こんにちは、サロン管理栄養士の末藤です。

     

先日の台風上陸に合わせて、友人の結婚式の為九州入りしていて大変でしたが無事帰ってこれました(笑)

車で約12時間、、、

せっかく行ったのに福岡の美味しい物を食べる事すら出来ず終いでした。

皆さんは台風の影響は大丈夫でしたか??

           

ちょうど福岡へ向けて出発する日の10月11日 「第10回高槻・島本嚥下栄養研究会」に参加させていただきました。

   

今回、高槻・島本地域の摂食嚥下障害への取り組みというところで、当デイサービスについての紹介をさせていただきました。

   

通所介護についての簡単な説明やデイサービスはーと&はあとのコンセプトの「口から食べることをあきらめない!!」ということについてや他のデイサービスと少し違ったサービス内容についてもお話ししてきました。

   

実際には時間もほとんどなかったので10分以内でささっとお話する時間をいただいただけですが、こういったデイサービスが地域にあるんだなということは知っていただけたのではないかと思います。

           

ちなみに他のデイサービスと違う点については、、

 

①専門職によるアセスメント

②地域連携の手段、ツール

③配食管理栄養士との連携

             などです。

         

①の専門職によるアセスメントについては、通常のご利用者様のアセスメント内容に加えて、機能訓練指導員(看護職)、歯科衛生士、管理栄養士がそれぞれご利用者様の状態を定期的にアセスメントし、カンファレンスを実施。

 

それぞれの専門職からのアセスメント内容を踏まえて食べることへの支援に繋げています。

 

機能訓練指導員(看護職)や歯科衛生士の業務内容、アセスメント内容については以前にブログでご紹介させていただきました。

 

デイサービスにおける看護師業務

はーとサロンの歯科衛生士業務♪

   

わたくしが行っている管理栄養士のアセスメント内容についてはまたの機会に、、、     

         

②の地域連携の手段、ツールについて

 

実際にカンファレンス等でスタッフで話し合った内容やご利用者様のご様子について1ヶ月のご様子という形でA4用紙1枚にまとめたものを作成しています。

 

ご利用者様へのフィードバック、ご家族様へのフィードバック、担当CMGへのフィードバック、そして少し他のデイサービスと違っている点がご利用者様の主治医へのフィードバックです。

 

もちろんご利用者様への説明・同意をいただいて行っています。

 

また必要に応じて他に利用している事業者様とも情報交換することにより、ご利用者様自身へバラバラな内容のサービス提供にならないよう意識して連携への取り組みを行っています。

 

ご利用者様の状態等によっては看護職が受診の同行をさせていただいていることもあります。       

       

③配食管理栄養士との連携

 

実際にデイサービスをご利用していただいている中に、はーとのお食事を取ってくださっている方もいらっしゃいます。

 

そういった方に関してはデイサービスでの食事摂取面だけでなく、在宅での食事についてもサポートしています。

 

デイサービスで管理栄養士と関わり、在宅では別の管理栄養士も関わりを持てる。

 

なかなか在宅で生活する中で、ここまで管理栄養士と関わりを持てる機会があるところは少ないかと思います。

 

通常、単独のデイサービスに管理栄養士自体配置しているところは少ないし、在宅生活の中で管理栄養士と関わる機会も普通はありません。

 

当デイサービスをご利用いただいて、はーとのお食事も頼んでくださっている方にはもれなく管理栄養士が二人もついてくるというVIP待遇!!

 

もちろん食事面でサポートの必要性がとても高い方に関しては連携してご利用者様の支援をしていきます。

       

まだまだ完璧に出来ていない点も多いかもしれませんが、「病院から在宅へ」という流れになっている今、こういった内容のサービス等が絶対必要になってくるのではないかと思っています。

   

食べることにお困りで、在宅生活を元気に過ごしていきたい方!!

 

デイサービスはーと&はあとがお待ちしております!!            

                  サロン管理栄養士 末藤

こんにちは、サロン生活相談員の末藤です。


皆さん日頃運動はされていますでしょうか??


