2015年3月アーカイブ

こんにちは。管理栄養士の島田です。

今週は卒業式の週だったんですね、街のいたるところで、袴姿のきれいな女性を拝見しました。

3月は分かれの月、4月は出会いの月といいますが、今年は自分にもその機会が訪れることになりそうです。

(昨年もそうでしたが・・・)やり残りがないよう3月残りの日を大切にしたいと思います。

さて、今日は先日阿倍野区民センターで開催された

「在宅療養における栄養ケア事業」の研修会に参加したお話です。

ちょっと前のブログでも書きましたが、最近はリハ栄養ブームですね。今回の研修会でも理学療法士の先生の講演から始まり、現在在宅でリハを行っている方のエネルギー不足をどのように補うのか、またリハビリの成果が出る効果的な栄養の補給はどうしたらよいのか情報提供と問題提起がされていました。

ご周知のように、高齢者における要介護の原因の10%は骨折や転倒が原因です。そして、その骨折や転倒してしまう原因の1位は筋力の低下です。早い人は30代から普通の方でも50代から年々筋力は低下することがわかっています(何も予防策をとらなければ)筋力の低下は筋肉の機能の低下(動く早さ、柔軟性、反射速度)を当然起こすことになり、最悪は寝たきり生活へつながるリスクを含んでいます。

そうならないようにリハビリ指導が行われるわけですが、いま、リハビリの効果を得るためにはリハビリで消費されるエネルギーを負荷した栄養をとらないと効果が得られにくいことがわかっています。また、リハビリが必要な高齢者が低栄養状態だった場合は、それを改善するためにエネルギーの蓄積量を増やす必要があり、さらに栄養を負荷してあげないといけないことが指摘されています。

しかし、その必要な栄養をどのように摂取すればよいのかをアドバイスできる管理栄養士が在宅の現場にいない(もしくはいてもすごく少ない・・・)ことを講師の先生は残念に感じつつ、来場していた管理栄養士達にエールを送られていました。

そういう講演を聴くと、管理栄養士の出番だな!と思いますが、次に講演された在宅訪問指導を行っている管理栄養士の先生からは(僕も個人的に大変おせわになっている先生ですが)

「ぼーとしていると訪問栄養指導の仕事を理学療法士や歯科衛生士、言語聴覚士の方にとられる。それくらいに他職種のかたは低栄養やリハ栄養について勉強している。管理栄養士は在宅でチカラと立場を確保できるような症例を早く多く積み上げる必要がある」と訴えていました。

まったくそのとおりですね。先の理学療法士の先生も患者さんにウェアラブル端末をつけて基礎代謝や活動量を測定記録しながらリハビリの効果を検証されていました。独自で食事記録もヒアリングして食品成分表から1日の摂取カロリーを計算して、エネルギーの不足になっていないかも考察されていました。(それって管理栄養士の専売特許だったのに。。。)今の時代、必要エネルギー量の算出や摂取カロリーの計算なんて誰でもできますよね。無料のアプリがいっぱいありますから。

じゃ、それ以外に管理栄養士が立場を確保する方法って何?それだけは管理栄養士さんじゃないと!といわれる、他職種から頼られるチカラって何?何なんでしょう?(講演を聴きた後も、ぼんやりとした答えは見えてても、まだまだ頭の中がスッキリせず悩み中です。。。)でも、そのチカラがないと在宅での立場は絶対に勝ち取れません。そのチカラを身につける、またそのチカラを強固な武器にして訪問にいかないと在宅に行く意味がないことは理解できます。

結論のないブログになってしまいましたが、4月までには自分の中でベストな答えを見つけて、そのチカラをつけられるよう新しい年度をスタートさせたいと思います。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

こんにちは、京都管理栄養士の松政です。
春を感じながらも、寒い日も続き、体調管理が難しいですね。

さて、先日訪問した利用者様のY様。
70歳代、男性、自立。お仕事もされています。
大きな疾患もなく、ここまでこられましたが、最近、貧血で心配との事でご相談がありました。
貧血とは、赤血球やヘモグロビンが低下した状態でその状態で色々な種類があります。
この方は、ここ一年でヘモグロビンの低下がありました。
まだ詳しい検査はされていませんが、担当の先生、まず食事から見直しましょうと。
しかし、ご本人様は、大きな病気があるのではと心配な様子。
そうですよね、心配になりますよね。
ということで、食事のヒアリング!
朝は、パン、牛乳、ヨーグルト。
昼は、麺類で簡単に。たまにカップ麺。
夜は、惣菜や買ってきたお弁当。刺し身は、よく食べると。
奥様が二年前に他界されてから、このような食事になったようです。
なるほど、食事の問題もあるかもしれませんねと私。
ご本人様は、貧血には、鉄分摂取というイメージしかありませんが、それだけではありません。
1日3回規則正しく、偏食、欠食なく食べることが大切です。
また、1回の食事は、主食、主菜、副菜を組み合わせ、バランスよく食べることも大切です。
その上で鉄分や造血効果のあるビタミン類も注意して摂取します。
「そうか〜、バランスも悪いし偏っているね!」とY様。
食事で改善できるならと意欲を見せられました!
まずは、バランスの摂れた食事からということで、はーとの健康バランス食を食べて頂き、バランスアップです!
数ヶ月後、少しでも変化(Y様の食事内容とヘモグロビン)があるといいな〜
はーと&はあと 管理栄養士 松政千佳子

こんにちは。京都 管理栄養士の相山です。

いよいよ3月半ばに突入しました!

