2014年9月アーカイブ

こんにちは☆ 北摂管理栄養士の大都です(^^)ノ

朝晩が涼しくなり、日中も30℃を切る日がやってきます♪

例年残暑が厳しい時期ですが、今年は「ひょっとして秋が長いかも?」と密かに喜んでおります。

さて、今日はタイトル通り、とある私の一日をご紹介・・・

朝イチの訪問先は池田市のUさま宅。(後で聞けば、本宅でなく別宅だとか)

60代の女性。30代の頃に多臓器不全になり、緊急で透析もされたという奥様。それ以降、ご自身で食事療養を続けてこられていました。

が、ここ最近、フランス在住の娘様宅へ出向き、長時間のフライトに疲れがでたのか、腎機能が悪化。また、長年服用してきた鉄剤で肝臓にも副作用が出てこられたとか。

ご友人に薦められての利用開始となりました。もともと、ご自身で長年食事に気を付けておられたので塩分・蛋白質・カリウムの制限、必要エネルギーの確保は十分理解されていました。

「一度は助かった命。もう少し生きたいですし。」と。

そんなUさま宅を後にして、次は豊中市のとある事業所へ。

以前勤めておられた事業所を退職し、ご自身で事業所を立ち上げたケマネージャーさんのもとへパンフレットをお届けに・・・

そこでも透析回避に頑張る利用者様の相談をフムフム・・・

そしてお次は吹田市のHさま夫妻のもとへ。

ご主人が胃切除をされ、奥様が食事の用意をされていたようですがその奥様の体調が優れず・・・そんな奥様の負担軽減にお役立て頂くことに。

聞けば、唾液の出る量が少ないとか。食事の前には唾液腺をマッサージすることもおススメ。唾液も消化液のひとつです。しっかり噛んで食べて下さいね~とお伝えし・・・

次はまたまた豊中市へ舞い戻り、豊中市の病院へ。同じ道を行ったり来たりの一日です(^^;

ご入院中のKさま。膵臓摘出、大腸も一部切除。そして甲状腺にできた癌の治療のため転院される前に一度退院し、自宅へ戻れることになったのです。膵臓摘出したせいで血糖コントロールのための1日4回のインスリン注射が必須。病棟の看護師さんからは低血糖にならないようにすることが大事ですと、娘様と一緒に説明を受け、Kさまと奥様の待つ談話室へ。

次の治療のためにもしっかり体力を回復されるよう奥様のサポートができればと思います。

そしてKさまの担当ケアマネージャーさんのもとへ。面談時の報告と、訪問看護との連携ができるよう打ち合わせをして帰路へ。

同じ道を行ったり来たりの一日でしたが、出会う人、相談内容は同じではありません。

同じ糖尿病の人でも人が違えば、生活環境も相談内容も様々。提案する内容も異なります。出会う数だけ提案の数があると言っても過言ではない!?

だから、この仕事は奥が深~いのです。

もっと腕?言葉?磨かなくては(^^;

 はーと&はあとライフサポート 管理栄養士 大都宏子

 

 

 

こんにちは。京都管理栄養士の山村です。

テニスの錦織 圭選手、すごい!!!ですね~パワーをもらいました☆

学生の頃は私もテニスをしていたので、

またテニスをして汗を流したくなりました。

テニスどころかランニングもさぼっている状況です・・・運動不足の極みです。

先日、包括支援センターのワーカーさんと食事の利用をしたいというご夫婦のご自宅へ訪問してきました。

ご主人、70歳代、糖尿病、大腸がん(人口肛門)、認知症、要介護認定申請中。

奥様、70歳代、心疾患、高血圧、胃炎。

お二人とも、制限がおありで、奥様は胃の調子が悪く最近貧血もあり、キッチンにたっているとふらふら

してくるとの事です。

ご主人は、近所までなら買い物にも行けお惣菜を買ってきたりサラダの用意などはされています。

お庭の木々のお手入れをしっかりされていました。素敵!

