、ケアマネさんと一緒になって、説得し、
週に3回、へルパ-さんの入らない日に配食となりました。

それから3週間ほどたちました。

配食は、継続です!
継続の理由は、配食を利用してから2週間で腎臓の血液検査の数値が改善したんです。
カリウムも、クレアチンも尿素窒素も!
配食以外の朝昼食も、抜かずに食べるようにしておられましたし(今まで食事抜きもざらでした)、
ヘルパーさんにも、腎臓食を作ってもらいました。

カロリーをきちんととって、塩分控えめの食事は効いたんでしょう。

Drにもほめられ、本人とってもやる気になりました。
まずは、よかった!

そんなこんなでの、担当者会議でした。
「続いてるやん!がんばってはるやんー!」とケアマネさん。
本人も「また相談乗ってや」と言ってくれました。
ヘルパーさんに調理のコツもお伝えしました。

この調子で数値を維持できるよう、応援させていただきますね。
こんなに短期間でも、食事療養の効果が表れるなんて、私自身も驚きでしたし、
食事療養の力を再度確信できました。

相談力、提案力に磨きをかけて、もっと多くの人に喜んでもらいたいです!


はーと&はあと 管理栄養士 宮川 曜子

2011年11月21日

明暗分かれて、複雑な心境

こんにちは。北摂管理栄養士の島田です。

1点を争う日本シリーズも終わり見事ソフトバンクホークスが優勝しました。
おめでとうございます。悲願の優勝!
(優勝キャンペーンとかで携帯料金タダになってほしい)

7戦ともに、息の詰まる展開が多くファンならずとも
ストレスのかかる試合ばかりでしたがほんの少しの差で明暗分かれるものですね。
(スポーツの醍醐味です)

さて、今日は一ヶ月ちょっと前からご利用いただいている
I様夫妻のお話です。

ご主人が糖尿病性腎症でDrから
「そろそろ透析の準備をしないとだめだ」といわれ
なんとかそれは回避したいと申込みをいただきました。
訪問すると奥様も糖尿病で数値は夫婦ともに悪く
食事もそれまでは外食やお惣菜が多く、自炊をする回数は
めっきり少なくなっている状態でした。

朝が弱く10時ごろに起きられて食事をとり
1日2食+間食の食生活スタイル。これまで食事に
気をつけたことがなかったが、さすがに透析は・・・と腹をくくり
とりあえず一ヶ月間頑張ってみたいと意欲は非常に高かったI様です。

状態としてはご主人の腎機能低下のスピードが早く
クレアチニンが3月時点で2.25だったのが6月で2.85、9月で3.69
と上昇していました。(とても早いスピードで悪化している
これは間に合わないかも・・・と嫌な感じがしましたが)
なんとか抑えたいとのご希望とご本人達の生活状況も加味して
毎日の夕食を配食で、朝と間食を自炊と補食でまかなってもらい
経過をみていただくことになりました。

今後のこと(透析導入など)も考えて、できれば今の内に
一度腎臓専門の先生に診ていただくことをお勧めしましたが
なんでも
「昔から近所の町医者で診てもらっているから他で検査するのは
 失礼にあたるし、今は食事でなんとかしたい」といわれ受診には後ろ向きで
しかし、数年前からの検査結果を出してきては
「よく見ると前から数値は高かったのに指導はなかった
 もっと早くいってくれればよかったのに。
 いよいよ透析か!という手前まできてしまった」と非常に後悔も
こぼされていました。
もちろん、糖尿の奥様にも栄養コントロール食で療養していただきつつ
自宅での薄味を徹底してもらいました。

ただ、よくなる可能性は非常に低く、難しい状態であることは
担当の介護相談員さんにお伝えし、ご本人のご期待に沿えないかもしれないことを
ご了承いただきました。

結果悪い予感の方があたり、配食をスタートした2週間後の検査では4.3とさらに上昇
最新の結果では4.8まで上がりDrからも透析の説明を受けに行くように指導され
「気力がなくなった、どうしていいかわからない」と相談を受け
先日一ヶ月後の相談訪問に伺ってきました
(訪問で透析の必要性と準備のことや、他の透析治療中の方のお話をお伝えし
 少し気力が回復され元気になっていただけましたが、相談らしい相談は
 できず、慰めるのが精一杯でした)
ただ、一緒に利用いただいた奥様の方は血糖が非常に安定し
HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)も7.8から6.9と下がっていました
奥様は療養がうまくいき、ご主人はうまくいかず
明暗を同時に見ることになり、非常に複雑な心境でした。

