食事療養のサポートを現場から発信

こんにちは、カスタマーセンター管理栄養士の島田です。

57年ぶりの強烈な台風の中、配食を完遂された京都・北摂の全配送員さんに心から感謝いたします。全員、無事に帰ってきていただいてほっとしました。

例年にない、大雪・地震・豪雨・台風と災害続きの年で、これまで以上に危機管理をどうしていくかという課題に直面している日々ですが、全員の安全を確保しつつ、お届けできるサービス体制をしっかり作っていきたいと思います。

さて、カスタマーセンターに新しいメンバーが加わりました。

管理栄養士の篠原君(男性の管理栄養士です) まだ、研修期間中のためブログデビューはできませんが、いずれ皆様に正式に挨拶させたいと思います。そんな、新人教育の為に、また業務の見直しに今回カスタマーセンターの業務マニュアルを改訂しました。全部で110ページ越えのボリュームになり、改めてこれだけ多岐にわたる業務をカスタマーは行っているのかと客観視できました。効率化できるところはスリム化し、無駄な部分や価値が不明瞭な点は改善や削除して、より価値の高いカスタマーサービスを提供できるセンターにしていきたいです。

食生活に不安や不都合を抱えている人のお役にたつためには、その原因や要因に気づいてあげることが大切です。

気づきの感度を上げる。そのためには3つの見える化に取り組みましょう!

(と先日参加したリスク管理の講習会でも話されていました)

気づく感度が低下すると、見逃し・見送り・見過ごしが起り、リスクを極大化してしまいます。リスクを極小化するにはその感度を上げることです。

3つの見える化

1つめの視える化。三現主義で問題の発生を捉える。

2つめの観える化。問題を感覚(目・耳・鼻)と感性(変だなと感じる力)で観察する。

3つめの診える化。問題の真の要因を知る。

ための仕組み作りと教育を行っていくこと。

マニュアル改訂をきっかけに、見える化も推進していきます。

ブログ内容とは関係ないですが、快晴の海。毎日こんな穏やか日々が過ごせますように。

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はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

また別の患者様(60代・男性)のお話ですが、先日他病院からの転院で来られた方が来院されました。

BS185・HbA1c8.0とどちらも高い値の方で、栄養指導自体受けるのは初めてと言われ、今の食生活についてのお話を聞かせていただきました。

糖尿病歴は5年ほどで、食事も昔はお肉やラーメンなど好きなものを好きなだけ食べていたが糖尿病と診断されてからは野菜中心・和食中心の食事に変え、野菜からよく噛んでゆっくり食べるようにしているとの事。

運動も平日は会社への往復40~50分歩いたり、土日はジョギングをされていました。

お酒も飲まれない方で食事や運動内容を聞く限りでは特に問題が見当たらなく何でこんなに数値が悪いのかな?っと思っていたのですが、水分補給について聞いたときに問題が見つかりました。

「水分はこまめに摂るようにしていて一日に2L以上は飲むようにしています。カルピスが好きで毎日500mlのペットボトル1本は飲んでいます。他にもコーラなどの炭酸飲料1本・スポーツドリンクを2本飲んでいます」との事。

食事と運動はしっかりされていたのですが、水分補給で糖分の多いものをたくさん飲まれていることが原因でした。

ペットボトルの飲料と角砂糖が並べられている写真を見ながら、飲み物にどれくらいの砂糖が使われているか説明するととても驚かれていました。

カルピスで角砂糖18個・コーラが15個・スポーツ飲料が6個(×2本)と合わせると、毎日角砂糖45個分の砂糖をとっていたことになりますね(^^;)

カロリーも高く飲み物だけでも、550kcalと1食分ぐらい摂っていたことになります。

本人様はカルピスはさっぱりしているし、スポーツ飲料も体にいいと思っていたと目からウロコ状態でした。

食事改善にとてもやる気のある方で、「明日からはお茶かお水に変えるようにします!」と改善の糸口が見つかられたようでした。

次の栄養指導の時に改善がみられるといいのですが・・・(^^)

渡月橋

右京区を担当しており渡月橋付近をバイクで通ることが多く、これから秋になり紅葉を見るのが楽しみです☆

京都管理栄養士 

竹輪美里

こんにちは!京都管理栄養士の竹輪です(^-^)/

まだまだ暑い日が続いていますね(^▽^;)

バイクで走っていると、お昼過ぎからどんどん暑くなっていくのを肌で感じています。

台風で雨が降った日の夕方に、会社から虹が見えていました☆

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5月に栄養指導を行っている糖尿病のクリニックの患者様(女性)から「大好きなチョコも控えているのに、HbA1cが9%台から改善しないので、とてもモチベーションが下がっている」とのご相談がありました。

