2014年6月アーカイブ

こんにちは☆北摂の管理栄養士の大都です(^^)ノ

梅雨ですね。 雨降りの中の移動はホント大変なんで、できれば夜中に降ってくれないかなぁと思う今日この頃です。

さて、タイトル通り、最近の私の悩みデス。

「食べられない人にどうすれば食べて貰えるか」

「食べたい」意欲のある方々へ 「控えましょうよ」 と言うアプローチは色々と提案もできるのですが 「食べたくない」方々へのアプローチと言うのか、どうすれば食欲出して貰えるのかが難しい(ーー;)

「口に合わない」のであればまだ手もあるのですが、

「食べたい意欲が湧かない」方へのアプローチに悩んでおります(ーー;)

硬い?

味が薄い?

では無いんですよね・・・(ーー;)

息子さんがあれやこれやと工夫してみるけれども、ほとんど食べてくれないMさまは腎機能が低下している80代の男性です。

腎機能が低下している方はたんぱく質や塩分の制限が必要ですが、Mさまの場合、制限ではなく、とにかく食べて貰わないと・・・

何故食べらないのか?

食べない、食べられない原因を探りに今から訪問してきます。

「食べたい意欲を制限する」より、「食べたい意欲を上げること」・・・

う〜ん、ムズカシイ(ーー;)

はーと&はあとライフサポート 管理栄養士 大都宏子

こんにちは。京都管理栄養士の山村です。

1年で1番嫌いな梅雨です。湿気が多く体調を崩しがちです。こんな時こそ汗を

かく運動をしないといけないのですが・・・

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私は週1回クリニックに栄養指導にも行ってます。

先生から食事の話しを聞いてくるようにと栄養指導の予約が入ったという事

です。

80歳、女性、糖尿病、脂質異常、高血圧、肥満。
糖尿病の数値、ヘモグロビンA1Cも8%と高値。息子様と二人暮らし、性格温厚。
まったくどうしていいかわからないけど、もういい歳ですし、しゃーないと思います・・・と。
まず、日々の暮らしぶりと食生活をヒアリングしました。
時間はたっぷり24時間あるけど、食事の時間等決まっておらず不規則です。
ほとんど自宅ないでは横になってられ動かず。
買い物は、息子様の車で週2回程度。
適当な時にお茶漬けさらさらのみや茹卵1個のみ摂取。
野菜はほぼ摂取できていない状況でした。
そして、最近頻繁に外に出た時にソフトクリームを摂取しているとの事です。
おいしいしね~~と。
血糖値がソフトクリーム摂取時上がっている事も、知識としてなかったらしいです。
「あきまへん!ほんまこのままではあきまへん!ちゃんとした、〇〇さんが必要な栄養を含んだ食事を届けますので!偏りすぎどすえ!」ときっぱり。
なんだか、こてこての京都弁(ちゃんとした京都弁かは不明ですが)
で自分でも笑ってしましましたが(笑)
「そうでっか、そんなんありますのん?そういうのを食べないとね・・・そんなんあるなら届けて欲しいわー」と。
なんとなく今の食事はあかんような気がしてましたわ。
病識が低く、日常の食生活はめちゃめちゃでしたが、これでは、だめだ、なんとかしないとという気持ちは持ってられたようで、今日出会えてよかったと本当に思いました。
病状悪化させず、身体が動けるよう元気に歳を重ねましょうと約束してます☆
この先長生きしてもらうのに、寝たきりにならないよう一緒に頑張りましょう!
やる気スイッチは押せたと思います。
(よく見ておかないと好きなソフトクリームを摂取されそうですが・・)
ありがとう!とおっしゃってました。
これからも、末永くサポートさせていただく事を伝えたら安心していただいてました。
はーと&はあと管理栄養士 山村 豊美

こんにちは、京都管理栄養士松政です。

毎日暑いです。この暑さが、あと数か月続くのかと思うと・・・頑張りましょう!

さて、ある利用者様のお話です。

80歳代、男性、慢性腎不全、ご家族様と同居のK様。

食事の管理はお嫁様がされており、お嫁様が忙しい週末の週3回だけ、はーとの栄養コントロール食をご利用されています。

ご本人様もお嫁様が頑張ってくれていることを分かってか、薄味を継続されています。

もちろん、病状が悪化しないようにとも思っておられます。

ただ、やはり、ご家族で食卓を囲むと、みんなが食べているものをうらやましく思われるようです。

そして、そんなK様を見て、お嫁様は、「みんなと同じものを食べれないかな?」と思われるのです。

そして、お嫁様より、質問がありました。

「麺類は食べたら駄目ですか?」と恐る恐る聞かれました。

よく聞くと、夏場は素麺やそばが好きで去年はよく召し上がっておられたようです。

ただ、退院後、初めての夏を迎えるにあたり、麺類は塩分が多いのであきらめていたけれど、少しだけでも食べさせてあげたいとのこと。

「なるほど!その思い、私もお手伝いしたい!!」ということで、「大丈夫ですよ!」とあっさりOKした私。

ただし、頻度が多くなり、塩分が多くなったり、バランスが崩れてしまうとよくないため、食べ方を説明しました。

麺類は、作る過程で食塩を加えます。

茹でる時点で塩分は多少、お湯にはでていきますが、なくなるわけではありません。

ちなみに茹でた麺100gあたりの塩分の目安は、そば0~0.1g、うどん0.3g~0.5g、そうめん0.2~0.3g、中華麺0.2g~0.4g。

大体、一玉200~240gです。

そして、一番の問題は、食べ方です。お出しやつゆが濃くなりがちです。

市販の希釈タイプのつゆは、1回量の塩分量が、2g~3gですが、みなさん、もっと濃くして食べているように思います。

そのため、減塩が必要な方は、減塩タイプのものを使用するのもいいと思います。

また、使う量を減らし、大根おろしに絡めるのもおすすめです(カリウム制限がある方は、大根おろしの汁は絞ってください)。

最近は、特殊食品で減塩タイプの麺も売っています。K様も試されました。

 こんな感じで、食べては駄目と思っているものでも、食べ方次第では食べることができます。

食事療養は、制限ばかりのイメージがありますが、制限ばかりではないのです。

私は、そんな食事療養を提案し、お客様の食べたいを叶えたいと思っています。

食事療養が必要な方、一緒に頑張りませんか!?