栄養コントロール食を週に何回利用したらいいのかしら?と。

ご病状や生活ぶり、家族関係、ヘルパーさんの入られる日などを考えいつも1週間を想像しご提案します。

このご夫婦のお食事のスタートとして、週3回お届けする事になりました。

ご主人も買い物にもいって身体を動かして頂きたいし、奥様もなんとか食事作りをする日も残しておきましょうと。

ADLが落ちないよう見守らないといけません。

ワーカーさんも頷いていただいてました。

小さい目標を立てながら、ご夫婦のよりよい生活のお役にたちたいととっても思いました。

201409091952000.jpg写真は9/9栄養コントロール食です。

米飯、鯖の味噌煮、いんげんと人参煮物、豚と野菜の煮物、

白菜の菊花あえ、もずくとなめこの中華和え

541kcal たんぱく質23.3g  脂質11.9g  食塩相当量2.0g

はーと&はあと管理栄養士 山村 豊美

こんにちは、京都管理栄養士松政です。

朝晩涼しくなりましたね。バイクでの訪問も清々しいです。

ただ、日中は、蒸し暑い時もあるため、その温度差で体調不良になっておれる方もいらっしゃいますので、気を付けてくださいね。

さて、今日は、長年ご利用頂いている慢性腎不全の利用者様のT様のお話。

80歳代、男性、独居、要介護Ⅰです。

毎日昼食と夕食をお持ちしています。当初は、夕食だけで、少し離れた所にお住みの娘様が昼食を準備されていましたが、その負担軽減のために昼食も追加になりました。

医師からの許可ももらい、休肝日を設けながら、晩酌も楽しんでらっしゃいます。

最近まで数値は安定していたのですが、ここ二ヶ月ほど、上昇。

クレアチニンが2台から3台、カリウムが5台、そして、6台へ。

これは、「絶対につまみが増えている!」と察知した私は、お電話口で「そんなにいつもと変わらない」とおっしゃるT様に、「一度訪問します」と言って自宅訪問しました。

すると、お話を聞いていくうちに、部屋の角のダンボールの中から、おつまみ用に買ったチーズ味のスルメやせんべい、ピスタチオなどが・・・

「やっぱりこれはあきませんかな!?前からもちょっとは食べてたんですけどね。一応、今はやめてるんやけど。」と。

ここ最近は特に、これらのおつまみの量が増えていたようです。

そして、最後に冷蔵庫の中からも出てきました。鮒ずしが・・・

ピスタチオはカリウムが多く、スルメやせんべい、鮒ずしは、塩分、蛋白質の過剰につながります。

ご自分でも自覚はおありになり、とても理解力のある方なので、なぜ、ダメなのかを説明すると、分かってくださいました。

ただ、今後も油断は禁物です

と言うのも、この方の場合は、ご自宅がお店なのです。

80代と言っても、パソコン操作はお手の物。

検査データや体重管理までもパソコンでされています。

そのため、インターネットでの買物は、外に買物行くよりも便利とよく使っておられます。

訪問中も○○ゾンから宅配便が届きました。

「安くて便利なんですよね~」とおっしゃってました。

便利というのも考え物ですね。魅力的なものが直ぐ手に入ってしまいますので・・・

T様には、しばらくは、ネットでの食べ物の買い物は休んでもらうようお願いしました。

次回の検査は今月末です。少しでも結果が出ますように!!