透析導入後も療養は続けていくといっていただき
現在も継続いただいているI様夫妻。
なにかの形でご主人にも明を示せる日を目指して
サポートに取り組んでいきたいと思います。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

今年一年の北摂の様子は
『食事療養をお届けするのだ』でもご紹介しています。ご覧ください。

2011年12月12日

特殊食品の選ぶ時も・・・

こんにちは!京都管理栄養士の寺田です。
12月も中旬になり、寒さも厳しくなってきましたね!
風邪をひかないように手洗いうがいを徹底しましょうね☆

さて、はーと&はあとでは、
腎疾患の方にお勧めする特殊食品も各種取り扱っております。
これらの商品をご購入していただく場合、
「嚥下・咀嚼サポートサービス」と同様、
サポート会員になっていただき、商品の説明と選定などをさせていただきます。
(取扱い商品は、嚥下サポート商品リスト(PDFファイル)をご参照ください☆)

配食をご利用していただいているお客様の中で
最近会員になった方がいるのでご紹介いたします。

6月から透析を開始された66歳、女性のA様、旦那様とお二人暮らしです。
透析を開始すると同時にはーと&はあとのお食事をご利用していただいております。
A様は以前に、病院から腎疾患の方向けの特殊食品の紹介を受けたことがあり
その時手に入れたパンフレットを見てひじき煮とおでんを大量に購入されていました。
そのほかにも減塩味噌汁やマクトンオイル、ゼリーなど
家の中には腎疾患向けの特殊食品がたくさん用意されておりました。
A様も旦那様も調理ができる状況ではないので、
調理済みの食品を購入して食事支度をされるのが一番良い方法かなと判断し、
特殊食品を利用した食生活を提案させていただきました。

毎日のお食事は
朝食はパン食にコップ1杯の牛乳、果物の缶詰やゼリー
昼食は透析以外の日はご飯と特殊食品のレトルトおでんとひじき(透析の日は施設ででるお弁当)、
夕食は、はーとの配食

といった感じです。

とはいえ、昼食に同じ商品ばかり召し上がっていては
栄養バランスも悪いですし、飽きもでてくるので
他の商品もご提案させていただきますとお伝えしましたが、
当時は、ご自身で購入された商品が山ほどあったので、
とりあえずは今の商品がなくなるまで、様子を見ることになりました.。


それから3か月後、旦那様からお電話がありました。

『家内がゼリーを勝手に注文して食べているのですが、これは食べてもよいのでしょうか?』と。

商品名を確認させていただき、調べてみると・・・

それは、低栄養の方向けの栄養強化食品
1カップで蛋白質5gも補給できてしまうゼリーだったのです。

A様の指示栄養量は1400kcal、蛋白質40g、塩分6g以下。
蛋白制限があるので、この商品はおすすめできません!!

この商品は旦那様が食べてくださいねとお伝えし、
蛋白質の少ないゼリーのご紹介やドラッグストアやスーパーでも購入できる
間食のご提案もさせていただきました。

なぜこのゼリーを買うに至ったのでしょうか?

A様のご自宅には、
購入商品が入っていた段ボールの中に
いろいろな商品のパンフレットも同封されていたのを思い出しました。
それを見てどんな商品かも知らず、購入されてしまったのでしょう。

このままだと、商品知識のないまま必要のないものを購入したり
お体の状態にふさわしくない商品を購入して
無駄にお金がかかったり、体に悪影響を及ぼすことも考えられます。

このまま特殊食品を利用するのであれば、
はーと&はあとを利用していただく方が
安心してご購入いただけますよ!
とお伝えし、
サポート会員になっていただきました。

さっそく、ひじきとおでん以外の商品も紹介させていただき、
サンプルを取り寄せて試していただきました。

気に入っていただければ、
これらも日々の食生活に取り入れて
食事療養していただきたいと思っています!

今後も定期的に様子を伺って、
A様の食生活の様子や介護される旦那様の相談役になっていきたいと思っています。

腎疾患・透析をされている方にとって、食事療養は必要不可欠です!!

特殊食品のご利用をお考えの方も、
特殊食品を利用せずに療養をお考えの方も
一度はーとの管理栄養士にご相談くださいね☆

きっとお力になれると思います(^_^)/

はーと&はあと 管理栄養士 寺田満里子

2011年12月14日

この流れを断ち切らなければ!!