元々甘いもの(特にチョコレート)を好まれており、食事を減らしてでもお菓子は食べたいと思われている方でした。

間食としてのお菓子をゼロにするということはどうしてもできないと言われており、ハイカカオのチョコレートを少量食べていただくようにお話していました。

HbA1cが9%台と高いため、今のお食事内容を再度ヒアリングすると、チョコレートは減ったがその分シュークリームやアイスの食べる量が増えていらっしゃいました。

このままでは合併症のリスクが高くなることをお話しし、①間食はおやつの時間ではなく、運動する前か食事と一緒に食べること。②1日1種類を少量で食べ過ぎないこと③糖質の少ないものを選択すること、を次回の目標として行っていただくことになりました。

8月の栄養指導では、指導室に入った時に「3か月間、3つのこと守ってきたんですが今回数値はどうでしょうか・・・?」と不安にされていましたが、血液検査の結果を確認すると、5月のHbA1c9.5が7.2まで改善されていました!

結果を聞き本人様も、「しっかりし間食コントロールしたことが結果になって安心しました。良かったです。」と笑顔を見せていただきました。

糖尿病の食事療養は、継続することが大事なので引き続き今の間食の量を守っていただくようにお伝えすると、「そうですね、これを継続しないとまたHbA1cが戻ってしまうからね。」と納得され、数値が改善されたことでモチベーションも高くなられていました。

→クリニックでの栄養指導②へ

こんにちは。京都、管理栄養士の原です。

残暑が厳しく、秋が待ち遠しいですね。

さて、先日病院の管理栄養士さんからご紹介頂き、訪問したご高齢夫婦の報告です。

80代前半でご夫婦2人暮らし。
奥様は軽度認知傾向で、腰椎圧迫骨折を複数回されたことより、背骨が曲がり、支えなく歩けず、トイレと食事以外はベッド上で過ごしておられました。歯がほとんど欠損して、やわらかい食事しか食べれなくなっておられました。また水分摂取時によくムセて、もどしてしまう事があるとご主人からの情報がありました。
奥様のお食事はタベルプラスの軟飯付きで、やわらかくて食べやすい食事形態にし、嚥下機能の低下が予想される為、お茶にはトロミ剤(ツルリンコ)を使用して頂くようにお伝えしました。トロミ剤の使用でお茶など服用時にムセが減ったとのことで、ご主人が大変喜んでおられました。やせておられたので、いろんなお味が合って美味しいエプリッチもサンプルでお試しいただきました。
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つるりんこ(素早くトロミが付きます。だまになりにくい)

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エプリッチ(美味しいお味で高エネルギー、高タンパク)

ご主人は、しっかりとした几帳面な方で優しい口調で奥様の事をお話されるおおらかな方でした。ご主人が家事全般をされていますが、胸部動脈瘤の手術の必要があり、奥様の介護を他の方に1週間だけお願いできるタイミングで1週間手術入院されました。退院時に病院の栄養士から減塩の必要性を説明されていたけれど、スーパーの出来上がった惣菜でしか、食事準備が出来なかったため、配食を利用するように進められたとのことでした。

訪問して、一日の食事摂取内容(1300~1800kcal、塩分7.5~12g程度の摂取量でした。)をヒアリングし、身長体重からHarris-Benedictの式より基礎エネルギー消費量を算出すると959kcal/日、活動強度1.2、術後の為ストレス係数を1.2として、一日の全エネルギー消費量は1380kcal/日でした。

夕食だけ配食を希望されたいとのことで、一日塩分制限6gの指示が病院から出ておられるため、配食以外の朝、昼の合計で塩分が4g以上にならないように下記の事を守っていただくようにご主人にお伝えしました。(朝食の推定塩分摂取量は1.0g程度だったため主に昼食に注意して頂きました。)

① 昼食の麺類はそうめんやうどんより、塩分が0gである物が多いので、そばを選ぶ事。
② 麺類はぶっかけより、ツユをつけて食べる事。
③ ツユは減塩の物を選択する。
④ ツユを飲み干さない。

以上の事を守りながら、夕食として520kcal、塩分2.0g以下の食事、塩分調整食1600kcalを提案しました。

高齢化社会で、独居の世帯や、高齢夫婦の世帯で、これまで奥様が食事の準備をされていたが、奥様不在もしくは、奥様が介護必要になり、80歳を過ぎてから男性の方が食事の準備をしないといけない世帯が増えています。
配食サービスの需要もますます高まっていますが、
在宅でも管理栄養士が個々の方に合わせたお食事をお届けする必要も、
ますます高まっていると思います。
なぜなら、嚥下機能が低下して、トロミ剤を利用すべきという事を、誤嚥性肺炎になって入院して病院栄養士から言われてはじめて知る方や、配食以外の食事をどのようにすれば、塩分制限の食事療養がしっかりできるのか、分からず困っておられる方が多いからです。

在宅での管理栄養士の必要性がもっと広まってくればと思いながら、毎日利用者様の栄養相談をお受けしています。

はーと&はあと 管理栄養士 原

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