藤本祥代のブログの最近のブログ記事

こんにちは。京都管理栄養士の藤本です。

寒波!寒波!!

京都は雪こそ影響はないですが、冷たい風が身に沁みます・・・。

冷え性の私にはつらい季節です(>_<)

 

さて、先日訪問したのは透析をされている男性の利用者様。

お電話があり、相談があるから来てほしい、と。

11月より栄養コントロール食の塩分蛋白質調整食(腎臓のお食事)をお届け中なのですが、あまり食べられていないとのこと。

実は、この利用者様、初回訪問の時にも「体調がすぐれず食事の量が減ってきている」という話をしていました。

透析後にしんどくなってしまうこと、それまでとっていた他社の配食はなんだか合わない、などで食事量が減り、体重も減少。

透析先の看護師さんからも、しっかり食べるように、ご飯は180~200gは食べるようにと言われておられました。

初回訪問時に決めた食事は、ひとまず腎臓病用のお食事で、ご飯は200gのもの。

これをしっかり食べてもらうことを目標としていました。

 

しかし、1ヶ月少し経って話を伺うと、やはり食べられず、

ほとんど毎回半分程度は残している状況。

今回、お医者様からも、塩分の制限などもう考えず、何でもよいから食べたいものを食べるよう言われたとのことでした。

 

私から提案したのは、ひとまず普通食(健康バランス食)への変更。

ご飯の量は200gは食べていただきたいところですが、

分量が多いと余計に食べにくいという気持ちもあるため、

今回は健康バランス食のミニに変更することにしました。

今後の目標は「この食事は必ず全部食べきること」。

そして、どうしても体調が優れず、食事が食べられない時のために、

ヨーグルトやプリン、カロリー補給になるゼリー類を提案し、買っておいてもらうことも勧めました。

 

担当のケアマネさんからも、本人様は真面目で、食べなきゃ食べなきゃと思って焦ってしまっているのでは、という声もあがっています。

気持ちに寄り添いながら、

でも、必要な分はなるべくしっかり食べてもらえるように。

食べられない時に食べるってやっぱり提案が難しいな~と改めて思いました。

普通食に変えたことで、気持ちも新たに、食欲が湧いてもらえると嬉しいです。

 

寒波!寒波!!

北陸や東北、北海道は大雪。実家・滋賀も雪かしら・・・。

みなさま、お気をつけて!

 

はーと&はあと 管理栄養士 藤本祥代

こんにちは。京都管理栄養士の藤本です。

急激に寒くなりましたね(^_^;)

さすが12月・・・なのかもしれませんが、やはりいきなり真冬並みはきついです。

とにもかくにも防寒!

みなさまも風邪などひかないように気を付けてくださいね~。

 

さて、先月まで月2回、6回シリーズで地域のみなさまへの勉強会「すこやか学級」に

講師としてお招きいただき、話をしていました。

テーマは事前アンケートを基に決めたのですが、ご要望が多かったのは

・バランスのよい食事ってどんな食事なのか

・塩分について

・噛みにくい、飲み込みにくいの悩みについて

この3点。

1時間弱でこの3つを盛り込むのはなかなかハードでしたが、

こういう勉強会は「楽しくワイワイと、少しでも学びがあるように」がモットーの藤本、頑張りました!

 

主にご高齢の方が対象ですが、こういうすこやか学級に来られる方というのはまだまだ元気いっぱいの方々。

健康にも気を使っておられる方が多いので、熱心に話もきいてくださりました。

特に盛り上がったのは塩分について。

やはりみなさん、ちょっとは気になっているんですね~。

でも、「漬け物にはしょうゆが基本」、「麺の汁を残す!?汁が美味しいのに~」なんて方もいらっしゃいました。

 

こういう塩分の話をするときに私がいつも言うのは

【昨日より今日、今日より明日、明日より明後日、少しでも塩分が控えられていれば減塩!】

例えば、普通のしょうゆを減塩しょうゆに変える(使う分量はそのままにしてくださいね)。

お漬物をぬか漬けから浅漬けに変える。

漬け物を食べる量を半分にする。

みそ汁を具だくさんにして汁の量を減らす。

自分ができそうなことから少しずつチャレンジして、薄味の生活に慣れていってくださいね☆

 