わたしは趣味でストリートダンスをしているのですが、最近全然練習等できておらず少し運動不足気味、、、。


高齢者ともなると運動量や活動量はさらに少なくなります。


現在サロンでは午後に約40分ほどの運動を取り入れています。


内容としては上肢・下肢・体幹をそれぞれ使うような運動です。


利用者の状態によって出来る動き等に制限があるので、状態に合わせた形で皆さん参加していただいています。


基本的には椅子に座ったまま出来るものから始めて、立位での片足立ちや立ち上がり時に必要な筋力強化等しています。


レベル的には少し汗ばむ程度の運動。


あまり負担をかけ過ぎず、かつ運動として効果が出るような内容としています。


実際に利用回数の多い方では、起立時の姿勢改善や歩行・階段昇降の速度アップ等少しずつ効果があらわれています。


利用者によってはシルバーカーを使用しないと外出できなかった方が、杖歩行でバスを使用し通院できるようになった方もいらっしゃいます。


自分自身も運動に効果的な栄養補給の方法(リハビリテーション栄養)をもっと勉強して、利用者のADLや栄養状態の改善に取り組んていきたいと思っています。


そして利用者に負けないよう自分ももっと運動します(笑)

サロン生活相談員・管理栄養士 末藤

こんにちは、サロン生活相談員・管理栄養士の末藤です。

 

朝晩は本当に寒くなってきて、窓を開けて寝ていると寒さで起きてしまうことがある今日この頃、体調崩されたりしていませんでしょうか。



季節の変わり目での体調の変化にご注意を!!


サロンをご利用していただいているM様


利用開始前の退院時カンファでは常に吸引が必要で窒息や誤嚥のリスクがあるとのことで、デイサービス利用時にも吸引を必ず行うとのことで利用が開始されました。


入院中の食事形態は主食は全粥、副食は極刻みにトロミあんを混ぜ合わせた状態で提供がされており、自己摂取半分と食事介助半分という形でした。


サロン利用開始時には凍結含侵法を用いた食事形態でトロミあんを準備して食べていただきました。


今までは何を食べているかわからない状態での食事が、形のある状態のものを確認してもらい目の前で食べやすい状態につぶしての提供という形をとりました。


痰がとても多く出ていたので、食事中にも痰が絡んで飲み込みがスムーズにいかないところがありましたが職員がついて注意しながら一部介助を行っていました。


サロン開始から1ヶ月が経つ頃には、在宅生活で座位で過ごすことが多くなったせいか痰の量がどんどん減っていき毎日の吸引が必要ない状態まで回復され、それに合わせて食事摂取もスムーズに行えるようになってきました。


摂取状態が良好になって食事形態も凍結含侵法を用いたものからサロンで調理しているやわらか食にアップし、リウマチによる手指の変形で上手く食具が使用できなかったのがサロンでのリハビリもあってか手の開きがとてもスムーズになりしっかりと食具を使用できるようにもなってきました。


またサロンで他の利用者様とのコミュニケーションを取ることによる発声や口腔リハビリ等によって舌の動きの向上も食事摂取状況の改善に繋がったのだと思います。


少しでも安全に口から美味しく食べ続けていただく為に、できる限りの支援を行って参ります。




サロン生活相談員・管理栄養士 末藤

こんにちは、サロン生活相談員の末藤です。

最近は異常気象でテレビの報道をみていると現実とは思えないような映像ばかり流れていますよね。


大阪はいつも大雨の被害が少ないように思うのであまり実感が湧きませんが、「もしかしたら自分の身にも。」という気持ちを持っておくことや、備えておくことが大事なんだろうなと思っています。


防災グッズや非常食、水等の確保はしっかりしておきましょう!!



さて、今回は口腔内環境について。


介護の現場でも意外にちゃんと見られていない口腔内の状態。


体調管理に欠かせない食事に直結している口腔内環境ですが、残存歯の本数や義歯の使用状況、義歯の適合・不適合等まで確認しているところは少ないのが現状です。


というのも、ケアマネさんに聞いても知らないことが多いんです。


アセスメント項目もたくさんあるので、なかなか細かいところまでは難しいとは思いますが、そこが改善されるだけで食事・栄養面での問題がクリアされる方もいらっしゃいます。


よくあるのが、「入れ歯使って食べてるので食事は問題なく食べれています。」と言っている方でも、義歯が合っておらず実際には上手く食塊形成が出来ずに丸飲みしている方もいます。


口腔内の状態も変化するので、何年も前に作った義歯が合っているかどうかもわかりませんし、作ったばかりの義歯でも使用していないと馴染みません。


また、「歯がまだ残っているので噛めています。」という方でも、実際にはまばらに抜けてしまっており咬合面(上下の歯が噛み合う面)がなく噛めていない方も多くいます。


それ以外にも口腔内の乾燥状態や傷や腫れの有無、薬の副作用等、食事が食べられなくなってしまう要因はたくさんあります。


サロンではそう言った問題を抱えているかどうか専門職でアセスメントして、より良く食べていただける状態をつくれるような環境を整えています。


残念ながらサロンでは医療行為は出来ませんので、治療を行うことはできませんが治療のタイミングを見逃さないよう観察を行うことと、口腔ケアや口腔リハを行うことによる口腔内環境の整備にも力を入れています。


皆さんの周りの方の中にも口腔内の問題がないか、もう一度見直してみましょ~!!



サロン生活相談員 末藤

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