2014年11月アーカイブ

こんにちは、管理栄養士の島田です。

寒さが増してきましたね。例年なら今頃はいよいよ今年も終わりか・・・感が漂う頃ですが今年はいよいよ試練の年末年始がやってくるぞという気持ちになります。大型連休になりそうな2014~2015年の年越し(市場も業者も休んでしまう中、年中無休のはーと&はあとの食事療養サポートサービス!)

食材の確保、保管、納品漏れetc、年末にかけての準備が慌しくなってきそうです。

さて、今回は鮭のムニエルをおいしく仕上げるには。をご紹介します。

近年の大量調理では、大型のグリラーや、システム化、オートメーション化されたスチコン(スチームコンベクションオーブン)を駆使して短時間で大量に均一な仕上がりで料理ができるようになっています。

材料を仕込んで、設定するば、誰でもが似たようなものが負担なく作れる時代ですが、そんな機械がなくても一手間でおいしく仕上げる方法をアップさせていただきます。

ムニエルの基本的な作り方は、塩・胡椒した鮭に小麦粉をはたいて、フライパンや鉄板にバターを敷き、片面を焼いたらひっくり返して両面を焼き目がきれいに付くように焼き上げる。とても簡単な料理です。(小学生の頃、家庭科の実習で作った記憶のある方も多いのではないでしょうか。簡単な割りに仕上がりがきれいにできて、料理の楽しさを実感する料理初心者にはお勧めメニューですよね

でも、大量調理では、その簡単な料理に苦戦するになります。それは、きれいに両面を焼くという工程がとれないということ。

50人前、100人前(工場によってはそれ以上)を一度に焼くと100尾ひっくり返すことも、焼き目を均一に出すことも大変です。

中には、小麦粉に焼き色がつかず、部分的に白いまま焼きあがってしまい、お客様から「白いカビみたいなものがついている!」とクレームになりかねません

そこで一手間が必要です。まず、鉄板にはバターを敷かずに、クッキングシートを敷きます。そこに、小麦粉をはたいた鮭をのせてそのままグリラーで表面を焼いていきます。バターはボウルにいれてグリラーの余熱で溶かしバターにしておきます。

(ミニ知識として、魚に塩・胡椒したら30分程度はおいておきましょう。塩をした30分後に魚の旨みが増してきます。塩をしてすぐ料理しては魚のホントのおいしさを堪能できません。最初に塩胡椒して、他の料理の準備をしながら30分経って魚のおいしさがピークになった頃に焼くようにしましょう)

さて、鮭全体が6~7分程度焼けた頃を見計らって、一度グリラーから鉄板を取り出し、溶かしておいたバターをはけで薄く表面に塗ります。そのとき、焼き色がつかずに白く残ってしまっている小麦粉の部分をきれいにバターでコーティングしてあげることで、焼き残りがでず、均一できれいな焼き目が鮭全体につきます。あとは再度グリラーに戻して、バターが焦げて焼き過ぎないように火を通して出来上がりです。

最初に塗るのではなく、途中でバターを使って焼き目をきれいに仕上がる。手間ですが、おいしく料理しないとおいしく食べてはもらえない。と調理師は言ってました。同感です。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

こんにちは。東京いなげや・管理栄養士の六波羅です。

穏やかに晴れた11月23日、3度目のフルマラソンに挑みました。

気になる結果は文末で。

 

日々、多くのケアマネジャーの方とお会いします。

当社のサービスを紹介することはもちろんなのですが、

私は、情報交換の場としてとても大切しています。

たとえば、日本人の食事摂取基準は、5年毎に見直されています。

次回の改訂は2015年。

身近なところでは、食塩の摂取目標量が低めに変更されます。

★18歳以上男性★ 2010年版9.0g未満/日→2015年版8.0g未満/日

★18歳以上女性★ 2010年版7.5g未満/日→2015年版7.0g未満/日

お伝えすると、多くのケアマネジャーさんが、  

知らなかった!と、関心を寄せてくださいます。

そして、そこからどんどん話が広がっていきます。

たとえば、市販されているカップ麺の食塩相当量。

大体5g~6.5gもあるんです(ご存知でしたか?)

えー!カップ麺ひとつ平らげたらほぼ1日分終了?!

ここからが我々の腕の見せ所。

スープを残すことはもちろん、

スープの素が別添の場合には、使用量を減らし七味を加えるといった

減塩の方法をお伝えしたり、

体内から塩分を排泄する働きのあるカリウムを多く含む果物の摂取を勧めたり。

(カリウム摂取について、腎臓に疾患のある方は医師の指示を受けてください)

いなげやの管理栄養士と話すと為になる。

そう思っていただけるように努めています。

 

逆に、我々がケアマネジャーさんに教えていただくこともたくさんあります。

先日、こんなアドバイスをいただきました。

『サービスを必要としている方のご家族のケアも忘れないでくださいね。

サービス受給者の心身の健康は、支えるご家族の健康あってこそですから』

深く染み入る言葉でした。

 

さて、3度目のフルマラソンは、3度目の正直となりました。

3時間57分39秒。晴れて『サブ4ランナー』の仲間入りです(バンザイ!)

サブ4とは、フルマラソン(42.195km)を4時間未満で完走すること。

市民ランナーの大きな目標のひとつであり、

マラソンをかじっている人からは、

スゴイねー!頑張ったねー!と、褒めてもらえるタイム。

ラン仲間からいっぱい褒めてもらい、ご満悦です(笑)

35kmからの道のりは地獄の苦しみでしたが、頑張って良かった!