こんにちは。管理栄養士の藤本です。
12月も半分過ぎました。
一歩外に出ると、たくさんのクリスマスツリーやイルミネーション☆
街はクリスマスモード全開ですね!
その前に忘年会!
今年は私とカスタマーの廣瀬さんが幹事に大抜擢っっ。
盛り上げなければ!と今からいろいろと考えています(^^)v

さて、先日訪問したU様。
週3回、透析をされている、男性の方です。
はーとの配食を始めていただいてからちょうど半年ほど。
訪問したときは、ちょうど受診日だったそうで、娘様も本人様宅におられ、3人で最近の血液検査や食事の内容を確かめました。

透析自体は順調で、変わらず3時間で終わっているそう。
体重は先生から言われている体重をややオーバー程度。
水分制限は看護師さんからも厳しく言われているそうで、家でも守っておられます。
ただ気になることが…。

訪問したときは、いつも「これは食べていいのか?これは塩分多いのか?」といろいろ聞いてくださるU様。
このときは「はーとの食事は次の日まで残してもいいか?冷蔵庫入れといたら大丈夫やな?」
(U様へは夕食をお届けしています。)
…U様、それはダメです!
夕食の消費期限はその日の20時まで。
それも大事ですが、それよりも、配食を食べなければ何を食べるのですか??
これには娘様も苦笑い。

実は、最近、近くの魚屋さんで鰻や鯖寿司などを買って食べているそう。
さらには、大好きなラーメン。

U様の透析の病院では、透析後に食事が出るのですが、
その食事に最近飽きてこられているのか、「あれは美味しくないから半分くらいしか食べてへんのや」。
すかさず娘様が「それを食べないからお腹すいて、帰ってから好きなものばっかり食べてたら意味ないでしょ」
・・・その通りです。
透析先の食事は食べず、帰ってから買い食い、その結果夕食の配食が食べられない。
という流れができつつあるようです。
これはこの機会にこの流れを断ち切らなければ!!

このあと、娘様と2人で、配食はその日の夕食として食べること、そのために透析の食事もちゃんと食べて帰ってくること、を説得しました。
魚屋さんのお惣菜は、たんぱく質と塩分のオーバーにつながります。
身体には毒素が溜まり、塩分過多は体重増加に。
せっかく週3回、3時間で順調にいっている透析が、このまま好きにしていたら時間が長くなってしまいます。
さらに、ついつい増えてしまっているラーメンについても再度忠告。
(前からの約束で、大好きなめん類やみそ汁は、娘様管理の下、「週末のご褒美」=週1回の楽しみにしてください、とお願いしていました。)

わかってるんやけどな~、とU様。
私にこんな事をおっしゃいました。「毎日こうやって注意してくれたら、あかんな、って思うんやけどな」と。
確かに、お一人暮らしだと余計に、誰も見ていないし、今日だけはいいや、となりがちです。
でも、その「ついつい」がいつのまにか習慣になってしまう可能性大です!
U様、さすがに毎日私からお電話するわけにはいきませんが、
こうやって時々チクリと忠告をしに参りますので、なんとか、約束、守ってくださいね☆


先日行った、地元のクラブハリエのパン屋さん。
きのこのキッシュとカフェラテ☆

美味しかったです~(*^_^*)

はーと&はあと 管理栄養士 藤本祥代

2011年12月26日

食事療養の大切さ

こんにちは。
京都管理栄養士の寺田です。
雪が降り、寒さも厳しくなってきましたね!
風邪をひかないようにお気をつけくださいませ☆

さて、2011年も残す所あと少しになりました。
今は、お世話になった事業所様に年末のご挨拶をさせていただいています。

先日ある事業所のケアマネージャー様にご挨拶させていただいた時に、
最近入院されたご利用者様のU様がご逝去されたとの悲しい報告がありました。

U様は慢性腎不全、要介護Ⅲの女性です。

病院から「このままだと透析は避けられないだろう」と言われましたが、
透析回避のために今年の6月ごろからはーとを利用してくださっておりました。
U様は食事、排せつ以外はほぼ寝ておられるのですが、
同居している娘様は、
これ以上悪化してほしくない、透析には絶対にさせたくないという想いがとても強い方。
「寝たりきになったらアカン!」「ちゃんと食べなアカン!」
「水分もちゃんととらなアカン!」・・・
U様に対してとても厳しく、そして温かい対応をされる娘様でした。

慢性腎不全なので、必要なエネルギーはしっかりとっていただきたいのですが、
U様は食欲がなく、食べること自体が精一杯でした。
「本当はもっと食べさせないといけないのはわかってるけど、どうしてもたくさんたべられないんです。だから1日1回、このお弁当だけはちゃんと食べてもらうようにしてるんです。」
娘様なりに出来ることをいつも一生懸命されておられました。
U様はエネルギーと水分が不足しがちだったので
間食にフルーツゼリーを食べてこまめにカロリー摂取するようにとお伝えしておりました。

配食がスタートして約四ヶ月が経過したころ、娘様から検査結果の報告がありました。
クレアチニン、カリウム、尿素窒素が すべて減少傾向。
医師からも、状態はよくなっているので、この調子で過ごしてくださいと
お話しがあったとのことでした!