たまにこういう勉強会の依頼をいただき、地域のみなさまの前でお話しますが、

実はこういうお仕事は結構好きです。

普段のお仕事は、すでにご病気をお持ちの方への食事指導が多いのですが、

やっぱり病気が重症化する前に、予防をすることって大事なんです。

元気なうちにいろいろ勉強してもらって、少しでも健康的に過ごしていただきたいんです。

今の生活を長く続けるために、

今回のすこやか学級がほんの少しでも【気づき】の機会になっていれば嬉しいな~♪♪

 

先日、友だちの結婚式で東山に行ってきました。

紅葉がとっても綺麗でした★

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はーと&はあと 管理栄養士 藤本祥代

こんにちは、京都管理栄養士の藤本です。

 

どこへ行っても「寒くなりましたね~」という会話をしている気がします。

バイクに乗る時もダウンコートに暖パン、インナーにはヒートテック...すでに冬の格好です。

これからもっと寒くなるのに、どうしようかしら...笑

 

さて、先日あるセミナーに行ってきました。

高校生の頃からお世話になっている管理栄養士の先生のセミナー。

分野としてはスポーツ健康科学。

「成長期の体と頭を育てる食事」というテーマ。

主にスポーツをしている中高生の親や指導者向けのセミナーです。

 

今回のセミナーのテーマ内容はこれまで幾度となく聞いて勉強している話ですが、

その中でこの日の私の目的は、

このスポーツ栄養のテーマの話をいかに今の仕事に活かすか、でした。

 

ここ1年ほど、特に今年に入ってから、私の管理栄養士としての興味と課題は、

食べられない方にどうしたら食べてもらえるのか、です。

食べられない理由は様々ですが、

例えば食欲がない方に食べてと言ったって食べられない。

なら、どうアプローチするのか。

頑張って食べておられるけれど少量しか食べられない。体重が増えていかない。

なら、どうやって必要な栄養をとってもらうのか。

食べるタイミングは?1回の食事量は?食べやすくて栄養価の高いものは?姿勢は?食器は?...

ケアマネさんの事業所へ行った際にも、いろんなケースの話を聞いたりして、この悩み・課題になんとか向き合いたいと思っています。

 

そんな中で今回のセミナー。

頭のモードを上記のようなモードで話を聞いて、いろいろと再発見がありました。

 

特に印象に残ったのは、「食べられる体をつくる」こと。

今回のセミナーの対象は中高生。体・内臓も発展途上。

つまりは消化吸収の能力も発展途上です。

今の私の対象は高齢者。内臓の働きはだんだんと弱ってくる方です。

通じるところがあるなかで、「食べられる体」をつくるためには...??

 

セミナーの中でおっしゃっていたのは4つ。

①腸内環境を整える→発酵食品と食物繊維

②消化吸収の促進→噛むこと

③胃腸をガード→体幹部の強化(腹筋・姿勢)

④血液循環・代謝の促進→水分補給・ストレッチ

 

食べるというと、何をどういう形態で食べるか、という点に着目してしまいますが、

まずは食べるための環境を整えることも大事だなと改めて感じました。

 

まだまだ勉強不足ですが、日々いろんな情報をキャッチできるようアンテナを張って、

それを利用者側へ発信していけるようにしたいですね!!

 

 

はーと&はあと  管理栄養士  藤本祥代

こんにちは、管理栄養士の藤本です。

寒いですね~なんて会話が日常になりつつありますね。

バイクに乗る時はもうダウンコートが登場。

こんな時期から着てしまったら・・・真冬はどうしようかなぁ(^_^;)

 

さて、先日スタートしたばかりの慢性腎不全の利用者様。

訪問してすぐに、奥様から「先生にそろそろシャント作ろうか」と言われたんです、と相談が。

本人様も奥様も、とりあえず待ってほしいと言って帰ってきたそうですが、

そんな時に、ケアマネさんからもらっていた食事のパンフを思い出してお電話をくださったそうです。

 

奥様は熱心に何冊か腎臓病の食事の本を買っておられたのですが、

とにかく難しい、よくわからない、とのこと。

もともと糖尿病から合併症で腎臓が悪くなられていて、

糖尿病の食事指導はしっかり覚えておられました。

腎臓病の食事についても病院で聞かれたそうですが、なかなか実践が難しいと。

 

普段のお食事の様子を教えていただくと、

あまり食べたらだめ!とご飯も茶碗に軽く1杯。朝の食パンは半分。

・・・糖尿病の時に「少なくしなきゃ!」と頑張っておられたんだろうな~と思いながら話をききます。

ひと通り教えていただいたら、私の出番。

私が持っていた資料や奥様が持っておられた本を使いながら、

【糖尿病の食事】と【腎臓病の食事】の違いをしっかり説明!

