usagi.png謹んで新年のお慶びを申し上げます。本年もスタッフ一同精進し、利用者が安心してご自宅で暮らせるように看護・リハビリを行う所存です。皆様のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2022年を振り返ると、World Cupでの日本代表の活躍が記憶に新しいですが、長きに渡るコロナ禍対応や物価高、ロシアとウクライナ戦争など、身の回りで起きる出来事に対して考えることが多い1年だったと思います。

当事業所でも年に2回、スタッフに求めるスキルを明示した上で、日々の業務に取り組めるように評価表を用いた面談をしています。スタッフの成長が事務所の発展に繋がると考え、個々の成長を大事にしています。昨年末に行った面談では、スタッフから「話し合いの場を増やして欲しい」との要望を受け、新たな取り組みを始めています。目標に向かって工夫と努力をし続けるのは、管理者もスタッフも同様です。自分の不足と逃げずに向き合い、成長に向けた努力を、日々の業務にいかに落とし込むかが重要だと考えています。

余談ですが、私は趣味でテニスをしており、昨年は約半年間に及ぶ「ボレー特訓」を行いました。苦手なボレー練習には逃げ出したい要素もありましたが、目標に向かって練習を続けたことが上達に繋がりました。物事の多くは「苦楽」の順でやってきて、苦の次には楽しみが待っていることを、管理者業務・テニス経験の中で実感する機会に恵まれ、大変有難く思っています。

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今年で管理者5年目を迎えました。スタッフとは『苦労を分かち合い、成長を喜び合える』関係性を築きながら、歩んでいきたいと思っています。結果が出るまでに時間がかかることには、地道な努力と場数(練習量)が必要だと感じています。道中は苦しいと思いますが、"踏ん張らずしてジャンプはできない"と肝に銘じ、諦めずに進む所存です。どんな困難にも対応していける強い組織を目指すべく、事務所の地盤固めに力をいれる一年にしたいと思います。2023年も変わらぬご愛顧の程、宜しくお願い致します。

「プチナース」は看護の専門出版社、照林社が発行している月刊誌で、ナースを目指す方に、臨床実習や看護師国家試験に役立つ情報を、看護を学ぶ学生の視点で編集された学習誌です。

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この度、プチナース12月号の「気になる科の先輩に聞く!臨床ナースのお仕事レポート」に、「訪問看護」の紹介として当ステーションが取材を受け、漫画形式と文章と合わせて3ページ掲載されています。

この企画は新型コロナウイルス感染症流行の影響により、看護学生が現場で働く看護師と会って話をしたり、仕事を見学する機会が減るなか、生の声でしかわからない様子を学生に伝える為にできたものです。

依頼は今年の7月にあり、オンラインで管理者の山本がインタビューに応じ、仕事の内容や魅力をお伝えしております。

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山本管理者の取材の感想
学生さんにとって、訪問看護の世界がより身近なものになるといいなと思っています。利用者様のお宅に訪問し、様々なことに対応できるよう「看護技術の習得」「医師や看護師との連携方法」を学びながら、訪問看護師を目指す方が増えることを期待しています。

下部のお知らせPDF版は、山本管理者が漫画になった一部も載せております。
是非クリックしてご閲覧下さい。
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自己紹介

はじめまして。この度、訪問看護ステーションはーと&はあとで働くことになりました、理学療法士の佐原崇之と申します。私はこれまでに維持期の病院、訪問看護ステーション、デイケアセンターで勤めてまいりました。

私が勤めていたデイケアセンターでは施設も経営しており、施設の入居者のリハビリやご自宅から通われる方を中心にリハビリをさせて頂いてました。施設内で生活される方は、ご自宅で生活される方に比べて認知面の低下や運動能力の低下が著しい印象でした。また、コロナ禍により外出等が制限され一歩も外に出れなかったり、ご家族との面会がかなわない環境であるがゆえに、精神的にストレスを溜められる方も多くいらっしゃいました。

訪問リハビリでは、これまでに培った技術や経験を活かして、少しでも住み慣れた自宅でストレスを感じずに安全に生活していただけるように、かつ健康寿命を延ばせるような動作訓練や環境づくりをさせて頂きたいです。まずは、利用者様やご家族様とコミュニケーションを取りながら楽しくリハビリをしていこうと思います。また、利用者様に関わる様々な職種の方達と連携を図りながら、チームの一員としてお役に立てるように努めてまいりますので、宜しくお願いします。

「肩が凝る」

実は、この言葉を最初に使ったと言われているのが、明治の文豪、夏目漱石だと言われています。漱石の「門」という小説の中に「首と肩の継ぎ目の少し背中によった局部が石のように凝っていた」という一節があるそうです。ちなみに江戸時代には「肩が張る」「肩がつかえる」「肩がつまる」などと表現されていたみたいです。いずれにしても、現代病かと思われていた肩こりが、遥か遥かご先祖様までさかのぼり苦しめていたのです。

さて、この肩こりとは一体どうして起こるのでしょうか?
人が二足歩行を行うようになった事で、重たい頭と腕を肩で支えて立たなければならなくなり、人体の構造的にもともと肩周辺の筋肉が緊張しやすい状態にあります。
この構造的な要因に加え、同じ姿勢で長時間いる、姿勢不良(猫背・前かがみ)、運動不足、眼精疲労、ストレス、冷え、血圧などがあげられます。
これらの要因によって、肩周辺の筋肉の筋肉疲労と血行不良が起こり、肩こりを招きます。

肩こりの原因となる筋肉の多くは肩甲骨につながっている為、肩甲骨まわりをほぐす事で肩こりが改善すると言われています。
最近ではスマホなどで検索すると、簡単に色んな種類の肩甲骨の運動を知ることが出来ますが、自分自身の経験上、2種類くらいの運動が長く続けやすいと思いますので、今回はおすすめの2つの運動を紹介したいと思います。

【両肩をすくめる運動】
 5〜10回程度行います。
① 顔を正面に向け、両肩を耳に近づけるように上げて3秒キープします。

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② 3秒キープしたら、肩を落として脱力します。

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【肘を大きく回す運動】
 5〜10回程度行います。
① 両肩先に指先を付けます。

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② 可能な限り、肘を大きく回し、肩甲骨が動いていることを感じます。

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朝起きた時、仕事の休憩の合間、お昼ご飯を食べた後など、毎日の生活の中に運動を取り入れ、長く続けてもらえたらと思います。