はーと&はあと 管理栄養士松政千佳子

こんにちは。北摂栄養士の仲野です(^^)

今回は嚥下が困難でソフト食を利用されている88歳・女性・息子様と2人暮らしのT様のお話です。

T様は今年1月、極度の脱水の為入院されました。息子様の帰宅も遅く、在宅での生活が困難と判断し、退院後は施設に入所されました。しかし6月に低アルブミン血症となり再び入院されました。

入院中も発熱を繰り返し、施設への帰所が困難な為、結局8月に自宅に帰ってこられました。

自宅での食事の相談をケアマネージャーから頂きソフト食を提案させて頂きました。

そして、先日摂取量、状況を確認するために再度訪問させて頂きました。

T様はソフト食を5~7割は摂取出来ており、「美味しい」とはっきり意思表示もされていてとりあえず安心しました。しかし聞き取りの結果、水分摂取が少なすぎるように感じました。食事中もほとんど摂らない様子でケアマネージャー、ヘルパーも心配していました。T様は味のあるジュースなら喜んで飲まれるそうなので、水、お茶に固執せず摂ってほしいとお願いするも「ご家族様が嫌がるんです。水分ゼリーの購入も懸念されています。家にあるジュースも賞味期限切ればかりで困っています」との事。

ケアマネージャーが状況を息子様に説明しても、あまり関心が無い様子だそうです。当面の処置として抹茶に砂糖、白湯を作りお粥、おかずに混ぜる。など、味を加えて提供するように致しました。以降は何とか水分摂取量は増えましたが今後はどうしたものかとケアマネージャー共々悩んでおります。

ソフト食は正直、お金もかかります。息子様もそこを心配されており何とか食事量を少なくしたいという要望があります。少ない量でより栄養補給出来る商品を再度見直しをする必要があります。

お金は大切な問題です。ご本人様、ご家族様の意向に沿って少しでも満足して快適に在宅での生活が続けられるように相談しながら進めたいと思います。

提案力をもっと、もっと身につけないと!!と気を引き締めております。

㈱はーと&はあと 管理栄養士 仲野

こんにちは、サロン管理栄養士の末藤です。


前回のブログで口腔内環境について書きましたが、

今回はデイサービスはーと&はあとの歯科衛生士業務についてご紹介!!



はーと&はあとの歯科衛生士は、利用者様のお口の健康を守り、おいしく安全に食事をしていただく為に色々なことをしています。


①昼食前の口腔体操(リハビリ)の実施

唾液の分泌を促進する為のマッサージや頬や舌の筋力を落とさないような体操や発声等を行うことで食事をしっかり食べれる状態を整えます。

基本のものに加えて歯科衛生士が考えたメニューを月替わりで行っています。


②食事を安全に召し上がっていただく為に食事中の観察や助言

食事中の状態を観ながらよりよく食事を食べていただく為のアドバイスを行います。


③口腔内や義歯の清掃の指導と、口腔内外の観察と支援

食後、職員がひとりずつ付き口腔ケアを実施します。

基本的には利用者様本人に磨いてもらい、磨き残しがないかどうかチェックやケアの仕方についてのアドバイスを行います。

磨き残し等ある場合は歯科衛生士より再度チェック磨きを施行します。

また口腔ケア時に口腔内の状態や口腔外の状態に異常がないか観察し、現在の状態について利用者様にお伝えしたりもしています。


④情報の発信

歯科衛生士より定期的に歯科通信の配布を行い、利用者様へ歯科に関する情報を発信しています。


⑤口腔機能向上加算算定

①~④の内容を含めたものをアセスメント内容をもとにプランニングし、定期的にモニタリングすることで口腔機能の向上に努めています。


歯科衛生士より

「体の健康を気にされている方は多いようですが、

 お口の健康を気にされている方は少ないようです。

 口腔内は年齢、病気、服薬、体調等によって日々変化します。

 また、体の筋力低下とともに舌や頬等の食べることに必要な筋力も低下します。

 私たちはチームで皆様が笑顔で食事を食べ続けていただけるよう支援していきたいと

 考えております。

 お困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください。」


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デイサービスはーと&はあとのスタッフ一同はチームとして皆様のよりよい生活のお役に立てるよう頑張っていきます!!


サロン管理栄養士 末藤

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管理栄養士プロフィール

  • 大都 宏子
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  • 磯好 幸枝
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