「プチナース」は看護の専門出版社、照林社が発行している月刊誌で、ナースを目指す方に、臨床実習や看護師国家試験に役立つ情報を、看護を学ぶ学生の視点で編集された学習誌です。

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この度、プチナース12月号の「気になる科の先輩に聞く!臨床ナースのお仕事レポート」に、「訪問看護」の紹介として当ステーションが取材を受け、漫画形式と文章と合わせて3ページ掲載されています。

この企画は新型コロナウイルス感染症流行の影響により、看護学生が現場で働く看護師と会って話をしたり、仕事を見学する機会が減るなか、生の声でしかわからない様子を学生に伝える為にできたものです。

依頼は今年の7月にあり、オンラインで管理者の山本がインタビューに応じ、仕事の内容や魅力をお伝えしております。

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山本管理者の取材の感想
学生さんにとって、訪問看護の世界がより身近なものになるといいなと思っています。利用者様のお宅に訪問し、様々なことに対応できるよう「看護技術の習得」「医師や看護師との連携方法」を学びながら、訪問看護師を目指す方が増えることを期待しています。

下部のお知らせPDF版は、山本管理者が漫画になった一部も載せております。
是非クリックしてご閲覧下さい。
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自己紹介

はじめまして。この度、訪問看護ステーションはーと&はあとで働くことになりました、理学療法士の佐原崇之と申します。私はこれまでに維持期の病院、訪問看護ステーション、デイケアセンターで勤めてまいりました。

私が勤めていたデイケアセンターでは施設も経営しており、施設の入居者のリハビリやご自宅から通われる方を中心にリハビリをさせて頂いてました。施設内で生活される方は、ご自宅で生活される方に比べて認知面の低下や運動能力の低下が著しい印象でした。また、コロナ禍により外出等が制限され一歩も外に出れなかったり、ご家族との面会がかなわない環境であるがゆえに、精神的にストレスを溜められる方も多くいらっしゃいました。

訪問リハビリでは、これまでに培った技術や経験を活かして、少しでも住み慣れた自宅でストレスを感じずに安全に生活していただけるように、かつ健康寿命を延ばせるような動作訓練や環境づくりをさせて頂きたいです。まずは、利用者様やご家族様とコミュニケーションを取りながら楽しくリハビリをしていこうと思います。また、利用者様に関わる様々な職種の方達と連携を図りながら、チームの一員としてお役に立てるように努めてまいりますので、宜しくお願いします。

「肩が凝る」

実は、この言葉を最初に使ったと言われているのが、明治の文豪、夏目漱石だと言われています。漱石の「門」という小説の中に「首と肩の継ぎ目の少し背中によった局部が石のように凝っていた」という一節があるそうです。ちなみに江戸時代には「肩が張る」「肩がつかえる」「肩がつまる」などと表現されていたみたいです。いずれにしても、現代病かと思われていた肩こりが、遥か遥かご先祖様までさかのぼり苦しめていたのです。

さて、この肩こりとは一体どうして起こるのでしょうか?
人が二足歩行を行うようになった事で、重たい頭と腕を肩で支えて立たなければならなくなり、人体の構造的にもともと肩周辺の筋肉が緊張しやすい状態にあります。
この構造的な要因に加え、同じ姿勢で長時間いる、姿勢不良(猫背・前かがみ)、運動不足、眼精疲労、ストレス、冷え、血圧などがあげられます。
これらの要因によって、肩周辺の筋肉の筋肉疲労と血行不良が起こり、肩こりを招きます。

肩こりの原因となる筋肉の多くは肩甲骨につながっている為、肩甲骨まわりをほぐす事で肩こりが改善すると言われています。
最近ではスマホなどで検索すると、簡単に色んな種類の肩甲骨の運動を知ることが出来ますが、自分自身の経験上、2種類くらいの運動が長く続けやすいと思いますので、今回はおすすめの2つの運動を紹介したいと思います。

【両肩をすくめる運動】
 5〜10回程度行います。
① 顔を正面に向け、両肩を耳に近づけるように上げて3秒キープします。

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② 3秒キープしたら、肩を落として脱力します。

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【肘を大きく回す運動】
 5〜10回程度行います。
① 両肩先に指先を付けます。

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② 可能な限り、肘を大きく回し、肩甲骨が動いていることを感じます。

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朝起きた時、仕事の休憩の合間、お昼ご飯を食べた後など、毎日の生活の中に運動を取り入れ、長く続けてもらえたらと思います。

はじめまして。理学療法士の杉野美香と申します。はーと&はあとで2022年10月より働かせていただくことになりました。
私はこれまで急性期~慢性期、病院勤務における外来リハビリテーション、整形外科のクリニックや訪問診療からの訪問リハビリ、訪問看護のリハビリテーションに携わってきました。経験年数は16年になります。その経験で大切にしている事は、利用者様やそのご家族、周りに関わる多種職の皆さんとのコミュニケーションです。
在宅ではより利用者様との距離を縮めて関わることになります。住み慣れたご自宅でのお困りごとや生活での過ごしづらさを感じておられること、お体のこと、またそれのみならず今までお一人お一人が経験されてきたお仕事のお話、ご趣味、関心ごとなど。何でも構いません。少しずつでいいので利用者様ご自身のことを教えていただきたいです。そういった全ての対話がリハビリに結びついたり、たとえ結びつかなくても話す事で笑顔になっていただければ、それもふくめてリハビリテーションだと思っております。
利用者様から学んだことを成長の糧にし、理学療法士という肩書の前に、より安心して気持ちに寄り添える人間として、少しでもお役に立ちたいと考えています。私自身、大阪生まれの大阪育ち。子供は2人。趣味はフラダンス、ドラマや映画鑑賞、食べることです。新たにはーと&はあとの一員として精進して参りますのでよろしくお願い致します。