娘様もとても喜んでおられて、
「やっぱり少しでも元気でいてもらいたい。その一心でやってますから。
 1日1食分の食事をたべてもらうのが精一杯ですけど、また頑張ります」
と話してくださいました。

しかし、U様が入院されたのはそれから1ヶ月後、

そして入院後すぐに息をひきとられたのことでした。


突然のことだったので、私も驚きを隠せませんでした。


しかし、ケアマネージャー様は、娘様の介護のご様子を本当に感心しておられ、
私にこう言ってくださいました。

「ご逝去されてしまったけれど、
透析っていわれていたのに、最期まで透析にならずに自宅で過ごせたことは
とてもよかったと思います。
U様を見ていると、やっぱり食事って大切なんだと改めて思いました。
また何かあったらよろしくお願いしますね。」


この言葉を聞いて、私は胸が熱くなりました。


食事療養は、毎日の小さな努力、積み重ねがあってこそ、
体重が減ったり、血液検査データの改善が見られたりと結果が現れてくるものです。

薬のように、すぐ効果が出るわけではありません。
模範解答があるわけでもありません。
だから、食事療養の大切さを、実は実感されていない方もたくさんいらっしゃると
思います。

ですから、もっとたくさんの方に食事療養の大切さを伝えていきたい!
そう改めて感じました。

2012年は、管理栄養士としてもっともっとスキルアップして
たくさんの方のお役に立てるよう
全力で頑張って行きたいと思っています!


来年もよろしくお願いいたします☆

はーと&はあと 管理栄養士 寺田 満里子

2012年01月05日

検査値の共有

京都の管理栄養士の東川です。
皆様、新年明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いいたします。
お正月はついつい食べ過ぎてしまいますね。
私も実家に帰り、食べ過ぎてしまいました。
体重増えた方、ここ一週間が勝負です。そのままほっておくと戻らなくなりますよ。

さて、お正月明けに早速訪問予定の利用者様がいます。
80歳代、男性、糖尿病性腎症です。はーとを利用になられて、5年になります。
毎日夕食をご利用されています。検査ごとに訪問させてもらっています。
とても勉強熱心で、どの数値が上がった下がったと管理されています。
その上で今回は何を気をつけないといけないかを確認されます。
そのため、腎臓の数値はクレアチニン2台前半で維持されています。
一時期、去年の夏頃、奥様の体調が悪くなり、買ってきた惣菜などを食べる頻度が多くなり上がったことがありましたが、今はまたいつもの数値に戻っています。
ほっとしていたのですが、お正月は息子や娘が来るからおせちが食べたいと。
毎年食べておられます。大丈夫かなとドキドキ。
毎年繰り返し、どれに塩分が多いなどを話してきます。
「分かった、ちゃんと注意します」と言ってくださいましたが、お正月明けの検査の時は、いつも二人でドキドキです。
今回はどうでしょうか。

検査値の度にドキドキと数値が上がっていないか心配される方は多いです。
その方の心配も一緒に共有しながら、検査値も共有し、少しでも数値が改善できるように、今年も皆様の食事療養をサポートしていきたいです。

上がっていませんように。

はーと&はあと管理栄養士 東川千佳子 

2012年01月23日

たんぱく制限しすぎ?!

こんにちは。
管理栄養士の宮川です。
寒い日が続きますね。21日は、1年で最も寒い日、大寒だったそうです。
風邪やインフルエンザもはやっているみたいなので、温かい格好をしたり、しっかり体を休めたりと、予防に努めないと!