はーと&はあと 管理栄養士 松政千佳子

 

 

こんにちは、京都管理栄養士の島田です。

いよいよワールドカップ開催が近づいてきましたね。今回は地球の裏側

ブラジルが開催地です。朝4時キックオフの試合を見るためには

早寝早起きでの対策が必須です。体調管理に気を付けて、

目標全試合の半分以上は観戦したいと思っています(録画も含めて)

当然早寝するためにも、仕事は早くに切り上げて疲れをためないようにしようと

思います。

さて、まだ梅雨入りする少し前に訪問看護師の方から利用者様Y様の件で

ご相談をいただきました。

 長年安定されていたHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)が冬場から急上昇し

何か改善策はないか指導に入ってほしいとのご依頼です。

Y様は糖尿病をお持ちですが、喫食量も少なく健康バランス食のミニ食を

ご利用いただいています。

(身長140cm、BMIでは18.5を切るぐらいやせ型です。一人での歩行は難しく

1日の大半をベット上で過ごされています。今年始めの検査ではA1c6.7%。4月検査では8.9%。かかりつけの先生はあまり検査をされない先生のようで・・・理由は不明ですが、

尿検査だけされて特に薬の処方もない状況だったようです。泌尿器科にかかられたときに採血した結果でA1cが急上昇していることが判明しました)

最近は間食を少しだけしてしまっていたこと。便が出にくかったので一時的に野菜ジュースを飲まれていたこと。朝には特に野菜類を摂取されていないことなどなどを看護師さんから教えていただきました。

 ミニ食は1食あたり400~500kcal程度です。Drからの指示は1400kcalですが、完食されないときもあって1日1400kcalも摂られていないと推測されました。ただ、ミニ食は野菜が普通食よりも少なく繊維不足になりやすいこと、間食などで糖質のカロリー比率が高いことが上昇の原因かもしれません。

提案として

1.糖尿病対応をカロリー調整食に変更することで1食あたりカロリーのブレはなくなるのでよりカロリー管理はしやすくなること(ただ、今の食事でもカロリーの摂りすぎはなく、料金も変わることをお伝えしました)

2.間食に召し上がれるものを低カロリーのゼリー類などの変更されることで糖質の摂取は抑えられること(ただ、数値が高いとわかってからは間食は控えられているようです)

3.食事の食べ方や食後の過ごし方で血糖の上昇や安定に取り組むことができることをお伝えしました。

また、看護師さんと相談して糖尿を継続的に診察してくれるかかりつけの先生を変更して治療方針を見直していただく方がY様にとっていいのではないかということになり(もちろんY様の希望を尊重しつつ同意もとれ)お願いすることに。

指示も1400kcalとのことでしたが1200kcalでもよいぐらいの生活状況であることを一緒に伝えていただくようお願いしました。

食種の変更なども含めて一度ご家族とご相談いただき改めてご連絡いただくことになり、2週間後。

看護師さんより連絡をいただき「担当の先生が変わったことで薬を処方してもらいました。食事の内容は現在のままで様子を見ていくことになりました」との指示をいただきました。

(いい先生に診ていただくことになりよかったです。)

食事内容に変わりはありませんが、数か月後にはY様の数値が安定できるようサポートしていきたいと思います。

  

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

こんにちは。北摂管理栄養士の仲野です。

今回は配食をご利用頂いてから1か月経過したO様のお話。

O様は独居。脂質制限の必要があるということで入院中に配食希望のお話を頂きました。

配食をご利用頂いて数日たった頃、摂取状況を確認すると1口、2口程度しか食べられていないと判明。なので配食開始当初から随時、状況を確認し、声かけなどアプローチを重ねてきました。

配食開始1か月経過しても現状変わらず。そこで、担当ケアマネージャー、かかりつけ病院の管理栄養士さんとご自宅訪問させてもらいました。

まず体重を確認させてもらいました。すると1kg減っていました!退院からわずか1カ月でこれはまずい!となり、ご本人様に食事摂取状況を確認。

ご本人様は「配食は食欲がわかない」とおっしゃっていました。

それなら・・・

配食を止めて好きな物を好きなだけ食べもらうか?と皆で話し合っていると

ご本人様が「1人では食欲がわかない。ヘルパーさんにわざわざ作ってもらうほどでもない」とおっしゃいました。

でも「絶対に入院は嫌!」と強い意志をもっておられました。

これはチャンス!とばかりに皆が「これでは入院に向かっています!」

食べる事の重要性を促しとりあえず納得していただきました。

後日、かかりつけ病院の管理栄養士さんとお話しすると

「病院で8~9割食べられていたのよ。それが在宅では無理になるんですね。病院は周りの目もあるしね・・・在宅での管理って難しいね」とおっしゃっていました。

限界もあると思いますが、出来るお手伝いを精一杯していきたいと思いました。

はーと&はあと 管理栄養士 仲野

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