塩分控えめ。ご飯はしっかり食べていいので特に肉や魚などのたんぱく質の量は控えめに。

・・・奥様、目からうろこ状態。

 

その後は次から次へと質問攻めでした。

堰を切ったようにどんどんでてきました。

普段これ食べてるけどどう?これは?あれは?冷蔵庫から色々取り出して質問、質問。

 

もっと早く、こうやってしっかり教えてもらっておけば・・・

そんなお言葉まででてきました。

 

この言葉は実際よく耳にします。

特にもうすぐ透析、と言われた方に多い気がします。

この言葉がでてくるまでに、私も出会えていればと思います。

 

出会ってからの奥様の本人様の努力というのももちろん大事です。

努力の分、結果は出てくれるとも思います。

でも、早く出会えたらその分もっと病気の進行は防げるはずです。

 

出会えてからの努力は利用者様自身の努力。

出会えるまでの努力は、私がケアマネさん達に食事の大切さを伝えていく努力、ももちろんあるはずです。

少しでも地域の皆様のお役に立てるように!

 

11月も始まって、そろそろ年末に向けてダッシュの時期ですね。

食べることに休みはありません。

だからはーと&はあとにも休みはありません!

年末に向けて、突っ走るぞ~!!!

そうそう、そういえばと仕事の合間に紅葉の写真を撮ったことを思い出しました(笑)

この時期にこの道を通るのが楽しみな桂坂エリアです。

お天気はよかったのですが、光の具合があまりよくなくて微妙な色合いですが・・・

写真.JPG

 

はーと&はあと 管理栄養士 藤本祥代

こんにちは、京都の管理栄養士の藤本です。

一気に寒くなったような...

でも日中は暖かい時もあるし...

そんなこんなで藤本も風邪をひいてしまう始末。

ちゃんと食べて、ちゃんと寝て、免疫力低下しないようにしなくちゃですね!!

  

さてさて、今日は慢性腎不全の利用者様の話。

利用スタートして2ヶ月ほどの方です。

スタート時は退院直後だったのですが、とってもしんどそうなご様子でした。

  

食事はひとまず腎臓の食事でスタートとなったのですが、

  

とにかく食が細い!

塩分制限の食事だとさらに食べられない!

  

  

利用の初日に心配されたケアマネさんが様子を見に行かれたのですが、

予想通りでほとんど残食。

すぐにご連絡いただきました。

  

そして、塩分制限を少し緩めた食事に変更して、しばらく頑張られたのですが、

配送員がヒアリングすると、やはりなかなか食べられない。。。

  

往診の先生とも相談していただき、

ちゃんと食べることが優先!

と判断いただいて、結局普通食に変更することとなりました。

  

  

普通食になってから2~3週間、

本人様へお電話して様子を伺うと、

ご飯はなんとか食べてるよ、おかずは1品は食べるようにしてる、と。

普通食になって少しは喫食量は増えたみたいです。

  

坐骨神経痛があり、痛みがひどいと食べられない。

と痛みと戦いながら、なんとか頑張っておられます。

初回訪問時よりは、声はお元気そうな感じがして、少し安心しました。

  

この利用者様もそうですが、

ご病気に合わせた食事で制限するのは簡単。

ただ、それが食べられないと意味がありません。

好き嫌いで食べずに、他のものをどんどん食べて病状が悪化する場合はダメですが、

食が細い、食べたくても食べられない、

こんな利用者様には、制限よりもまずはきちんと食べること、が優先になる時もあります。

  

食べられない→痩せる→免疫力低下、

という悪循環になってしまわないように

本人の様子をきちんと見て、判断することって大切やんなぁ...と改めて思います。

在宅での食生活を支える、というのは、何が正解なのかな~、と悩むこともしばしば。

ひとりひとりとしっかりと向き合わねば!です。

  

  

大好きなコーヒーショップで注文したラテ。

 image.jpeg

ラテアートで♡になってる〜♪♪

テンション上がりました!

こんな風にちょっとした気遣いで人を笑顔にできるのって素敵ですよね。

さりげなく、でも確実に相手に喜んでもらうこと。

私の目標です。

  

  

はーと&はあと  管理栄養士  藤本祥代

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