先日、市民の方向けの料理教室に行ってきました。
季節の保存食というテーマで、干物や切干大根を作りました。
日光にあてるとカルシウムが何十倍にも増えるそうです。
写真は鯵です。干す前です。

時間内には乾ききらないので、家で1日干してから焼いて食べました♪
お酒のつまみでにとてもよいです♪♪
自分で作ると塩分も調節できるので、いいですね。

さて、今回は、糖尿病性腎症のご利用者の話です。
50代の女性の方、N様です。
膠原病のステロイド治療から、糖尿病になり腎症を発症されました。

とっっっても、神経質な方です。
食事療養にも熱心なあまり、少しノイローゼ気味。
細かいところまで、いつも気にされています。

腎機能の数値のクレアチニンは1年ほど3台で維持しているのですが少しづつ悪化していています。
血糖も不安定でそれもとっても不安に思っておられます。

このお正月は膠原病で入院されていました。
退院されてきて、お電話があり、配食が再開になったところです。
N様は揚げ物がむかむかして食べられないので減塩だけの塩分調整食にして、
低たんぱくご飯と食べてもらい制限に合わせています。

お電話で不安そうな声です。
栄養失調と言われた、どうしたらいいか分からないんです、
病院の栄養士さんは何でも食べていいけど1食のたんぱく質は15gにしなさいって・・
はーとさんのお食事は残してしまうこともあって・・
今とってる塩分調整食は塩分蛋白調整食より、たんぱくが多くてカロリーは少ないでしょ、もうどうしていいか・・

電話ではとにかく不安不安不安ばかりで話しも堂々巡り。
訪問することにしました。

入院直前のアルブミン値は2.5 dl/lだったよう。
その前見せてもらった検査表では3以上あったので、急に下がっていました。

N様の話を聞いていると、原因は、たんぱく制限をしすぎていたことではないかと思われました。
配食のおかずを全部食べれていなかったよう。

低たんぱくご飯は絶対食べるようにして、おかずを残した分のカロリーは、ゆめせんべい等で補給しておられたので、カロリーはある程度取れていたと思いますが、おそらくたんぱく質はとれていませんでした。

たんぱく質をとりすぎてしまう方はよくあるのですが、落とし穴でした。

おかずを全部食べれていなかった理由は見た目の量が多かったり(炒め物とか)、揚げ物がついたりする日です。
また、昼と夜、毎日の利用なので、飽きてきてもいるのでしょう。

今回目先を変える為、頻度を減らしてもらう事にしました。

N様は、体調や精神的にしんどくて、頻度を減らす事にはなかなか気乗りではないのですが、おかずを残してしまうようなら、同じようなことが起こります。
病院の栄養士さんからも提案されていましたので、そうやね・・とやっと納得してくれました。

1食だけはーとの配食にして、もう1食を冷凍の糖尿食(見た目ははーとの容器より小さいサイズなので食べやすいかと思います)にしてみることになりました。

いっしょにどれにするか選び、これなら食べれるかもしれない、まずは注文してみます、いつもありがとうね、とN様。少し不安も軽くなったようです。

よかった、これがいければ少し順調にいくのでは、と思います。
何かあればまた相談のりますので、と家を後にしました。

お届けする食事が食べられなくて、栄養状態が悪くなっては、私たちの食事の意味がありません。
そこでどうしていくか、原因に気付いて提案でしたり相談したりできる管理栄養士が、はーとにはついています★

どういう提案がいいのか、これでよかったのか、と思う事もありますが、先輩や他の管理栄養士の意見も聞いたり、相談したりしながら、すすんでいきます!


はーと&はあと 管理栄養士 宮川 曜子

2012年02月13日

水分管理の落とし穴

こんにちは、京都管理栄養士の東川です。
インフルエンザがはやってますね。
うがい、手洗いは忘れないでくださいね。

先日ある利用者様が退院され再開になりました。12月に入院されました。

80歳代、女性、糖尿病性腎症です。
娘様がキーパーソンとしてサポートされています。
ご自分では好きなものを食べるし、娘様も制限食は作れないしとのことで、毎日利用いただいていました。(塩分、蛋白質の制限あり)
6月頃から利用開始だったのですが、11月頃に急激に体重が増えたため入院となりました。
普段は一人で生活されてます。
はーとの食事以外に何か食べておられましたか?水とかたくさん飲んだということは?と確認しても、娘様もずっと見ているわけでないから分からないと。
ただ注意するようには言っていたから・・・と。
私は何かを食べたり飲んだりしたなと思っていました。
しかし、入院が長いので心配していました。そんな時再開となりました。
娘様に様子を伺うと、「やっぱり飲んでました」と。
病院でもなかなか体重が減らないので先生も首をかしげておられたようです。
そのため、大部屋から個室に移り、本人様の行動を観察されたようです。
すると、薬の水は大丈夫と思い多めに飲んでいたと(通常に飲む水分は厳しく管理されていたので)。
原因が分かった瞬間、直ぐに体重が減り退院となりました。
私も水分の確認の時に、娘様に薬の水のことまで確認できていなかったと反省。
退院後厳しい水分制限(1日500ml)が追加となりました。