学生さんは、卒業、進級、入学、就職と新たなスタートのシーズンの時期ですね。

        

       

先日、はーと&はあとでも、人事異動の発表があり、4月から新たなスタートを切ろうとしています。

私自身も、担当エリアを持たせてもらえることになりました。

担当エリアは、右京区・西京区・向日市・長岡京市に決まりました。

3月いっぱいは、前任の藤本管理栄養士とあいさつまわりをし、しっかりと業務の引き継ぎをさせてもらっています。

いざ、担当エリアを持つとなると緊張と不安が(@_@;)

       

     

今も、先輩に同行させてもらい新規訪問に行っていますが、改めて食提案やアドバイスの進め方がすごいなあと日々勉強中。

       

    

 先日の訪問先では、利用者様が少し涙ぐみながら「出会えてよかった!!お話できて、気持ちが楽になった!私の先生!」と

すごい頼りにされている先輩の姿を見て、私もこんな風にならなくては!と(^O^)/

エリアの担当者として、私にお任せ!!と胸を張れるよう精一杯頑張ります。

まだまだ未熟ですが、食事のことにお困りな方を助けたいという気持ちは人一倍あります!

利用者様との出会いを大切にし、日々教わり学んだことを吸収して成長したいと思います。

    

これからもお願いします(*^。^*)

    

はーと&はあと  管理栄養士   相山 華菜

こんにちは。北摂事務所の仲野です。

今回はとっても嬉しい事があったので報告させてもらいます!

たびたびこのブログにも登場している嚥下サポートをさせてもらっている女性のお客様。

もともとは脱水で入院されていたのですが、生活環境が整ったので在宅に戻られました。在宅生活を開始された当初は意思疎通はおろか、少しのゼリーを食べるのがやっと。自力での寝返りは不可能で低栄養状態でした。そして、仙骨部に5cm程度の褥瘡がありました。

その日からご家族様も働きながら深夜の床ずれ対策、日中はヘルパーさんが食事介助、入浴介助、入浴が無い日はスキンケア。そして私は摂取状況を確認しながら徐々にカロリー、蛋白そして亜鉛。もちろんその他の栄養素も充足していきました。

皆が一致団結して取り組んだ結果、半年をかけてついに褥瘡はなくなりました。もちろん再発する可能性はありますがとりあえずは収束しました。

3か月を経過したころにはほぼ完治していたのですが、またすぐに悪化したり・・・・。今回、やっと(^^)でした。

本当に嬉しかったです。ご本人様と関係者一同、皆で「ばんざ~い\(^^)/」と笑顔、笑顔でした。ご本人様も「やったとやな~」と笑って下さいました。

一番頑張ったのはもちろんご本人様。熱があった時も食欲は一切落ちませんでした。食欲=元気の源。ですね。

これからもケアは続きます。次のステップに進めるように皆で頑張ります!

㈱はーと&はあとライフサポート 管理栄養士 仲野 ひとみ

こんにちは、サロン管理栄養士の末藤です。

あっという間に今年度も残すところあとわずか。

4月から介護保険制度の改正によりバタバタと大変になりそうな予感、、、

通所介護のところも大きく単位が下がるようで経営的にも頭の痛いところだと思います(>_<)

そんなことを言ってても仕方ありませんので、現場の私たちとしては変わらず利用者様により良いサービスを継続して提供できるよう頑張っていくしかないですね!!


先月末よりご利用開始となった78歳の男性の方。要介護1

昨年の10月に食道ガンが見つかり12月に手術。

6cm幅で周囲を取ったのですが、狭窄が起きてしまい拡張術により定期的に狭窄した食道を開いていくしかない状態とのこと。

食事はペーストメインとし、調子が良い時にはごく刻みのようにしてトロミあんを使用して摂取が可能な状態で、水分はトロミ等使用せずそのまま飲用可能。

サロンの体験利用のときには、主食はペースト粥、副食はペースト食(ユニバーサルデザインフード区分3〜4)で提供させていただきました。

ちょうど拡張直後というのもあり、30分ほどでスムーズに完食していただけました。

ご利用開始になってからは主食は五分粥、副食はペースト食(ユニバーサルデザインフード区分3メイン)で提供し、こちらも30分ほどで完食されていました。

術後、食事摂取ができなかったこともあり体重減少もみられていたため、食事とおやつ合わせて500〜600kcal程度摂取していただけるように設定させていただきました。 もちろんペーストの食事では栄養量の確保が難しいため、栄養補助食品でカバーしながら献立を組み立てています。

Dr.からも狭窄したら拡張してということを繰り返す以外治療法がないとのことなので、狭窄の状態に合わせて食事形態を微調整しながら少しでも食べていただけるような支援ができればと思っています。

ご本人様は意欲も十分なのでこれから管理栄養士として食事・栄養面でサポートしていきます!!


写真は関係ありませんが、娘のために爺ちゃん婆ちゃんが買ってくれた雛人形。 なかなか渋いチョイスになりましたが貫禄十分!!

七段飾りは妹のものをうちの親が実家からもってきたもの。 いまどきこのデカさは置くのに困りますね(^^;;

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サロン管理栄養士 末藤

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