東京・管理栄養士    六波羅  美幸

こんにちは。東京管理栄養士 金成です。

日に日に寒くなってきましたね。イルミネーションの点灯式がいたるところでやっており、今年はどこのイルミネーションを楽しむか今からワクワクしています♪

 

 

 

先日、とある病態と聞き、今の東京では中々いないケースの相談だったのでどうしようと焦ってしまいました。

そんなときに頼ってしまう大先輩の山村管理栄養士ー!!

ということで相談させていただきました。

離れていても相談できることが嬉しい限りです。

京都ではどのような利用者様がいたのかや、まずはどこを重視していくのか・・・。

東京でもさまざまなお困りの方に出会えるように頑張らなくてはいけませんね!!

 

そんなとき、利用者様にとってはひよっこ金成もプロの管理栄養士というような言葉をいただきました。

 

 

はーとの中ではひよっこでも皆さまの前では一人前の管理栄養士!

自信もっていかなければ・・・!!

たくさんのお食事にお困りの方のためにがんばります!

 

 

 

 

先日お休みの間に山梨県へ行ってきました♪

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世界遺産をしっかりみてきましたー☆

立川からも富士山見えるのですが・・・

山梨で見ると大きさがまったく違いますね!!

 

 

 

 

 

いなげや 管理栄養士 金成なつみ

こんにちは☆北摂管理栄養士の大都です(^^)ノ

すっかり寒くなりました・・・

でも、紅葉真っ盛りですね。私が走り回っている吹田市は街路樹が多く、この時期、とっても綺麗です☆桜や銀杏、楓、もみじにポプラ・・・黄色にオレンジ、赤色がとっても綺麗。写真が撮れていないのが残念ですが。

この時期は寒さも増してきますが、原付で回るのに、少しテンションが高くなります♪

さて、今日の主人公は35歳の腎不全の障害がある女性です。といっても私が主に関わっているのはお母様です。

平日は毎日作業所に通われており、作業所で出してもらっているお弁当を食べ始め、体重が増加。薬の副作用もあると思うのですが・・・

減量と腎機能維持のために栄養指導と配食がスタートしました。

お母様もはーとのお弁当を参考にカロリー制限(適正なカロリーにする)、減塩、低たんぱくの食事を頑張って作ってくれています。その結果、作業所の昼食をお母様の手作りに代え、低蛋白質の食事に代えたせいもあり、減量に成功し、腎機能も維持できています。

体重も適正体重になり、体重維持とストレス解消のおやつに夏場はゼリーを召上って頂いていたのですが、こう肌寒くとなるとゼリーもちょっと・・・

というわけで、今日の相談内容は「秋・冬のデザートについて」

「そろそろ、ゼリーが食べ辛くなってきたみたいで・・・これからの季節、何を食べさせたら良いですか??」

カリウムが4.2と落ち着いていることと、ほとんどの野菜を茹でこぼししていることもあり、今回とっさに提案したデザートは・・・

フライパンにバターを溶かし、スライスしたリンゴを並べ砂糖とシナモンをかけて焼いたデザート「焼きりんご風」

食べやすく切り、茹でたさつま芋を揚げ焼して砂糖をからめた「大学芋風」

さつま芋とリンゴを茹でこぼしてから作る「甘煮」。

からの・・・マッシュしてバターを加えて焼いた「スイートポテト」

イモ類はカリウムが多いのですが、カリウムが気になる方でも上記に書いた作り方(茹でこぼし)であれば「大学芋風」も「甘煮」も「スイートポテト」もOKです。(但し、カリウム値によっては頻度と量にはご注意頂きたいので担当栄養士にご相談下さいね。)

手作りが大変な方には腎臓が悪くなった方にも安心して食べられるクッキーなどの特殊食品もあります。

気になった方は、お気軽にご相談下さいませ☆

はーと&はあとライフサポート 管理栄養士 大都宏子

こんにちは。京都管理栄養士の山村です。

朝夕、寒くなってきましたね~そろそろカイロ持参で出勤しないとバイク移動が寒いです。

先日、ケアマネージャーさんのご紹介で訪問してきました。

70歳代、女性、慢性腎不全、高血圧、脳梗塞の既往歴もあり。

夫婦2人暮らし。性格、非常に明るく楽天家。お孫さんも大勢おられ、なにかとにぎやかで楽しそうです。

が病状が問題です。病院の主治医からは、このままの生活を続けると、透析療法が必要と言われたとの

事です。大きい病院の出力されるデーターは、透析導入予定時期を年月日まで記載されていました。

本人さんもそれを見て、これはなんとかしないと・・・・とケアマネージャーさんに相談された模様です。

腎機能はなかなか回復させるのは難しいですが、悪化をさせないよう腎臓を守るしかない事を

しっかりお伝えしました。

とにかく、腎臓病食を届けてください!よろしく!と。毎日、昼食夕食お届けする事になりました。

病状とは裏腹にかなり、明るい(笑)落ち込まれるよりいい事ですがね。

本人さんも、こんなに腎臓悪いのに、痛くもかゆくもないしね~と。

でも、そういえば若い頃からかなりの高血圧やったわ!その頃から制限必要やったんかね~。

そうなんです。重症化する前に取り組んでいかないといけないのです。

今は透析療法の先延ばしを目標とし、取組みましょうと決意を確認しあいました。

はーと&はあとの管理栄養士として、これからも

1日でも食事療養のスタートを切っていただけるよう、日々活動していきます。

はーと&はあと管理栄養士 山村豊美

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