皆様は最近、手足の冷えは感じてますか?
私は、就寝時に足先が冷えてすぐに入眠できない日があります。
訪問した際に利用者様からも湯たんぽの使用やソックスを履いて寝ているといった話や長めに入浴し、湯船に浸かりながら足のマッサージをしている話など聞き、冷え性に悩まれている方は多いのでないかと思いました。
そのため今回は、【冷え性対策】についてお話したいと思います。
まず、冷え性とは身体が本来感じるべきでない温度でも手足や身体が冷たく感じ、寒気がする体質や症状のことです。冷え性は【血行不良】により血液が身体の隅々まで行き渡らないことで起こり、血流が悪くなる原因は様々ありますが、主な原因として「基礎代謝の低下」「自律神経の乱れ」「筋肉量低下」「食生活の乱れ」「生活習慣」が挙げられます。
次に、冷え性の予防・改善についてです。
① 運動習慣をつける
⇒身体の熱の約6割は筋肉によって作られるため、大きな筋肉(体幹部、臀部、太もも)を積極的に鍛えることや血液を心臓に戻すポンプのような役割をするふくらはぎの筋肉を鍛えると効果的。
⇒歩幅を拡大してウォーキングを毎日継続。(1日30分)
② 食事の栄養バランスに気をつける
⇒たんぱく質や鉄分を積極的に摂る。
③ 入浴は湯船にゆっくり浸かり身体を温める
⇒湯温40℃前後の全身浴(10-15分)と入浴しながらの足のストレッチが効果的。
④ 良質な睡眠を取るように心掛ける
⇒就寝・起床時間をなるべく一定にし、その上リラックスしやすい室温や寝具を整える。
☆自宅でできる手軽な運動☆
1)かかとあげ(ふくらはぎの運動):歯磨き中など「ながら運動」をぜひ実施してください!
(歯磨きの度に10-15回ずつ)
2)足のストレッチ:入浴時に足先から膝裏にかけて優しくマッサージする。
足首を手でコントロールしながら回す。
3)ドローイング(腹筋運動):鼻から息を吸ってお腹を膨らませ、口から10秒ほどかけてゆっくり息を吐きながらおへそを背中に引き寄せるようにへこませてキープ。(仰向け、座位、立位どの姿勢でもOK!)料理中やベッド上などで実施してください。
今までは、カイロや着こんだりと外部からの寒さ対策ばかりをしていましたが、この機会に私も内面を見直していきたいと思いました。
1、2月は1年の中でも特に寒い時期ですが、今年の冬は皆さんも一緒に運動習慣や生活を見直して、過ごしやすい毎日を作って行きましょう!
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新年あけましておめでとうございます。
2026年を迎え、地域における訪問看護の重要性は一層高まっています。65歳以上は29.3%に達し、在宅看取りを希望する方は43.8%と増加している一方、実際の在宅死亡率は17.4%に留まっています。この「希望と現実のギャップ」を埋めるために、私たちは地域の医療・介護の一端を担う事業所として、質の高いケアを提供できる人材の育成と定着にこれからも力を注いでまいります。
2025年の1月~11月に、ご逝去が理由で終了になった利用者は12名で、そのうち自宅で最期を迎えられた方は6名でした。在宅看取りを実現するためには、家族のマンパワー確保が欠かせません。配偶者だけでなく、お子さまもケアに関わり、家族全体で支えられたケースでは、大阪から福岡へ野球観戦に出かけたり、自宅ではメジャーリーグの試合観戦を楽しんだりと、残された時間が短い中でも穏やかな時間をご一緒することができました。こうした時間は、スタッフにとっても大きなやりがいとなり、ご本人やご家族が「有意義な時間だった」と感じてくださる姿は、看護師にとって大きな励みになります。
一方で、「施設に入るか」「自宅でみるか」など、今後の方針を迷いながら時間だけが過ぎ、ご本人の状態が悪化していく場合もあります。意思が定まらないまま支援を続ける状況では、看護師もまたジレンマを抱えることがあります。在宅か施設か、ご本人とご家族の本音が見えない場面では、支援の難しさを強く感じます。
その背景には、「ケアを点で終わらせず、継続的に支える」という私たちの信念があります。利用者と家族の想いを引き出し、最善につながる選択ができるよう、寄り添いながら意思決定支援を行っていくことが、訪問看護における大切な役割だと考えています。
2025年10月より、管理者に加えてリーダー3人の体制を整えることができました。専門職としての見解を多職種連携に繋いでいくために、「記録の充実」と「連携方法とタイミング」を正しく判断していけるよう、リーダーと共に、人材育成に力を入れていきます。
利用者が、「在宅チームの誰かに相談すれば、何とかなる」と感じていただけるように、今年も力を尽くしてまいります。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
朝晩の冷え込みがぐっと強くなってきましたね。
体調の変化が出やすい時期でもありますので、無理せずゆっくり過ごしましょう。
さて、今回は、食事のとき「ちょっと大変...」がある方へ向けた、簡単にできる工夫をご紹介させていただきます。
ご利用者さまのお宅へ伺う中で、
• 「ごはんをこぼしてしまう」
•「お箸がうまく使えない」
•「手が疲れてしまう」
•「座っている姿勢がしんどい」
といったお声をよく伺います。
実は食事動作は、指先だけでなく、体幹・肩・姿勢など、からだ全体の協調が必要な活動です。
だからこそ、「道具」や「座り方」を少し変えるだけで、驚くほど食べやすくなることがあります。
① まずは姿勢から整えましょう
食事中の姿勢が崩れると、腕が上がりにくくなったり、疲れやすくなってしまいます。
ポイント
• イスの高さは 足裏がしっかり床につく高さ に
• 膝と股関節は 90度くらい
• テーブルは みぞおちくらい の高さ
もし高さが合わない場合は...