水分については、毎日の管理が必要なので、配送員から声掛けしています。
体重もはかっておられます。

塩分制限がある方は同時に水分制限もある方も多いです。
いくら塩分をしっかり管理していも、水分管理ができないと体重が増えてしまい、心臓などに負担をかけてしまいます。
水分管理は、日々の水分量の管理が必要です。
薬を飲む量も含め、一日量を守ってはかって飲むことが大切です。
ペットボトルなどにご自分の1日の水分量を朝に入れておいて、飲まれる方もいます。
コップに線を引いておられる方もいます。
普段、何気に飲んでいる水分ですが、制限されると反対に飲みたくなるものです。
この方の場合はもそうだったのかなと。

そんなストレスも解消しながら、在宅での食事療養をサポートしていきます。

はーと&はあと 管理栄養士東川千佳子

2012年04月03日

できることからコツコツと

こんにちは。管理栄養士の藤本です。

新年度が始まりました。
春、ですね。
気温はなかなか上がらなかったりであまり実感できないですが、
先日つくしやたんぽぽを見かけて、少し春を感じることができました。
(写真を撮り忘れてしまったのが残念)
桜はあと少しというところですね!
お花見が楽しみです。

さて、先日ケアマネさんの事業所へ訪問した時のこと。
私を見つけてこんな報告を受けました。

Sさん、最近透析の時間が長くなってるようなんです。
私が訪問した時も塩分のことは言ってきたんですけどね…。

これは大変!とS様のところへ行ってきました。

透析時間が長くなってると聞いた、とS様に聞くと、
だいたい30分~1時間延びているとのこと。
看護師さんからも、お漬物はだめ、と怒られたと。
もともとS様、お漬物や味の濃いものがお好きですが、最近その量が増えてきているようです。
漬物は前は我慢して1枚とか2枚とかにしてたけど、最近は4~5枚になっておられました。
さらに、水分もペットボトルで管理などではなく、好きな時にお茶を飲んでおられます。
(これも以前からのクセです)

なぜ水分と塩分を制限しないといけないのか、をもう一度説明。
好きなだけ水分と塩分を取ってしまうと、次の透析までに体重がどんどん増えてしまいます。
その結果、透析時間が延びて、身体的にも精神的にもしんどくなってしまいます。

実際、透析時間が延びて、S様もしんどさを感じておられました。

もう年なんやから好きなもん食べたい
とS様おっしゃっていましたが、
看護師さんもケアマネさんももちろん私も、S様がしんどい思いをされるのが心配なんだと説得し、

漬物は1回1枚まで
水分も今より飲む回数を減らすか量を減らす

この2点を守っていただくようにお伝えしました。


透析の方だけではないですが、塩分の制限でつらいと思う方は多くいらっしゃいます。
S様の場合、もちろん漬物は食べないに越したことはないのですが、
まずは継続することが大切。
実行できそうな目標から続けていきましょう!


はーと&はあと 管理栄養士 藤本祥代

2012年04月04日

30gじゃなくて大丈夫なんですか?

こんにちは、北摂栄養士の島田です。

23年度も終わり、新年度に突入しました。
新学生や新社会人で通勤電車もバスもいっぱいです。
4月はこんなに混むのに、GWすぎると人数も他の月と変わらず
普通に戻ってしまうのが不思議。あの人々達はどこにいってしまうのでしょうか。

さて、先日ケアマネジャーさんからご相談を受けたKさま
他社の配食を利用されていましたが、腎臓の数値が上昇し
蛋白制限20~30gと先生から指示があり私どもにご依頼となりました。

訪問は、ご自宅でKさま、Kさまの娘様、ケアマネジャーさんの
4人でどうやって蛋白質制限を行っていくかを相談
Kさま、在宅酸素されていますが会話は問題なく食欲も体調も安定されています。

いままで召し上がられていた配食さんの1週間の献立を拝見し
塩分はだいたい1.5~2.5gの幅で平均する2.0g
蛋白質は1食あたり12gと少ない時もありますが20gオーバーの日も
あり平均すると15gぐらいとられています
(これはおかずだけで!ご飯をプラスすれば20g近くとっている計算)

