こんにちは。
京都の管理栄養士の宮川です。
もうそろそろ3月なのに、雪がふったりやんだり寒いですね。
でもスーパーには菜の花やら春キャベツがでてきて、少しずつ春が近づいていると感じます。
さて、ある利用者様の話です。
10月からご利用いただいていました。
が、入退院を繰り返しており、病状もだんだん良くなくなっていました。
糖尿病の数値も悪化し、
食種も健バラだったのを栄コンに変更しました。
認知症があり、同居のご家族も仕事で夜遅い為、ケアマネージャーさんに頼まれ、この方、配送員より服薬の声かけもさせていただいていました。
しかし、頑固、わがままな性格に認知症もある為、
服薬の声かけをしても飲まれなかったり、食事を食べてない時は服薬しても低血糖を起こしてしまう可能性があるので、服薬すべきか配送員も困らされたりする事がありました。(その場合の対応は、私が事前にきっちり話合うべきことだったんですが)
配送員からもよく報告があがってくる方でした。
ケアマネージャーさんも、「はーとさん、こんなことまで頼んでごめんねぇ」と。
大丈夫です、在宅の生活を支援したいので、ここまでさせていただきます。
そんな感じで、なんとか服薬と食事で維持できていました。
が、ある朝、突然お亡くなりになられました。もともとのご病気でだったようです。
急な事で驚きました。
今日は服薬うまくいっているかしら・・といつもなんとなく思っていたので、寂しい気持ちになりました。
ケアマネさんも、突然のことで驚きを隠せないようでした。
その後、ご家族からお電話がありました。
「とても助かりました。感謝しています。ありがとうございました。」と。
後日、配送員が、空き容器の回収に伺った時、息子様とお嫁様より、こんなお礼の言葉をいただきました。
「最期は眠るように亡くなった。ヘルパーさんよりもよくして下さった。これからも、もし父のような年寄りがいたら手助けしてあげて下さいね。」
配送員からの報告でしたが、この言葉がとても心に沁みました。
お役にたててうれしいです。
配送員も大変だったと思います。
ケアマネさんから私への指示、カスタマーからの指示に戸惑う事もあったでしょう。
連携が大事だとあらためて感じました。
もし、自分の父だったら、もし自分の家族だったら、と思いながら、利用者様に万全のことができるように考えて、動いていきたいと思います。
はーと&はあと
管理栄養士 宮川曜子