• 座面にタオルやクッションを敷いて高さ調整
• 足が届かないときは 雑誌を数冊重ねて足台に
→ 姿勢が安定すると、手が自然と動かしやすくなり、疲れにくくなります。
② 食器と道具を工夫してみる
「持ちにくい」「すべってしまう」には食器の形が大きく関係します。
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困りごと
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おすすめの工夫
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箸がすべる・握りにくい
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滑り止め付き箸 / 太さのある箸
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茶碗が持ち上げにくい
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取っ手付きお椀 / 軽量茶碗
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おかずを拾いにくい
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内側にカーブのある深めのプレート
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コップが持ちにくい
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持ち手が大きいマグ / 滑り止めグリップ
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また、食器の下に滑り止めシートを敷くと、力が弱い方でも食器が安定して扱いやすくなります。
(滑り止めシートは100円ショップでも手に入りますよ)
③ 一口の量とペースを見直す
食べにくさを感じると、どうしても「早く食べなきゃ」と急ぎがちになります。
• ひとくちを小さく
•よく噛んで味わう
•途中でいったん深呼吸
この3つだけでも、
むせの予防・疲労軽減・満足感アップ につながります。
おわりに
食事は 栄養をとるだけでなく、「楽しみ」でもある時間 です。
身体に合わせてちょっと整えてあげることで、
「食べやすい」「疲れにくい」「こぼれにくい」に近づけます。
「これ、私にもできるかな?」と感じるものがあれば、
訪問のときに遠慮なく声をかけてくださいね
訪問看護でたくさんの利用者様と関わる中で、よく耳にする悩みは「おしっこが近くて困る」、「夜に何度もトイレで起きる」など頻尿に関するものが多いです。
泌尿器科を受診して、お薬を処方してもらっても、なかなか改善しないと言われます。
今回は排尿障害のメカニズムと、対策についてお話したいと思います。
排尿障害は、畜尿障害と排出障害に分類されます。
畜尿障害とは:「ためておくことができなくなる」ことです。これは膀胱排尿筋の過活動や、膀胱出口の抵抗が弱くなる、尿道閉鎖圧が低下するといったことが原因となり、尿失禁や頻尿が生じます。
排出障害とは:「出すことができなくなる」ことです。これは膀胱排尿筋の収縮力低下や、膀胱出口の抵抗が大きくなることなどにより、排尿困難に陥るものです。
【対策】
①生活習慣の是正
直腸内に便が残り続けると、尿失禁や排尿困難の原因となります。生活習慣を見直し、便秘解消に努めましょう!
② 行動療法
行動療法の多くは、畜尿障害(尿失禁や頻尿)に対して行われます。具体的には膀胱訓練と骨盤底筋体操があります。
③ 薬物療法
過活動膀胱や前立腺肥大症に対しては、薬剤を使用して排尿障害を改善させます。
④ 手術療法
高齢者の場合、合併症のリスクなどを考慮し、医師が慎重に診察した後に、治療法として選択されることが多いです。
【行動療法】
1⃣膀胱訓練
・排尿時間をあらかじめ設定し、その時間に排尿をしに行く習慣をつけ、その時間を少しず
つ長くしていきます。
・トイレに行きたくなっても、5分~10分程我慢してみる。少しずつ我慢する時間を長く
していく。
2⃣骨盤底筋体操
肛門や膣をさまざまな体勢で締めることで、尿道括約筋を「しめる」トレーニングのことです。深呼吸しながら、骨盤底筋をゆっくりと強く締めて5秒間保持することを繰り返します(図1)。これを1日に50回から100回ほど繰り返し、毎日継続していきます。![]()
排尿障害の悩みは人それぞれ違います。トイレが心配で外出が億劫になっている方もいらっしゃるでしょう。そんな時、大人用オムツや尿取りパッドを選択してみることもいいと私は思います。今年開催された関西・大阪万博では、"未来のおむつコレクション"としてオムツのファッションショーが行われました。各おむつメーカーや下着メーカー、伝統工業等が協力し、外観だけでなく、内面的な負のイメージを払拭し、誇りを持っておむつを穿ける文化を創り上げたいと考え、開催されました。
まだまだ抵抗感の強いオムツですが、誰もが楽しみながら自分らしく生きる事ができるアイテムとして捉えられればと考えます。