状態の経過を見るために検査は1週間ごとに行われていて
尿素窒素(BUN)が100→87→97と超高め
でもクレアチニン(Cr)は2.55→1.71→2.10とびっくりするぐらいの
高さではありません。カリウムは大丈夫。
利尿剤を止めたり、薬の種類を変えたりしてもなかなか安定しないことから
塩分管理だけでの安定は難しい、たんぱく質制限もと先生が判断されたようです。

まず、お伝えしたことが
クレアチニンの数値に対して尿素窒素が異常に高く体に毒がたまっているため
その毒を出すことに専念される必要がありという事実
方法は二つ
1.毒を体に入れないこと(たんぱく質を少なくすること)
2.毒を体の外に出すこと(カロリーをとって排泄力をアップすること)
1のために、食事を変えて1食あたりのたんぱく質は15gの食事にすること
(これで昼・夕あわせてたんぱく質は30g+朝食分となり今より10g程度
 抑えることができます。朝の牛乳も当面禁止しました)
2のために甘いゼリーや缶詰を必ず食べること
(K様、甘いものは好きでないようでしたが、毒が少なくなるまで
 薬と思って食べてもらうことにしました)

それでも、先生の指示の30g以下を実践するのは困難です。
そこで
『1をされて明らかにたんぱく質を摂る量は減りますから
 それで様子をみてください。それでダメであれば、
 低蛋白米という腎臓病用のたんぱく質を除いた特殊食品と配食のおかずを
 組み合わせることで、さらに10g弱制限することができるので、ご相談ください』
娘様も、ケアマネジャーさんもいきなり食事内容も変わって
特殊食品を使っては本人負担が大きいと納得いただき
段階的に取り組んでいかれることに合意いただき利用スタート
(半分以上の強制的な面もありながら)

しかし、翌日先生に経過と内容を報告したところ
「え?20g~30g内で蛋白制限してほしかったらお願いしたのに
 大丈夫(かなり不信感あり)無理なの?」といわれ
改めて上記を説明
「昼夕でかなり蛋白制限できますし、30g以下は実際には難しくても
 30gオーバーぐらいで抑えることはできます。
 そもそも、いままでがとりすぎていたので、これで十分だと思います。
 でも、先生がどうしても30g以下絶対とのことでしたら
 特殊食品の話はご家族やケアマネジャーさんにしていますので
 使うことは納得はしていただけると思いますが、どうしましょ」
 (大丈夫っていいきってしまった。ほんまに大丈夫なんか~)
「ちょっと、考えてみます」と電話を切られ
再度お電話いただくと
「入院していた病院に確認したところ、入院中も同じぐらいBUN高かったようで
 Kさまに関してはそれぐらいが普通だそうです。
 先生がいわれたとおり、当面食事だけで蛋白制限をお願いします」と
いっていただきました。
(ほっ。よかった。見立てが間違っていたらアウトやったわ)

高いのが普通といわれても、少しでも体の毒が少なくなるよう
フォローしていきたいと思います。


はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

2012年04月19日

糖質バランス

こんにちは、北摂栄養士の島田です。

先日、というかちょっと前ですが
国立循環器病センター主催の市民講座に参加してきました。
これまで、講演や演題発表を共催で行ってきた国立循環器センターが
主催として初めて市民講座を開催されたようで
楽しみに参加してきました。

とうぜん、循環器専門病院ですので
話は心臓と脳の治療や最新情報についての講義でしたが
市民参加ということもあり、難しい内容ではなく
非常にゆる~い感じてリラックスして聞くことができました。

特に私が印象に残ったのは、やはり栄養の話
もちろん難しい話ではなく、講義された管理栄養士の先生の発表のなかで
おもしろい内容だったのでお伝えします。

毎日の食事をバランスよく摂るためには、どのような食品を
どの程度食べるのがよいか、国や地域によって差はあれど
概ね決まっていることがあります。それは【糖質のバランス】
日本では食事バランスガイドが発表され

1SVは1サーブとして食品群ごとに目安量が示されています

糖質バランスの目安は1日の必要なエネルギーの半分は糖質でとりましょう!というもの
これ、実は万国共通だそうです
アメリカ版

その他各国のフードガイドもご覧ください
ファイルをダウンロード

糖質は体を動かすのに必要な五大栄養素のひとつです。
食事をするとき、半分はご飯などの穀類からとるようにと指導するのは
グローバル基準なんですね。
最近は「ご飯は控えて~、おかずをしっかり食べてますの(私えらいでしょ)」的な
ことをよく聞きますが、それってやっぱりずれてるんですね。
グローバルスタンダードに照らし合わせても。


はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

2012年05月01日

透析の体重管理

こんにちは。北摂栄養士の島田です。

暖かくなり活動量が増える春。
週に数回ずつ走るようになり、少し体重が増えました。
運動しだすと体重が増えるタイプなんですね、僕は。
(たぶん、日頃の食事量が少なく、運動することで
 自然と食事量が増えてしまっているのが原因でしょう)

さて、今回は先日お伺いした透析治療中の方の担当者会議でのお話です。

透析導入をきっかけに、配食とヘルパーさんの調理援助で
食事管理を開始されたFさま。
ときどき体調不良や短期入院があるものの
すでに2年近く、在宅での食事療養を継続しております。

状態がかわったり、担当のヘルパーさんが変わるたびに
透析食のポイントをお伝えし
配食の利用頻度は最小限にとどめ
自宅で減塩醤油や塩分50%オフの『やさしお』を使われることで
塩分管理などに取り組まれています。

今回の担当者会議でもとくに透析の具合で問題になる点はなく
概ね良好との先生からのコメントも確認できました。

ただ、1点気になったのが体重。
透析の方は透析後のご自身の目標体重をそれぞれお持ちで
DW(ドライウエイト)といいますが
それが少しずつ増えてきていることがわかりました。
最初は58kgだったのが現在は62kg。透析前では65kgまで
増えています。
透析がうまく行けている方でも体重は少しずつ増えてしまい
年々DWが1kgぐらいの増加はありうるものと聞いたことがありますが
最大7kgの増加はやはり太りすぎでしょう。

先生からの変更指示はなかったとのことだったので
「体重の増加が少し気になりますね。先生の指示が
 ないとのことですが、今後も増えていくようなら
 少し、配食の食事量を含めカロリー量を控えた方がいいかも
 しれません。Fさんご自身も体重には十分気をつけてくださいね」
とお伝えさせていただきました。

後日、担当のケアマネジャーさんから
「やはり、体重増加傾向なのでカロリー量を
 一段階減らしてもらえますか。」と相談をいただき
食事の変更をさせていただきました。


透析導入後の安定した療養のためにも
体重を安定域に管理できるようサポートしていこうと思います。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心


2012年05月16日

尿毒症にならないギリギリのラインは

こんにちは、北摂管理栄養士の島田です。

GWに20km走にチャレンジして
両足の関節炎になりました。
いきなりの無理はいけませんね。
炎症が治ったらぼちぼち走るようにします。

さて、今回は以前にアップした
「30gじゃなくて大丈夫なんですか?」に登場いただいたK様の経過を
お話します。

他社からはーとに切り替えて高かったBUNも80台から50台に落ち着いたようです。
ただ、毎日蛋白制限食は負担に感じておられるようで
Drから回数を減らして調整しながら療養してもらえるような計らいがあり
現在は他社との併用で食事管理をされています。

先日、Drからお話をお聞きすると
「BUNがものすごく高いので尿毒症を心配して
 蛋白制限をかけたのだが、入院中の病院に確認すると
 そもそもKさんは高くなりやすいタイプのようで
 100以上あっても尿毒症が起こることはなかったようだということが
 わかったので、毎日腎臓食だと本人のストレスもあるだろうと
 今ははーと&はあとと他社を併用させてもらっています。
 電解質の管理も難しくて、利尿剤で体重が減ると数値が上がるし
 薬を減らすとむくみから心臓の負担が心配だし
 心臓が安定しても脳の血管障害リスクが問題で、と
 なかなか安定域を見定めるのが大変な方ですね」
「本人は、在宅での生活を希望されているので
 もう少しはお付き合いしていこうと思っています」と
教えていただきました。

何か補食でのカロリー確保や食事療養の注意点などを確認しましたが
現在のところはいまの状態で安定を計っていかれるとのことでした。

先生のお話は薬の専門的な部分もあり、僕では理解ができないところも
ありましたが、以前担当させてもらった別の方で
心臓病から腎機能低下を招き、Kさまと同じようにBUNが100近く
ありながら半年以上在宅で生活を送られていた方(最後は入院してしまったのですが)
のお話をして
「その方は、腎臓と心臓どちらが悪くなって入院したの」
「最後は両方でしたね、ずっと食欲不振のきつかった方でしたし
 十分な栄養もなかなか摂れない状態での生活でした」
「むずかしいねぇ、なかなか」
「そうですねぇ」と
完全にはよくならないとわかっている中で
自宅で生活できるギリギリのラインを模索する大変さは
食事療養も在宅医療も同じなのだなと実感しました。


はーと&はあと 管理栄養士 島田天心